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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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371_スナップ豌豆(エンドウ)、絹鞘(キヌサヤ)の支柱立て

[2014年03月19日(Wed)]
いつもよりもすごいことになっているぞ。

140316エンドウはたけ02.JPG

中国地方に例年より遅い春一番が吹いた3月16日。
春がどんどん近づいてきました。

今年は、はじめてビニールマルチを使用してタマネギの草取りが楽になったと油断していたら、家の近くで借りているメインのはたけの草が元気になっています。

豌豆の隣の5月につくね芋を植える予定の畝は、仏の座(ホトケノザ)の花盛り。

140316自然署用はたけ01.JPG

草取りをして、苗のまわりに、(取った草がまた根づいてしまわないように)まず茅(カヤ)系のマルチに適した草を敷き、その上に取った草を敷き詰めて、草が生えてこないようにマルチにしました。

そして笹竹(ササダケ)の支柱を立て、上に登ってきやすいように麻紐をある程度張り巡らせ、竹の枝を差して完成。

140316エンドウはたけ支柱立て終了.JPG

あとは、春の陽気でどんどん大きくなってくれれば5、6月には収穫です。

今度、追肥として草木灰や骨粉入り油粕をやろうと思います。


『ある精肉店のはなし』

[2014年03月19日(Wed)]
『ある精肉店のはなし』(日本、ドキュメンタリー映画、監督:纐纈あや、2013年)

1403ある精肉店のはなし.JPG

ようやく合間をみつけて観に行くことができました。

監督の纐纈さんは、第一作目の『祝の島』の周防大島での上映会のとき、お話しを聞いて、なんだか朴訥とした人(ちょっと失礼かも?)だなあという印象を持ったのですが、今回の作品の中でも飾り気のないナレーションが何とも好ましい。

この人は、きっと、その場所々に居場所をちゃんと見つけることができる人なんだろうなあと思います。カメラが入っていて、インタビューなども行なっているのに、演出っぽさがなく、自然な感じで映像が流れていきます。

大阪の貝塚市で、牛を育て、その牛を近くの屠畜場に歩いて連れて行って、自らの手でわり(鶏をしめると同じで牛をわると言うらしい)、さばいて精肉として売る。すべてを家族で行なっていたある家のお話。

屠畜場が廃止されることになり、牛を育てることはやめ、その最後の屠畜場での出来事も描かれているのに、そこに留まらずに淡々と未来に向かっている姿が写しとられています。

大切なものを見させてもらったような気がします。

横川シネマで上映中。当初は3月21日までの予定でしたが、午前中11時から1回のみですが、1週間延長になったようです。

追記:横川シネマ始まって以来のヒットとなったといわれる『ラジオの恋』 [主演:横山雄二(中国放送アナウンサー)]が3月29日から3週間追加上映になったようです。
今、同時上映しているパレスチナラッパーたちを描いたの映画『自由と壁とヒップホップ』も面白そう。


370_ハルのカタチ

[2014年03月18日(Tue)]
140316春の形08.JPG

ぽかぽか陽気に誘われて、週末の1日、たっぷりはたけの草取りにいそしみました。

その前に、草の花などを撮っていたら、面白い形を発見。

キヌサヤ(かスナップエンドウ)のツルが、つかまるものがないままに、絡み合って面白い模様を作り出しています。

天然の唐草模様。というか、こういうものから唐草模様は作られたのでしょうから、オリジナル。


クリオネ at 岩国市立ミクロ生物館

[2014年03月18日(Tue)]
週末に買うものがあって、岩国市由宇町にある「潮風公園みなとオアシスゆう」へ。

行ってみて、そういえば、そこに併設されている「岩国市立ミクロ生物館」でクリオネの展示をやっていたなあと思い出して見てみることに。

かっ、かわいい。

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しかし、少し見ていると、なにやら伸びてきました。

140315クリオネ04.JPG

えさをつかまえるための触手のようなもののようです。えさは捕まえてはいないようですが・・・。

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結構不気味です。北海道立オホーツク流氷科学センターから運ばれてきたようで、6月くらいまでは展示しているようです。

そう言えば、ミクロ生物館といえば、『日本の海産プランクトン図鑑』を監修していたり、プランクトンのカードゲーム「マイクロ王」(第三弾まである)やミクロ生物の模型作りキットなど、オリジナルグッズもたくさんあって、小さいながらなかなか注目の場所です。

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3月21日には、宮島水族館「みやじまマリン」の協力の元、ペンギンをなでることができる『ふれあいタイム』(申込・参加費不要)や『ペンギンのひみつ&スナメリの赤ちゃん奮闘記』(こちらは事前申込み制で、すでに参加できないようです)などがあります。


ファミーユ カフェ

[2014年03月17日(Mon)]
昨年の6月、岩国市由宇町にオープンしたパン屋カフェにようやく行ってきました。

140315カフェファミーユ01.JPG

お店の前にもテーブルがあるのですが、さすがにまだ寒いので中でバニラ風味のカフェオレとカレーパンをいただきました。外がカリカリでなかなか美味。

140315カフェファミーユ03.JPG

いろんな種類のパンが店内に並び、奥がカフェになっています。周防大島のジャムズガーデンのジャムも扱っています。
モーニングや、ランチもやっているようです。
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岩国在住ジャズ・ボーカリスト 蔵本りさ

