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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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仮説実験授業研究会・夏の全国合宿研究会

[2008年07月30日(Wed)]
今日から3日間、私の所属している民間の教育研究団体である仮説実験授業研究会の夏の全国合宿研究会が京都・丹後で開催され、私も参加するのでブログの更新はちょっとお休みかも知れません。

ほとんどが学校の先生ですが、私のような先生でない人にも居場所はあります。というか、こんな楽しい研究会はちょっとありません。仮説実験授業研究会で開発している授業プランは、大人の人が受けても充分楽しいものがほとんどなので、当然と言えば当然なのですけど。

会場の一角には広い売り場があり、さまざまな教材やものづくりの材料、資料集などが実演もありながら販売され、バザールのような賑わい。私も、10年以上前に開発した印刷の仕組みを視覚的に分かりやすく説明できる教材のようなものを販売したりします。

メインの研究会は、事前若しくは当日持ち込まれた資料をもとに、リストが作成され、リストをみんなで見ながら、分科会の種類を決め、その場でそれぞれの参加希望者に手を上げてもらって数を把握して分科会会場が決められます。事前に資料が事務局に送られていて会場に行ったら分科会が決まっているという状態ではないのです。研究会開催ぎりぎりまで資料を作成する人も多いので、そうせざるを得ないのですが、旬な資料が出てくると言うよい伝統がこの研究会にはあります。

夜になれば、ナイターと称して、テーマ別の研究会やものづくり体験講座、お話会(?)が昼間に分科会をしていた会場のいくつかを使って行われます。このナイターも事前に予定されているものもありますが、当日急遽テーマが決まって会場のあちこちにナイター情報が告知されたりします。

私自身は、グラフに関するナイターを開催したいと思っていたのですが、資料作成にとりかかれなくて、どうしようかと、今悩んでいるところです。

仮説実験授業研究会では、グラフというものを大切にしていて、仮説実験授業の情報がたくさん掲載されている月刊誌『たのしい授業』の裏表紙には、必ずグラフが掲載されていますし、仮説実験授業研究会ならではのグラフやグラフ論がたくさんあって、本にしようと言う計画は何年も前からあるのですが、他の研究に埋もれて途中でストップしている状態で、ずっと気になっているのです。

今では、エクセルで簡単にグラフを作れてしまって、普通になっていますけど、エクセルにないようなグラフもいろいろあって、グラフというもの自体が、物事を見る考え方とも言え、見方が広がるすごく面白いテーマというか、グラフの考え方をちゃんと身につけている人が身の回りにいるだけで、世の中の見え方が違ってくるのです。

今回は、会場でグラフに関心のある人と個別に話をして、今回の研究会を再スタートにするしかないかな。

もう何時間かあるので、悩みます。

52バッタの脱皮

[2008年07月30日(Wed)]
昨日の朝、水やりをしながらふと見ると、モロヘイヤの枝でバッタが脱皮をしていました。

いちばん危険な状態なので、写真を撮ろうとカメラを近づけると、ちょっとビビッて逃げようとします。はたけでは、いろんな生き物の日々の暮らしがそこここに展開されています。

51オクラの花にアリ

[2008年07月29日(Tue)]
たった1日しか咲かないオクラの花ですが、きっとそうとう甘い蜜があるのだと思います。アリが群がっているのをよく見かけますから。

50レモンバームの花

[2008年07月29日(Tue)]
はたけに雑草のように生えているレモンバームにも花が咲いています。
バジルの花とよく似ています。

ハーブティに使ったりするわけではないのですが、はたけ仕事の途中にふとにおうと癒されます。

『いちばん大事なこと』

[2008年07月29日(Tue)]
『いちばん大事なこと』(養老孟司著、集英社新書、2003年)

すぐに答えを求めて、その答えがとりあえず自分には関係ないとか、自分のせいではないという形で安心しようとする傾向が、今の社会全体にあるように感じる。

それは、それだけ、今の社会に不安な要素が多いことの裏返しでもあるのでしょうけど、自然や社会は複雑で、そう簡単ではない。しかし、個人個人でできることがないわけではないのだから、あきらめて極端に走るのではなく、できることを着実に積み上げていきたい。

