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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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パフュームの『TOKYO GIRL』の完成度がすごい!

[2017年06月30日(Fri)]
少し古いネタになってしまいました。

テレビドラマ「東京タラレバ娘」(原作はコミックス)の主題歌に使われたパフュームの最新曲(テレビドラマのほうは、最初少し見てやめてしまいました)。

東京で頑張る女性を歌とダンスで表現して余りある作品となっています。

tokyo girl.JPG

私はダンスが全般的に好きで、私にとってはダンスと言うのは基本的に、表意(意味を表す)表現であるという部分が欠かせないと思っています。そういう意味でパフュームのダンスは、ちゃんと多くの振り付けに具体的な意味を持たせている。

分かりやすい例を挙げると、何かを求めて手を伸ばすしぐさや、東京のTの形を指で表現したり、女性を、熱帯魚や猫であらわしたり(歌詞には熱帯魚しかでてきませんが、ダンスの中に猫がでてくるのは、最近、あくまで自分中心で自由な猫に人気が集まっていることを捕らえ、そこに女性を重ね合わせているところがうまいと思う)。

そして、パフュームのダンスは、歌いながら踊るという制約も考慮して、超絶技巧よりも、ぴったり合うシンクロや、微妙にずらすカノン(同じテーマをずらして演奏するパッヘルベルのカノンから来ていると思われるダンス用語)の美しさを追求していて、しかも、表現が繊細で、ときにコミカル。

楽曲は、電子楽器で演奏しているし、ボーカルはマイクでエフェクトを入れて生声とは違う音にしていて、全体的に無機質でクールな感じにしているのに、生身のダンスと一緒に表現されるために不思議なくらい温かい(日ごろあくまで、広島弁でしゃべるメンバーのフレンドリーな様子も大きく影響しているとは思います)。

ついつい見入ってしまいます。

個人的な好みで言うと、前作?の『Flash』は、振り付けに武術を取り入れていて、武術には武術の、合理的な身のこなしとか、意味とは別のそれなりの美しさがあると思うのですが、ダンスとはちょっと別なのではと言う私の思いがあり(それでもパフュームらしく美しく表現していて挑戦としては面白かった)、ちょっと路線が変わってしまったのかと不安に思ったのですが、『TOKYO GIRL』で、ちゃんと(私好みの)本来の姿?に戻ってくれてよかったです。


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75『はじまりへの旅』 広島のサロンシネマにて37

[2017年06月29日(Thu)]
『はじまりへの旅』
(監督・脚本:マット・ロス、出演:ヴィゴ・モーテンセン、ジョージ・マッケイ、フランク・ランジェラ、119分、2016年、アメリカ映画)

1706はじまりへの旅.JPG

2017年、映画鑑賞75作品目にして、劇場での鑑賞37作品目。

北アメリカの森の中で、自給自足の生活をする父と7歳から18歳までの6人の子ども。

精神をわずらって入院していた母親が亡くなった知らせを受けて、その葬式に参列するために山を出て自家用バスでの長旅に出かけるロードムービー。

家族なんだけど、7人もいるので、コミュニティって感じの個性豊かなメンバーが、その極端で、ある意味まっとうな生き方をまちで貫こうとすると、いろんな軋轢が。

母親の葬式の方法についての意見の食い違いというかこだわりは、しかし、無宗教な私にはちょっと理解できなかったりしますが、全体としては、現代社会の普通について考えさせられる興味深い映画です。

最後は、不思議なハッピーエンディング?

7月7日まで、広島のサロンシネマにて。

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505_はたけの虫たち25 丸亀虫(マルカメムシ)や豆黄金(マメコガネ)の運命(通算2000記事目)

[2017年06月28日(Wed)]
枝豆の花が咲きかけてきて、丸亀虫と豆黄金がやってきました。

丸亀虫は、枝豆の枝について、樹液を吸うのだと思います。大体、ペアになっていて交尾をしているので、そうやってどんどん増えていくのでしょう。

170,624丸亀虫.JPG

豆黄金は昆虫としては例外的に雑食系で、いろんな葉っぱが好きなようで、枝豆だけでなく、オクラやモロヘイヤなどいろんなところにいます。

豆黄金は、片足をあげていることが多く、このように、隣同士でシンクロしてたりすることがあってかわいい。

170618豆黄金(マメコガネ)02.JPG

でも、あまり増えると困るので、普通の水を張ったバケツに、軍手だと、感覚がわかりにくいので逃がしてしまうことがあるため、素手で取って入れて駆除します。亀虫の臭いにおいがついたりしますが、慣れるとそれほどきになりません。

そして、以前も書きましたけど、洗剤を入れるとすぐ沈んで死んでしまうのでいいと書いてある本もありますが、意外と簡単に死んでしまうので、わざわざ洗剤を使う必要はありません。

特に、丸亀虫は本当にすぐ死んでしまいます(豆黄金はけっこうしぶとく頑張ります)。写真では、豆黄金は必死に丸亀虫にしがみついています。しがみつかれている丸亀虫はすでに死んでいるのです。水底に、何匹か死んでいるのが見えると思います。

170623溺死前.JPG

ついでに、そのほかの虫を紹介します。

ミニトマト「アイコ」の一部の房の塊にだけ密集している細長い油虫(アブラムシ)。

170324アブラムシ.JPG

何かの幼虫かな?

