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春期集中コース2012 事前研修5日目 [2012年03月01日(Thu)]

NPO・NGOインターンシッププログラム春期集中コース
事前研修5日目を2月18日(土)に行いました。

5日目は、待ちに待ったインターン先団体の発表の日です。
どきどきした雰囲気でインターン先が発表されました。

10:00-11:30 インターン先ごと打ち合わせ
インターン先が発表された後、インターン先ごとにわかれ受入れ担当者と今後について話し合いました。

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11:30-12:00 中間研修、契約書について
中間研修の案内や、契約書について説明しました。

13:00-15:30 聴く力を養うワークショップ
講師:赤澤清孝(ユースビジョン)

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「聴くこと」について3人1グループにわかれ、それぞれA・B・観察者の役になりローテーションで役割を変わっていきました。
AとBが会話を行い、観察者は2人の会話のやりとりの中で「声の調子や顔の表情」など気づいたことを観察メモに記入しました。
毎回ワークを終えるごとに、感じたことなどを紙に書き、観察者から残り2人へ観察していて感じたことなどを話し、また話していた2人からも実際にどんなことを感じたなど、ふりかえりの時間をとりました。
ワークを通して、「聴くこと」について何が大事かを赤澤より講義がありました。

インターン生は、「普段の会話を適当にしていたのかを痛感した」「自分が普段から気づいているクセだけでなく、盲点だったことも指摘してもらえた」など
改めて普段からの会話を考えさせられたようでした。

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15:30-16:00 事務連絡・セールスフォースについて
インターン活動後に、毎回ふりかえりの記録としてセールスフォースの説明を行いました。

16:00-17:00 今後のインターン活動に向けての宣言
長かった5日間の事前研修をふりかえって、「気づいたこと」と「今後達成したい目標」をそれぞれ宣言しました。

赤澤からは、今後インターン活動を行うにあたって、やりたいことだけをするのではなく、求められていることは何か、そして自分ができることは何か考え行動することが大事と「やりたいこと・求められていること・できること」という言葉が送られ、事前研修を終えました。

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次の日から早速インターンがスタートする!という団体もあり、インターン生はわくわくしながら会場を後にしました。
春期集中コース2012 事前研修4日目 [2012年03月01日(Thu)]

NPO・NGOインターンシッププログラム春期集中コース
事前研修4日目を2月17日(金)に行いました。

4日目は、『中間支援』がテーマとし、講義・ワークショップが行われました。

10:00-13:00 講義・ワークショップE
講師:高橋あゆみ(ユースビジョン)

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午前中は、ユースビジョンの高橋より「NPO・NGOで働くとは?」というテーマについて、講義を行いました。
はじめにインターン生へ「NPOのイメージ」と「NPOで働くイメージ」を聞きました。
「NPOのイメージ」
人が好き、非営利、やりがい、社会貢献、無料 など

「NPOで働くイメージ」
きつそう、走りまわっているイメージ、色々な人が関わる連携、支援活動 など

ユースビジョンが、2009年度に行った若年層NPO・NGOスタッフ就業実態調査の結果をまとめた報告書をもとに、NPOの仕事について講義を行いました。
また現在どのような経緯で働くことになったのか、自身の経験をもとに話をしました。

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14:00-17:00 講義・ワークショップF
講師:百崎久美子さん(きょうとNPOセンター)

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午後はきょうとNPOセンターの百崎さんをお招きし、NPO・NGOについて、きょうとNPOセンターについてのお話や、百崎さんのこれまでと今の仕事についてお話をいただきました。

講義後は、実際にKNCの職員となりきって地域団体との関わりを体験するロールプレイングを行いました。
ロールプレイングではセンター職員になりきった上で、どのように地域団体と関わるのか、どのように地域団体へセンターが意図していることを伝えるのかなどを体験しました。
3人1グループにわかれ、それぞれがセンター職員、地域団体A、地域団体Bになりきりローテーションを行いました。その後、ふりかえりの時間をとり、
「団体と話をするときに気をつけたこと」「難しかったこと、困ったこと」「気づいたこと」「心に残った一言」を発表し合いました。

ただ単にお願いするのではなく、相手のことを考えながらこちらの意図を話すのが難しかった!という声がたくさんありつつも、グループによって心に残った一言が全く違う言葉であったりし、インターン生の試行錯誤がうかがえました。

ロールプレイングを終えた後、百崎さんより
「地域団体さんがこの企画に参加しようと思う奥には何かあるはずだから、それを聴き出すこと、向き合うことが大事では」というメッセージがインターン生へ送られました。