複雑なものと、ていねいに付き合うことの大切さが書いてある本だと思います。

読書メモはA4判2ページです。



49エダマメの収穫

[2008年07月28日(Mon)]
5月中旬に植えたエダマメが収穫時期を迎えてきました。

豆類は一般にタネが大きいですよね。その大きなタネの大部分は、最初に出てくる双葉になります。

だから、こんな感じで肉厚の立派な双葉で地上に登場します。そこには栄養がたっぷり含まれているので、最初のうちはその栄養で育っていきます。鮭などの稚魚がおなかに大きな栄養袋を抱えているのと同じ状況です。最初はとりあえず自前の栄養でなんとかやっていくという戦略なのでしょう。

そして、2ヶ月くらい経つと、うまくいくとたわわに実らせてくれます。

今朝、最初の一株を取ってゆがいて食べてみました。すごくおいしいはずなのに、ちょっと微妙な味。なんだろう?

ちなみに、蛇足ですが、エダマメをそのままほっておいて種になると大豆になります。つまり、大豆の未熟な状態がエダマメです。

『子どもとあそび』

[2008年07月27日(Sun)]
チャイルドラインボランティア研修講座の最初の講座のテーマが「遊びは生きる力の源」ということで思い出したのが、この本。

『子どもとあそび―環境建築家の眼』(仙田満著、岩波新書、1992年)

この中で、一番印象に残っているのが、スポーツ少年団に関すること。スポーツを楽しむことは大切だけど、小学校の子どもにとっては、ルールを自分たちで作る遊びのほうが大切だと書いてあること。

きっと、スポーツ少年団も、これまでの日本の成長経済のあり方を反映しているのでしょう。つまり、既存のルールに疑いを持たずにそれに従って、効率よく組織を運営していく手足となる人を育成していくという面を持ち合わせていたのではないか。

しかし、成熟社会を迎えている現在では、主体的に課題に取り組む個人や組織が必要になってきています。著者の、「決められた方法でなく、自分たちでルールをつくる、そういう自立した遊びの方法を学べるようなスポーツクラブがあったらおもしろい」という言葉は、案外重たい(重要な)ように思います。

雑多なメモを書いてみましたので参考に(A4判1ページ)。


週末は須川家族村でキャンプ

[2008年07月27日(Sun)]
この土日(26・27日)は、岩国市錦町の須川家族村オートキャンプ場で、子ども劇場の地元のブロックでのファミリーキャンプ。いつもは、大竹市の三倉岳の昔ながらのキャンプ場で行うのですけど、今年は趣向を変えて、オートキャンプ場。

オートキャンプって楽ですね(ちょっと罪悪感を感じるくらい)。まわりのみんなは装備がゴージャスで、だいたい焼肉って感じ。かまどで薪で、飯ごうでご飯を作っている人なんていません。でも私たちは、いつものように、できるだけ子どもたちを中心に(なるたけ手を出さずに)飯ごう炊飯。でも、飯ごう飯は、とてもおいしい。

結構大きな川が、そばを通っていて子どもたちには大好評。

本当は、二泊三日したかったのですけど、なかなか日程調整ができずに一泊になってしまった。子どもたちの中にも、2日目の丸々一日のんびりできる時間が好きな子がいるので、残念。

事前に、集まって子どもたちにメニューや遊びを考えてもらって、前日にみんなで買出しをして当日を迎えます。自然の中でのんびり過ごすのは気持ちいいです。

48ニンジンの天敵参上!

[2008年07月26日(Sat)]
ニンジンは乾燥にも強い感じがするので、水やりもほとんどしないのですが、今年はあまりに晴れ続きなので、水をやっていると、いましたいました。

ニンジンの天敵、アゲハの幼虫です。この子たちは、ニンジンの葉っぱ専で、食べつくして軸だけにしてしまうので、発見したら即退治です。

アゲハの幼虫は、取ろうとすると強烈なにおいのオレンジ色の角をだして抵抗してくるので、木の枝などで直接さわらないようにします。

虫といっても、よく見ると大概は好きな専門の野菜があって、キュウリ専、とかピーマン専、とかあって、ちゃんと棲み分けしてるんですよね。今年は、オクラ専の毛虫をまだ2匹しか見ていないけど、多分これから出てくるでしょう。

『日本人のしつけは衰退したか』

[2008年07月26日(Sat)]
『日本人のしつけは衰退したか』(広田照幸著、講談社現代新書、1999年)