170621虫.JPG

はたけ近くの小川から、はたけに水遣りをする庭の流しの配管をよじ登ってきた太鼓打(タイコウチ)。

170623太鼓打.JPG

ウリハムシ似、というかウリハムシの色違い?

170624ウリハムシ似.JPG

セミのような面白い顔立ちのウンカの一種。

170624ウンカの一種.JPG

ハエの一種。

170624ハエ類.JPG


追記:この記事で、2000記事目になりました。ただ、実際の記事数は1986件のようです。今はそういうことはないのですが、最初のころは、一旦あげた記事をやり替えたりしたことがあるので、実際の記事数と連番が食い違っているのではないかと思われます。しかし、記事のアドレスの番号のほうがわかりやすいので。

それでどうというわけではないものの、もともと“はたけ”のことについて書くことから始めたブログなので、2000記事目も「はたけ通信」というのは区切りとしてはふさわしかったかな、と。

これからもよろしくお願いします。


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74『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』 広島八丁座にて36

[2017年06月27日(Tue)]
『ヨーヨー・マと旅するシルクロード』
(監督:モーガン・ネヴィル、出演:ヨーヨー・マ、95分、2015年、アメリカ・ドキュメンタリー映画)

1704ヨーヨー・マ.JPG

2017年、映画鑑賞通算74作品目にして、劇場での鑑賞36作品目。

この映画は、なかなか深い。

2000年に世界的チェロ奏者のヨーヨー・マが【音の文化遺産】を世界に発信するために立ち上げた“シルクロード・アンサンブル”。

もともと異文化の交差点となっているシルクロードにゆかりがある、さまざまな歴史的、文化的、政治的な背景を背負ったメンバーが作り上げていく音楽が、当初「文化観光」にすぎないのではと揶揄(やゆ)されながらも、着実に新しい音楽を創ってく姿を、主要メンバーのインタビューや活動などを追いかけながら魅せてくれます。

出てくる楽器もチェロ、ケマンチェ、中国琵琶(ピパ)、バグパイプ、尺八などさまざま。

最初の港での演奏からして、度肝を抜かれ、それぞれのメンバーの真摯な取り組みや言葉が心に響きます。

結局、お互いが安易に妥協したり、まぜこぜにするのではなく、それぞれが自分たちのアイデンティティに大切に向き合ってぶつけ合うことによってこそ、新しいものが生み出されていくだよな。

音楽に関わる人や、関心がある人には是非観て欲しいし、音楽に関心のない人でも、自分たちの分野のことについて思いをはせることができると言う意味で、いろんな人に観て欲しい映画です。

このメンバーのコンサートを一度でいいから生で聴いてみたい。

7月7日まで、広島の八丁座にて。


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504_南瓜(カボチャ)と西瓜(スイカ)の現況

[2017年06月26日(Mon)]
初めて育ててみているロロンという品種の南瓜。思ったよりも葉っぱなどを含めて全体的に大きく、旺盛に育っているので、2株分のスペースが足らない雰囲気になってきているので、急遽、はたけの隣を軽く草取りして、厚めの稲藁で覆い、つるが拡がるスペースをつくりました。

170626かぼちゃはたけ01.JPG

一番最初の実(一番果)は、片手の指ではカバーできないほど大きくなってきています。

170626かぼちゃはたけ05.JPG

それ以降もどんどん実ができていて、葉の隙間から実が見えるように写真を撮ってみると、例えばここでは、3つの実が見えます。

170626かぼちゃはたけ02.JPG

感心したのは、雄花の背伸びです。

170626かぼちゃはたけ03.JPG

旺盛に大きく育っている葉っぱの上に出ようと伸びていて、葉っぱをかき分け見ると40センチくらい伸びています。

170626かぼちゃはたけ04.JPG

少しでも、目立って、蜂(ハチ)などの花粉を運んでくれる虫たちに気づいてもらおうとしているのだと思われます。

ちょっと気になるのは、雄花は花だけなので、背伸びをすることはそれほど難しくないのですが、雌花は最初から実になる部分が根元についているため、地上から上に伸びることはできません。雄花に来て花粉を体につけてから雌花に向かってもらわないといけないので、まず、視覚的に目立って雄花に寄ってもらい、そのあと、においで雌花に誘うとかいった役割分担をしているのでしょう。