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疲れ気味な4日目でしたが、最後はいきいきとした顔で百崎さんのメッセージに耳を傾けていました。

5日目へ続く
春期集中コース2012 事前研修3日目 [2012年03月01日(Thu)]

NPO・NGOインターンシッププログラム春期集中コース
事前研修3日目を2月16日(木)に行いました。

3日目は、午前中は京都海外協力協会で働いている西村さんのライフストーリーや京都海外協力協会についてお話を聴きました。
午後は、インターン先団体によるプロジェクトの説明、その後ブースを設けて詳しい説明を聴く時間を取りました。

10:00-12:00 講義・ワークショップD
講師:西村崇さん(京都海外協力協会)

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午前中は、京都海外協力協会の西村さんをお招きし、西村さん自身のライフストーリーをお聴きしました。
大学生活でトルコへ行ったことがきっかけから、観光開発の問題に出会う。その後、「観光」「地域開発」などをキーワードに様々な職業に携わり、京都海外協力協会とJICAで働かれているとのこと。

西村さんのライフストーリーの後は、京都海外協力協会の説明と今回のインターンプロジェクトの説明をお話いただきました。
その後、JICAでどんな活動をされているのかも紹介いただき、国際協力をテーマにインターン生は様々なことを質問していました。

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13:00-16:00 プロジェクト説明・ブース説明
午後は各プロジェクトの受入れ担当者をお招きし、団体の説明やプロジェクトの詳しい説明をお聴きしました。
その後、具体的な活動内容をさらに聴いてみたい団体のブースへ行き、個別に説明を聴く時間をとりました。
真剣な面持ちで活動内容を聴く姿勢が見られ、インターンに対する思いがひしひしと伝わってきました。

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希望する団体を選び、3日目の研修を終えました。

4日目に続く。
春期集中コース2012 事前研修2日目 [2012年03月01日(Thu)]

NPO・NGOインターンシッププログラム春期集中コース
事前研修2日目を2月15日(水)に行いました。

1日目は緊張した面持ちで事務所へ来たインターン生たちは、2日目になるとそれぞれの机で来た人たちから集まって話をしていました。

2日目の午前中は、「ユースワーク」について、午後は、「被災地復興支援」について学びました。

10:00-13:00 講義・ワークショップA
講師:青木理紗さん(京都市ユースサービス協会)

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午前は、京都市ユースサービス協会の青木さんをお招きし、ユースサービス協会について、職場である山科青少年活動センターの紹介などふまえ、「ユースワーク」について学びました。

イギリスのユースサービスの定義(2004年から)では、
「ユースワーク」は、楽しさとチャレンジとを学びに結びつけた、“非公式的な教育”を通して若者が自分自身のこと、周りの人々のこと、そして社会のことを知っていけるように手助けするとのこと。
ワークでは、「身近なユースワークを考よう」ということで、グループにわかれ、身近なユースワークについてインターン生で考えを出し発表し合いました。

発表では、下記のような様々な意見が出ました。
場を与える、支える、情報を与える、学校の先生や先輩、部活のコーチ、ボラセンの職員など、場をつくって人と人とのごたごたに介入する感じ(場をつくる)
⇒若者の成長の支援する人!が、ユースワーク?

何かを教えてくれる人、自分を知って、自分と他人は違うんだと理解して相手の立場や状況をみている人
⇒ユースワーク?



それぞれの発表をきいて議論を深めていく中で、「ユースワーク」とはなんだろうか?と考え込み出すインターン生もおり、「ユースワーク」について深く考える機会になりました。

最後に青木さんより「いろんなところで発生する可能性(関わる、関わり方)がいろんな場でおこるということを持って帰ってほしい」というメッセージがあり、午前の講義が終わりました。

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14:00-17:00 
講義B
講師:兼子佳恵さん(石巻復興支援ネットワーク)
講義C
講師:畠 一樹さん(つなプロ気仙沼)

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午後は東北で活動をされている石巻復興支援ネットワークの兼子さんと、つなプロ気仙沼の畠さんをお招きし、3.11以降の現地の状況や現在の活動についてお話いただきました。

お話を聞いた後は質疑応答の時間を取りました。
学生ボランティアができることはありますか?
という質問に対しては、まだまだたくさんあると兼子さん。

また、畠さんに学生ボランティアに対する要望は?とお聞きしたところ、
「現地のために」も嬉しいが、「自分のために」も持って欲しい。
「こんなことができる!」「こんなことを活かしてください」などを言ってほしい。しかし、押し付けではなく、現地の人のことを理解して主体的に、寄り添って、配慮の気持ちを持っていてほしいなど、インターン生へメッセージが送られた。