秋葉原の事件あたりから、少しずつ論調が変わってきているようにも思えるけど、最近の少年犯罪について、家のしつけに代表される家庭の教育力の低下がその大きな要因だといわれていて、昔はもっとしつけが厳しかったなどといわれますが、本当のところはどうなのでしょうか。少年犯罪は、数十年前に比べると圧倒的に減少しているし、現在ほど、家庭のしつけに関心が持たれている時代はないようなのです。

そのあたりのことを、きちんと調べて読みやすく解説してくれている本で、家庭教育に関心のある人には是非読んでいただきたい本です。

私なりのまとめみたいなものを作成していますので、参考にしてみてください(A4判4ページです)。

『10年先を読む長期投資』

[2008年07月25日(Fri)]
『10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え』(澤上篤人著、朝日新書、2008年)

ちょっと最近気になっていた澤上さんの新書が出たので、買ってみました。結構面白いです。

(前略)「こういった企業ががんばってくれることで、私たちの生活はより豊かになる。だからみんなが売るときに自分たちが買い向かって応援しなくては」というのが、長期投資家にとっていちばん大切にしている行動原理なのです。「どんな社会に住みたいのか、子どもや孫たちにどんな社会を残してやりたいのか」を強く意識して、その方向にお金を投入するわけですね。(後略)

株というと、日々の株価に一喜一憂して、マネーゲームに奔走するガツガツしたイメージなのですが、こういうスタンスもありなのか。というより、株式への投資というのは、本来そういうものなのでは、と思わせる内容です。

読書メモを書いてみましたので、読んでみていただければうれしいです。(A4判1ページ)

47トトロのメイになった気分

[2008年07月25日(Fri)]
トウモロコシができ始めました。

トウモロコシのでき方の振り返りを。芽生えの状態は、はたけ通信03に掲載したので省略(5月の中旬にタネを植えました)。

7月はじめには雄花が頂上に咲き始めました。

トウモロコシも雄花と雌花があるのですが、まったく形態が違います。雄花は穂のような感じ。そして、雄花が咲いた頃の雌花はこんな感じです。

幹の途中に、何やら毛のようなものが。
そして雄花の花粉が風に飛ばされて落ちてきて、その毛のようなものにくっついて受粉ということになります。一つのトウモロコシで考えたときには、花粉が飛ぶ時期と、雌花が花粉を受ける時期が微妙にずれていて、違う個体の花粉を受けるようになっています。そうやって、少しでも違った遺伝子を残そうとしているのですね(だから、密集して植えないと実ができにくいのです)。

実は、雌花の毛の一本一本がトウモロコシの実、一つひとつにつながっている、というか受粉したのが実になるのです。で、7月下旬の現在、こんな感じ。

熟れごろの判断は難しいのですけど、毛のようなものが茶色になっているのが一つの目安です。

トウモロコシの収穫の感覚はとても気持ちよく。実を持って下にさげると、勢いよく採れます。ちょど、宮崎アニメの「となりのトトロ」のメイが、大家さんのおばあちゃんのはたけで収穫するあの感じです。子どももとても好きなので、収穫してもらいます。

採れたてのトウモロコシを、すぐにオーブンで焼くと、それはそれはおいしい。甘みが違います。

今年は、途中から、ズイを食べる虫が発生して、ちょっとやばいかなと思っていましたが、被害は思ったど多くなかったです。

iPhoneは、なかなか

[2008年07月24日(Thu)]
話題のiPhone。知り合いが発売当日に並んで購入してその日の夕方には見せてくれたのですが、今日、また見せて触らせてもらいました。

さわり心地がよくて、ちょっと心動くものがあります。さすがマックのユーザーインターフェイス。むちゃくちゃ便利です。

GPS機能が働く野外で写真を撮れば、地球上のどこで撮ったかが記録されます。

お店の名前を入れて検索すれば、インターネット上にデータがあれば、即座に住所や電話番号が表示されて、地図上にピンまで打ってくれます。もちろん住所録への登録も指一つ。

比較的大きな画面でインターネットは見放題。ニュースもチェックできます。インターネットショッピングだって、指先一つ。

ああ、こうやって、私たちは自分で考えると言うことを手放していくんだって感じ。

そして、きっと、グーグルさんなんかは、そのデータをせっせとコンピュータに解析させて、私たちの行動を分析して、グッドタイミングに必要な(本当に?)広告をお知らせしてくれるんでしょう。

そして、ますます、同じような行動パタンの人が増えて・・・。

全てにおいて管理されている未来を描いたジョージ・オーウェルの小説『1984』を思い出すのは私だけではないでしょう。

結局、私たちは誰かさんのための情報を入力するただの端末になってしまうのでしょうか?

