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2019年11月11日

【会計基準】間違いの多かった問題 (実践アドバンス)

第2回実NPO法人会計力検定(2019年8月実施)
「実践アドバンス」レベルにおいて、
間違いの多かった問題をご紹介します。

【NPO法人会計基準】について
NPO法人会計基準に準拠した財務諸表を作成する
ことができるかどうかが問われました。

特に「財務諸表の注記」の作成について、非常に
苦労された方が多く見かけられました。

「使途等が制約された寄付等の内訳」
(実践テキスト(下)18P)
NO87.png

この項目の目的は、使途が制約された寄付等について
「どういうものをなんの目的でいくら取得して、いくら使ったのか」を
説明するためのものであり、外部報告の点からも、
注記の中でも最も重要な項目となります。

「当期増加額」は、活動計算書の収益項目「受取助成金等の額、もしくは
使途指定がある寄付金等の額」と一致します。
「当期減少額」は、収益に計上したものを事業年度中に使用した額です。

使用しなかった場合には返還義務のある助成金や補助金等については、
事業年度中に使用しなかった場合には、前受金として処理をするため、
収益に計上しません。この点について、間違いが多くみられました。

「固定資産の増減内訳」
(実践テキスト(下)23P)
NO88.png

この項目の目的は、固定資産について
「当事業年度中に取得、減少したことを説明すること」を目的
としているものであり、「減価償却費」を見せる「減価償却明細書」
とは違うことを理解する必要があります。

また、助成金などを取得して固定資産を購入した場合などには
上記「使途等が制約された寄付等の内訳」と連動して、説明責任を
果たすための項目となっています。

「期首取得価額」「期末取得価額」は、購入したときの金額ですが、
「期首簿価」と勘違いしているケースが多くありました。

これらの注記の項目は、NPO法人会計基準独特で、
NPO法人が従来、収支計算書を使用していたことを引き継いで
いる重要な部分です。

これらの表を完成させるためには、計算書類のうちの
どの金額をいれるべきなのか、をきちんと押さえておく必要があります。
フォーマットを雰囲気で覚えるのではなく、項目ごとの意味を
理解しておきましょう。
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

【NPO知識】間違いが多かった問題(実践アドバンス)

第2回実NPO法人会計力検定(2019年8月実施)
「実践アドバンス」レベルにおいて、
間違いの多かった問題をご紹介します。

【NPO知識】について
アドバンスでは、NPO法人のスタッフとして、
NPO法人のガバナンス、組織管理に関する問題が出題されました。
定款、総会・理事会、理事・監事・理事長に関して、それぞれの
役割や責任・権限の在り方、具体的な運営上のルールなどの正確な
理解を目的としています。

問:正しい場合には〇、間違っている場合には×

1)NPO法人はガバナンス確率のために、社員総会及び理事会を
設置し、法定の人数以上の役員を選任しなければならない。

2)NPO法人の正会員(社員)ではなくても理事になれるが、
理事長(代表理事)だけは正会員であることが必要とされている。

3)理事会で法人所有の中古車売却を審議した席上、理事長が
寄付を兼ねて市場価格より高値で買い取ると申し出た。法人に
とって有利なため、全員賛成により承認された。

回答は、いずれも間違い「×」です。
1)「理事会」法定されていません。
2)理事長も正会員であることが必要ではありません。
3)「全員」ではなく理事長は議決から外れる必要があります。

問:空欄に語句を

1)NPO法は、業務の執行について、「定款に特別の定めが
ないときは、理事の(   )をもって決する」と定めている。

2)監事は法人から監査業務について委任をうけた立場にあり、
管理者に求められる(   )をもってその職務を遂行する
義務を負っている。

回答
1)過半数、 2)善管注意義務

上記、いずれも総会や理事会等の運営に関与していない場合には
少し難しいかもしれませんが、NPO法人の運営には必須の知識と
なりますので、復習しておきましょう。
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

2019年10月26日

【会計知識:仕訳】間違いの多かった問題 (実践ベーシック)

第2回実NPO法人会計力検定(2019年8月実施)
「実践ベーシック」レベルにおいて、
間違いの多かった問題をご紹介します。

【会計知識】について
実践レベルにおいては、NPO法人の現場において
困ることなく会計処理ができるレベルであることを
想定しています。
そのため、仕訳作成問題については穴埋めではなく
実際に「仕訳を書く」問題となっています。

今回の試験において平均点が低く、合格率も低かった
一番の理由は「仕訳を書く」ことについて
ハードルが高かったようです。
「借方、貸方の科目の配置間違い」「日付の記入漏れ」が
目立ち、また、摘要においては「内容を理解していない」と
思われる事柄を記載しているケースもありました。

-------------------------------------------------
理事AがNPO法人甲乙に貸付けを行うこととなり
50万円が普通預金口座に振り込まれた
-------------------------------------------------
この仕訳は、NPO法人甲乙からみて
「理事Aから、借入をした」と理解します。