それにしても、例年、南瓜の花が咲き出すと、蜂の羽音が聞こえてくるのに、今年はまだ聞こえてきません。蜂が減っているという話は、テレビや本などで話題になっているものの、あまりこれまで実感したことはなかったのですけど、今年はそうなのかも、と思ってしまいます(なので、雌花が咲いているのに気づいたら、せっせと雄花の花粉の部分をくっつけて受粉してやります)。

2株植えているうちの1株の西瓜(スイカ)はまだ、一番果がこの小ささで、もう1株のほうは一番果ができたばかりです(まだちゃんと受粉しているかわかりません)。


170626すいかはたけ一番果.JPG

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73『TAP THE LAST SHOW』 広島バルト11にて35

[2017年06月26日(Mon)]
『TAP THE LAST SHOW』
(監督:水谷豊、出演:水谷豊、北乃きい、清水夏生、133分、2017年、日本映画)

1706tap.JPG

2017年、映画鑑賞73作品目にして、劇場での鑑賞35作品目。

水谷豊さんが、20代の時にブロードウェイミュージカルで観て感動して以来、タップダンスを映画にしたいと思い続けて、紆余曲折がありながら40年を経て実現した作品。

ダンス中の事故で踊ることのできなくなった往年のタップダンスのスターが仲間とともに劇場最後のタップダンスショーを演出するというストーリー。ラストの24分のラストショーは圧巻で、タップダンスに対する愛が溢れていました。

作品の中でもオーディションが行われますが、この作品に参加しているタップダンサーは、実際に500人くらい集まったオーディション参加者から選ばれたとのことで、若手の実力派ぞろい。

実は、主役級には選ばれなかったものの、主役級の5人が含まれる10人くらいのメンバーの中に、小学生のころに岩国にいて、現在は関東で頑張っている若者がいて、私は一緒の教室でタップダンスを学んだ時期があったので、とてもうれしい。

また、行くことができた時間がちょうど、水谷豊監督の舞台挨拶と重なったため、ラッキーなことに水谷さんの想いなどを生で聞くことができました。

170624tap舞台挨拶アリ.JPG

最後の数十秒間だけ、写真撮影OKということになって、SNSなどで紹介してもいいとのことでしたので。


170624水谷豊舞台挨拶.JPG

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日常使いカメラ、オリンパス Tough TG-5への更新

[2017年06月26日(Mon)]
オリンパス Tough TG-1、オリンパス Tough TG-3 と、一つ飛ばしで更新してきた日頃使いのカメラ。TG-5が登場したので、更新することにしました。

170624TG-3とTG-5.JPG

新旧を同時に撮ってみると、さすがにくたびれてきているのがよくわかります(ブラックからレッドにも変更)。

今回更新したのは、カメラの前面に付けてマクロ撮影時の簡易照明になるLEDガイドライトのロック機能が付いたこと(これまでなかったので、よくカバンなどに保管しているときに取れることがあった)と、画素数が1600万画素から1200万画素に落ちた代わりに、感度が1段階あがったこと。

170624TG-5.JPG

170624TG-5 ロック.JPG

もともと、最高角時のF値が2.0と明るいレンズで、夜間でもそこそこ撮影ができていたのが、さらにパワーアップ。

ついでに、マクロ撮影時にフラッシュが近くの被写体にまんべんなく広がるフラッシュデフューザーも購入しました。

170624TG-5 ディフューザー.JPG

防水15m、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温−10℃、防塵、耐結露と、普通に使う分にはどんな状況でも使え、顕微鏡モード、深度合成モードなども付いていて、万能選手として、これからも活躍してくれることでしょう(はたけで泥がついた手で扱ってもいいし、雨の中はもちろん、カヌー遊びや、周防大島沖のサンゴを撮ったことも。昆虫や草花の花などにも最適。)。


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503_はたけの虫たち24 謎の赤い物体(衝撃映像)

[2017年06月25日(Sun)]
先週末に、枝豆にとまっていた体調5ミリ程度の小さな蠅(ハエ)の仲間と思われる虫。

170618謎の虫.JPG

背中に鮮やかな赤いものを背負っています。

正直言ってちょっと怖い。

地元の科学センターに問い合わせてみたら、山口大学の先生の聞いてみてくれたようで、どうも壁蝨(ダニ)の幼虫で、この虫に寄生しているのだそう。虫の大きさに比べて大きいので、いずれ、虫は死んでしまうのではないかと思われます。

自分がもうじき死んでしまう運命であることに気づいてはいないんだろうなあ。


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72『真白の恋』 横川シネマにて34

[2017年06月24日(Sat)]
『真白の恋』
(監督:坂本欣弘、出演:佐藤みゆき、岩井堂聖子、福地祐介、97分、2017年、日本映画)

