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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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01はたけの来訪者

[2008年06月24日(Tue)]
5月から紙ベースで出していた、ワンポイントはたけ通信が、11号になっていたので、とりあえずそれをブログ用に書き直そうかと思ったら、はたと筆が(指が)止まりました。やはり、読者が想定できる紙の通信と、よく読者がわからないブログでは書こうとする時の心構えが違うので、とまどってしまいます。

気を取り直して、書き直せそうなものを書いてみます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はたけには、近所の猫やうちの猫がちょっとトイレを拝借に来たり、蝶やいろんな虫が野菜を食べに来たり、モグラがミミズを食べに来たりしてます。去年は、これまで来たことのなかった猪までやって来ました。寒い時期、夜中に来るので、少しだけはたけから離れている私は気づかなかったのですが、はたけの前の人にはわかったようです。私が耕している部分で、ほっておいてもいいところに、楽しそうに泥遊びをした跡(本当は、ミミズを探して鼻で土をかきわけた跡)があったので、そこの部分は猪に解放してやることにしました。他の人のはたけに行くのがそれで少しでも防げるのならと思って。どうせ、春まではそこの部分は作る予定はなかったし、春になったら山にも食べ物ができて降りてくることはないはずですから。

その他、鳥たちもやって来ます。はたけを耕しているとき、掘り返されて出てきた虫やミミズを狙って、私から付かず離れずのところにムクドリなどがやって来ることがあります。

先日、水をまいていたら、コンコンコンとリズミカルな音が聞こえてきました。隣の人が何か作業をしているのだろうかと見てみると、キュウリの支柱をコゲラというキツツキ系の小さな鳥がつついているのでした。支柱は笹竹なので、中の虫を狙っているのでしょう。日ごろはあまり人を近づかせない鳥なので珍しいなと思いながら、ちょっと写真でも撮らせてもらおうと、心の中で声をかけながら近づいていくと、3mくらいまで近づかせてくれました。簡単なカメラでこれだけ大きく撮れるなんて、時にはこういうこともあります。拡大してみると、木の幹につかまる鳥なので足の指と爪が立派なのがよくわかります。

02こやし(葉ものはたっぷり、実ものは少なめ)

[2008年06月25日(Wed)]
こやしのやり方については、最近家庭菜園がはやっていることもあって、いろいろな本にいろいろなことが書いてあります。でも、案外基本的なことは書いてないものです。大雑把なことを言ってしまうと、タイトルにあるように「葉ものにはたっぷり、実ものには少なめ」ということになります。

葉っぱを食べる(例えばホウレンソウなど)ものは、現世を謳歌させてやればいい。「今栄養がたっぷりあって幸せだなあ。どんどん大きくなろうっと」と思ってもらえれば、立派に大きくなります。逆に実を食べるもの(トマトやピーマンなど)には、現世をはかなんで、次代に期待するようにさせればいい。「今は栄養がなくてつらいけど、次にはきっと栄養が豊かな時代が来る」と思ってもらえば、どんどん実を実らせてくれます。

それが基本で、しかし、そのの土のもともとの状態、天候、その野菜の育ち方などこまごましたことをいろいろ加味しないといいけないのでややこしい。その道の達人は、見た目だけでなく、土を口に含んで、酸性度とか栄養の具合だとか判断できるようになるのだそうです。達人への道ははるか遠い。

例えば、6月はじめに収穫したタマネギ。これは微妙です。タマネギは、葉の一部が太くなってそこをに栄養を蓄えて次世代に備えているので、分類としては実ものといえるのでしょうか。一般には厳冬期に2度くらいこやしをやって、春にはやらない(春に1度やるという本もある)ということになっています。これは、春の太ってくる時期にあまりこやしをやると、首の部分まで太りすぎて、そこから腐りやすくなるので保存するにはよくないという理由もあるのですが、あまりこやしが少ないと、本当に次世代に託すために、タネを作ろうととう立ち(花をさかせるために茎が硬くなって上に伸びる)してしまう場合があり、そうなるとタマネギ本体の中心まで硬くて食べれなくなります。

しかし、ふつうはとうが立ってしまわないのになあ。と、いろいろ考えると夜も眠れなくなってしまうわけで、それがその年の気候の影響などもあったりするので何とも。結局、なるようにしかならないのさ。と達観してしまうわけです。それでも、経験によってちょっとは対応できたり、そういう、思い通りにならないいちいちが、結構楽しいのです(写真はホウレンソウの芽)。