[2014年03月16日(Sun)]
縁あって最近知り合った蔵本りささん。岩国出身で、19歳で渡米、カリフォルニア州立ディアブロバレーカレッジで基礎音楽理論、発声法を学んだ後、ニューヨーク市立大学シティカレッジ校に編入してジャズボーカル科を専攻したという本格派。

現在は、地元岩国に帰ってきて山口、広島で活躍しています。

昨年10月に発売されたファースト・アルバム『A Child Is Born』を最近購入。
1403蔵本りさ.JPG

しっかりした歌声で、ジャズのスタンダードナンバーをメインに聴かせてくれます。

ちなみに、2011年から岩国駅前にある中国新聞文化センター岩国教室で「楽しくはじめるジャズボーカル」の講師もしています。

今年は、例年岩国高校体育館で開催されている岩国高校同窓会の懇親会(5月18日(日)、総会10時30分〜、懇親会12時〜)で、アトラクションとして特別出演予定。

最近はそれほどでもないものの、以前はよくジャズのスタンダードは聴いていたので、身近にこんな人がいるのはうれしい。

ますます活躍してほしいものです。

詳しくは、蔵本さん本人のブログやフェイスブックで。

追記:3月15日にJR岩国駅で開催された駅コン(去年の3月から月1回くらいのペースで開催していて、時々足を運んでいます)へ行ってみたら、たまたま蔵本さんが、次の出演者が遅れていて合間に「アメージング・グレース」をアカペラで歌っていて、なかなか迫力がありました。私が到着する前に何曲か歌っていたようで残念でした。

140315駅コン01.JPG

※写真は本人に了承を得て掲載させてもらってます。


『銃・病原菌・鉄(上)』

[2014年03月15日(Sat)]
『銃・病原菌・鉄(上)』(ジャレド・ダイアモンド著、倉骨彰訳、草思社文庫。2012年、原著は1997年)

『銃・病原菌・鉄』1402.JPG

上下巻合わせて800ページに及ぶ大著。まずは上巻を読み終えました。
これは、本当に面白い。

著者は、生理学者、進化生物学者、生物地理学者。この著作で、ビュリッツァー賞、国際コスモス賞、朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第一位を受賞。

数十年前に鳥類の研究のために訪れていたニューギニアで出会った「ヤリ」という政治家から投げかけられた疑問「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」。

著者が実際に接してみて、平均的なニューギニア人と平均的な白人が頭のよさの上で優劣がつかないにもかかわらず、世界の各地で見られる格差はどこから生まれてきたのか?

1万3千年にわたる人類史の謎を、進化生物学、生物地理学、文化人類学、言語学などを縦横に駆使して解き明かそうとしています。そしてその壮大な謎を解く鍵となる、さまざまな研究が丹念に行われていることの一端に触れることができるという意味でもとても興味深い。どの部分もいろいろとヒントになることが満載なので、簡単な印象や感想を。

ヨーロッパ人とアメリカ先住民との関係においてもっとも劇的な瞬間として、象徴的に描かれている1532年11月16日のスペインの征服者ピサロとインカ皇帝アタワルパのペルー北方の高地カハマルカでの出会いが、ピサロの随行者が書き残した文書によって細かく再現している部分は、概略については何かで見知っていましたが、おぞましすぎる。たった196人のスペイン軍が、一人の犠牲者も出さずに何千人という敵を殺し、自分たちの500倍もの数のインディオを壊滅状態に追い込んだのですから。

そして、なぜ逆の(先住民側がヨーロッパ人を滅ぼす)ことが起こらなかったかを冷静に分析していきます。この本のタイトルになっている、「銃・病原菌・鉄」はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接的な要因を端的に表現したもので、そこにいたる過程を概観していってくれています。

上巻の多くの部分を占めているのは、人類の発展につながった食糧生産についてで、はたけが趣味の私としては、断片的に知っている知識や経験について大きな視点で整理できる部分もあってうれしい。

アジア南西部に位置するメソポタミア地方にある肥沃三日月地帯が、(人的な要因ではなく)地理的気象的生物的などの環境的な要因から、現在栽培されている植物や飼育されている家畜の原種の多くが存在していたために、農耕や牧畜の起源としての大きな地域になっていることについて、詳しく書かれていています。しかも、ユーラシア大陸は東西に長く広がっているため、南北に広がりを持つアフリカ大陸や南北アメリカ大陸に比べて、農耕や牧畜の技術の伝播が早かったことも。

また、現在栽培されたり飼育されている動植物の種類は、元々いる動植物の種類に比べて著しく少ないのには、それぞれ理由があるのだなあというのもよくわかります。例えば、元々毒をもっていたアーモンドが毒のない栽培種にできたのに、ドングリは栽培種にならなかったのはなぜか?

