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阿部紘一郎
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パーキンソン病の在宅ケア2014(講演記録) [2014年07月08日(Tue)]
今年の梅雨は京都では雨が降りません。
この日の講演会ではとても良かったのですが、このまま雨の量が少ないと京都は干上がってしまいそうです。

通常とは異なり、事前のお申し込みを受けない初めての講演会でした。
心配していた通り、早くから多くの方が受付をお待ちいただいていたので、早めに受付を開始しましたが、何の混乱もなく静かにスムーズに入場は進みました。

基調講演会場.jpg

今回はいつもよりも車いすでご参加いただいた方が多かったように思います。
みなさん最前列で熱心に耳を傾けておられました。

基調講演前席.jpg

高橋先生の基調講演は約1時間で、初めはパーキンソン病の基礎的な知識のお話しでしたが、治療のお話しでは「Duodopa」という胃から十二指腸へ直接Lドーパ合剤をゲルで注入する治験を紹介されました。
また、iPS細胞移植の説明にも時間を割いていただき、移植するiPS細胞を新入社員に例えて、働き方を教えることや時間をかけて新入社員を見守り育てることが大切なことなど、わかりやすいお話しでした。

後半は質疑応答の時間で、京都府難病相談・支援センター センター長の神経内科医 水田先生の進行で会場から質問をいただきました。

質疑応答両先生.jpg

参加者の方からはよく勉強をされているのでしょうが、「Duodopa」の適用やiPS移植手術の詳細など専門的な質問も多くありましたが、高橋先生の丁寧でわかりやすいお答えに皆様ご納得を頂いたことと思います。

質疑応答高橋先生.jpg

高橋良輔先生は今年度「日本神経学会」(日本の神経内科医9千人で構成する)の最高峰である理事長にご就任されました。また、2017年「第23回世界神経学会議」の招致委員会委員長でもあり京都への招致を成功に導かれました。

質疑応答会場.jpg

充実したご講演と質疑応答を経て、改めて「パーキンソン病」の理解と認識を社会に啓発することの重要性を感じた講演会でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
Posted by NPO-PDSO at 18:45
7月6日「パーキンソン病の在宅ケア2014」 [2014年06月24日(Tue)]
毎年1回開催する医療講演会のお知らせです。

今年は京都大学から高橋良輔先生をお迎えします。
高橋先生は「パーキンソン病治療ガイドライン2011」作成委員会の委員長をされた方で、パーキンソン病遺伝子ネットワーク解明と新規治療開発を目指して研究を行っておられます。
また、京都大学病院では神経内科でパーキンソン病の方の治療にあたっておられます。

今回は質疑応答に50分を割いてできる限り多くの方に質問をしていただこうと考えています。
お申し込みは不要ですが、参加費1000円をいただきます。
2014年7月6日(日)14時〜16時
ひと・まち交流館京都 大会議室
定員230名

チラシ複製.jpg
Posted by NPO-PDSO at 17:54
「認知症とパーキンソン病」2014年2月2日 [2014年02月12日(Wed)]
寒さが和らぎ、少し暖かすぎる2日(日)に京都府城陽市で医療講演会を共催しました。

テーマは「認知症とパーキンソン病」
〜あなたが知らない病気の見分け方〜

第一部は杉山博先生
(独立行政法人国立病院機構 宇多野病院 院長)

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20年近く前はパーキンソン病の方は認知症になる確率はそれほど高くないように言われていましたが、ここ何年か認知症の確率が高くなると言われています。
杉山先生には認知症とパーキンソン病の種類と症状について丁寧なご説明をいただき、脳の中で何が起こっているのか、認知症とパーキンソン病のボーダーラインはどうなのか、をご説明いただきました。
高齢化や主たる疾病と合併症など、パーキンソン病が先か認知症が先かということも素人には判断が難しいようです。
検査技術がより高度化し、原因や治療法が確立されれば簡単になるのでしょうが、それはそれでまた新たな問題も起こるのかもわかりません。

第二部では杉山先生と訪問看護師、生活相談員の方と理事長の
寺松がミニシンポジウムを行いました。

皆さんの仕事でもパーキンソン病の方や認知症の方への配慮であるとか対応は個別案件が多数であり、決まったマニュアル対応はできないというご意見でした。
また、パーキンソン病の方が認知症症状を発症しているかどうかは、日頃の見守りの中で少しの変化も見逃さないようにすることが早期発見に繋がるということでした。
主治医にしてもケアマネージャーにしても安心と信頼を寄せられることが長期の療養のカギと、会場の参加された方からのご意見です。

