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里山・子ども保育園

〜自分で未来(人生)を切り拓くチカラを育む〜




桜の木の下で.jpg

今の世の中、経済中心、おカネを稼ぐための働く大人中心社会となっています。誰もが当たり前と思っているこの社会、本当に、これが当たり前なのでしょうか? 私たちはいったい何のために働いているのでしょうか? 持続可能な社会を目指す上で、こうした哲学的な問いは重要です。その難題に『ミラコラ』は、子どもたちの発想に学び、共に取り組んでいくという姿勢を明確化しています。仕事とは何なのか? 平和とのつながりは? 共に考えてみませんか?




  • どんな団体一般社団法人・事業型

  • 活動エリア長久手、大阪

  • 活動拠点愛知県長久手市


[2017年09月15日(Fri)]

奇跡の淡墨桜二世のお話を聞く


貞子さん説明.jpg

今回訪ねたのは、愛知県長久手市郊外で2カ月に1回ほど開催されている『子どもハート(トランプ)里山保育園』。
先生は、将来保育士になりたいという子どもたち(小学校高学年〜中学生)で、園の方針や内容も彼ら自身の発想によるものです。いわゆる「大人目線の自然体験活動とは、ちょっと違う活動です」と伺い、興味を持ったことが訪問のきっかけでした。


この日、9:30に長久手着。
フィールドである里山へ向かうと思いきや、ちょっとした予定変更。
午前中は「長久手・淡墨桜の守り人」にお話を聞くことになりました。
40年前、あの有名な根尾村の淡墨桜が樹齢1500歳で実を結び(奇跡的なことだそうです!)、その種から育った苗を譲り受けた淡墨桜二世が長久手で成長しています。
とても生命力が強く、40年で幹回り3メートルの大木に育ち、多くの人に生きる希望と勇気を与えているそうです。
この奇跡の桜を40年にわたって守ってきた貞子さんから、お話を伺うことになりました。


桜の絵を描く.jpg

現地につくと、先生のりんたろう君(中学1年生)が子どもたちを集め、貞子さんにごあいさつ。
根尾村から苗をもらったいきさつや、大切に育ててきた40年の軌跡を伺い、貞子さんの桜にかける熱い想いを皆で共有したのでした。
彼女は現在88歳、自分に代わって桜を守ってくれる後継者探しが急務とのこと。
本企画もそのミッションに共に取り組むことになっているそうです
(写真は、この日、貞子さんのお話をもとに、子どもたちが淡墨桜の絵を描いているところ)。




『ミラコラ』― 子どもの願いから社会をつくる!


里山ポーズ.jpg

午後からは、いつものフィールド・長久手市外れの里山で遊びます。
先生3人(りんたろう先生の他、小6のみのり先生、小4のかなと先生:左写真は里山ポーズの3人と山田さん)の呼びかけで、虫取り、竹工作、かけっこetc.…いろんな遊びが繰り広げられます。
中には一人遊びを始める子もいますが、それも全然OKです。
先生たちは集団行動を強制したりはしません。
ですからみんなそれぞれ好きなことをやっているのですが、それでいて何となく調和が保たれており、とてもアットホームな雰囲気だったのが印象的でした。


この保育園は、将来、先生を目指すりんたろう君とみのりちゃんの『みんなが思い思いのことをしててもいい、いじめのない、皆が仲良くできる保育園をつくりたい!』との願いから始まりました。
運営としては、その願いを受け止めた『ミラコラ』(→http://miracolla.jp/)が、子どもたちの願いをカタチにするスキームを提供し、自然と人が共に活かされ、活かし合う文化を育てたいと考える企業とのコラボで実施されています。





なんのため?―平和のため、みんなの幸せのため


里山遊び.jpg

『ミラコラ』。
面白い響きのネーミングですが、「未来とコラボ」の短縮形だそうです。
未来を創る子どもたちのアイデアを社会に活かすことをミッションとする「一般社団法人 未来とコラボ」が主宰者です。