03はたけと子育て

[2008年06月25日(Wed)]
いろんな人に話してみて、結構感心される話をひとつ。

タネや苗をはたけに植えるときに気をつけるのは、まず穴を掘ってそこに水をたっぷりしみこませること。日照りが続いているときには特に念入りに、何度かに分けて。そして、タネや苗を植え、土をかけて、タネの場合はその土の上に草木灰を軽くかけ、その周りぐるりに籾殻をまいて植えたところの目印にします(目立つと鳥に掘り返されるといううわさもありますが、被害にあったことはない)。

それから芽がでるまでの何日かは、毎日しっかり水を与えてやります。最初に穴に水をたっぷりしみこませるのは、案外表面にかけただけでは水は中までしみこまないから。こうして最初に充分水をやると、タネや苗はしっかり地中深くに根を張ります。そうして、タネからの場合、芽が大きくなったらもうあまり水をやらなくてもよくなります。

時々勘違いして、水を与え続ける人がいるのですが、あまりずっとやっていると、水は表面にあるのかと思って根が表面に向かって生えるようになり、水をやり続けなくてはならなくなります。下方向にちゃんと根が生えていると、少しくらいの日照りでも大丈夫。土の中には水は簡単にしみこまないかわりに、地中深くにはいつも水があるからです(写真はトウモロコシの芽)。

そういうのって、子育てとおなじですよね。最初に充分安心させてやる。あっ、そういうふうに自分の子育てができているかというのとは別ですけど。

04野菜(と私)の奏でる音楽

[2008年06月26日(Thu)]
タマネギは、ワセだと5月、オクテだと6月上旬に収穫を迎えます。そのころになると、葉っぱがお辞儀をするように倒れてきます。それくらい葉がしおれたほうが、保存には適しているということかもしれません(実際には、そのまますぐに食べる分には、葉っぱが元気な状態でも問題ありません)。

タマネギは、収穫するとき首の部分を長めに残して、何日か干し、紐の両端で3個ずつ合計6個を束ね、裏の倉庫につるして保存します。そのとき、あまり首の部分が太いとそこから腐りやすく、小ぶりで首が細ければ、次の収穫時期まで保存することができます。

ところで、タマネギがだいぶ大きくなってから草取りをするときの話です。タマネギはカブ間が15cm位と狭いため、その間をかき分けるように手を入れるような形になります。そうすると、手とタマネギの葉が触れたり、手で押されたタマネギの葉っぱ同士が触れ合うことになり、なんとも柔らかな音が出ます。それが音楽のようで私は好きです。

音と言えば、野菜の出す音で私が一番好きなのは、何といってもサトイモの葉っぱに雨が落ちるときの出る音です。これが、微妙にレンコンよりもサトイモなんですよね。サトイモの葉のほうが少しばかり肉厚で、より柔らかな太い音のような気がします。

05ジャガイモの芽欠きの感触

[2008年06月26日(Thu)]
ジャガイモは、山口県では大体春の彼岸(3月20日ごろ)までに種芋を植えるといいと言われます(でも、今年は3月に寒さが長引いたので4月に入って植えました)。

種芋は、普通半分(か四分の一)に切って、その切り口に草木灰をまぶして1、2日乾燥させてから植えます。これは、灰の殺菌作用を利用したもので、切り口から雑菌が入って芋が腐ってしまうのを防ぐためだと思われますが、知り合いではたけをやっている人は、「最近は草木灰を使わなくてもいいみたいよ」と言うのです。その理由までは知らないようでしたが、想像するに、化学肥料の使いすぎで、土の中の菌が死んでしまっているからではないかと思うのです。土の中には、芋を腐らせてしまう菌があると同時に、土を豊かにしてくれる菌もあるのに、そういうもの全てを根絶やしにしてしまっているのでは?