ああ、でもとりあえず楽しそう(というか、少し触らせてもらって楽しかった)。

まるごと市民活動スクエやー

[2008年07月24日(Thu)]
I−フェスタ2008 まるごと市民活動スクエやー

昨年度に引き続き(若干企画内容はかわりましたが)、地元岩国の青年会議所が、市民活動を支援するイベントを開催します。

11月2日(日)に岩国市の錦帯橋のたもとにある吉香公園で、募集した市民活動団体のPRと展示のコンテストを行い、参加者の投票によって企業からの寄付金をそれぞれの団体に配布すると言うもの。

いろんな意味でマッチングの企画で、いい取り組みだと思います。私も何らかの形でかかわることになるでしょう。

ちなみに、参加する(岩国市内を中心に活動している)市民活動団体を7月22日から8月29日にかけて募集しています。

主催・問合せ先:(社)岩国青年会議所 電話0827-23-1177

46「ムスクラン」

[2008年07月24日(Thu)]
今年はきまぐれで、7種類の葉野菜の種の入った「サラダセット」というタネを植えてみています。こういうふうに何種類かの趣旨を混合して栽培した野菜を「ムスクラン」というのだそうです。芽もこんなふうにいろいろ出てきます。

ちなみに、入っているのは、エンダイブ・チコリ(青)・チコリ(赤)・サニーレタス(赤リーフレタス)・グリーンリーフ・サラダ菜・クレソン、です。
成長するとこんなふう。

いろいろあって、なかなか楽しいです。虫がつかないのは、苦味のある菜っ葉ばかりだからでしょう。だから、油の多いドレッシングが合うように思います。

45モロヘイヤの好きなコガネムシ

[2008年07月23日(Wed)]
モロヘイヤは、比較的虫のつかない野菜ですが、小さなコガネムシだけは好きなようです。
今朝も、一匹のコガネムシが、おいしそうにモロヘイヤの葉を食べていました。
この前のめりの姿が愛くるしいし、集団でガシガシ食べると言うより、時々休みながら(場所を微妙に変えながら)一匹が1枚の葉をじっくり食べてる感じなので、大概はほおっておきます。

チャイルドライン講座で印象に残ったこと2

[2008年07月23日(Wed)]
チャイルドラインボランティア研修講座の第一回目(講師:天野秀昭、テーマ「遊びは生きる力の源」)で印象に残ったことの追加。

最後の質問コーナーで、携帯ゲーム機のことについて聞かれたことについての天野さんの解答はこんな内容でした。

私自身は、ゲームについてはそれほど否定的ではない。子どもにいろんな規制の圧力が強い中で、子どもたちが唯一、例えば残虐なこと、をすることが許されている場であって、それが一種のガス抜きになっていて、やり場のない心が壊れてしまうのを防いでいる部分もあるのではないかと考えられるから。
また、本来遊びと言うものは、時間を気にしてやるものではなくて、気づいたら日が沈んでいたといった感じなのに、ゲームはいつでもやめて止めておける。今の子どもたちには、細切れの時間しか与えられていなくて、そういう子どもの暮らしにぴったり合った遊び道具になっている。


そう、携帯ゲームを与える、与えないという問題以前に、子どもたちにはいろんな禁止圧がかかっていて、しかもじっくり思う存分遊ぶ時間も奪われている。本当に楽しいと思えることから遠ざけられている。そのことをどう大人が考えるのかということを抜きにして、ゲーム機だけを悪者にするのはどうかと私も思います。

44ピーマンが好きなカメムシ

[2008年07月22日(Tue)]
今年もピーマンにカメムシがたくさん付いてきたので、写真を撮ったあとで、水を張ったバケツに、最初はふるい落とし、最後の詰めは素手(軍手をはめるのがめんどくさかっただけ、このカメムシは手ににおいが残って大変ということはない)でつまんでは入れていくという方法で、駆除しました。