アーモンドは、苦味の無い突然変異体の種子を植えれば、遺伝の法則によって植えた種子の半分は親木と同様に苦味の無い実をみのらせるので、それを繰り返していくことによって毒のないものにできるが、ドングリの苦味は、一つの遺伝子ではなく、複数の遺伝子によってコントロールされているため、同じことをしても、苦味のないものにしていくのが難しいのだそう(ドングリが実るまでに10年以上必要であるという要因に加えて)。

子どもたちに人気のドングリは、しかし、人に飼いならされないというしたたかな面もあるのですね。一方で、中世の西洋で、ドングリの森が豚の飼育場に使われていたというのを何かの本で読んだことがあるので、動物の側で、そういう毒までも消化してしまう能力を身につけたりするわけです。

下巻も楽しみです。


ニコリキッチン

[2014年03月14日(Fri)]
先日、目の検査のため1日休んだ(人気の眼科で、朝早くから予約しても診察まで時間がかかり、しかも瞳孔を開く点眼をするため車の運転もしばらくはできない)ので、かねてから行ってみたいと思っていたニコリキッチンへ。

JR岩国駅から歩いて5分くらいにもかかわらず、2階に上がっていくので、隠れ家的雰囲気。

140310ニコリ04.JPG

お昼は、メインをパスタかピザで選び+300円でドリンクバーやサラダやパン、シリアルなどが取り放題、最後にはかわいらしいドルチェが出てきます。お味もまあまあ。
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事前に聞いてはいましたが、座敷のような感じになっていて、小さな子どもでも入りやすいということで、平日の昼間なのに、子連れの主婦のグループや若者でにぎわっていました。

途中で、いきなり少し暗くなって、トムとジェリーのアニメが投影されていた白い壁面にHappy Birthday のメッセージと音楽が。どうも、こじんまりとした誕生日パーティをしていて、その演出のようです。あとで聞いてみたら、時々そういうことをしてるらしいです。

140310ニコリ02.JPG

おじさんの私は、時折主婦たちのぶっちゃけトークが聞こえてきたりする中、隅のほうで本を読みながらのんびり。

こういうこじゃれたお店が増えてくれるといいですね。


追記:今朝2時すぎの地震にはちょっとびっくりしました。十数年前の芸予地震以来の大きな地震でした。伊方県発や上関の近くの伊予灘が震源地で、このあたりは震度5くらいだったようですが、幸い物が落ちてくることなどもありませんでした。


緑内障について

[2014年03月13日(Thu)]
私は基本的には自分のことを健康体だと思っていますが、40歳を越えてから、2年に一度人間ドックへ行くようにしています(そういえば、日常生活にそれほど支障のない変形性膝関節症にはなっている)。

昨年も行って、緑内障の疑いがあるので要精密検査という結果だったので、受診から半年後くらいにようやく眼科へ行ってみました。

結果は、年齢的にはまだ早いが白内障が始まっている。そして、網膜はく離が始まりかけているので治療をしたほうがいい。また、緑内障の疑いがやはりある。というトリプルパンチ。

・まず、白内障はとりあえずはどうしようもない(もっと進行して症状があらわれてからのことなのでしょう)。

・網膜はく離が始まりかけていることに関しては、はがれかかっている部分の周りをレーザーで焼くことによってそれ以上は広がらないのでできるだけ早めに治療したほうがいい。

・緑内障については、まず簡易な検査を行なってみましょう。

ということで、レーザー治療と緑内障の簡易検査をそれぞれ別の日に行いました。

レーザー治療は、瞳孔を広げる点眼を行なって頭を固定し、レーザー光を眼底に向けて直接照射します。金属の溶接のように、網膜はく離の始まっている周りを連続的に照射するのかとイメージしていたら、実際には点溶接といった感じで、チカッ、チカッと強い光が見えてその度に痛かったりそれほどでもなかったり。神経があるところとそうでないところがあるのでしょう。溶接が必要な部分が細長かったらしく、それが数分間続きます。激痛ではないものの、目の奥がチクチク痛むのはなんとも気持ち悪い。一応成功したようです。

緑内障については、簡易検査の結果やはり疑わしいとことで、さらに詳しい検査を行うことになりました。頭を固定して、片目ずつ顔の前に設置した半球状のもののいろんな場所に点光源光を当ててそれが見えればボタンを押すという方法で視野の狭窄がある部分を調べるというもの。

結果として、特に右目に視野の欠損している部分があり、緑内障であることが確定しました。

でも、多分まだはじまったところなのでしょう。とりあえずは、眼圧を下げる点眼(1日1回)を処方してもらって1ヵ月後に再来院ということになりました。

で、1ヶ月後。眼圧は少し下がっていて、視野の狭窄状況は変わっていないと思われる、ということでとりあえずはもう3ヶ月点眼のみで様子をみることになりました。

緑内障というのは、網膜にある視神経がだんだん(10年単位で)死滅して視野が狭くなっていき、最終的には失明する病気で、失われた視野の部分は回復することはない(話題のES細胞による再生方法が現在研究されているようです)一方的なものです。視神経の死滅を進行させる主な要因である眼圧を下げることによってその進行を遅らせることができ、うまくいけば、寿命のほうが早くやってくる。点眼のみでだめなら、さらに眼圧を下げるための手術を行なうようです。

やれやれ、気の長い話です。

ちなみに、近眼の人は一般に眼圧が高く、緑内障になるリスクが高いらしい。つまり、ほとんどの人はリスクがある?