ボランティア活動で被災地へ活動したインターン生もいれば、現地の方のお話を聴くことが初めてで、テレビなどでは聴くことができない話を聴き、各々に思うことがある様子でした。

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もやもやを抱えながら2日目の研修を終えました。

3日目へ続く。
春期集中コース2012 事前研修1日目 [2012年03月01日(Thu)]

2012年2月14日(火)から18日(土)の5日間、Flag三条セミナールームにて、NPO・NGOインターンシッププログラム春期集中コース事前研修を行いました。

緊張した面持ちでセミナールームへ来られたインターン生19名が事前研修1日目に参加しました。

2月14日(火)<事前研修1日目>
プログラム:
10:00- 春期インターン概要説明・ユースビジョンの説明
はじめに赤澤より、今期の春期インターンの概要とユースビジョンの成り立ちの紹介等の話がありました。

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10:30- アイスブレイク
どんな人がこのインターンに参加しているのか、自己紹介を含むアイスブレイクを行いました。
はじめに1つの輪になり、A3の用紙を4つに折り、左上に「名前、所属、今の気持ち」を発表しました。

『どきどきしている、緊張している、仲良くなりたい、わくわくしている』など、新たな出会いに緊張している様子と、期待や楽しみにしている様子が伺えました。

次に、左下に「大切にしている物3つ」、右下に「これまでで一番印象に残っているボランティア活動」を書いて、3人1組になって共有し合いました。

最後に、右上にこのプログラムで得たいこと、達成したいことを記入し、また全体で輪になって共有しました。
多角的視点を持ちたい、同じインターン生と仲を深めたい、NPOについて深めたいなど様々な想いを共有しました。

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11:00-13:00 講義・ワークショップ「ボランティアについて」
アイスブレイク後は、ボランティアについて深める講義・ワークショップを行いました。
「ボランティアについて」この人はボランティアといえるのか?質問が書かれた紙に答え、理由を紙に記入しました。
その後、全体でこの人はボランティアといえるか?という質問に対してYesかNoで挙げました。

その後、グループにわかれ、それぞれの理由を共有しあった上で、
再度YesかNoかを挙げました。

各質問に対して、
人のためにしているからボランティアだ、という理由や
「社長から頼まれた」という参加動機があるからNoなど
それぞれが考える理由があり、ボランティアとは何か、深く考える時間となりました。

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その後、赤澤よりボランティアについて講義を行いました。
また、大学生がボラティア活動に参加する意義や意味は?という問いかけもあり、ボランティアについて向き合い深く考える時間となりました。


14:00-17:00 講義・ワークショップ@
講師:大下宗幸さん(地域環境デザイン研究所ecotone)

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午後は、地域環境デザイン研究所ecotoneの大下さんを講師でお招きし、
地球サミットinブラジル・リオデジャネイロ(1992)でのセヴァン・カリス=スズキさんの映像を実際に見たりするなど、環境問題からエコトーンについて、そして環境対策支援便について学びました。

ワークでは、「環境に配慮したイベントを作ろう!」ということで、4グループに分かれ、下記の項目を中心に環境に配慮したイベントのコンテンツを作成した。
項目:ごみ、エネルギー、商品選択購入、会場・交通、啓発、その他

各グループで考えたイベントでは、
昼間に開催中は、太陽の光を使用して夜は廃油キャンドルで光の代わりにする、
My食器、Myコップはもちろん、食器が買えるようなブースを設ける、
イベント会場内での移動は自転車で移動する、など
さまざまなコンテンツが含まれたイベントを各グループが発表しあいました。

グループワーク後は大下さんより、リユース食器導入支援について、そして今後ついての講義がありました。

地球環境サミットin リオデジャネイロから何が変わった?という問いがあり、
具的的に京都市の事例が紹介されました。
社会変化がありつつも、今後に向けての課題は非日常のおまつり・イベント出の活動ではなく、日常的な仕掛けが必要とのこと。特別なことをしなくても、あたりまえのように環境に配慮した商品・サービスを選択することができる社会を実現することが課題というお話があり、講義を終えました。

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インターン生にとって、研修初日ということもあり、たくさんの人といろんな話ができ、いろんな考え方に触れる機会になったこと、ボランティアや環境について深く考えることができたことなど、とても刺激的な一日となったという感想がありました。
長時間の研修時間で疲れも感じつつ、次の日の研修を楽しみにしながらインターン生は会場をあとにしました。


2日目へ続く