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2015年06月04日

「遺贈」志的勉強会レポート!

 私たちのネットワークでは,CANPANセンターとの共催で,6月2日,NPOのための志的勉強会を開催しました。
 その様子をお伝えします!

 今回はファンドレイジング編ということで,テーマは「遺贈」。
 「弁護士が教える遺贈寄付のコツと落とし穴」と題して,当ネットワーク理事の芝池俊輝弁護士が講師を担当しました。
 公益法人・NPO関係者、行政職員、税理士、プロボノなどの外部参加者が42名、弁護士ネットワーク10名が参加しました。
 参加された方の関心も高く,多くのコメントも頂き,活発な議論ができました。
 濃密な内容でしたので,そのエッセンスをここでできるだけ公開して皆様と共有したいと思います。

1.「遺贈による寄付」と「相続財産による寄付」を分けて考えよう!
  実際に寄付をする人が違ってくるので,アプローチの仕方も変わってきます。

2.「遺贈による寄付」では,遺贈する人の立場に立って考えよう!
  NPOへの遺贈を考えている人には,「お金持ち」に限られず,相続人がいない方や,お子さんがいない方,在日外国人の方などにもいらっしゃいます。
  そして,こういった方は,たとえば「寄付先がわからない」「大した金額でないので恥ずかしい」「遺言を秘密にしたい」など,様々な悩みを抱えています。
  この悩みを感じ,どのように接していくかが,ファンドレイジングの出発点にもなります。
  あるイギリスの団体のホームページが参考になるということでしたので,ここでも紹介いたします。
  http://knowhownonprofit.org/how-to/how-to-ask-for-legacies-guide

3.「相続財産による寄付」では,「遺贈による寄付」との違いを意識して考えよう!
  相続財産を寄付するのは,遺産分割か遺贈で財産を取得した人です。そういった方の中で寄付を考えているのは相続税対策に関心がある方,亡くなった方の遺志を継ぎたいと思っている方,相続財産を社会に役立てたいと思っている方などがいらっしゃいます。
  そういった方に向けて,きちんとアプローチをとっていくことが必要です。

4.遺贈・相続財産の寄付を受ける場合の注意点を若干!
  遺言の有効性や遺留分の問題はないか,
  包括遺贈の場合では債務はどの程度か,
  不動産を譲り受けてしまって大丈夫か,
  などなど,様々な問題があり,個々のケースによって様々です。
  実際に遺贈などを受けるにあたって不安・不明な点があれば,専門家にご相談頂くのが賢明です。
  (もちろん当ネットワークもご利用ください。)

 長くなってしまいましたが,どれも大事なことですので,まとめてみました。
 遺贈のことで気になることがあったときに,「弁護士ネットワークのブログがあったような」と思い出してもらえたら嬉しいです。
 参加者の方からは,現場で困った事例などもたくさんコメント頂きました。ありがとうございました。
 講師の芝池俊輝弁護士など,当日の様子は,写真をご覧ください。

 次回は7月6日(月)19時〜,コンプライアンス編になります。こちらもご期待くださいませ!

NPOのための弁護士ネットワーク
(日向寺)

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posted by 日向寺 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント情報
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