人間ドックを受診して、よかった例といえるのでしょうか。何しろ、ほとんど自覚症状がなかったものですから。

一方で、最近知り合いから薦められて読んだ『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(中村仁一・近藤誠著、宝島新書、2012年)にあったように、「がん」の場合、手術をすることによって、その手術の負担による苦痛のほうが大きい場合が多いらしく、そのあたりの加減がよくわからないなあというのが実感(この本を読むと、ガンになっても手術しないほうがいいかもと思えます)です。早く発見できて処置をしたほうがいいとも言い切れないようで、人間ドックも善し悪しがあるのだなあと思っています。

1402どうせ死ぬならがんがいい.JPG

もしかしたら、参考になるかもしれないと思って長々と書いてしまいました。


鼻笛ファン増殖中!

[2014年03月12日(Wed)]
3月8日に周東生涯学習まつりに行ったもうひとつの目的は、鼻笛作家の高村さんがやっている、鼻笛体験コーナーに寄ること。

高村さんが岩国に移り住んできたのを昨年知って、7月に柳井で出店している情報を得て会いに行って以来。

最近、周防大島の人気兄弟デュオ「マウンテンマウス」も高村さんから鼻笛を入手して、コンサートでも演奏しているという噂を聞いたことや、去年の11月に、周東で鼻笛の第一人者であるモスリンさんを招いて鼻笛レッスンとコンサートを行ったのを終わったあとに知って残念だったのでそんなこんなを聞きたくて。

「マウンテンマウス」は、本当に鼻笛を気に入っていて、北海道でのツアーに30個も預かって行って、即完売だったとか。また、モスリンさんをまた今年の11月ころに呼ぶかも知れないとのこと。今度は行き逃さないようにしないと。

鼻笛の品定めをしたり(鼻笛は自分の鼻に合うかどうかなどいろいろあって試してみないとわからないところがあるのです)、ちょっと合奏もしながら、そんな話をしていたらついつい長居をしてしまいました。

その間、隣で売り子をしていた高森高校の生徒が興味を持って体験しに来たり、周東の商店街で高森チンドン隊(もちろん鼻笛の演奏もしている)の元気な女性たちがやってきたり(今度チンドン隊の全国大会に出場するらしく、YABのちぐまや家族の取材を受けて、3月15日には放送されるらしい)して、楽しく過ごしました。

ますます、この地域で鼻笛の輪が広がりそうです。

迷った挙句に買った木の鼻笛。檜の木目が目ののようになっていて可愛い。檜の香りもいい感じ。そして、いい音が出ます。

140308鼻笛.JPG

裏側はこんな感じ。上に鼻を当てて息を吹き込み、下の歌口の部分に口を当て、共鳴する口の中の空洞の大きさで音程を変えます。

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『宏二郎 展―照らし照らされ―』

[2014年03月11日(Tue)]
例年この時期に、開催されている『宏二郎 展』の案内が届きました。

1403宏二郎展.JPG

昨年の展覧会で、シマノフスキーの『神話』の第一楽章「アルトゥーズの泉」から着想された『泉』という作品が展示されていましたが、ここから新しいシリーズ「月映(つくはえ)」がはじまるのでしょうか?実物を観るのが楽しみです。

案内はがきから転載させてもらいます。

そこに照る月の向かいの見えないところには、いつもそれを陰で照らす太陽がある。
人と人、人と自然の間合いが崩れつつある現代、自然を見つめ、自己を見つめ、
私達が今ここにいることの意味を問いながら描き続けている。
「蝋燭」「そこに―」「空」シリーズに加え、「月映(つくはえ)」を新作に迎え、
新たな境地に迫る作品約20点を展示いたします。
100年を経た庵で宏二郎の描く光と影の揺らめきを是非ご高覧ください。


■日 時 2014年3月29日(土)〜4月6日(日)10時〜17時
■場 所 宏樹庵(740-0041 山口県岩国市黒磯町2-70-36 藤生駅から徒歩20分)
■詳しくは、「啓&啓倶楽部」か「宏二郎」のホームページで

これまで宏樹庵で開催された展覧会の会場の様子や私の感想などは以前のこのブログに掲載していますので「宏二郎 展」などでブログ内検索して参考にしていただければ。

作品と会場を、春とともに感じてください。

追記:それにしても、月映(つくはえ)というのは、意味は想像できますが、初めて見る美しい言葉です。調べてみると、大正初期の幻の版画誌のタイトルに使われていたようです。


『リトル・トーキョー・レポーター』

[2014年03月10日(Mon)]
『リトル・トーキョー・レポーター』(アメリカ映画、監督:ジェフリー・陳、主演:クリス・タシマ、2012年)

