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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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2017年に観てよかった映画について(修正あり)

[2017年12月31日(Sun)]
2017年は、個人的に映画をたくさん観た年でした。もともと映画は好きとは言え、劇場に足を運ぶのは数回しかないという年も多い中、今年はレンタルなども含めて全部で137作品、そのうち劇場で観たものが98作品になりました。個人史上最高に映画を観た年です。特にそういう目標を立てたわけではないのに、何となく映画の予定が生活の中心にあるような感じでした。せっかくたくさん観たので、特によかったものを第一候補群(15作品)と第二候補群(30作品)に分けて紹介させてください。順序はなんとなくなので、あまり明確ではありません。かつて観て再度観たものやレンタルで観たものはそれぞれの下のほうにしています。あくまで参考に。

第一候補群
『ダンケルク』
『婚約者の友人』
『コロニア』
『美女と野獣』
『雪女』
『禅と骨』
『米軍(アメリカ)が最も恐れた男、その名はカメジロー』
『僕と世界の方程式』
『タレンタイム』
『歓びのトスカーナ』
『オン・ザ・ミルキー・ロード』
『パーフェクト・レボリューション』
『きっとうまくいく』
『アメリ』
『彼女は秘密の女ともだち』

第二候補群
『エルネスト もう一人のゲバラ』
『ちょき』
『息の跡』
『標的の島 風かたか』
『ムーンライト』
『あさがくるまえに』
『南瓜とマヨネーズ』
『ドリーム』
『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』
『ミューズ・アカデミー』
『ラビング 愛と言う名前のふたり』
『夜空はいつまでも最高密度の青色だ』
『真白の恋』
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
『20センチュリー・ウーマン』
『マイビューティフルガーデン』
『彼女の人生は間違いじゃない』
『人生フルーツ』
『世界で一番美しい村』
『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』
『少女ファニーと運命の旅』
『ノー・エスケープ 自由への国境』
『アンダー・ハー・マウス』
『光』(監督:河P直美)
『伽倻子のために』
『パリ、テキサス』
『泥の河』
『アンコール』
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』
『グランド・ブダペスト・ホテル』

劇場は、(いつものことですが)横川シネマ、サロンシネマ、八丁座がメインです。実際には、観た映画にはずれはあまりありませんでした。

追記:12月31日に久々にレンタルではじめて観た『僕と世界の方程式』が良かったので修正。


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136『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』 八丁座にて97

[2017年12月30日(Sat)]
『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』
(監督:ジャック・ドワイヨン、出演:ヴァンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セヴリーヌ・カネル120分、2017年、フランス映画)

1710ロダン.JPG

2017年、映画鑑賞136作品目にして、劇場での鑑賞97作品目。

天才彫刻家ロダン没後100年記念として、パリ・ロダン美術館の全面協力の元、製作された作品。

ロダンさんとロダンさんの愛弟子で、愛人でもあったカミーユ・クローデルさんとの関係を中心に、内縁の妻であったローズさんや、多くのモデルたちとの関係や、作品の製作過程などを、あまり解説的でなく、その場に居合わせているかのように描いていて、興味深い。

あらためて、彫刻というのは触覚の再現であったり、新たな触覚の創造であったり、ということが映像から感じられ、なかなか考えさせられました。

2018年1月12日まで、八丁座にて。


ちなみに、136作品目(劇場鑑賞96作品目)は、2週間の上映期間で、2回目を観てしまった『婚約者の友人』。この映画は素晴らしい。


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『コンビニ人間』

[2017年12月30日(Sat)]
『コンビニ人間』(村田沙耶香著、2016年、文藝春秋)

