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6月4日三芳町有機農業フィールドワークの報告 [2016年06月30日(Thu)]
 NPO法人農都会議 食・農・環境グループは、6月4日(土)、埼玉県三芳町の農場を見学し有機農業を考えるフィールドワークを開催しました。
 →イベント案内

三芳町フィールドワーク

 食・農・環境グループは、昨年、2回の「有機農業・農産物の“いま”を知る」講演会を行いましたが(注)、本フィールドワークは、継続して有機農業をフォローアップするために企画し、埼玉県三芳町の公共施設での座学と冨田農園での現地視察・研修を行いました。
 東武東上線鶴瀬駅前に、15名以上の参加者が集まり、第一会場の藤久保公民館へ向かいました。
 午前の部は、冨田農園代表の冨田伸二氏により、富田氏の活動の歩み、富田農園についての講演と質疑が行われました。

三芳町フィールドワーク

 午後の部は、第二会場の冨田農園で、土壌、土つくり、肥料について、微生物について、健康、環境について、お話がありました。

 冨田氏の講演の概要を一部ご紹介します。詳細をお知りになりたい方は、事務局へメールでお尋ねください。会員様には詳細レポートをお送りします。

(1)富田氏の活動の歩み
・東京農業大学卒業後、英国のローザムステッド研究所で研修。帰国後、母方の叔父の農業を手伝う。

(2)冨田農園について
・土地はもともとは洪積土壌(玉川氾濫でできたらしい)やせた土壌。文政のころ(200年前)先祖が江戸からきて森林を開拓した土地。
・除草は手で行なっており、重労働の体力勝負。管理機も使う。
・他の人が富田農法をやろうとすると、まず、土壌づくり― 土壌が違うし、土壌づくりには何年かかかる。

(3)土壌、土つくり、肥料について
・土つくりは複雑。基本的には、荒っぽいものを入れないと地力が落ちる― 私はもみ殻を入れている。もみ殻はコメ農家の邪魔者。10アールに2〜3トン(これは、1町歩分のもみ殻)を投入。
・土の世界は、お手伝いするだけ。
・育てるための肥料として栄養分の多い、ぼかしを作っている。これは、雑菌の少ない寒い時期がよい(今の暑い時期だと雑菌で酸性になってしまう)。ぼかしにより、酵母菌が活性化し、60〜70℃になり、高温性の菌が、分解しにくいものも分解してくれる。
・野菜の生育状態を見て、有機物を投入する。
・野菜を育てるための質の悪い有機物、糠がそうだが、これは、栄養分はあるが、気孔性のため効果がなく、一方、栄養豊富の害が出る。このため、糠に大豆の搾りかすを少し入れると 発酵する。非常に有効で、経費も安い方法。
・木搾酢に漬けたニンニク液、ホワイトリカ―(焼酎)に唐辛子を入れたものを、水2リットルに対して,それぞれの液を50〜70cc同量入れて散布すると、虫にほとんどやられない。ただし、残留性がないため、青虫時期には数回やらないといけないが。土ができてくると、虫にやられないし、害虫の天敵が増えてくる。こういう分野を研究しているのは、おそらく私一人だろう。母校(東京農大)から、母校での共同研究の要請がきて、月1回大学に行っている。土壌、菌の共同研究を行なっている。

(4)微生物について
・土壌の微生物が酵母を作り、この酵母の作る物質で、野菜の日持ちがよくなる。微生物は植物ホルモンを作り、これらが総合的に働くと、耐寒性を持つようになる。数度の差がつき、冷害に強くなる。2℃違えば、霜の凍害受けずに済む。
・酵素は肥料投入前は、私の顕微鏡や農業試験場の電子顕微鏡で観察すると、楕円形の形状であり特定の物質を分解する機能はない、しかし、骨粉投入後の堆肥を与えた後では、この酵素がきれいな球形になっており、数万〜数千万倍に活性化される、これを今、電子顕微鏡でここ何年か、追究しているところ。シャーレの世界でうまくいっても、現実の畑ではそのままうまくはいかないが。
・土壌の微生物を追っかけると、面白いものがいろいろ見つかる。これらは総合的に良い土壌環境をつくり、葉物でもイモ類にも、その生育に効果大。これらを追っかけているが、追っかけきれない状況。

(5)健康、環境について
・GI(占領軍)が、駅で日本人の頭、背中にDDTをかけていた。米軍は、日本の食糧で回虫被害に遭ったため、米軍は洗浄野菜を作った。横須賀基地の周りには有機水銀剤の影響と思われる、麻痺や障害が起きていた。
・昭和30年ごろ、日本は農業増産に農薬、化学肥料が使い始め、その結果、酸性土壌になっていった。ヘリで農薬を撒いた。
・日本人の経口毒はすごいものがある、食品添加物王国だ― ドイツの食品添加物は30くらいが許可されているが、日本は500弱も認可されている。

(注)
 →「有機農業・農産物の“いま”を知る パートU」講演会の報告 (2015年10月)
 →「有機農業・農産物の“いま”を知る」講演会の報告 (2015年3月)

 有機農業の素晴らしさと環境・健康への効果を確認する一日となりました。冨田氏の農法の特徴は、科学的な裏付けを得ている点にあると思います。後日開催された反省会をきっかけに、「冨田農法」をもっと知ってもらおうという動きが有志により始められています。詳しくは、事務局へお問合せをお願いします。


■お問い合わせ
 NPO法人農都会議 事務局
  E-mail:noutokaigi@gmail.com
  URL:http://blog.canpan.info/noutochiiki/
Posted by NPO農都会議 at 07:11 | フィールドワーク | この記事のURL | コメント(0)
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