140308リトル・トーキョー・レポーター.JPG

岩国市周東町出身で1903年にアメリカに渡り、加州毎日新聞社の創業者で日系コミュニティに多大な貢献をした藤井整さんの実話をもとに制作された短編映画。

3月8日に周東生涯学習まつりの一環として、周東パストラルホールで上映されるとのことで見に行ってきました。

リトル・トーキョーとは、アメリカのロス・アンジェロスのダウンタウンにある日系コミュニティタウンの通称。そこで、日系コミュニティがアメリカで認められるために、危険を承知でコミュニティ内の不正を正す藤井さんの姿を描いています。

30分の短編映画ですから、深く掘り下げた描写にはならないものの、時代の雰囲気などは感じられたように思います。私などはリトル・トーキョーの存在すらそんなに知らなかったのですから。

あとでインターネットで調べてみると、監督が中国系のアメリカ人だということで、内容に対して日系アメリカ人に偏見を与えるのではとのバッシングがあったりと大変だったようです。遠く離れた国に、別の国の縮図があったりするのは致し方ないことかもしれませんが、第三者が描いたほうが描きやすいこともあったり、一概には言えないわけで、私としては、特別ひどい描かれ方とは感じませんでした。それより、岩国出身でアメリカで活躍した日本人をあえて映像にしてくれたことに敬意を評したいと思います。

舞台挨拶的なものがあり、藤井さんのお孫さんに当たるご婦人も登壇され、本人には会ったことがないものの、アメリカの藤井さんからの手紙に、いつも人のためになることをしなさいというような内容が書いてあったことなど、人柄の伺える話も聞くことができました。

追記:周東パストラルホールは、収容500人の中規模のホールで、クラシック音楽に適していて聴き心地がよいため、アンサンブルなどの公演が行われるので何度も行ったことがあるのですが、映画の上映会で行くのは初めて。映画の上映会場として、観やすくてとても気に入りました。


「みんなで応援 やまぐちソーラーファンド2014」の説明会に参加しました

[2014年03月09日(Sun)]
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以前から動きがあって気になっていた「みんなで応援 やまぐちソーラーファンド2014」の説明会が岩国でもあるということで行ってきました。

前半は『パワー・トゥ・ザ・ピープル〜グローバルからローカルへ〜』という50分のドキュメンタリー映画の上映。

洋上風力発電や太陽光発電など自然エネルギーで100%のエネルギーをまかなっている(現在は150%、つまり発電収入がある)デンマークのサムソ島(人口約4000人)の取り組みを中心に、小規模分散型の社会のあり方について描かれています。

上映後のお話の中で、日本でも平戸市(人口3,9000人)が自然エネルギー100%になっているとのことだったので後で「平戸市 自然エネルギー」で検索してみたら、経済産業省資源エネルギー庁のホームページが出てきて、風力発電の年間発電量が、平戸市の年間電力消費量を超えていると紹介されていました。結構進んでいるところがあるのですね。

さて、「みんなで応援 やまぐちソーラーファンド2014」(市民エネルギーやまぐちアセット株式会社という会社が立ち上がっていてそこが営業者になります)の取り組みですが、なかなか興味深い。

具体的に書いてしまうと、1口10万3000円(3000円は手数料)の寄付金つき出資を市民から募集し、初年度となる2014年度は4億円(市民からの出資と地元の信用金庫からの借り入れ2億円ずつ)かけて、山口県内26ヶ所に太陽光発電所を作ろうというもの(目標利回りの高い1口100万円のものは、予定口数が少なかったのでもう締め切り)。

出資者にとって気になるお金の動きは、1万円が昨年の豪雨で被災した施設や団体への寄付金(つまりこのお金は返ってこないけれども、お礼品としてお酒や野菜セット、リンゴジャムなどから選択することが出来る)。残りの9万円が太陽光発電所の設置運営経費になり、2015年から9年間かけて毎年1,1000円ずつくらい返済されて、最終的に10万円くらいが戻ってくるというもの(目標利回り2%、あくまで目標なので、大きな災害などで太陽光パネルが損壊した場合など元本割れを起こす可能性はあります)。

通常のファンドへの投資だと、投資会社がいろいろと工夫をして資金運用をするので、何に投資されているかわかりにくいのですが、これは、山口県内に自然エネルギーの発電施設を作るためだけに直接投資されるというものなので、自分のお金がちゃんと県内に使われてしかも、自然エネルギー率を増やすことが出来る、さらに、利率も銀行に預けるよりもいいかもしれない、という面白い仕組みです。

現在自然エネルギー発電の売電が、固定買取制度になってるためにできることではあります。そのために、投資目的で、少しでも利益を上げるために太陽光パネルの価格が下がるのを待って、申請はしても、事業を行わない事業者が多く出て問題になったりしていますが、一方で、こういう形で取り組まれるのはいいことだと思います。

ホームページもありますので、詳しくはそちらで(まだ未完成のところもあるようですが、問い合わせ先なども書いてあります)。

広い土地を持っているわけでもなく、自分の家の屋根にはすでにソーラー湯沸かし器が乗っている、とかお金を借りてまで太陽光パネルを設置するのは大変、でも自然エネルギー率が増えてほしい、と思っている人には朗報なのでは。