2014.2.2京都新聞.png参加者は看護師、ケアマネージャー、施設関係者など地域支援者の方々が半数以上で、関心の高さがうかがえる講演会でした。

Posted by NPO-PDSO at 17:35
「パーキンソン病の在宅ケア2013」ご報告 [2013年12月16日(Mon)]
パーキンソン病の在宅ケア2013

12月8日に開催しました医療講演会は寒い日にもかかわらず、多くのご参加がありました。
当法人としては初めて、当事者の方ではなくご家族と地域支援者(専門家)の方を対象とした講演会でしたが、お申込みでは定員満席となりました。

第一部「基調講演」
パーキンソン病の症状と理解
~家族や介護者が在宅療養で知っておきたい”15”のこと〜
講師:服部優子先生(本町クリニック 副院長)

服部先生は名古屋で開業をされていて、昨年愛知県のPD友の会のアンケートに基づいた「パーキンソン病の困った症状への対策〜それあるある14の症状〜」を主体にお話をいただきました。

2013.12.8在宅ケア@.png

当事者と介護者の認識が意外に違うことが分かり、介護者向けにお話するのは有意義とのことで選んでいただいたのが次のことでした。

1.家では調子が悪いが、病院に行くと良くなる
2.疲れやすい
3.ギャンブルになると目の色が変わる
4.便秘が気になる
5.滝のような汗をかく
6.ごはんの時に寝てしまう
7.声が小さくなり、聞き返される
8.よだれ
9.転びやすい
10.体が片側に曲がる、前に倒れる
11.やせてこまる
12.寝ているときに大声を出したり、暴れる
13.足がむずむずして寝られない
14.あちこちが痛い
15.新薬に期待している(期待しすぎる?)

それぞれの症状の解説や対応策などをスライドを使って丁寧にお話しいただき、まとめの中の困る症状としては
1.第1位は「疲れやすい」(当事者、介護者とも)
2.「便秘。汗、よだれ」は当事者
 「睡眠中に大声を出したり暴れる」は介護者
3.「痛み」は男性
 「病院では調子が良い」は女性
 「小声」は介護者
それぞれ困っていることは区別できないでしょうが、感じ方や思いが違えばなかなか通じ合えませんが、お互いに思いやっていきたいものです。

そして最後に
*パーキンソン病の症状ではないと思っても主治医に相談してみましょう
*家族、介護者からの話は重要
*友の会などで情報交換
*無理をしないようにしましょう
*音楽もリハビリのひとつとして使用できる
*薬の変更は、新薬も含め、よく医師と相談してください

第二部「自由討論」

このパートは服部優子先生、水田英二先生(宇多野病院)に参加者の方のご質問にお答えいただき、寺松(理事長)が進行を務めて、会場の方々と意見を交換する形で進みました。

2013.12.8在宅ケアA.png

2013.12.8在宅ケアA-2.png

普通の医療講演会ではほとんど話をされない症状のことや、治療の選択と制度の話、メンタルケアも含め、とても充実した時間となりました。

2013.12.8在宅ケアA-1.png


来年度も形は変わりますが、こういった講演会などを積極的に開催していきたいと思っています。



Posted by NPO-PDSO at 11:46
「パーキンソン病の在宅ケア2013」のご案内 [2013年11月13日(Wed)]
前年度から専門職の方を対象に「症例検討会」を行ってきました。
パーキンソン病のより良い療養生活は、周囲の方の病気への理解が必要だと常々感じていて、ご家族からも最近はご相談が増えてきていますので、ぜひ今回の医療講演会へお越しください。

12月8日(日)
14:00〜16:30
京都テルサ 
東館2階 中会議室


対象:パーキンソン病の家族、
   看護師、ケアマネージャー 介護士 など
定員:80名 
参加費:1,000円


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Posted by NPO-PDSO at 16:16
友の会「医療講演会」での気づき [2013年04月20日(Sat)]
4月14日(日)全国パーキンソン病友の会京都府支部の総会の
前に開催された医療講演会に参加しました。


パーキンソン病の治療(友の会).jpg


「パーキンソン病の治療」
〜ここまでよくなった。そしてこれから〜
演者:村田美穂 先生
(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院 
特命副院長 神経内科診療部長)
(パーキンソン病・運動障害疾患センター センター長)

村田先生はテレビや著書、ネット内でのドクターアンサー
などで名高い著名で実力のある方とお伺いしていました。
当法人が扱っている「オン・オフのある暮らし」という本の
帯にもコメントを提供されています。

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ご講演は病態などの説明は基本通りでしたが、いくつか興味
のあった事項についてランダムに記録してみます。

お薬については皆さんの関心度がとても高い情報です。
投薬についてここ何年かで少々変化があるのですが、最近で
は発症当初からL-ドーパとアゴニストを併用するとジスキネ
ジアの発生が抑えられるということでした。