170623真白の恋 表.JPG

170624真白の恋ロケ地マップ.JPG

2017年、映画鑑賞72作品目にして、劇場での鑑賞34作品目。

“日本のベニス”と称される新湊内川地区がある富山県射水市を中心にオール富山ロケで低予算、短期間に作られた作品。

とてもいい作品です。

軽い知的障がいのある主人公 渋谷真白(ましろ)が、新湊内川地区のパンフレット用の写真撮影のために東京から来たカメラマン 油井景一と出会い、その交流の中で自然と恋心を描くようになる。

小さな田舎町なので、真白のことは、町のみんなが知っているけど、触らないようにしている部分もあり、変な誤解を生んだり。

“普通”ってなんだろう?とあらためて考えされられる映画です。

普通に切ない恋愛映画なのに。

6月30日まで、14時20分からの1回のみ、1週間限定の上映。


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503_草マルチの効果

[2017年06月23日(Fri)]
はたけで、地表に光が届かないように何かで覆うことをマルチングとかマルチとか言います。

黒いビニールを使うことが多いので、そういうものでないとだめなのではと思われることも多いのかと思ったりしますが、実際には、地表に光が届かないようにすればいいので、枯れ草などでも大丈夫です。

どういう効果があるかを、以前にも書いていますけど、おさらいで書くと、

・ 野草が生えにくくなる
・ 保湿効果がある
・ 保温効果がある

下の二つは何となく、覆いをすればそうなるよね、とわかると思います。

じゃあ、一番に書いてある生えにくくなるというのは、どういうことか、というと、野草というのは、タネで数年過ごすことができ、光が当たると発芽し始めるからなのです。光が当たらないということは、他の植物が既にいると判断して、発芽しても、光が当たらなくて十分育てない可能性があるので、まだ待とう、と考えるわけです。

人が開墾したり、自然災害で地表がむき出しになったとき、自分の時代が来た、とばかりに発芽を始めるということになります。

今年、そのいい例があったので、紹介しましょう。

胡瓜(キュウリ)を育てるために作った畝(うね)で、支柱と枝を広げてもらうための網は全体に設置したものの、胡瓜は一気にできて、しばらく実が取れるものの、そのうち終わってしまうので、時間差で苗を植えるために、右半分にまず苗を植えて、その周りを草で覆い、左半分はそのまま地表を何も覆わずに置いておいたのです。

すると、こんな感じで、地表がむき出しの左側は、見事に草が生えてきました。一方の右側はほとんど草は生えてきません。草で地表を覆っている以外は、まったく同じ条件でです。

170617草生え放題05.JPG

で、さすがに、このままでは、草に栄養が取られてしまうし、大きくなりすぎると草取りが面倒くさくなるので、草取りをして、その草をそのままマルチにしました。

170620草取り後05.JPG

草マルチは、ビニールに比べて遮光性など完全でないので、若干草が生えてきて、草取りをする手間がかかりますが、ごみが出ないし、草自体が、だんだん分解して肥料になるので、エコです。


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「松元ヒロ『笑』ライブ」を観てきた170618

[2017年06月22日(Thu)]
岩国では恒例となった、松元ヒロソロライブ。

今年も、たっぷり笑わせてもらいました。

いくつかあった演目の中で、一番興味深かったのは、「上を向いて歩こう」の作曲など多彩な活躍をして昨年なくなった永六輔さんのお話。

永さんは、芸人が好きで、芸については厳しかったものの、これから活躍するだろう芸人には目をかけるようにしていて、ヒロさんもその一人だったので、いろいろと話を聞いたりしていたそう。

永さんの戦争時の体験や、いじめにあって、小学校の途中から学校へは一切いっていなかったこと、そのうちにラジオにコントのシナリオを投稿して認められ、放送作家になっていたこと、永さんは一貫して戦争反対や天皇制反対の意思をつらぬいてきたため、テレビの仕事はやめざるを得なくなり、ラジオに移って現地に赴く現場主義を貫きながら仕事を続けていたことなど、巧みな話術で笑わせてくれながら、ほろりとさせてくれます。

しかし、その楽しさは、実際にその場で体感しないとわからないので、次回は是非参加してみてください。

公演後に、打ち上げにも参加して、ブログに書いてもいいものの、それだけが一人歩きしてもいけないような裏話的なものもふくめて、たっぷり、楽しい話を聞かせてもらいました。


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502_苣(チシャ)の脇芽と蛞蝓(ナメクジ)

[2017年06月22日(Thu)]
近所でもらった苣の苗。少しずつ大きくなった葉っぱをかいては、使っています。

170620チシャ.JPG

だんだん、背が高くなってきているので、そろそろ薹(とう)が立って終わってしまうかなと思っていたら、脇芽が出てきて、いかにも柔らかくて食べよさそう。

170618ちしゃの枝芽01.JPG

ここまでしっかりした脇芽が出てくるのは珍しいような気がします。何か出やすくなるような条件があるのでしょうか?