それと、野焼きもやりにくくなってしまって、草木灰も珍しいものになってしまったということもありそうです。まるのまま種芋として使えばいいのでは、と思う人もいるかも知れません。確かにそれだと腐ってしまう可能性は減るわけですが、まるのままでも切っても収穫量はあまりかわらないと考えられるので、もったいないのです。

それはそうと、ジャガイモを育てる上での一番のポイントが「芽欠き」。写真にあるくらい(丈が15cmくらい)になったところで、出てきた芽を育ちのいい1本か2本を残して、その他の芽を種芋からの生え際から取り除きます(そうすることによって、栄養が分散することを防ぎ、大きな芋になります)。できるだけ根元からゆっくり引っ張るのがコツで、あせって早く抜こうとすると途中で切れてしまってうまくありません。しかし、うまくいくとほどよい手ごたえで根元からきれいに取れます。慣れるとそれほど難しくなくて、なかなか楽しい感触です。

06種芋の植え方

[2008年06月26日(Thu)]
前回書いたジャガイモの芽欠きの感触について、知り合いが面白い表現をしてくれたので紹介します。

「瓶の底に固まりかけた糊状のものを引っぺがそうとしたら、思いがけずうまくひとかたまりになってはがれた時」(しかも瓶に接していたところがツルツル)

どうです?ちょっと経験してみたくなったでしょ?

ところで、ジャガイモやサトイモは、畝を作るときに、畝の伸びる方向に対して直角に山と谷を作り、その谷の部分に種芋を植えます。それは、ジャガイモの場合、種芋から芽が生えてきて、どんどん上に伸びていくわけですが、その茎の途中に別の茎が伸びてきて、その先が大きくなって芋になるという育ち方をするので、茎の部分を土で覆ってやったほうがいい。そのために、最初に谷の部分に植えて、茎が育ってきたら周りの土を茎にかけて(土寄せといいます)やって、谷と山を逆転させてやるわけです。

ジャガイモは、根っこもどんどん下に生えていくタイプの育ち方をしないので、事前に肥料を土の深い位置に混ぜておく(元肥といいます)ことはしません(私の場合は、種芋を植えたときに山の部分に少しくぼみを作って、そこに菜種油かすを少し入れる程度です)。

サトイモもも種芋の上のほうに芋ができてくる(ジャガイモのできた方とは違います)ので同じように谷に植えますが、一つ違うのは、サトイモはもともと雨の多い地帯が原産なので、水分が多量に必要です。日照りの時には水遣りが欠かせません。それでも、土の下のほうが水分がありますので、それも理由の一つかなと。同じ植え方をしてもその理由には、微妙にいろいろあったりします(写真ではわかりにくいけど、谷に育つサトイモの若芽)。

07遺伝子操作

[2008年06月27日(Fri)]
農薬を使わないはたけは、虫との折り合いが大切になってきます。私の場合、夏場は葉物(キャベツやホウレンソウなど)はあまり作りません。虫たちとうまくやっていくことができないからです。

ところで、野菜たちは、天敵に対して無防備かというと、もともとはそうではなくて、例えば自分たちの体内で毒を作ることによって、食べられないようにしたりしています。

イモ類の多くはもともと毒をもっていました。だって、芋は私たちに食べられるためではなくて、自分たちの子孫を残すために、その栄養源として芋をつくっているのですから。例えばジャガイモだって、私たちは長年かけて、毒の少ないジャガイモだけを選んで残し、徐々に今のようにほとんど毒のないものにしました。実はこれも遺伝子操作なのです(通常、品種改良といいます)(下の写真は、ジャガイモの葉を食べるニジュウホシテントウ)。

時々、中南米の人たちが、原種のジャガイモを特別な粘土のような土と一緒に食べる映像がテレビに流されたりします。それは、その土に毒消し効果があるからです。じゃあ、なぜ品種改良しなかったのでしょうか?その方法を知らなかったから?私は、もしかしたら、そんなことはしないほうがいい、という選択をしたのかも、と思ったりします。

いずれにしても、私たちは長い年月をかけて、無毒な野菜を作ってきました。そうすると、私たちだけでなく、虫たちも大歓迎なので、それを防ぐために農薬が必要というわけです。そして今、遺伝子操作をして、再び野菜たちに自分たちの体内で毒を生産させ、無視を寄せ付けないようにしはじめました。なんだか変。しかも、これまでかけてきた時間からするとほんの一瞬で、試験管の中で無理やり。アメリカなどのように、私たちが想像できないほど大規模な農業(工業?)をしている人たちにとっては恩恵であることは確かです。しかし。(写真はジャガイモの蕾にいたテントウムシの幼虫)

