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2011年03月18日

北茨城の状況

以下の文はウィラブ北茨城という、我々の仲間のNPOからのeメールの抜粋です(本人の掲載許可を得ています)。気丈にも耐え抜いているこの仲間たちに、なんとか早く支援を。そんな気持ちにさせられます。


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3月15日(火)午前7時


私達は元気です!先程(AM2時半頃)、4日ぶりに街に明かりが戻りました!

ご心配をお掛けしていると思い、この時間に茨城県北茨城市の情報をお伝えします。

宮城、岩手、福島の被害が甚大なことはラジオのニュースで知りましたが、この茨城(特に県北地方沿岸部)でも大きな被害が出ています。


(現状)
国道6号線沿線の海岸よりの家屋は津波にて倒壊または流失してしまいました。

死者行方不明者等多数ということですが、市または、消防本部の情報も錯綜しており、正確な情報は判明次第、カメラ映像ともどもお伝えいたします。

特に、市の北側に位置する港町(大津港、平潟港)は悲惨な有様です。

船舶や車両などが町の家々に突き刺さっている有様で、車も通れないような有様です。

被災者の多くは、市の体育館や市役所ロビーなどに避難し、寒く暗い中で眠れない日々を送っています。

海岸から2〜3kmほど山側に入ると津波の影響はなく、ブロック塀の倒壊や、屋根瓦の損壊、道路の段差が生じている程度で、電気、飲料水とガス、移動手段のガソリンが無い状況です。

スーパーやコンビニなども、電気が無いため開店できず、食料が思うように手に入りません。

緊急支援物資も届き始めてますので、毛布、おにぎりや水など最低限のものは何とかなっているようです。

通信手段は、赤電話など公衆電話は無料開放していますが、順番待ちの人達が長い列を作っています。

携帯電話は、11日当日は繋がったのですが現在は繋がりにくい状況です。


(本会の状況)
ディサービス(10人対応)に、一時は25人以上の高齢者が避難していましたが、ご家族との連絡もつき、今は5人ほどの独居高齢者のみお預かりして宿泊しています。

自慢して良いかどうかわかりませんが、中核スタッフ7人も自宅にも戻らずにその方々のお世話をしているところです。

本会の位置は海岸から5kmほど山に入ったところであり、元々、山小屋風のイメージで建てましたので、暖房は薪ストーブ、飲料水は2万5千坪の紫陽花庭園に湧き出る天然アルカリイオン水が有るお陰で困ることなく、スタッフたちが持ち寄った食料や酒?などで、余震が続く中でも結構楽しく過ごしています。

昨日からスタッフの方たちや私も、交代で時間を取り家に戻ってはいますが、おもちゃ箱をひっくり返したような状況なので、余震状態が沈静化したら徐々に片付けることにしました。


(支援して欲しいこと)
ボランティアの受け入れ態勢、指示命令系統、救援物資などの手配など、作戦本部機能が混沌としています。

阪神淡路、新潟大震災時のセンター機構を熟知している方々が来て頂ければありがたいです。

そのうえで、片付けボラ、子供預かりボラ、メンタルケアボラ、障害者、虚弱高齢者などの移動サービスボラ(ただ、福祉車両を持ち込んでいただいても燃料が無いので・・・)

政府が各石油会社に備蓄分の一部を緊急に配給するということなので、明日辺りからはガソリンスタンドなども開業するとは思いますが不明です。

今から、市役所に出向き、ボランティアの受け入れ状況や必要物資などを聞いてきますので、お昼までには連絡できるかと思います。

その際は皆様方からのご支援をよろしくお願いいたします。
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3月16日(水)午前7時


震災6日目。不便な中にもどうにか生活リズムを取り戻しつつあります。

未だ、市中の一部地域では電気が通らず、水道も出ない状況が続いています。

何処でも同様でしょうが、GSには長蛇の列。

また、昨夜の雨では屋根が壊れた家屋で雨漏りが頻出しています。

地震、津波、放射能と未曾有の災難続きで、被災者の皆様たちの心が折れてしまわないか・・・。


本会は、期せずして「宅老所」になっています。

県の介護保険室の担当官などはどう思っているのでしょうか。

スペースがどうの、消防法がどうのなどと杓子定規なことを言うのでしょうか。

本会のような小規模事業所では、食料や生活必需品(トイレットペーパーなど)は何とか間に合いますが、市内の大きな施設では、職員や利用者家族から米などを実費で購入し提供しているようです。