170618チシャの枝芽02.JPG

私が気づいていないだけで、いつも結構出てるのかもしれませんが。

それはそうと、苣やレタスは、虫が齧(かじ)ると乳白色の液体が出てきて、それに催眠作用があるために、虫が付きにくいということは以前にも書きました。

一見、やわらかくて虫に食べやすいそうに見えるので、農薬なんかがたくさん使われていそうな印象ですが、使わなくてもぜんぜん大丈夫(私は他の作物も含めて農薬は使ったことはありません)なんです。

ただ、蛞蝓(ナメクジ)にだけは、少し食べられてしまいます(それほど大きな影響はない)。それって、もしかしたら、蛞蝓は、もともと動きが鈍いため、その毒の影響が少ないということでしょうか?蛞蝓がのろまなのにも、利点があるということになるような。


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郷土史研究会at サンライフ岩国 第592回「藤岡市助の志−藤岡関係文書を読む−」を聞きに行ってみた170618

[2017年06月21日(Wed)]
2017年6月18日(日)10時〜12時前
講師:下麥誠一郎(郷土史家)

もともと私は、歴史は苦手なほうですが、地域の歴史というものにも時には触れてみようと思って、岩国徴古館が主催している「郷土史研究会」に何度か参加しています(毎回講師は変わります)。

今回は、最近では珍しい郷土史家による講演。

もともと電気関係の仕事に従事していて、退職後、自分か関わった電気に関して、「日本のエジソン・電気の父」といわれる岩国出身の藤岡市助さんについて、調べることにしたそう。

結果としては、私にとってはとても興味深く面白いものでした。

技術屋さんだからというべきなのか、文献を年月日ごとに整理していくと、徐々に事実関係が明らかになっていって、それまでの俗説か確認できたり、間違えがわかったりと研究方法も示しながら説明してくれるのが分かりやすいし、

1 江戸後期〜明治初期の科学・技術の状況、電気工学事始め
2 なぜ藤岡が技術者を志望したのか
3 明治維新と日本産業革命の関係を知る

などを研究していきたいという問題意識がはっきりしているのがいい。

例えば、藤岡さんがエジソンさんに会ったことがあるというのは、うわさ的に語られていますが、いろいろな資料を調べて、確実な証拠までは行き当たっていないようですけれど、かなり確からしい状況が分かってきているようです。

全体的に、教育的配慮による偉人伝的なものではなくて、できるだけ客観的にな事実に基づいた調査を行っている姿勢がうかがえるのも好ましい。

2000年に藤岡家から岩国市に寄託された、藤岡さんの自筆資料や、講義録などが未整理の状態でたくさんあるようで、それを整理していて、今回も、講座の時間内では半分くらいしか発表できなかったようなので、継続して研究して発表することになるのじゃないかと思います。また聞きに行きたいです。


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501_はたけの草取りとミニトマトの屋根

[2017年06月21日(Wed)]
今年(2017年)は、6月初旬に入梅して以来、まったく雨が降っていなくて、水遣りに多くの時間が費やされて、草取りがおろそかに。

ようやく、先週末に少し、草取りをしました。

私の場合、作物の周りの草は、抜いたあとにできるだけ根の土を落として、そのまま、作物の周りに横たえます。そうすれば、マルチの役割を果たして、草が生えにくくなるからです(マルチの役割については、かなり前にこのブログに書いています)。

最初は、緑が強いので、一見草をとったことが分かりにくいのですが、日照りが続けば、取った草は枯れていくのでわかるようになります。何か箇所か比較してみましょう。

左がモロヘイヤ、右がバジル

170617草生え放題01.JPG


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手前がパプリカで奥が茄子(ナス)

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左が丸オクラで、右奥が落花生(ピーナツ)

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170620草取り後06.JPG


ついでに書くと、今年は3種類育てているミニトマトが順調にすくすく育っていて、プレミアムルビーと言うかっこいい品種のものは、実のなる枝が40センチ以上の長さでなかなか壮観です。

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トマトは水分が少ないほうがおいしくなるし、裂果する可能性が低くなるので、透明ビニールで屋根をつけたいと思っています。しかし、まだビニールを買いに行ってません。今週からはようやく梅雨らしく雨が降るみたいなので、早めに買わなければと思いつつ。

と書いた日(6月20日)に、ついに雨が降り始めたので、55センチ×70センチの透明なポリ袋を切って、テープで貼って屋根を作りました。洗濯ばさみで止めているので、強風が吹くと飛ばされてしまうと思いますので、近所迷惑にならないように気を付けないといけないでしょう。ちなみに今まで面倒くさいので屋根をかけたことはなかったので、初めてです。