1712コンビニ人間.JPG

知り合いから面白かったと紹介されて、1年後にようやく読んでみました。
2016年の芥川賞受賞作品。

18年間、週5でコンビニのバイトを続けている主人公の女性。就職も、恋愛も、結婚もせず、コンビニでの店員として機能することが、大きな社会とのつながりになっている。

自分が『普通の人間』でないことは一応わかっているが、理解しているわけではないし、その気もない。『普通』でないことを消去する一つの方法として、これまた、社会を斜に見ている男性に提案して、自分のアパートに「飼う」(同居する?)ことになるのだが・・・。

主人公は、言ってしまえば「発達障害」を抱えているということになるのでしょうけれども、そんなのは程度の問題でもあり、主人公の考え方や、言動に、共感する部分もあって、面白くてあっという間に読んでしましました。


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134『ゲット・アウト』 サロンシネマにて95

[2017年12月29日(Fri)]
『ゲット・アウト』
(監督・脚本:ジョーダン・ピール、出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウイットフォード、104分、2017年、アメリカ映画)

1712ゲット・アウト.JPG

2017年映画鑑賞134作品目にして、劇場での鑑賞95作品目。

不気味なおかしみと怖さ満載のスリラー映画。

仲睦ましい黒人男性と白人女性のカップル。

週末に彼女の実家に挨拶に行くことに。若干の不安を抱えつつも、訪問すると、黒人の使用人がいるという典型的な白人家庭。それにしても、何かがおかしい。

彼女と逃げ出すことにするのだが・・・。

スリラー映画というのはめったに観ないのですが、ちょっと気になって観てみました。最後の急展開がなかなか見ものです。

2018年1月5日まで、サロンシネマにて。


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LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.購入

[2017年12月28日(Thu)]
この冬の自分へのご褒美は、オリンパスのミラーレス一眼カメラOM-D EM-1 markUのための広角ズームレンズ。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.(従来の一眼レフの画角としては16-36mm相当。315グラム)

171225パナ8-18.JPG

ほぼ同じ画角のレンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6は、すでに持っていて、コンパクトさ(155グラム)が気に入っているのですが、私の場合、この手のレンズの使い方として一番頻度の高いのは、小さな会場でのコンサートやイベントなど後ろに引くことができない場面で、できるだけ全体の雰囲気を写したいとき。

171217オリ9-18.JPG

私は、フラッシュというものを使うことがなく、それでも広角レンズならあまり手振れを気にする必要はないのですが、もう少し明るいレンズの方がシャッタースピードも速めにできて動いている被写体も撮りやすいし、と思っていたところに出てきたレンズだったので、買いたいと思っていたのです。

開放絞りF2.8通しのほぼ同じ画角(広角になるほど1ミリの違いが意外と大きな違いになるけど)ものもあるのですが、倍くらい(約1.7倍)重く、さらにこの手のいいレンズは、最前面のレンズが大きく前に出ていて、レンズの保護フィルターを装着できない弱点があります。あまり、レンズの手入れに気を使いたくないので、フィルターをつけることができるのは大きなアドバンテージポイント。

決して安いレンズではないものの、このスペックで、この軽さというのは、従来のセンサーサイズではあり得ない。従来の1/4の面積のマイクロフォーサーズ規格ならではです。

インターネットで検索してみても、このレンズ、なかなか評価が高い。

あと個人的には、うわさとしてオリンパスから出るかもしれない100-400mm f4.0-5.6?に期待しています。たまには鳥撮りもしてみたいのですが、今持っているM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7の解像度に若干の不満を感じているので(あまり大きすぎず、高すぎなくて、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのような切れ味であれば最高です)。出た段階で、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S. と比較してしばらく迷ってしまう予定です。

133『ブランカとギター弾き』 横川シネマにて94

[2017年12月27日(Wed)]
『ブランカとギター弾き』
(監督・脚本:長谷井宏紀、出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ、77分、2015年、イタリア映画)

1711ブランカとギター弾き.JPG

2017年、映画鑑賞133作品目にして、劇場での鑑賞94作品目。

お金持ちの有名人が、身寄りのない子どもを養子縁組するのをテレビで見て、自分はお母さんをお金で買おうと思い立つ路上に暮らす少女。

路上でギターを弾いて暮らしを立てている盲目の老人と出会い、少女の歌の才能を見出されてクラブで人気を博したりするが、疑いをかけられ誤解をとけずに追い出されてしまう。