100人、150人の入所者の生活を守ることは、理屈や道理を越えた職員の献身的な犠牲の上に成り立っているのでしょう。

とにかく、救援物資の殆どは市が設置した16箇所の避難所のみに配給されているようですが、本会や他の介護施設などには配られていない。

宅急便や郵便物なども、ガソリンが無い為に動けないようで、市内の道路は閑散としています。


とにかく、あと一日経てば、あと一週間経てば・・・。

生きていられているだけでも幸と思います。 

この北茨城市よりも悲惨な状況にある宮城、山縣、福島の方々、とにかく頑張ってと祈ります。
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3月16日(水)午後2時


○○様

心強い応援メールありがとうございます。

○○さん始め、知人、友人、友好団体からも応援のメールが届いており、それぞれのご家庭も大変なのにありがたいことです。

私の精神構造は他の方々と違うのかもしれませんが、開き直って生活しています。

こんな状況の中で、反対にチャンス!とさえ思ってしまう私は、やはり変なのでしょうか。

「地域で助け合い」の機運がこの茨城は少々希薄だったけど、こういった災難があれば強まるのでは・・・と。

○○さんからの連絡で、障がい者施設状況と常磐高速道路の緊急車両通行許可について、市のほうに問い合わせました。

・障がい者施設および高齢者施設などは建物は無事、入居者の生活も何事も無くとまでは言えませんが、何とかやりくりしているようです。

・高速道路使用許可については、何とも答えられないとのことです〜必要なら、直接市長室に行きます。

【ニーズについて】

・障害者施設系⇒国からの通達に基づいて、各施設に緊急アンケートを実施している、明日の夕方4時ごろには判明する。

・高齢者施設系⇒特養、老健、グループホーム、通所施設など、全ての事業所で紙オムツ、食品(米以外の副食材)が足りなくなってきている。
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3月16日(水)午後5時


北茨城市全域は未だにガソリンや水が有りません。

また、買い置きの食料も6日を過ぎようとして枯渇してきています。

避難所に非難している方々は、何とか最低限の食事は取れているようですが、高齢者などを超法規的に預かっている市内の各事業所に対してニーズ調査を行いました。

宮城・福島・山形への支援が最優先であることは勿論ですが、本市の災害難民にも少々ご支援くださればありがたいです。

支援物資などは本会宛に送っていただければ、責任を持って分配したいと考えています。

よろしくお願いいたします。
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3月17日(木)午前9時


震災当日より家に帰らずに頑張っているスタッフの家が全壊しました。

「もう、此処に住みつくしかないや!」と、半ば諦め顔で頑張っています。

また聞きなので真偽は定かではありませんが、隣町の高萩市では町の水源であるダムが決壊の恐れが有り、自衛隊などが向かったとのことです。

仮に決壊すると、町の殆どは水没する恐れが生じる恐れが有ります。
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3月18日(金)午前9時


福島原発の冷却作業が続くが、顕著な効果は上がっていない様子。

自家用車の燃料も残り少ないが、今朝も北茨城市中心地辺りまで視察してきたが、給油予定のあるGSには約3kmの車の列。

先頭車両の方は、昨夕から10時間以上待っているとの事。

そんな中でも、通勤車両も結構いる。

非日常風景と日常生活風景がごちゃ混ぜに、時間と日にちが流れている。

スタッフや宿泊高齢者たちは、私の一挙一動に敏感になっているので、なんとも無い風を装っている。

今夕には重大な決断をしなければならないが、事態の好転を祈るしかない。

この一週間で、自衛隊や緊急支援車両の姿は2度ほど見かけたが、支援の手は広がっているのだろうか。

やはり、福島、宮城に相当数が行っているのだろう。

先ずは、命、次にQOL、さらに通常生活の確保となるのだが、北茨城市はいずれの状況も混在している。

「果報は寝て待て」「待てば海路の日よりあり」「急がば回れ」「人間万事塞翁が馬」・・・次々と諺が浮かぶ。
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コモンズ事務局 大野(IDがないので、「みとのうめ」さんのIDを使わせてもらっています)


検索用タグ:東日本巨大地震、震災、支援、復興、茨城、NPO、ボランティア、コモンズ
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Excerpt: 茨城NPOセンターコモンズの支援物資輸送に協力します。 以下の物資を本園にお持ちくだされば、必ずコモンズを通じ...
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Tracked: 2011-03-19 11:33

北茨城の現状
Excerpt: 北茨城市の現状がコモンズのブログに載ってます。転載します。 http://blog.canpan.info/npocommons/archive/55 &...
Weblog: 赤塚みなみ保育園
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