私も心が動いています。だって、銀行に預けても、何らかの形で資金運用に回されているわけで、それはもしかしたら、自分があまりよく思っていない企業の融資に使われているかもしれないわけで、もちろん、リスクがあるので、そんなにたくさんは出資できないにしても、同じ託すのなら使われ方がわかっているというのは、顔が見えるという意味で気持ちいいですよね。

広い土地を持っている人は、この事業に土地を貸すという手もあるようです。


歴史と文化の町・岩国「幸せめぐりガイド」

[2014年03月08日(Sat)]
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最近新聞で知りました。岩国市内にある高水高校の地域文化部(1年前の春に、新聞部から衣替えしたらしい)が、最初の活動として岩国の観光パンフレットを作ったとのこと。

岩国市の観光振興課のホームページからダウンロードできるとのことで、早速印刷してみました。

夏休みを利用して作ったにしては、なかなかの出来です。

高水高校の生徒だけではなく、広島にある広島女学院大学の学生さんが学校支援ボランティアとして関わったそうで、なかなかいい取り組みだと思います。

岩国には、短大が1つあるのみで、大学がないけど、近くの広島にはたくさん大学があるので、こういう形で大学生が関わってくれるのはうれしいことです。

そのパンフレットの中に出てくる非公認ゆるキャラの「岩国殿」のホームページがあり、去年の9月からツイッターもはじめているようです(キャラは、そのほかに「岩国姫」「てっぽくん」の2人がいます)。

頑張れ、「岩国殿」!! 応援してます。


『ヴァティカンの正体』

[2014年03月08日(Sat)]
『ヴァティカンの正体』(岩渕潤子著、ちくま新書、2014年)

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私はヴァティカン市国が世界最小の国であることは知っていても、ローマにあることさえ知りませんでした。それでも2013年2月、何百年ぶりかに教皇が生前交代したのは、実はすごいことらしいということを何かの本で読んで、それがあまりにピンとこないので、そんなことが書いてあるのではと思って買ってみたのですが、その期待はハズレ。あまり書いていませんでした。

しかも、前半は、どうも関心が持てない話が多く、やはり私は宗教話は苦手だなあと途中で断念しかけました。

例えば、ヴァティカンで、ラテン語が儀式のときや研究で使われていることを、だから世界標準なんだと強調しているようなのですが、ラテン語が、日常的に使われない言葉であるから変化しない、とか特定なイメージと結びついていないという利点を活用して、誤解を排除したい学術の世界などでも使われることもあるわけで、私には特別な感じはしなかったり。

でも、後半からちょっと面白くなってきてなんとか読み終えた状態。

興味を持てたのは、例えば免罪符(贖宥状=しょくゆうじょう、と言うらしい)についての歴史(私にとっては、ルターさんが宗教革命のときに批判した、という位の認識しかなかったので)。

1000年代最後から1200年代後半にかけて行なわれた十字軍の頃に始まったもので、十字軍に参加したものは罪を帳消しにしてもらえるが、十字軍に参加できない人には教会への寄進することによって罪を赦されるようにしたところから始まったらしい。

人々の宗教心(救われたい気持ち)と、教会の資金調達の利害が一致した優れたビジネス・モデルであるとの説明は、そこまで現代に当てはめなくてもいいとは思いますけど(その後も、新しいビジネス・モデルとして、記念の年にローマに巡礼することによって特別の赦しを与えるとされる“聖年”というイベントが作られたことなども書かれています)。

ヨーロッパでは、栄華を極めた国家の最終期に美術や音楽に現(うつつ)を抜かす王様などが現れて終末を早めるが、しかし、その最後に蒐集した美術品などが残れば、後に美術館などとして観光名所になることが多いということを皮肉めいて書いてあって、少し面白い。反面教師にしては、一般の人を不必要に苦しめたのでしょうから単純に肯定していいものではないのでしょう。

著者は、イギリスの王室美術館があまり充実していないことについて、清教徒革命で有名なクロムウェルさんが(清教徒革命自体を否定しているわけではないものの)、追放したチャールズ一世の美術コレクションを、その価値もわからず、膨大な借金を返すために、著しく低い価格で売り払ってしまったことが原因であることを研究したのだそう。逆に、ヴァティカンは、宗教改革によってその存在意義を問い直す中で、1300年代後半からはじまったとされるルネサンスの最終期の1545年から63年にかけて行なわれたトリエント公会議によって、積極的に芸術・美術を取り入れること決めて価値を上げていったために、サン・ピエトロ大聖堂などの遺産を持つことができ、価値を出していることについて、そういったことから日本も学ぶべきであることを語っています。

前述のように、イギリスは、芸術面で少し負い目があり、しかし、1990年代前半に若い世代による先端的な文化・メディアが発生して世界に影響を持ちつつあった頃にメディアが「クール・ブリタニア」という言葉を使うようになり、のちにイギリス政府も使うようになって盛り上がったが、10年くらいで死語になったらしい。最近日本政府がそのまねっこで盛んにてこ入れしている「クールジャパン」について、日本の魅力を発信するにはもっと別の方法があるのではと、著者は手厳しい。確かに、他人が言うならまだしも、自分のことをクールというのはちょっと恥ずかしい。ただし、具体的なことについてはそれほど明確には書かれていません。