再び路上生活に戻るものの、結局自ら孤児院に行くことを決めるのだが・・・。

雑然としたエネルギー溢れるフィリピンのスラム街を舞台に繰り広げられる、あったかい気持ちになる物語。

2018年1月5日まで、横川シネマにて。


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「卵から生まれる動物のベビー展」in岩国シロヘビの館〜180131

[2017年12月26日(Tue)]
この夏には、オオサンショウウオ、カジカガエル、岩国のシロヘビと国の天然記念物3種がそろった展示をしていた岩国シロヘビの館。

171201〜シロヘビの館企画展.JPG

奥の展示コーナーで行う今回のテーマは、「卵から生まれるどうぶつたち」。
そんなに大きなコーナーではありませんが、北九州市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」から借りてきた卵や動物の剥製やパネル展示や、世界最大であるダチョウの卵の実物があって、上に乗る体験もできたりします。

171217シロヘビの館02.JPG

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生体展示ケースで、産み落とされた卵から11月に孵化したシロヘビの赤ちゃんも見ることができます(1月10日まで、名前を募集中)。

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岩国シロヘビの館の、専用ホームページも最近できたようです。

今回の企画展示は2018年1月31日までですが、岩国シロヘビの館自体は、年末年始も含めて、メインテナンスでの特別休館日以外は年中無休で開館しています。

大人200円、子ども100円(団体、障がい者割引等あり)


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2018年新年最初の「読むロバの会」課題図書は、『笑う子規』

[2017年12月25日(Mon)]
2017年12月の「読むロバの会」(読書会)は、初めての趣向として、この1年で自分が読んだ本の中からおススメを紹介しあうというもの。

171220読むロバの会.JPG

絵本や純文学、ルポルタージュ、科学読み物などバラエティに富んだ楽しい会になりました(私は、2017年12月15日のブログに掲載した「「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」について読んだり考えたり(中間報告)」という資料を配って、その中から『触れることの科学』を紹介しました)。

来年も、12月には、同じ趣向で行こうかと言う話になりました。

さて、新年最初の「読むロバの会」は、これまでどおり、課題図書を読んできて、感想を話し合うもの。

課題図書:『笑う子規』(正岡子規著、天野祐吉編集、2015年(原著は2011年)、ちくま文庫)
2018年1月30日(火)18時〜(1時間程度)
ヒマールにて
課題図書を読んできて、1ドリンクを注文すれば、誰でも参加できます。


180130笑う子規.JPG

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132『南瓜とマヨネーズ』 横川シネマにて93

[2017年12月24日(Sun)]
『南瓜とマヨネーズ』
(監督:冨永昌敬、出演:臼田あさ美、太賀、浅香航大、93分、2017年、日本映画)

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2017年、映画鑑賞132作品目にして、劇場での鑑賞93作品目。

漫画家・魚喃キリコさんの同名の代表作が原作。

ミュージシャンを目指すも、なかなか煮え切らず日々ぶらぶら過ごしている恋人をライブハウスやキャバクラなどで働きながら支える主人公。

彼が抜けたバンドは、グラビアアイドルをボーカルに迎えレコード会社と契約したりして、複雑な気持ちで意見する彼。

彼女は、ライブハウスでたまたま再会した元彼に、あきらめつつも身を任せていく。

ゆれる若者の心の動きを繊細に表現していてなかなかに切ない。

元彼役のオダギリジョーさんは、イケメンプレイボーイの役が似合いすぎ。

12月28日まで、横川シネマにて(ただし、24,27日は貸館のため上映してません)。


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月と木星とふたご座流星群

[2017年12月23日(Sat)]
2017年12月15日の明け方、月齢26の細い月と木星が接近して見え、さらには、ふたご座流星群の流星が見えるかもしれない。しかも、天気がよさそうなのででかけてみることにしました。

