福島県いわき市では、先日の余震(余震というには大き過ぎる震度6弱の余震)の影響で、復旧した配水設備が大きな被害を受け、再び断水状態となりました。避難所生活を終えた人も、また避難所に戻りました。高速道路の常磐道も、いわき中央ICまで通行可能だったものが、その手前のいわき勿来ICまでになってしまいました。東日本大震災発生以来、多くの方の努力でこれまで積み上げてきたものが、再びふりだしに戻ったということで、かなり重苦しい雰囲気となっているそうです。
そこで、いわき市勿来地区災害ボランティアセンターの要請に応じるべく、東海村で協力いただいている組織の施設に保管してあったお水を、昨日いわきに届けました!配送や搬入・搬出作業には生活協同組合 パルシステム茨城の中村さんに大きなご協力をいただきました。また、搬出作業には東海村社会福祉協議会の多くの職員の方にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
いわき市に届けられたお水は、実は鹿児島から来たものです。鹿児島で市民のカンパによって集められたお金で購入され、今週茨城に到着しました。遠く九州の鹿児島から福島県いわき市へ、被災者支援のあたたかい想いが届けられています。ありがとうございます。
以下の文はいわき市勿来(ナコソ)地区で救援活動を続けている国際協力NGOシャプラニールからの報告です。
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いわき市では、3月11日の地震以降、多くの地域で断水し、徐々に水道復旧が進んできたところでした。それでも4月11日の地震前でも10%近くの地域でまだ水道の復旧がされていませんでした。
その後4月11日の地震により、断水がいわき市ほぼ全域。徐々に復旧作業が進められてはいるものの、3月13日時点で復旧率45%です。水道が復旧されていない地域の方々の中でも給水所に水を取りにいけない人や施設(高齢者や障がい者など)を中心に配布します。水がでないということは、生活をしていくうえでとても大変です。食べ物飲み物だけではなく、トイレ、洗濯、お風呂も利用できません。食器、手、などを洗うのにも困るため、衛生面でも困ります。
今回お水を提供いただけたこと、心より感謝申し上げます。
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コモンズ事務局 大野(IDがないので、「みとのペンコ」さんのIDを使わせてもらっています)
検索用タグ:東日本巨大地震、震災、支援、復興、茨城、NPO、ボランティア、コモンズ、つくば市民大学
2011年04月14日
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勿来地区災害ボランティアセンタ- 大野章子です。
今回のいわき市勿来地区での、復興へのご支援・御協力本当にありがとうございます。
お届けいただいた水については、近くの避難所の炊き出しや、介護施設への提供などに使わせて頂いております。
突然の断水に不安でいっぱいだった皆さまに笑顔を届けることができました。
ありがとうございました!!
また、今後もいろいろとご相談させて頂ければと思っております。
ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。