借方:普通預金
貸方:短期借入金
摘要:理事Aより借入

このようになりますが、摘要に
「理事Aに貸付け」という記載が多く見られました。
そうすると、内容が違ってきてしまいます。

「お金の動きに伴う事象を正しく理解しているかどうか」は、
とても重要となります。
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

【会計基準】間違いの多かった問題 (実践ベーシック)

第2回実NPO法人会計力検定(2019年8月実施)
「実践ベーシック」レベルにおいて、
間違いの多かった問題をご紹介します。

【NPO法人会計基準】について
NPO法人会計基準の目的や基本的な考え方、
財務諸表の体系と構造などについて、当検定テキストの
「基本」で学んだ内容を再確認する問題が出ました。

◆財務諸表の注記
注記の記載項目で決められているのは10項目です。
このうち
「該当する内容がある場合には記載義務があるもの」と
「記載することは、法人の任意であるもの」との区別をする
問いが出されました。以下の10項目のうち、「該当する
内容がある場合には記載義務があるもの」は7項目あります。
どの項目か、わかりますか。

1.重要な会計方針
2.会計方針の変更
3.事業別損益の状況
4.施設の提供等の物的サービスの受入の内訳
5.活動の原価の算定にあたって必要なボランティアによる
  役務の提供の内訳
6.使途等が制約された寄付等の内訳
7.固定資産の増減の内訳
8.借入金の増減の内訳
9.役員及びその近親者との取引の内容
10.その他特定非営利活動法人の資産、負債及び正味財産の
  状態並びに正味財産の増減の状況を明らかにするために
  必要な事項

「記載義務」があるものは、
1、2、6,7,8,9,10 の7つです。
10番目は任意のようですが記載義務があります。
次年度以降の財務諸表に影響をあたえるような重要性が高い
事項であると判断される事柄がある場合には記載します。

「記載するかどうかは、任意選択」は、3,4,5 の3つです。
特に、事業別損益の状況については、法人の任意選択事項です。
記載する場合には、「なにを、どのように外部に伝えるべきなのか」
を、しっかりと法人内部で議論しておくことが大切です。

◆NPO法人会計基準が定めている財務諸表について
各項目が決められているのですが、それらの項目名について
正しく覚えて書ける方が非常に少ない状態でした。

特に、貸借対照表の正味財産の部についての問いは
苦戦された方が多くありました。

----------------------------------------------------
正味財産の部は、(  @  )と(  A  )の
二つから成り立っています。
----------------------------------------------------

@は、前期繰越正味財産
Aは、当期正味財産増減額

自己資本や、利益剰余金などの解答もありましたが、
この点が、企業の財務諸表との違いの大切な部分となります。

決算書類を作成した際に、自法人の書類に
「NPO法人会計基準に準拠しています」と記載する場合には、
やはり基本的な項目、体系などは押さえておく必要があるでしょう。
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

【NPO知識】間違いの多かった問題 (実践ベーシック)

第2回実NPO法人会計力検定(2019年8月実施)
「実践ベーシック」レベルにおいて、
間違いの多かった問題をご紹介します。

【NPO知識】について
ベーシックでは、NPO法人のスタッフとして、
NPO法の理解に関する問題が出題されました。

NPO法の第1条、第2条は、当検定テキスト「入門編」で
最初に学んだ内容です。
---------------------------------------------------------------------------
第一条
この法律は、特定非営利活動を行う団体に(  1  )を付与する
こと並びに(  2  )及び事業活動が適正であって(  3  )に
資する特定非営利活動法人の認定に係る制度を設けること等により、
ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な(  4  )としての
特定非営利活動の(  5  )を促進し、もって公益の増進に寄与する
ことを目的とする。
---------------------------------------------------------------------------

問題は、用語群に提示されている文言から選択する形でしたが、
なかなか苦戦された方が多かったようです。
解答は、以下の5つとなります。

1.法人格
2.運営組織
3.公益の増進
4.社会貢献活動
5.健全な発展

5つの中でも、間違いの多かったのは、
2番目の「運営組織」でした。

NPO法人として活動するにあたって、基本的な事
として、再確認しておきましょう。
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

2019年04月27日

「基本編」間違いが多かった問題

今回、「NPO法人会計基準」に関する問題についての
解答に間違いが目立ちました。

NPO法人会計基準の目的は、次の5つです。

(1)NPO法人の会計報告の質を高め、
NPO法人の健全な運営に資すること

(2)財務の視点から、NPO法人の活動を適正に把握し、
NPO法人の継続可能性を示すこと

(3)NPO法人を運営する者が、受託した責任を適切に
果たしたか否かを明らかにすること

(4)NPO法人の財務諸表等の信頼性を高め、比較可能にし、
理解を容易にすること

(5)NPO法人の財務諸表等の作成責任者に会計の指針を
提供すること

さて、難しい日本語が並んでいるので、抵抗感があるかもしれません。
でも、NPO法人会計基準に準拠した財務諸表等を作成するとき、
「目的」を理解しておくことで、何かを悩んだときに、
判断基準として助けになります。