この日の山口県の月の出は4時9分、日の出は7時12分。出勤時間を考えると5時半過ぎから6時半くらいまで観察ができそうです。

運がよければ、月と木星と流星を同時に写真におさめることができるはずですが、かなり確率は低いと思われるので、実地で感触を確認してみたいという気持ちもありました。

最近は大体4時起きなので、少しだけ早めに起きてしっかり朝食をとり、機材を準備して出発。現地に着いてすぐに撮影場所を決め、流星を気にしながら三脚などのセッティングをして撮影に取り掛かりました。

あまり、天体写真を撮ることはないので、前回の天体写真撮影の時、感度をオートにしたままにしていて、かなり感度が上がってしまっていて画質が悪かったので、今回はISO800が上限になるように設定。

今回の失敗は、前回別の撮影したときインスタ用に画面を正方形に設定していたのを、全体が暗いために気づかず、縦位置で撮ろうと不安定な縦方向にセットしたため、ぶれてしまったこと(正方形画面なら安定する横位置にしても関係なかったのです)。

経験を積めばこういう初歩的なミスはしないのでしょうが、たまになので難しい。そして、そういうこまごまとしたことにとらわれていると、肝心の観察に集中できないという残念なことがあります。

結果としては、2個の流星を見ることができましたが、写真におさめることは当然ながらできませんでした。ただ、感触としては、十分準備して望めば、可能性をあげることはできそうです。年間かなりの回数がある月と惑星の接近時期と、年間何度かある流星群の時期と、天気が良いという条件と、自分が動ける日が重なる日が年間1日くらいあったりなかったりでしょうから、またの機会を待ちましょう(気づかない可能性は大)。

一応、撮影した中から3枚。

171215月と木星01.JPG

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最後のほうは、夜明けが近くなってきています(暗いうちは回りに比べて月が明るすぎるので、月の明るさにあわせると周りが真っ暗に写ってしまいます)。

追記:天体情報を得るのに最近利用しているのは、アストロアーツというホームページ。その時々の天体情報を気軽にチェックすることができます。天体関係の書籍などを出版している会社が運営しているようで、いろいろマニアなグッズも取り扱っているようで、あまり見ていると新たな楽しい世界に引き込まれてしまうので気をつけないといけません。


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131『奥会津の木地師』 ライブデポにて92

[2017年12月22日(Fri)]
『奥会津の木地師』
(民族文化映像研究所製作、55分、1976年、日本記録映画)

2017年、映画鑑賞131作品目にして、劇場での鑑賞92作品目(小さな部屋での自主上映ですが、誰でも入れる形の上映という意味で)。

民族文化映像研究所(略称:民映研)の代表作と言われている『奥会津の木地師』を見る会が、西岩国の空き店舗を活用して、貸し店舗などさまざまな活動を行っているライブデポ2階で行われました。

民映研の名前は知っていたのですが、今まで実際の映画を見たことがかなったので参加してみました。

今から100年くらい前に奥会津の山の中をいい木を求めて移り住み、木を切り出しロクロを使ってお椀を作っていた木地師と呼ばれる人々の生活を、約40年前に再現して映像化した映画。

山の中の適当な場所を見つけて、土地をならし、周りの木や熊笹を使って家をつくり、水も引き、作業場もつくり、木を見つけて切り倒し、分業でゼロからお椀を作っていく。シンプルながら人間の能力のすごさを感じさせる作品でした。参加者みんながびっくりしたのは、おばあさんが、素足で小さなお椀を挟んでまわしながら大きな曲がったノミを振り下ろして、お椀の形をつくっていく熟練の技。少し間違えば足が大怪我をしそうなのに、ぜんぜん気にしているふうではないのです。