調べてみると、ホオズキカメムシという名前らしい。カメムシにもいろんな種類があって、いろんな香り(?)がします。このホオズキカメムシは、どう表現したらいいのかわからないけど、高貴な香りです。何かの本で、カメムシの中には、そのにおいを香水に使うものもあると書いてあったけど、このにおいはちょっとそんな感じなのです。

ところで、水を張ったバケツに入れるだけ?と思う方もいるかもしれません。実は虫というのも案外弱いもので、水の中に落ちると、そのうちに溺死してしまいます。自分の手の届く範囲の小規模な農業であれば、農薬なんか使わなくたって、そんな方法で充分なのです。


チャイルドラインボランティア研修講座第1回目

[2008年07月21日(Mon)]
いろんな子どもといろんな形で散々遊んだ3連休の最後にとどめを刺したのが、今日21日の午後にあった、チャイルドラインボランティア研修講座の第一回目「遊びは生きる力の源」

講師は、東京の世田谷で冒険遊び場と呼ばれる、プレーパークで初代有給プレーリーダーとなった天野秀昭さん。

今の子どもが意欲がないとか、問題視されているけど、それは子どもの問題なのか、それともそうさせている大人の問題なのか、ということから始まって、プレイパークでの子どもの具体的なエピソードなども踏まえて、今、少子化の中で、大人の思うよい子にしたい圧力が強すぎて、子どもが生きている実感を持ちにくくなっている現状を語る、説得力のあるいいお話でした。

いろんな形で子どもたちと接してみて、こちら側の接し方次第で、子どもたちが本当に生き生き、自分から動くのだということを見ているので、やはり問題は大人たちの方にあるのだということをあらためて考えさせられました。


特に印象に残った内容。

子どもは元来自分の快を求めてやりたいことをやるのだけど、それは結果として、危ない、汚い、うるさいことになる。現在はそれを社会全体で抑制する方向になっているので不快なのだけど、あまりに不快が続くとストレスが大きすぎて、それを不快と感じなくなってくる。そうすると快も求めなくなってしまう。一方で、子どもにとって自分を守ってくれる存在は大切なので、その大人の言うことに合わせるということだけ考えるようになって、他人の評価にひたすら合わせて生きることになる。結局、自分が生きているという実感が持てなくなる。

地縁でない、新しいコミュニティを求めて

[2008年07月21日(Mon)]
コミュニティの再構築というのがいろいろなところで言われています。

しかし、コミュニティのわずらわしさから逃れるために、人は都会に出て行ったという面もあるのではないかと思うのです。

そこに住んでいる、ただそれだけの理由で、そのコミュニティに所属しないといけないという、いわゆる地縁組織は、うまくいけば心地よいのですが、縛られてわずらわしいという面もあります。

しかし、そこに住んでいるのだから、何気に知り合いであるということは、うれしいことですし、それが結果として地域の安全につながったりすることも確かです。

地縁でないコミュニティというものが考えられないか。もっと自然な形で。というのが、ここ数年の私のテーマで、前の記事に書いた川のゴミ拾いもその試みの一つと言えます。

・川をきれいにしたいという団体がある。
・その団体は、地域の子どもたちにも川をきれいにする取り組みに参加してほしい、というか子どもたちと一緒に何かしたい。
・しかし、その団体は、退職者を中心にしていて、それまで社会的な活動をしていなかったので、行事を行うノウハウを持っていない。
・そこで、仲を取り持つ形で、私が代表をする団体と共催という形にして、チラシを作って小学校を通して配布してもらい、参加したい子どもたちに参加してもらう。
・ゴミ拾いを一緒にすると同時に、子どもたちに川遊びをしてもらい、さらにお楽しみ行事をすることによって、地域で頑張っているおじさんおばさんたちと何気に知り合いになれる。

こういうことって、ちょっと気をつけているといろいろ考えられるのではないかと思うのです。できるだけ、特定の人の無理にならないような形で行事を組んで、地域の異年齢の人たちが触れ合う場を作ってみる。

改めて書くと何だか堅苦しいのですが、実際には、水が冷たくて気持ちよかったり、子どもがうれしそうに水につかっていたり、首にかけていたタオルを網がわりに魚とりがはじまったり、そうめんがおいしかったり、蛍を個人的に養殖している人がメンバーにいて、幼虫を持ってきてくれていて、それを見て楽しんだり、いろんな人が活躍して、結構楽しいのです。

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