170620ミニトマトの屋根01.JPG

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アペラシオンでのワイン会に参加してみた

[2017年06月20日(Tue)]
報告するのが遅くなってしまいました。2017年5月13日に岩国の駅前、通称はと公園に面したビルの3階にある「ワインバー アペラシオン」で行われた、広島のワインエキスパート猪田さんによるワイン会に参加してきました。

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シャンパン1本、スパークワイン2本、白2本、赤7本、合計12種類を13,4人でいただくというなかなか贅沢でコストパフォーマンスが高い企画。

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そんなに強くないので、あらかじめ「本当に少なめずつでお願いします」と言っておいて正解でした。まともに飲んでいたら12本目に行き着いていなかったでしょうに、味が分かる段階で終わりまで楽しむことができました。

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料理も、参加者の畑でとれた野菜も使ったやさしい味のものばかりで満足(終わりかけになって、そう言えば、料理も写真に撮っておこうと思い立ったので2品だけ)。

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ワインに関する薀蓄に耳を傾けながら、みんなでわいわい話しつついろんな種類のワインの味比べをするというのもたまには楽しいものです。

以下、記録のために、ワインの名称と、うたい文句を書き留めておきます。

(1)ドメーヌ・デ・ロジエ・ブラン・ド・ブラン・ヴィオニエ・ブリュット・メトード・トラディショナル
「前代未聞!高級品種「ヴィオニエ」を100%使用した贅沢すぎる瓶内2次発酵スパーク」

(2)ヴィラ・デステ・スペシャル・リザーヴ・ブリュット 2012
「あのイタリア最高・超一流ホテルでしか飲めない感動の味!」

(3)シャンパーニュ・ポール・エラルド・ブリュット・ブラン・ド・ノワール
「小規模家族経営の造り手が手塩にかけて造りだすこだわりのシャンパン!」

(4)ルイ・シャド・コトー・ブルギニョン・ブラン 2014
「造り手はパーカー満点5つ星生産者のブルゴーニュの名門!」

(5)シャルトン・エ・トレブュッシェ モンタニイ・プルミエ・クリュ・レ・ブショ 2013
「白ワインのスペシャリストが造る1級畑は2013年産も美味!!」

(6)シャトー・オー・マジネ 2015
「驚異の金賞三冠受賞! なるほど納得の美味しさ! 豊かなベリー感が最大限に活かされる美しきミディアムボディ!!」

(7)シャトー・ド・カルル 2012
「驚異の四冠ゴールドメダル!! リッチで優雅な極旨フロンサック!!」

(8)シャトー・バレイユ・デュ・ブラン・ルージュ 2012
「あの数十万円ペトリュスを生み出す【ムエックス家】が造るサンテミリオン特級グラン・クリュ!」

(9)マス・ラヴェル・グラン・キュヴェ 2014
「なんとロマネ・コンティの使用樽で18ヶ月も熟成した究極のガレージワイン!!」

(10)シャトー・レ・ザムルーズ・コート・デュ・ローヌ・ラ・バルバール 2015
「ハートを一撃! 遂に来た! 当店史上最大の爆発的人気ローヌ!!」

(11)ファットリア・ロルナーノ・コマンダトール・エリンコ・ロッソ 2012
「あのペトリュスの樽も使用して仕込まれた超贅沢トスカーナを極秘輸入!!」

(12)マルティナ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2010
「超大当たり2010年ついに到着!! イタリアワインの王様ブルネッロ!!」


ちなみに、「アペラシオン」では、毎月テーマにあわせたワイン会や、朗読会やコンサートなどを行っています(私は、日程が合わないのもあって、めったに参加できてませんが)。


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わくわく科学クラブ<30倍の世界>第2回目

[2017年06月20日(Tue)]
毎年、月1回計10回で、小学校低学年から大人を対象として開催しているわくわく科学クラブ。私にとっては、3年ぶりに講師。6月17日の午前中に第2回目を行いました。

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全員の予想が外れたりと、多少の波乱がありながらも、楽しく、学んでいます。

仮説実験授業では、実験や観察で結果がわかるので、予想や討論の段階では正解に誘導したりすることは一切ありません。人の顔を見て忖度するようなことでは、自分でしっかり考えることにならないからです。

最後に書いてもらう感想の中で選んでもらう選択肢も、大変楽しかった、大変よくわかったを選択してくれる子が多く、楽しんでもらえているようです。

最後にお土産に、最近岩国徴古館で販売を開始したばかりの錦帯橋のマスキングテープを持って帰ってもらいました。

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ただ、男の子には、マスキングテープはあまり受けが良くなかったようです。楽しいのになあ。