集まった人は、昔ながらの職人技に興味がある人ばかりだったのでしょう。その後、コーヒーと会津からお取り寄せしたお菓子を囲んでの歓談は、盛り上がりました。

民映研では、主に1970年代後半から2000年くらいにかけて(現在も動いているプロジェクトはあるようです)民俗文化を取材した記録映画を作製し、自主上映用に貸し出しているようで、今後も、ライブデポなどで上映会が行われるかもしれません。フェイスブックなどで告知があると思いますので、関心のある人はご覧ください。

当日資料として配布された民映研の映像リスト。

171217民映研映像リスト.JPG

追記:参加者には、初めて会う人もあり、名刺交換などもしたのですが、ある人の名刺の中に「五風十雨(ごふうじゅうう)」と言う言葉があり、裏に解説として「五日毎に風が吹き、十日毎に雨が降れば、作物が順調に育ち豊穣に恵まれるとされることから、平穏無事な世の中のたとえとして使われます」とありました。いい言葉ですね。


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2017わくわく科学クラブ<30倍の世界>7回目171216

[2017年12月21日(Thu)]
2017年度、ほぼ月1回ペースで10回かけて開催している、わくわく科学クラブ。私は、小学3年生以上のクラスを担当していて、行っている授業は、仮説実験授業の<30倍の世界>。

7回目は、生物(トンボの複眼、羽毛、人間の肌、星砂など)や鉱物(花崗岩、火山岩、サハラ砂漠の砂など)など、いろいろなものを20倍のルーペで見ていきました。

今回、面白かったのは、授業が始まる前に、いつものように子どもたちはホワイトボードに落書きをしていた(いつもは私が書く<30倍の世界>のタイトルも書いてくれました)のですが、なかなかうまい絵を描いたので、「うまいね!」と言ったからかどうかわかりませんけど、いつもは「ホワイトボードにどういう風に見えるか書いてみて」と頼んでもなかなか描いてくれなかったりするのに、今回は、次々と描いてくれたことです。

〇171216わくわく7回目02 ブログ01.JPG

〇171216わくわく7回目05 ブログ02.JPG

ちょっとしたことで、授業の雰囲気が変わったりすることがあります。


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130『婚約者の友人』 八丁座にて91

[2017年12月20日(Wed)]
『婚約者の友人』 八丁座にて
(監督:フランソワ・オゾン、出演:ピエール・ニネ、パウラ・ベーア、113分、2016年、フランス・ドイツ映画)

171216婚約者の友人01.JPG

2017年、映画鑑賞130作品目にして、劇場での鑑賞91作品目。

第一次世界大戦後、戦死したドイツの若者の墓に花を手向け、涙するフランス人の青年がいた。身寄りがなく、亡くなった若者の両親と暮らす女性は、婚約者のフランス留学時代の友人だったと言うその青年との交流で心癒される時間を過ごすのだが・・・。

時代背景、美しい映像、白黒とカラーの使い分け、ショパンのノクターンなどのクラシック曲の演奏、意外な展開、などなど。主人公役のパウラ・ベーアさん(映画撮影時に20歳とは思えない落ち着き)の名演もさることながら、全体として醸し出される雰囲気が、上質というか、なんとも言えません。好きな作品です。

12月29日まで、広島の八丁座にて。

171216婚約者の友人02.JPG

追記:最近、映画のチラシと言うと、B5判のもののほかにA4判を二つ折りにしてA5判になったものがある場合があって(その場合、中にいろんな人の一言コメントがついていたりします)、違ったビジュアルになったりしているのですが、『婚約者の友人』の場合、一見同じに見えて通常チラシは、後ピンになっていてパウラ・ベーアさんにピントが合っていて、A5判のほうは、前ピンになっていてピエール・ニネさんにピントが合っているというお洒落なつくりになっています。


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four seasons 版画工房みのむし/やきもの立(りゅう)二人展