また、先日発売された貼り薬「ロチゴチン」は安定した効果
が長時間続くので、夜間も効果が下がりにくく、夜間排泄や
むずむず脚症候群、夜間に薬効切れで起こる様々な症状にも
効果があるようです。

「アポカイン皮下注」の紹介もされていました。
問題点は本当にオフ状態では自分で注射ができないという
点で、実際に私も目の前でオフ状態の方が注射器を扱えな
かったという事態に遭遇しています。

注)<アポカイン>
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2012/20120330_02.html


「お薬の飲み方では食後か食前かの選択がありますが、食前
ではよく効くということは言われている反面、効果が上がり
すぎてジスキネジアの発現につながる」こともあり半減も早
くなるようです。
「どうしても空腹時に服薬する場合は直前に牛乳などの乳製
品をとることも一つの策」だということでした。
牛乳などの蛋白が良くないというのはタンパク質の過剰な
摂取であり、「そもそもパーキンソン病のお薬はとても
安全性が高いのであまり神経質にならないでください」
とのことでした。

「パーキンソン病のリハビリについても皆さんの関心は
高いのですが、パーキンソン病の方は声が小さく動きも
緩慢です。これは意識して発声したり動作を行わないと
リハビリとしての効果はありません。」それで「LSVT」
というトレーニングを病院でも提唱しておられます。
「皆さんがご自宅で毎日リハビリや散歩、ラジオ体操を
しているとおっしゃるのですが、その動きはあまりにも
小さく、効果的とは言えません。
そして、もしも動作や発声がよくできたらご家族が
気づいて褒めるということがより効果を高くする」
ということのようです。

突然、または急に調子が悪く歩けなくなってきたという
方がいらっしゃいます。
歩行困難の要因としては<ドパミンの欠乏><筋力低下>
<環境・不安感など>がありますが、ドパミンは少なく
なっても全く無くなることはないと言われます。

ドパミンを適正に補充して、リハビリなどを適正に行い、
前向きに明るく暮らしていると、見た目に良くなった
ように感じることがあります。
根本的な完治や軽快ではありませんが、進行を遅らす
には効果的だと思います。

村田先生はこのあとの質疑応答にも丁寧にお答えになり
ましたが、とても明快で簡潔な説明でした。
興味のある方は
(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院)を
ご覧になるとパーキンソン病に関する情報が結構あります。
私自身も先生と少しお話をさせていただきましたが、
とてもフランクな明るい先生という印象でした。
Posted by NPO-PDSO at 09:44
市民公開講座「パーキンソン病」 [2013年03月29日(Fri)]
全国パーキンソン病友の会 京都府支部が医療講演会を開催します。
演者の村田美穂先生はテレビにもよくご出演され、パーキンソン病の治療に熱心で、分かりやすく簡潔な指導をされる先生です。

ぜひご参加ください。
申し込み不要 参加費無料

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Posted by NPO-PDSO at 15:15
平成24年度 医療講演会 [2012年07月23日(Mon)]
「ES,iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」

7月22日(日)ひと・まち交流館 京都 大会議場

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満席のホールで京都ではご講演が初めてという、iPS研究所 教授 高橋淳先生の医療講演会を開催しました。

脳の神経細胞の重要性からパーキンソン病へ細胞移植を行うことによって新しい神経回路を作ることでドーパミンの生成を助けること、移植に要する細胞の作り方が飛躍的に安全に確実に進化していることなどが印象的でした。

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また、パーキンソン病の治療研究が世界的に進んでいるのは、ほかの神経系疾患の中でも病巣を特定しやすく的を絞りやすいことだということでした。しかし、この治療が成功すればその他の神経疾患の治療も大きく開けてくるのだろうと期待できる内容でした。

そしてパーキンソン病の治療は3年〜6年の間には最初の試験的な臨床が京都大学で始められるということです。しかし、今の段階では具体的なことが決まっていないので、京都大学へ問い合わせても回答はいただけないそうです。

この年数を長いと感じるか、短いと感じるかはあなた次第です。

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Posted by NPO-PDSO at 11:33
お申込み終了「ES,iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」 [2012年07月06日(Fri)]
この度は「ES,iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」への

お申し込みをありがとうございました。

おかげさまで、締切一週間を残して定員に達しましたので

締め切らせていただきます。

ありがとうございました。


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Posted by NPO-PDSO at 18:13
毎日新聞に掲載! [2012年06月28日(Thu)]
先日からご案内している

「ES,iPS細胞を用いたパーキンソン病治療」

の講演会の記事が掲載されました。

ここ、ここ、ここ、をクリックしてください。

Posted by NPO-PDSO at 22:01
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