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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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ライブ&マルシェ!ON&ON in 大島2017の記事訂正について

[2017年09月03日(Sun)]
2017年8月24日に、ON&ON in 大島2017の記事を書いたときに、一時的に3年前開催したときの出演者と出店者がリンクされていたために、間違って掲載してしまいましたので、訂正しました。お詫びします。
詳しくは、イベントのホームページで確認してください。


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小学校からの英語教育は必要なのか?

[2017年09月03日(Sun)]
先日、周防大島のイベントで直接話を聞いた内田樹さんのブログ「内田樹の研究室」は興味深いので以前から時々見ています。

最近ブログの更新頻度は減っていたのですが、8月26日の「英語の未来」という記事の最初に、このところツイッター中心で、ブログにまとまったことをあまり書いていなかったので、また頻繁に書こうと思っているという旨のことが書いてあって、またたくさん書いてくれるかと思うと楽しみです。


この記事の中で気になったこと。

内田さん自身は、「外国語を学ぶ」のが好きなのでそのことに確証が持てないらしいのですが、最近読んだという『中央公論』8月号の特集「英語一強時代 日本語は生き残るか」の中からの抜粋が興味深い。

「私は最近いよいよごく少数を除けば、日本人は日本語が堪能であればよいのではないかと考えるようになっています。非西洋圏でここまで機能している言語を国語として持っている国は本当に珍しいのです。エリートも庶民も、全員当然のように日本語で読み書きしているという、この状況を守ること自体が、日本という国の使命ではないかとすら思います。」

最近の国策としての英語教育の低年齢化(小学校から英語の授業を本格的に行うこと)に反して、私が最近読んだ生物学者の池田清彦さんの『進化論の最前線』の中にも、脳科学の面から、英語教育よりも、まず日本語教育の方が大切ということが書いてあったし、いろんな面から、もう日本では英語教育をあまりしなくていいんじゃないか的なことが言われているなあと思っています。

私も実感として全く同感なので、そのことを少し書いてみたいと思います。

私自身も、語学自体は嫌いなほうではなく、大学の授業で、できるだけネイティブの講師を選ぶようにしていたこともあり、英語での簡単な日常会話にはあまり困ることはありません(分からない単語が出たときなどの聞き直し方がわかるという意味)。でも、あまり積極的に英会話を楽しもうという気もありません。私自身の中に英語をしゃべる人に伝えたいと思うことがあまりないからです(困っていたら手助けはしたいと思っていますし、母語でない言語でしゃべって伝わる楽しさはあるのですが)。英語圏の文化と言うものは比較的身近にある、というのも大きな要因なのかなと思います(しかも、普通は日本語でそれを学ぶことができる)。

どちらかと言うと、英語圏以外の人とのコミュニケーション手段として英語が使えるのなら、使いたいと思うくらいでしょうか。

つまり、普通の人は実際の場面で英語を使うことはあまりないし、それよりは、これまでもブログに書いていますが、社会の劣化(全体として多様な意見をちゃんと議論して、ものを考えながら少しでも納得できる形で社会をよりよくしていくという意味で)とセットになって日本語の劣化が進んでいるということのほうが喫緊の課題なのではないかと私は感じています。

まずは、学校教育では自分の母語である日本語によって、ちゃんと自分を表現することを学ぶことを大切にすべきで、中途半端に他の言葉を学ぶと、ただ雰囲気に流されて会話を楽しむだけになってしまい、本当の意味でのコミュニケーションにはならないように思うのです。

ちょっと話しが変わってしまいますが、岩国は、これから極東最大級の米軍基地のあるまちになってしまうこともあり、多くのアメリカ人が(すでに)日常的にいて、その利点を生かしてもっと身近に英語を感じられるように、英会話教室のようなものを増やすことなどを主張する人もいます。しかし、そういったことは、既にある程度いろんな人が取り組んでいますし、基地の中である大学の授業(主に、基地にいる軍人などが社会人になっても単位をとり続けるために設けられている)を、試験を受ければ日本人でも受講できる仕組みもあります。

むしろこれからは、日本に滞在しているアメリカ人に日本語や日本の文化を伝えるということにもっと積極的になってもいいのかもしれないなと思っている今日この頃です(もちろん、すでにボランティアベースで様々に頑張っておられる取り組みがいろいろあります)。


ちなみに、大雑把に書くと、岩国基地は約8平方キロメートルの面積があり、現在、アメリカの軍人・軍属・家族あわせて約6000人が住んでいて、併設の海上自衛隊の隊員が約1600人、日本人の基地従業員が1200人通っています。
それが、現在始まった基地再編により軍人・軍属・家族あわせて約4000人が増え、約10000人になり、基地内に通勤する日本人従業員も増えると思われます。


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