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NPO法人 地域の未来・志援センター
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森とIT

〜スマートフォンで若者をもっと森林へ〜




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 IT系企業に勤めながら休日は生涯学習の自然観察ガイドをしていた國枝さんが、会社を辞めNPO法人を立ち上げたのは3年ほど前。団体名の通り、森とITをつなぎ合わせてたくさんの人と自然をつなげようというアイデアを軌道に乗せるために、まず國枝さんが始めたのがスマートフォンを介して街と人をつなげる「まちなかダンジョンクエスト」でした。



 「「森」じゃなくて「街なか」? 」「他にもいろいろしているみたいだけど、どうつながっているの?」気になるあれこれを伺ってきました。




  • どんな団体NPO法人・行政委託型、事業型

  • 会員数13人

  • 活動エリア岐阜県大垣市、輪之内町、岐阜市

  • 活動拠点岐阜県大垣市

  • 年間予算約20万円(今年度250万円)


[2017年03月08日(Wed)]

きれいな景色とご来光をきっかけに



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 國枝さんが自然観察ガイドになったきっかけは、乗鞍山頂の畳平でご来光を見たときに、そのきれいな景色を他の人にも伝えたいと感じたことだったそうです。


 自然観察指導員やインタープリターの資格を持つ國枝さん。畳平に登るまでは積極的に自然の中に入っていくタイプではなかったといいます。「きれいな景色を写真に納めて周りの人にも見て欲しいと感じて、カメラを買って写真を撮りに歩き始めたんです」。


 「自然の景色の美しさを伝えたい」という想いは、さらに「もっと自然を身近に感じてもらいたい」「この景観が守られるのは人間活動があってこそだということを伝えていきたい」と、資格を取り、仕事が休みの日には自然観察ガイドを続けていたそうです。




足元の不安定さに気づいて



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 そんな國枝さんの意識に変化をもたらしたのは、2009年のリーマンショックと2011年の東日本大震災。急速な景気の悪化や状況の変化はいつ自分の身に降りかかってもおかしくないと、自分たちの立ち位置の不安定さに気付いたそうです。


 その頃普及しはじめていたiPhoneを始めとするスマートフォンを里山の地域活動に利用することを思いつき、勤めていた会社に提案をしましたがその企画は通らなかったそうです。それならば自分でやってしまおうと國枝さんは考えました。自然観察ガイドのお仲間や勤めていた会社の人たちなど、すでに賛同者がいたことから、会社を辞めてNPO法人を立ち上げたそうです。


 「好きでやっていたことが経済収入としてやっていけると、自分にとってHappyだと思いました」と笑顔で話す國枝さん。とは言えNPOを立ち上げてもいきなり収入につながるわけではないことも計算済み。「3年でできるところまでやって形になれば、あとは仕事をしながらでも続けていけると思ったので、そういう意味でNPO法人を選んだんです」。




3年で築いてきたもの



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 最初に取り組んだのは大垣市の市民活動助成事業「まちなかダンジョンクエスト」、スマートフォンを使った商店街でのスタンプラリーでした。専用アプリをダウンロードし、クイズの答えの場所に行って、看板にスマートフォンをかざしたり写真を撮るイベントを3日間開催しました。翌年も開催したこのイベントがきっかけで、お隣の輪之内町から公式アプリの依頼があり、町内で開催される「軽トラ朝市」や「輪之内ふれあいフェスタ」でスタンプラリーイベントが開催されました。


 森ではなく、街なかをフィールドに選んだのにはちゃんと意味がありました。森などの自然の中にはすでにクイズなどの環境教育教材が存在します。それらと違ったものにするためにまずは人が多く集まるところで開催し、そこで得たフィードバックを基に改良して実際に森林公園などで使ってもらえるようなデザインイメージをつくろうと考えたそうです。




目標は 中山間地域に産業を起こすこと!



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 「森とIT」としての活動だけでなく、他にもいろいろな活動に取り組んでいらっしゃる國枝さん。そんな様々な活動の中で気付いたのは、「一番やりたいのは産業支援・産業振興だ!」というなんだそうです。


 「地域に基幹産業があると雇用が生まれる→働く世代が増える→子どもが生まれる→集落の持続可能性につながる。大企業ではなく、地域の特性を活かした六次産業、一次産業を伸ばしまくりたいんです」。


 前述のアプリ開発は、観光産業の支援につながるとのこと。最近、林業事業体向けの日報管理システムも作られたそうです。




強い想いは歪む



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 お話を伺っていて感じたのは國枝さんのバランス感覚のよさ。仕事を辞めてまでNPO法人を立ち上げたのに、強い想いを握りしめるような力の入り方は感じられません。かといって決して適当に取り組んでいるわけではなく、お話からしっかりと足元を見つめていることも伝わってきます。そのことを伝えると「入れ込みすぎないようにしています。強い想いは歪むと思っているから」と教えてくれました。


 時には「覚悟がない」と批判されることもあるそうですが、「何とかしようとする限りはなんとかなります」という言葉の裏には「何とかしようとする」自分への信頼のようなものも感じました。


 立ち上げから3年、國枝さんが創設時に考えていた短期目標はおおむね達成できたといいます。興味・関心のあることにどんどん関わり、頭の中でそれらがリンクしてさらにアイデアが立ち上がり、活動につながっていく。現在37歳の國枝さんの目は広く、遠くまでも見渡しているようです。




「森とIT」の主な活動



  1. 1. 観光アプリ「わくわく輪之内」開発

  2. 2. 大垣市「まちなかダンジョンクエスト」開催・スタンプラリーアプリ開発

  3. 3. 大垣まちなみ歩きツアー開催

  4. 4. 「森コン!」開催

  5. 5. 木工×ITの商品開発

  6. 6. グリーンツーリズムの企画/運営

  7.                          など

  8. →「森とIT」HPへ


    →「森とIT」Facebookページへ





理事長・國枝さんより一言!


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 月一で揖斐川流域において、スタンプラリーイベントや、ツーリズムを展開していくのですが人手が足りなくなってきました。森コン!や里山カガク塾、または林業日報管理システムにお力をお貸しいただける方を絶賛募集中です。ご連絡待ってます(笑)


 ※「森コン!」「里山カガク塾」は来年度、大垣市上石津地域で
  開催・開校予定です。
  ・森コン!…若者を森に呼び込む“森でコンパ”イベント
  ・里山カガク塾…さまざまな生物が息づく里山を、植物の科学、
   動物の科学、星空の科学など、科学という視点を通じ気づき、
   自然と人との共存について考える塾

 ご連絡は上記「森とIT」Facebookページのメッセージ
 または、地域の未来・志援センター Mail:office@c-mirai.org まで!