私も、これからの成熟社会において、芸術文化面がますます大切になってくることに疑いを持っていないのですが、こうやってキリスト教(カトリック)が芸術文化を牽引していた面について説明されると、そういう背景なしに、進めていくための核となるものはなんなんだろう、と考えざるを得ない。というか逆に、私は宗教のような核やお金持ちの王様の趣味などの力を借りなくても、芸術文化が盛んになって欲しいというか、そういう道を模索していきたいと思っているだなあと、改めて気づかされた次第。


『雑誌 くるとん vol.39 2014-3・4』 玖珂特集

[2014年03月07日(Fri)]
くるとん1403・4.JPG

しばらく紹介していませんでしたが、定期購読(行方不明もあるかもしれないけど、全巻持ってる)しているのでいつも楽しませてもらってます。

今回の特集地域は、玖珂。

3年前にオープンしたパン屋さんの記事からはじまって、玖珂のお店や、市民活動団体 玖珂ユウキの会などの紹介。身近な人の戦争体験を取り上げたコーナーなど、盛りだくさんです。

お便りコーナーにも書いてありましたけど、最近背表紙がついたのが私的にはヒット。

私の尊敬する人が、本であるかないかの判断を背表紙があるかないか、と言っていて、確かに本棚に立てたとき、背表紙があればすぐに見つけることができるし、本棚にならんだ背表紙を見て思い起こしたり、ヒントが浮かんだりすることがあるので、とても大切なことだと思っています(薄めの資料でも背表紙がちゃんとついていると、資料としての価値がぐんと上がります)。


麻里布 酒祭

[2014年03月06日(Thu)]
今年で3回目を迎える酒祭。

140309麻里布酒祭.JPG

今年は、3月9日(日)に、岩国駅前中通アーケード街で開催(10時〜15時)。

全国的にも注目度がどんどん高くなってきている岩国にある5つの酒蔵が地元で一堂に集まる珍しい機会。

当日販売の試飲券500円で、五蔵のお酒が2〜5杯(5スタンプ分で、お酒によってスタンプの数が違います)試飲できます。

岩国の里山で収穫された地元食材を、岩国駅前エリアの有名店(岩祭会)が腕によりをかけた料理もおつまみとして提供。ちなみに、いつもは、第三日曜日に行なわれている軽トラ新鮮組!も同時開催。

今のところ天気もよさそう(アーケードなので雨でも大丈夫)。多少寒そうですが、お酒には寒さが合うかも。

ちなみに、五蔵とは、
旭酒造、酒井酒造、堀江酒場、村重酒造、八百新酒造(50音順)
それぞれの特徴のある取り組みをしていて、ホームページも充実していて楽しいので是非ご覧ください。

個人的には、旭酒造と、八百新酒造の蔵元見学をしたことがあり、村重酒造は蔵元で行なっているお祭に参加したことがあります。堀江酒場は小さな蔵で、蔵元見学等は行っていないので蔵の近くの直営店でお酒を買ったことがあるくらい。酒井酒造だけこれまでご縁がありませんので、何か機会があれば参加してみたいなあと思っています。

追記:旭酒造の「獺祭」は品薄のため、急遽、試飲のみの参加で瓶詰め商品の販売は行えないようです。そのほか詳しくは、岩国駅前中通商店街のホームページに掲載されています。


春をお届け

[2014年03月06日(Thu)]
昨日、通勤で車から降りて職場に向かって歩いていたら、鶯(ウグイス)の声が聞こえてきました。

岩国は田舎なので、山が近いとは言え、まちのど真ん中。

もしかして、誰かが飼っているのかと思いながら声の方を追ってみると、家の前に生えている木にいました。

思わず、持っていた簡単カメラ(オリンパスTG-1)の動画機能で撮影。

あまり大きくはできないのですが、一応写っています。

私の家は、山がすぐ近くの小さな谷と言える場所なのでこの時期には良く聴かれます。だから、鶯は谷で鳴くものというイメージなのですが、街中にも紛れ込んでくるのですね。

ほんの2、3分間。春を間近に感じました。

動画のファイル形式についてよくわからないので、誰もが聴けるかどうかわからないけど、添付してみます(10秒くらいに切り取ってます)。



オペラシアターこんにゃく座『よだかの星』

[2014年03月05日(Wed)]
よだかの星.jpg

これまで、岩国や広島でさまざまな演目を観てきたオペラシアターこんにゃく座。

日本ならではのオペラを生み出そうと、独自の「こんにゃく体操」によって生まれるはっきり聞き取れる歌声を、座付きの作曲家による美しい曲にのせて演じてくれて、個人的にとても好きです。昨年度は、『森は生きている』が岩国市主催で行われましたが、今回はNPO法人岩国子ども劇場の主催で行われます。