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500_ルッコラとパクチーの花

[2017年06月19日(Mon)]
はたけ通信も500記事目になりました(ブログ全体のほぼ4分の1がはたけ通信です)。

何か特別な記事を書こうかとも思ったのですが、あまり思いつかなかったので、普通の記事です。

プランターで野菜を育てるということしたことがほとんどなかったのですけど、ルッコラとパクチーならまあ、すぐに収穫ができるので便利かと思って3月終わりにタネを植えてみました。

順調に育って、少しずつサラダや春巻きに使って楽しませてもらいましたが、花が咲き始めたので、そろそろおわり。

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パクチーは、セリ系らしい、小さな花の密集した花。

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ルッコラは、菜の花系の十字花(4枚の花びらが十字を作っている)でともにかわいらしい。

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タネができるまでは、楽しもうかなと思っています。


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井手原 敬一展「鉄工所の中の 古代都市」へ行ってみた

[2017年06月18日(Sun)]
先日観に行ってこのブログでも簡単に紹介した自主製作映画『永遠の光』の舞台にもなった、南岩国にある鉄工所の1階の一角にあるStadio Myu で個展があったので行ってみました。

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Stadio Myu は、随分前から気になっていたのですが、なかなか行くチャンスがなくて、今回たまたまフェイスブックで展覧会が開催されるのを知って、ようやく。

前庭や入り口付近にも作品が置いてあり、鉄製の扉が迎えてくれます。

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中には、タイトルのとおり古代都市をイメージさせる陶器のオブジェを中心に、板に油絵具やアクリル絵の具で描いた平面作品などが、所狭しと展示されています。

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場所の雰囲気と相まって、不思議な空間になっていて、一見の価値があります。

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作家の井手原さんがいたので、会場風景の写真撮影の許可をいただき、少しだけお話を伺いました。期間中は東広島から車で通ってこられるのですが、岩国から大竹にかけての工場地帯が好きで、そういった場所からアイデアが湧いてくることがあるらしいです。

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会期は今日(18日)と来週末24、25日の12時〜18時。

会場には、コーヒーの販売(近々西岩国でオープンする予定のコーヒー店の紹介を兼ねたもの)もあり、注文して話していたら、新聞記事で知ってて少し気になっていた西岩国の空き店舗を改装してイベントスペースや起業支援を行っている若者で、ちょっと話し込んでしまいました。今度事務所を訪ねて行ってみたいと思っています。

ちなみに、最初、間違って、3回にあるアンティークショップ「Myu antique & ironworks」に行ってしまったって、ついついいろいろと眺めてしまいました。古いの活字や、小物、Myuオリジナルの鉄製の小物やオブジェもなかなか楽しい。


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「シンギュラリティ」は、新しい「ノストラダムスの大予言」なのか?

[2017年06月17日(Sat)]
前の記事に書いた「シンギュラリティ(技術的特異点)」について考えていたら、これってもしかしたら、「ノストラダムスの大予言」みたいなものなのでは?と思いました。

「ノストラダムスの大予言」でピンと来る人は、50歳前後以上の人でしょう。1999年に空から大魔王が降ってきて世界が滅びるというもので、信じる信じないは別にしても、1999年にはこの世界はないのかも、ということが、頭の片隅(結構大きな位置を占めていた人もいるでしょう)にあり続けた人が多かったのではないでしょうか。

1970年代には、公害問題などを背景に、人災的に「ノストラダムスの大予言」が映画化され、子どもだった私もそれを見て、あんな世の中にしないために公害防止をしなければ、と思ったものです。

「シンギュラリティ」も、世の中の大きな転換点が訪れるという点で、似通っており、ただ、パラダイスが訪れるのか、それとも人が機械に操られるディストピアの時代になるのか、両極端な未来予想があるというということと、科学の名をまとっているために、少しばかり信憑性があるような気にさせてしまうのが違っていると言えるのでしょう。

まだまだ認知度の低い「シンギュラリティ」ですが、これから、認知度が増してくるのではないかと思います。そういう点では、これからの若い世代にとって、私たちにとっての「ノストラダムスの大予言」のような、共通の話題になる可能性はあるように思います(映画『ターミネーター』シリーズなどは、ある意味、「シンギュラリティ」以降の世界と今の世界とのことを描いています)。

しかし、冷静に考えると、前の記事に書いた『ビッグデータと人工知能』に書いてあるように、けっこうトンデモ話なことは機会があるごとに言うようにしなければと思っています(悪意のあるなしにかかわらず、それを喧伝することによって、思考停止社会に拍車をかけて、特定の人の利益につながる可能性があるからです)。

それよりも、高度な技術なので一般にはわかりにくいため、本当の意味で人工知能が社会のために活用できるように、技術者やその周辺の人が人工知能のことについて分かりやすく社会に説明していくとともに、私たちも、関心を持って、ちゃんと意見を発信して、適切な方向で技術開発が行われるように気を付けていかなければならないし、前の記事に書いたように、西洋追随でなくて、日本にこそ独自の役割があることを認識していかないといけないのではないでしょうか。

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『ビッグデータと人工知能』

[2017年06月16日(Fri)]
『ビッグデータと人工知能』
(西垣通著、2016年、中公新書)

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現在の人工知能の開発が進むと、2045年に「シンギュラリティ(技術的特異点)」が到来して、人間より賢い「意識」を持つ人工知能が出現し、何もかも任せられる時代になるという予測があり、欧米ではけっこう人々に信じられているらしい(一方で、人間がその人工知能に支配されてしまうという説もありますが、どちらにしても人間より賢い人工知能が出現するということに関しては一緒)。

でも、それって本当?

