103『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』2018レンタルにて
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
(監督:モルテン・ティルドゥム、出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グッド、ロリー・キニア、114分、2014年、アメリカ映画)
2018年、映画鑑賞103作品目。
第二次世界大戦中、劣性に立たされていた連合軍が、ドイツ軍の難解な暗号“エニグマ”を極秘に解読するために編成された特別チームに配属された天才数学者アラン・チューリングさんの活躍(苦悩?)を描いた実話に基づく作品。
アルファベットを変換する“エニグマ”の機械自体は入手されていたものの、設定が天文学的にあり、その設定が毎日午前0時に変更されるため、普通に可能性を試す方法ではとても解読が間に合わないため、チューリングさんは当時まだ理念段階だったコンピュータの原型である計算機を作ることによって解決しようと奮闘するも、その奇人ぶりと共に、周りからはなかなか理解されない。
同時に、チューリングさんは当時犯罪とされていた同性愛者であることが、過去のエピソードと共に描かれていく。チームの協力者で唯一の女性は、彼の理解者で、お互いに人間的(数学的)に惹かれあい婚約をすることになるのだが、機密作戦のため複雑に危険な人間模様もあり、彼女の身を守るために、自分が同性愛者であることを告白して、彼女を実家に帰るように薦めるのに、そんなことお見通しの彼女の姿勢が格好いい(このあたりは脚色が多分にあるようですが)。
チューリングさんは、多くの人命を救ったその活躍にもかかわらず、当時の文書は秘密事項として焼き払われてしまって、終戦後1951年に、偶然の事件で同性愛者であることで有罪判決を受けて、服役か化学的去勢治療のどちらかの選択を迫られ、後者を選んで体調が衰える中、1953年に自殺をすることになったのですが、死後60年経った2013年にその活躍もあり、ようやく恩赦が発表されたようです。しかし、同じような罪で有罪判決を受けた数万人に及ぶ人たちはいまだに恩赦を受けられておらず、この映画もきっかけになって、全ての犯罪者とされた同性愛者の恩赦を求める運動が起こっているとのこと。
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(監督:モルテン・ティルドゥム、出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グッド、ロリー・キニア、114分、2014年、アメリカ映画)
2018年、映画鑑賞103作品目。
第二次世界大戦中、劣性に立たされていた連合軍が、ドイツ軍の難解な暗号“エニグマ”を極秘に解読するために編成された特別チームに配属された天才数学者アラン・チューリングさんの活躍(苦悩?)を描いた実話に基づく作品。
アルファベットを変換する“エニグマ”の機械自体は入手されていたものの、設定が天文学的にあり、その設定が毎日午前0時に変更されるため、普通に可能性を試す方法ではとても解読が間に合わないため、チューリングさんは当時まだ理念段階だったコンピュータの原型である計算機を作ることによって解決しようと奮闘するも、その奇人ぶりと共に、周りからはなかなか理解されない。
同時に、チューリングさんは当時犯罪とされていた同性愛者であることが、過去のエピソードと共に描かれていく。チームの協力者で唯一の女性は、彼の理解者で、お互いに人間的(数学的)に惹かれあい婚約をすることになるのだが、機密作戦のため複雑に危険な人間模様もあり、彼女の身を守るために、自分が同性愛者であることを告白して、彼女を実家に帰るように薦めるのに、そんなことお見通しの彼女の姿勢が格好いい(このあたりは脚色が多分にあるようですが)。
チューリングさんは、多くの人命を救ったその活躍にもかかわらず、当時の文書は秘密事項として焼き払われてしまって、終戦後1951年に、偶然の事件で同性愛者であることで有罪判決を受けて、服役か化学的去勢治療のどちらかの選択を迫られ、後者を選んで体調が衰える中、1953年に自殺をすることになったのですが、死後60年経った2013年にその活躍もあり、ようやく恩赦が発表されたようです。しかし、同じような罪で有罪判決を受けた数万人に及ぶ人たちはいまだに恩赦を受けられておらず、この映画もきっかけになって、全ての犯罪者とされた同性愛者の恩赦を求める運動が起こっているとのこと。
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タグ:アラン・チューリング