28『ジュピターズ・ムーン』2018サロンシネマにて23
『ジュピターズ・ムーン』
(監督:コーネル・ムンドルッツォ、出演:メラーブ・ニニッゼ、ギェルギ・ツセルハルミ、ゾンボル・ヤェーゲル、モーニカ・バルシャイ、128分、2017年、ハンガリー・ドイツ映画)
2018年、映画鑑賞28作品目にして、劇場での鑑賞23作品目。
医療ミスによって職場を追われ、難民キャンプで働きながら、医療的な理由を付けて難民を逃す手助けをすることによってその賠償金を稼いでいる人生に疲れた医師。ある日、国境警備隊によって違法に銃撃を受けた少年(青年?)が、重力を操り浮遊する能力をこと持つことになったことを知り、お金儲けに使えるとキャンプから連れ出すことに。
難民問題のリアルな状況を疾走感のある描写で描く中に、空中浮遊という非現実的な状況が、これまたリアルに美しく描かれ、なんとも不思議な物語が展開していく。
ちなみに、ジュピターズ・ムーンは、直訳すれば、木星の月、つまり木星の衛星。現在はたくさん見つかっていますが、ガリレオが1610年に最初に見つけたときは、ギリシャ神話の神様などから名づけられたイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つ。その中の一つエウロパは、ヨーロッパの語源にもなっていて、その環境から、地球外生命体が存在する可能性が考えられ、調査をする計画もある。
遠く宇宙空間に浮かぶエウロパ(ヨーロッパ)と、地球上にあって難民問題の大きな現場となっているヨーロッパ。
意味も理解できないままに浮遊する難民の少年の、不安げな表情が心に残る。
4月6日まで、サロンシネマにて。
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(監督:コーネル・ムンドルッツォ、出演:メラーブ・ニニッゼ、ギェルギ・ツセルハルミ、ゾンボル・ヤェーゲル、モーニカ・バルシャイ、128分、2017年、ハンガリー・ドイツ映画)
2018年、映画鑑賞28作品目にして、劇場での鑑賞23作品目。
医療ミスによって職場を追われ、難民キャンプで働きながら、医療的な理由を付けて難民を逃す手助けをすることによってその賠償金を稼いでいる人生に疲れた医師。ある日、国境警備隊によって違法に銃撃を受けた少年(青年?)が、重力を操り浮遊する能力をこと持つことになったことを知り、お金儲けに使えるとキャンプから連れ出すことに。
難民問題のリアルな状況を疾走感のある描写で描く中に、空中浮遊という非現実的な状況が、これまたリアルに美しく描かれ、なんとも不思議な物語が展開していく。
ちなみに、ジュピターズ・ムーンは、直訳すれば、木星の月、つまり木星の衛星。現在はたくさん見つかっていますが、ガリレオが1610年に最初に見つけたときは、ギリシャ神話の神様などから名づけられたイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つ。その中の一つエウロパは、ヨーロッパの語源にもなっていて、その環境から、地球外生命体が存在する可能性が考えられ、調査をする計画もある。
遠く宇宙空間に浮かぶエウロパ(ヨーロッパ)と、地球上にあって難民問題の大きな現場となっているヨーロッパ。
意味も理解できないままに浮遊する難民の少年の、不安げな表情が心に残る。
4月6日まで、サロンシネマにて。
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