毎回、原作を壊さず、かつ独自の世界を繰り広げてくれて、宮沢賢治の有名な作品『よだかの星』がどんな姿を魅せてくれるのか楽しみです。

子どもたちに、生の舞台を是非!(大人も十分楽しめます)

よだかの星舞台写真.jpg

第一部 歌のステージ
 谷川俊太郎さんなどの詩が楽しい曲で歌われます。

第二部 うたものがたり『よだかの星』

■日 時 2014年3月15日(土) 15時開演(14時半開場)
■場 所 岩国市福祉会館4階体育館
■上演時間 1時間15分(休憩時間含む)
■対 象 4才〜
     (小さい子の託児あり、要事前予約)
■チケット 親子ペア券 3000円
      シングル券 2000円(当日券はそれぞれ+500円)
■主催・連絡先 NPO法人 岩国子ども劇場
事務局0827-41-1715(月水金の10時〜15時)
        もしくは、080-1921-8787


『つながる図書館―コミュニティの核をめざす試み』

[2014年03月05日(Wed)]
『つながる図書館―コミュニティの核をめざす試み』(猪谷千香著、ちくま新書、2014年)

『つながる図書館』1402.JPG


実は私は子どものころ、身近に図書館がなく(学校図書館というものの存在をあまり意識していなかった)、読書習慣のようなものもなかった(そういえば、高校生の頃、一般向けの科学入門的な本、講談社のブルーバックスシリーズを若干読んでたのを思い出した)ため、本を読み始めたのは大学に入ってからと遅いので、いまだに図書館をちゃんと使いこなしていないのですけど、本は好きです。

インターネットの中にはたくさんの情報が埋め込まれていて、うまく探せばいい情報もある(無駄な情報が多すぎるので、その山をかき分けるのが面倒)のですが、やはり、少なくとも編集者という第3者が関わっているという意味で、本は質が高いものが多い(あくまで傾向です)し、そういう人の思いがこもった作品である本というものの、実体を持った手触りや質感というのは他に換えがたいものがあります。

閑話休題。

この本は、「市民との協働で作られた図書館」「無料貸本屋批判を脱却し解決型図書館を目指す図書館」「指定管理者制度を導入してかつてないサービスを展開する図書館」「インターネットやソーシャルメディアの普及によるデジタル化の波に対応する図書館」など、ここ10年で進化・多様化の進む公立図書館の動きを、現地にも行って取材をしていて面白い。

私が最も興味を持ったのが最終章の第6章「つながる公共図書館」。公立図書館でも私立図書館(日本赤十字社や一般社団法人や一般財団法人が運営する図書館をそう呼ぶらしい)でもない「新しい公共図書館」について取り上げています。

例えば、市内30ヶ所に民間図書館の設置を目指す「船橋まるごと図書館」の取り組み。駅前ビルの空きスペースの有効活用をと投げかかられて、そこを図書館にすることを思い立つことからはじまって、蔵書管理システムも自分たちで作り、貸し出しを誰でもできるようにして、ボランティアベースで運営をしている。

酒店や自動車販売店、商店街の空き店舗、高齢者施設などのちょっとしたスペースに広がりつつあるという。いつも決まった曜日に来るボランティアのおじいちゃんと、小さな男の子の交流があったりと、小さなコミュニティがそこここに生まれている。いろんな人が関わって運営していることを見せているので、意外にも、本が返却されなかったり、損壊されたりするケースは少ないのだという。

もっと洗練?された形としてサービスをしているのが、「リブライズ」。カフェやコワーキングスペース、オフィスなど、いたるところにある本棚を手軽に貸し借りできるようにと、プログラムを開発して、フェイスブックのアカウントとスマートフォンを「図書カード」代わりにして、全国の本棚を図書館化しようという壮大な計画(実際に運用されている)。

本の裏側にもともとあるISBNバーコードと、フェイスブックのアカウントを活用するので、誰が何を借りたのかというのが瞬時に管理でき、しかもそれが誰でも見れる状態になるため(その情報を見えないようにすることも可能なようです)、本を通じてコミュニティができたりといろいろ可能性を秘めています。

フェイスブックで友達を作る気のない私としては、これは微妙ですが、誰が何を借りたかを個人情報として厳重に管理する通常の図書館と逆の取り組みとして、これはこれで興味深い。

いずれにしても、身近なところにミニ図書館(マイクロライブラリーと呼ぶらしい)ができて、それが緩やかにつながっているというのは、イメージとしてとても面白い。例えば、まちなかのような歩いて回遊できる場所のそこここに、それぞれ特徴のあるミニ図書館があって、その蔵書の傾向に沿ったコミュニティがあれば、何かについて調べたり知りたいときにそこに行けば本や人がいる。大げさに言うと、自分が拡張するイメージ。

サンフレッチェ好きの集まる居酒屋に、サンフレッチェやサッカーに関する本がたくさん置いてあっったり、東日本大震災に関する本や情報が置いてあるカフェがあったり、自然食に関して詳しい人のいるお店に関連本があるとか・・・。想像するだけで楽しい。


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