今日訪問した『里山保育園』以外にも、《ファッションで世界平和》を目指すアパレル企画や面白スウィーツ開発、《人がやさしくなれる》ゲーム開発など、子どもの発案による事業が10件ほど進んでいるそうです。
『ミラコラ』の仕掛け人は、社団の代表を務める山田さん。
そのビジョンや取り組みについて伺いました。





山田さんのお話


「ひとことでいうと『共に幸せになれる社会』をつくりたいと思ったとき、今の産業中心の大人社会では限界があるなぁと思ったんです。
人は誰でも『良心』や『思いやり』を持っていると思いますが、大人の多くは、仕事の中で何か良心に反することがあっても、それらを押し込め、何かを諦め、眉間にしわを寄せながら生きている・・・理由は、『生活のためだから仕方ない』。


私は、大人のそういう発想だけでは限界にきているように思います。
世の中の流れは本当に早い。
柔軟な発想を持ち、いいものはいい、悪いものは悪い、と言える自然体の子どもたちの感性や発想に、我々大人が真摯に学び、一緒に「自らの未来を切り拓くチカラ」を育むときだと感じています。


その具現化にチャレンジする活動が『ミラコラ』です。
子どもが願う、みんなの心があったかくなるような商品やサービスを、企業とタッグを組んで世に送り出していったら、本当に平和で共に幸せになれる社会を実現できるのではないか……それを本気で考えています。


『ミラコラ』は「自らの未来を切り拓くチカラ」を育むのが目的です。
それは大人も子どもも一緒ですから、『ミラコラ』は子どもの教育事業ではありません。
世界を平和にするために、大人が子どもの発想に学んで共に育ちあい、30年後のリーダーを生み出す場づくりの活動なのです。」





失敗しながら、気づきながら……日々変化、日々進化!


『ミラコラ』では、子どもたちが自分の願いをカタチにするために、事業化ミーティング(左写真)や各事業共通の研修プログラムなどを導入し、スキルを身に付けるサポートを行っています。
ただし、それはあくまで手法の習得であり、一番大事なのは「自らの未来を切り拓くチカラ」を育むこと。
そのためには大人の覚悟―本気で子どもを信頼して任せること、新しいものをつくるのだから失敗は当たり前と腹をくくること―がなければできないことだと感じました。
山田さんによると、失敗すれば変更に次ぐ変更、毎日がアドリブで活動しているような感覚だそう。
大人も子どもも本気で学び合って日々変化、日々進化なのです!


 最後に、年長のりんたろう先生にインタビュー。
「今回は、5回目の里山保育園です。これまで生徒たちがバラバラになったり、けんかがあったりして、うまく仲良くできないことがありました。でも、毎回のミーティングやメンターが相談に乗ってくれることで、乗り越え方がわかってきた感じです。今日はとても良い会になりました! 本当に良かったです!」
私が感じた《皆が笑顔のアットホームな雰囲気》は、最初からできていたものではありませんでした。
りんたろう君たち3人の先生が失敗を糧に、試行錯誤を繰り返した成果がこの日に結実していたのです。


次の開催は12月。
もっとみんなが仲良くなれるよう、先生たちはどんな工夫を凝らすのでしょうか?
とても楽しみです!





「ミラコラ(未来とコラボ)」の主な活動



  1. 1. ポータルサイト「こどもキャリアパーク ミラコラ」の企画・運営

  2. 2. こども向け人財育成事業「自分で未来(人生)を切り拓くチカラを育む」

    ●実践型キャリア教育イベントの企画・運営

    ●こども経営塾

    ●夢・ビジョン創造プロジェクト

  3. 3. 企業向けプロデュース事業「CSIを目的とした事業高次化・組織活性化」

    ※CSI=Children Create Social Inovation

    ●既存事業の高次化

    ●新規事業の企画・開発

    ●プロジェクト型人財育成・社風改革・ビジョン策定

    ●採用ブランディング向上・定着率向上


→ポータルサイト「子どもキャリアパーク ミラコラ」HPへ


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Posted by tsunagaru at 15:47 | 環境学習 | この記事のURL