08ジャガイモの実

[2008年06月27日(Fri)]
ジャガイモは、地下の芋を収穫するので、花の方に栄養がいかないようにするためか、花ができたら摘むと言う人もいます。私はその影響のほどがよくわからないので、摘んだり摘まなかったり。今年はきれいな花を撮影したくてほうっておきました(写真はジャガイモの花)。

ところで、ジャガイモに実はできるのでしょうか?なんて、下の写真のとおりちゃんとできます。知らない人が多いし、注意を払う人もあまりいないので、時々「ジャガイモにトマトが実った」なんて新聞記事になったりします。ジャガイモは、地下茎の一部に栄養を蓄えて増えるという戦略をとったためか、人間がその地下茎の一部を食べ物として選んで、そっち方面を進化させたためか、実のできにくいものが多いようですが、ジャガイモの種類によっては実が普通にできます。

赤くならないミニトマトって感じですよね。お味のほうは?ためしに食べてみました。ちょっとすっぱくて、トマトっぽい印象もありますが、残念ながらおいしくありません(ジャガイモの実には毒があるという話を後で聞きましたので、食べることはお勧めしません)。

ところで、ジャガイモは植え付けから3ヶ月くらいが収穫時期(そのころには、葉っぱも茶色く、まだらになってくる)と言われていますが、今年は春が少し寒かったので、遅めに植えました。うかつだったのは、梅雨があると言うことを忘れてたということ。あまり湿気には強くないみたいなので、いつまで収穫を待つかが問題。遅いと雨にやられて腐ってしまうかも。はたけのお隣さんは、「去年は、7月までおいておいたけど、大丈夫だったよ」と言ってましたけど、違うはたけなのでちょっと気になります。

09『ジャガイモのきた道』

[2008年06月28日(Sat)]
泥縄(泥棒を捕まえて縄をなう)なのですが、ジャガイモの話をさんざん書いた後で、『ジャガイモのきた道』(山本紀夫著、岩波新書、2008年)を読んでみました。これが、なかなか面白い。

穀物農耕以外では文明が生まれないというのが定説となっているが、どうもインカ帝国はジャガイモが基礎になっているらしい、とか聖書にでていないという理由で西洋では最初受け入れられなかった、だとか、ヒマラヤや日本での受け入れられ方だとか(写真はジャガイモの花にとまる痩身のカメムシ)。

中でも一番興味深かったのは、原産地あたりだと考えられるペルーでのジャガイモの作り方です。高度3000メートルあたりから上の高度差1000メートルにわたって収穫の時期、栽培方法、品種などが異なる4つの耕地にわけられ、さらにそれぞれが五分の一にわけられて、5年に一度しか栽培されていないのです。植えられる品種も2、30種類にも上るそうです。そうすることによって、ほとんどの時期で食べられ、地力低下による病虫害も防げ、病気が流行っても多品種があることによって全滅することもないというリスク管理が行われているわけです。そういう智恵が少しでも生かされていれば、1800年代中ごろのアイルランドの大飢饉(単一品種のジャガイモに頼っていたので、病気が一気に広がった)も違っていたはずなのです。

それはそうと、植えた時期からすれば少し早いのですが、ちょっとためし掘りをしてみました。化学肥料を使ったはたけのように馬鹿でかくはなっていませんが、充分な大きさになっています。

10キュウリの好きなウリハムシ

[2008年06月28日(Sat)]
キュウリが採れはじめました。夏野菜の季節のはじまりです。

キュウリにもいろいろ食べ方がありますが、この時期のうちの食べ方の定番は、朝、はたけからもいできたキュウリを厚めにスライスして氷水の入った大きな皿に入れて食卓の真ん中に乗せ、それぞれが手づかみでボリボリ食べるだけというシンプルなもの。実はこれが一番うまい(甘い)。

キュウリなどのウリ科の葉を好んで食べる虫は、そのものずばりのウリハムシといいます。キュウリの苗を植えるとどこからともなくやってきます。最初の何枚目(専門的には何節目)かまでの葉は、ほとんど食べられてしまいます。

でも、心配しなくても大概は大丈夫。つぎつぎ出てくる葉っぱはだんだん食べられなくなってきます。

ウリハムシというのは、近くでよく見るとなかなかひょうきんな顔をしています。目が点って感じなんですよね。おまけに、口の部分も色が濃くなっているものですから。見かけるとつぶしちゃいますけど。



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