[2017年12月19日(Tue)]
2017年12月16日(土)〜25日(月)10時〜19時
ヒマールにて

171216〜four seasons表.JPG

171216〜four seasons裏.JPG

12月17日(日)に時間が取れたので観にいってみました。

全体的に、ほっこりする感じの作品ですので、是非。
作家が二人ともお店にいました(この土日だけ)ので、写真撮影を許可してもらいました。

171217ヒマール展示.JPG

山口・下松で製作する「版画工房みのむし」の作品はこれまでもヒマールで展示会があって観た事があって好きです。光沢と厚みのあるインクを使った版画作品で、一昨年だったかの展示にあった珊瑚の産卵シーンをモチーフにした作品が忘れられません(のでそのことを話したら、絵葉書でつくってみてくれるかも、と言う話になりました)。

宮城・仙台で作陶する「やきもの立(りゅう)」。こちらの作品ははじめて観て、ちょうど欲しかったサイズのお皿(シンプルな彫りと、はんこで微妙な凹凸の模様をつくり、釉薬がたまることによって濃淡がでる作品)があったので購入しました。

ヒマールさんが、二人の作品に共通点を感じ、四季をテーマに作品展を行うことになったようです。


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129『ダンケルク』(再) 広島バルト11にて90

[2017年12月18日(Mon)]
『ダンケルク』
(監督:クリストファー・ノーラン、出演:トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、ケネス・ブラナー、106分、2017年、アメリカ映画)

171214バルト11IMAX.JPG

2017年、映画鑑賞129作品目にして、劇場での鑑賞90作品目。
というか、9月に福山で観て、12月15日から、広島バルト11でIMAXの正式上映が始まる直前のプレリクエスト上映会で観たので、2回目(今年2度観したのはこの作品のみ)。

今年はたくさん観たので、いい映画もたくさんあったのだけど、上位10指には確実に入ります。

2017年9月19日の記事に簡単な感想を書いています。ストーリーに魅せられたり、主人公たちの人間ドラマに感情移入したりするタイプのものではなく、理不尽な戦場に放り込まれて翻弄されてしまう体験をする感じ。

かっこよかったのは、ダンケルクの地に封じ込められた兵士たちを助けるために徴用された民間の遊覧船の高齢の船長さんだったりしました(自分たちが始めた戦争に巻き込まれた若者を救わないと、という凛とした使命感が感じられた)。

追記1:広島の八丁座で、2018年1月13日から、この『ダンケルク』の上映が決まったようです。2018年1月8日に発表されるゴールデングローブ賞にノミネートされたからみたい。

追記2:何度か書いていますが、3DやIMAXは、私にとってそれにふさわしい映画であるかどうか(技術に必然性があるか)というのが観るか観ないかの基準になっています。3Dについては、今のところ『pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』のみが3Dならではの作品です。それは、ダンスに関するドキュメンタリーフィルムで、私はダンスは生の舞台で観るのが一番と思っていますが、この映画については3Dを使って、計算されたアングル(近景であったり、遠景であったり)で撮影することによって、生の舞台とは別の体験をさせてくれたから。IMAXに関しては、今のところ『ダンケルク』のみ。その映像と音響が、奇をてらったり、ただ派手だという理由でなく、その映画が目指している体験をもたらすのにふさわしいと思えるから。


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『没後150年記念 吉川経幹―維新前夜―』岩国徴古館での展示とマンガ岩国人物伝vol.2

[2017年12月17日(Sun)]
2017年10月29日(日)〜12月24日(日)残り会期わずか
9時〜17時(月曜休館、入館無料)
岩国徴古館にて(岩国市横山2-7-19)

明治維新において重要な役割を果たした12代岩国領主吉川経幹さんについての紹介。

あまり知られていないかもしれませんが、経幹さんは長州藩から信頼され、江戸末期の第一次長州征討では、征長軍の大参謀になっていた西郷隆盛さんと岩国で交渉して戦闘を回避したりと活躍しています。そういったことをはじめ、幕末の岩国の様子を、古文書やパネル、映像などで観ることができます。