ビッグデータや人工知能が本当に有用なのか、私たち自身が自ら考えてみる必要があるのではないか、その概要や動向を、文化的背景を含めて理解してこそ、そのメリット・デメリットが分かってくるのではないか、といった意図でこの本は書かれています。

とても説得力があって、おススメできる本だなあと思いながら読んでいたら、この本の中にはあがっていなかったのですが、2010年1月11日にこのブログに読書メモを書いた『ネットとリアルのあいだ 生きるための情報学』の著者でもあったのでした。

結論から先に書いてしまうと、ビッグデータや人工知能自体は今後有用になってくる部分があるけど、「シンギュラリティ」は相当あやしい、トンデモ話の一つのようです。

技術革新や携帯電話の普及などによって、より大きな網羅的なデータを取り扱うことができることになり、データ分析について、これまでとは違うアプローチができるようになってきていますが、膨大なデータを統計処理することによって、本質的に未知な対象についての記述を、いかにも科学的厳密性を持つように見せかけるものにすることはできても、コンピュータ自身が結論を出すことはできないわけで、あくまで、人間が判断をしてあげないといけない。

そもそも、西洋起源のコンピュータは、哲学的な議論を避け、脳を分析すれば心を理解でき、さらに進んで、脳を再現すれば心を作れるという前提のもとに発展してきていて、データ処理の面だけを取り出していることに問題があるようです。

「生物は現在の状況に応じた柔軟な問題設定と情報の意味解釈によって生きていく自律的存在であり、機械は、指令どおりのアルゴリズムで過去のデータを形式的に高速処理する他律的存在である」と説明してあるとおり、生物と機械の差は大きく、ある意味別なものであって、それを超えることは簡単ではない。

逆に、コンピュータが複雑な計算をできるようになればなるほど、プログラムの全体像をチェックすることができなくなり、そこに、特定の人の悪意が入ってくる危険性があることや、安易に機械と人間のコミュニケーションを進めると、人間の方が巧妙に操られてしまう可能性があること(それは、すでに携帯依存症によって、多くの人が、機械に合わせた浅いコミュニケーションしかできなくなってしまうような現象が起きていることからもわかります)についても詳しく書かれています。

ごく大雑把に書いてしまうと、昔の西洋世界は神を頂点とする絶対的な位階秩序に支配されており、それが崩れた20世紀前半に、理性を持つ人間による客観的で理論的な秩序(人間も機械のようなものであるという考え方)に変わったことを背景にコンピュータが生まれたために、シンギュラリティが信じられているという面が大きいようで、そういう背景を持たない日本人の技術者は概ねシンギュラリティを信じていないにもかかわらず、西洋技術を尊敬しているためにそれに追随してしまっているとのこと。そろそろ、多用な価値観を認めやすい日本人技術者こそが、文系を含めた広い見識を実につけて、人工知能の活用のためにリーダーシップを発揮する必要があることを説いているところも興味深い(日本人が果たせる役割というものがいろんな分野で増えていると言われているのに、いまだに欧米べったりだったりするのはもったいない)。

真の社会的コミュニケーションは、リアルな現在時点で行われることから、基本的に人間同士のあいだでしか成立しない。リアルな人間をつなぐこと自体は、インターネットによってある意味実現しており、それにさらにソフト面で磨きをかけ、あとは、ビッグデータや人工知能は、過去のデータにもとづく有益な専門的助言を与えることに特化していけば有用なものになるという具体的な方向性も書かれています。

うまくまとめることができませんが、インターネットで少し検索してみると、シンギュラリティについて、よく理解していないのに、雰囲気だけで(悪く言うと)浮かれたような言説ばかりが目立つ中、実際にコンピュータ開発などに長年関わってきた著者の冷静な議論にもっと多くの人が関心を持ってほしいと思いました。

人間同士の対話を活性化し、また創造活動を支援することができるIA(AI:Artificial Intelligenceではなくて、Intelligence Amplifier:知性を拡張するもの)の実例について、理論・実践の両面から行っているドミニク・チェンさんの紹介がしてあり、著書を読んでみたいと思います。


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