難しくて悩んだかもしれません。今一度、復習してみましょう!
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

「基本編」間違いが多かった問題

今回、「NPO法人会計基準」に関する問題についての
解答に間違いが目立ちました。

NPO法人会計基準の目的は、次の5つです。

(1)NPO法人の会計報告の質を高め、
NPO法人の健全な運営に資すること

(2)財務の視点から、NPO法人の活動を適正に把握し、
NPO法人の継続可能性を示すこと

(3)NPO法人を運営する者が、受託した責任を適切に
果たしたか否かを明らかにすること

(4)NPO法人の財務諸表等の信頼性を高め、比較可能にし、
理解を容易にすること

(5)NPO法人の財務諸表等の作成責任者に会計の指針を
提供すること

さて、難しい日本語が並んでいるので、抵抗感があるかもしれません。
でも、NPO法人会計基準に準拠した財務諸表等を作成するとき、
「目的」を理解しておくことで、何かを悩んだときに、
判断基準として助けになります。

難しくて悩んだかもしれません。今一度、復習してみましょう!
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

「入門編」で気になる解答

第2回NPO法人会計力検定「入門編」で
気になる解答について、取り上げます。

NPO法人会計基準に関する問いの中で、
次のような問いがありました。

@一定時点で、法人の財政状態を表す報告書として
 (     )を作成する

A一定期間に、財産が増減した理由を示す報告書として
 (     )を作成する

この問いで(  )に該当する単語を解答欄に
記入する問いですが、案外、正しく書けていない人が目立ちました。
皆様は、正しく漢字で書けますか?

ここでのポイントは「一定時点」か「一定期間」かです。
貸借対照表と活動計算書の違いは重要ですから、しっかり理解しておきましょう。

貸借対照表では、前期にあった財産が、当期にこれだけ増えて(減って)、
○年○月○日現在、いくらになりました!「=財政状態」がわかります。

では、なぜ増えたのか(減ったのか)は、○年〇月○日から○年○月○日までの間に
これだけ収益があって、これだけ費用がでていったのでこの結果になりました、と
「財産が増減した理由」を説明できるのが、活動計算書です。

ここは、大切なポイントですね♪
posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

2019年04月08日

「入門編」間違いの多かった問題

第2回NPO法人会計力検定「入門編」にて
間違いの多かった問題を取り上げてみます。

正しいものには○を、間違っている場合は×を

@NPOとは特定非営利活動法人のことである

ANPO法人が発行する領収書については、印紙税は非課税である

これについての正解はいかがでしょうか?

@は「×」です
「NPO」は、もっと範囲が広く、
さまざまな分野の社会貢献活動を行い、構成員に対して利益を分配しない
団体の総称のこと、ですね。

Aは「○」です
NPO法人の場合には、剰余金の分配をNPO法が禁じていることから、
印紙税法上は公益法人等に該当し、発行する領収書に収入印紙を
貼る必要はありませんね。
ただし、契約書には必要ですので注意しましょう。

posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例

2018年07月28日

悩ましい問題(基本T)


非常に悩ましい問題」を取り上げてみます。

基本Tのテキストには「ファイリング」について
記載している章があります。ここでは、ファイリングの
重要性について触れています。

第1回NPO法人会計力検定では、このファイリングに
ついての設問もありました。

問:次の文章の内容は、〇か×か

「ファイリングの目的は、まず見た目をきれいにすることにより
事務所の美観を整えることである。そうすることで効率よく
仕事をすることができる」

回答:当検定では、この文章は「×」としています。

テキストでは、
「ファイリングは、書類や資料などを業務に役立つように一定の
ルールに従い、分類・整理することで、いつでも、誰でも、
必要なときに、必要な文書を迅速に取り出せるような仕組みを
組織的につくること」とし、「誰が何年後に見ても目的の書類を
すぐに見つけ出せるようにするのが基本の考え方」としています。

しかし、上記、検定の設問に対して
「それは人によって答えは違うのではないか」
と問われたことがあります。確かに、人によって、場所によって、
そして法人によって、ファイリングのルールは違います。
もちろん「見た目がきれいであること」ということも大切ですので
「見た目がきれいであること」を否定しているわけではありません。
が、見た目がきれいことと、「必要なときに必要な文書を
迅速に取り出せる」ことは、かならずしも一致しないのではないかと
思います。

見た目がすごく美しく整然としていても、ファイルをした本人しか
わからないようでは、その本人が不在の場合に、他者が必要な書類を
必要な時に迅速に取り出せませんね。

なかなか悩ましい問題ですが、NPO法人では非常によくあるケース
です。当検定ではこういった「現場でよくあるケース」を重要だと
考えています。


posted by 一般社団法人NPO会計力検定協会 at 10:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 問題事例