この展示にあわせて、昨年度の赤禰武人さんの人物伝に続いて、第二弾として、『吉川経幹伝』が発売されています。マンガを使って分かりやすく、幕末維新期に活躍した吉川経幹さんについて解説してあります。1冊200円。

吉川経幹漫画.JPG

ちなみに、岩国徴古館のお隣にある吉川史料館でも、おなじく12月24日まで『吉川経幹展』が開催されていています。こちらも是非。


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128『サーミの血』 横川シネマにて89

[2017年12月16日(Sat)]
『サーミの血』
(監督・脚本:アマンダ・シェーネル、出演:レーネ=セシリア・スパルロク、ミーア=エリーカ・スパルロク、マイ=ドリス・リンピ、108分、2016年、スウェーデン・ノルウェー・デンマーク映画)

1712サーミの血.JPG

2017年、映画鑑賞128作品目にして、劇場での鑑賞89作品目。

1930年代のスウェーデン北部で暮らす先住民族、サーミ人の主人公は、さも科学的な調査により、勝手に脳が文明に適応できない判断され差別的な待遇を受けていた。そんな中、トナカイを飼うテント暮らしから自由になりたいと思った主人公は、スウェーデン人のふりをして行ったダンスパーティで出会った青年を頼って寄宿学校を抜け出して、まちへ。

サーミ人の血を引く監督が、ノルウェーに暮らすサーミ人を主役に起用して、現在もなお残る差別について描いています。主人公の凛とした姿が印象的。

先住民に対する差別というものは、全世界的にあるものなんだなと改めて考えさせられます。

横川シネマでの上映は、12月15日で終わっています。


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「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問に関して考えていること(中間報告)

[2017年12月15日(Fri)]
「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問は、子どもの頃からの謎でした。それが気になっていたのは、子どもの頃から、動物や植物の図鑑を見るのが好きで、生態系の話などに感銘を受けていて、自然界には不都合と思われることにも何らかの理由があるはずだ、という思いがあったからだと思います。

ただ、その疑問も棚に吊ったままになっていたのですが、2010年代に入ってから、たまたま出会う本によって、皮膚が感じる触覚についてや、皮膚とそこに住んでいる常存菌との関係、感覚と脳の関係などを断片的に知る機会が増え、特に今年(2017年)に入ってからは比較的まとまって本を読むことになったので、徐々に考えがまとまってきました。

まだ、ちゃんと整理できてはいませんし、あくまで説というか、こういう考え方もあるというレベルですが、私的には現段階で一番納得できる理由です。

結論だけ書いてしまうと、

@従来、生物は主に少しずつ(時に大きく)変化する遺伝子によって(遺伝子にある程度しばられながら)、生命維持の様々な機能を代々伝えつつ進化してきたが、ヒトは、生まれた後に急激に発達する脳によって、遺伝子によらない進化の方法を手に入れ、肉体的にも精神的にも(個人的にも社会的にも)大きく進化を遂げることになる。それを効果的に行うために、(それまで多くの生物が外部の情報を取り入れながらも外界に対して閉じる方向で進化して来たのに対して、)外界との直接的なつながりを持つ皮膚を、できるだけ外界にさらす必要があった。

A同時に、他の動物よりもさらに臨機応変にヒト同士で協力・連携しあうことによって、危機を回避したり、よりよい社会を作ることができるようになった社会的動物であるヒトにとって、個々がより親密に直接的コミュニケーションをとる必要があり、そのために体毛が薄くなった(より大きく言うと、Aは@に含まれています)。

ちょっと、分かりにくいかもしれませんが、「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問は、ヒトの本質に関わる問題のような気がしています。

今後とも、追いかけたいテーマです。

そういう考えに至った経緯について大幅に端折ってメモを書いてみましたが、B5判8ページになってしまったので、別途pdfファイルで添付しますので、余裕があれば読んでみてください。


02ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?171215.pdf


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『思春期の男の子、女の子』チャイルドライン岩国ステーション公開講座「柔らかな関係づくりのために」

[2017年12月14日(Thu)]
2017年12月17日(日)13時半〜15時半
岩国市中央公民館4階集会場
講師:村瀬幸浩(“人間と性”教育研究協議会会員・元一橋大学講師)
参加費:前売券1500円(当日2000円)
託児:300円/1人(12月8日までに申し込み)

171217思春期.JPG

171217思春期の男の子、女の子裏面.JPG

通信会社などの協力のもと、全国で展開している18歳以下の子どもだけがかけることができる専用電話“チャイルドライン”。

その電話を支える団体が岩国にもあり、受け手となる人の研修や受け手などを続けていく上での研修を随時行っていますが、一般向けの公開講座も時々行っています。

実際の子どもたちの生の声を聴いているチャイルドラインがおススメする講師のお話には、今の子どもの状況を通して社会を考えることになると思いますし、特に子どものいる親や、子どもにかかわる活動や仕事をしている人にとってとても参考になると思います。


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『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】』

[2017年12月13日(Wed)]
『炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】』(夏井睦著、2017年、光文社新書)

1711炭水化物が人類を滅ぼす.JPG

前作の『炭水化物が人類を滅ぼす』から4年。糖質制限ブームのけん引役の一人として活躍する夏井さんが、糖質制限について糖質とは何かとか、食べていいもの、ダメなものなど具体的なことを、糖質制限を実際に行っている人に書いてもらったアンケートで、補強してさらりとまとめたあと、大胆な仮説を展開しています。

まず、糖尿病患者に使われるインスリンについて、「インスリンは、血糖を下げるためのホルモンではない」と言い切っていて、その理由として、
@血糖を上げるためには、グルカゴン、コチゾール、アドレナリン、甲状腺ホルモン、成長ホルモンなど数多くのホルモンがあるのに、血糖を下げるために使われているホルモンはインスリン一種のみであって、しかも、インスリン分泌から血糖が下がるまでには2時間もかかる。
としているのです。

つまり、生体機能の恒常性が維持し、暴走しないようにするために、生体中の何らかの物質濃度を上昇させたり下降させたりするために普通は、それぞれ複数のホルモンがあるのに、血糖に関しては、上昇させるためのものしかないのは、もともと血糖値が増えすぎることを想定していないからで、元来糖質はあまりとることができないものなのでとってはいけないものであるという説を示し、なるほどなと思わせます(ここから、糖質制限が健康のために理にかなっていることを、生命科学的な観点から展開していきます)。

そして、快感ホルモンとも言われるドーパミンが、血糖値が上昇すると分泌されて快感を感じるのはなぜか、という疑問を解くことから、全生命史・全人類史を読み直すと言う大胆な話しにつながっていきます。一部の霊長類とヒト、社会性昆虫だけで脳内ドーパミン濃度が濃くなっていて、それには、もともとは集団生活によるストレスが関わっているようで面白い。

さらには、先史時代のヒトの特質を、「努力しないサル」「好色なサル」「食べ物に囲まれたサル」「狩猟か採集か」「火を使うサル」「裸のサル」「汗まみれのサル」と、項目をたてて考察を進めていて、刺激たっぷりに仕上がっています(「裸のさる」の部分については、私が長年疑問に思っていた「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」ということとかかわってくるので、別記事で書こうと思っています)。

とにかく、1万年前農耕生活によって糖質の多量摂取とともに始まった文明の発展が、糖質中心の穀物の食糧生産の頭打ちと共に限界を迎えており、糖質制限という、多くに人にはまだダイエット法の一つくらいの認識しかないと思われるものが、それを打開する一大転機であるという壮大な話になっていて、それがどれくらい本当なのかは別にしても、状況証拠に基づく思考実験としてとても興味深いのは確かです。


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