『八月の青い蝶』
『八月の青い蝶』(周防柳著、集英社文庫、2013年12月号「小説すばる」初出、文庫化は2016年)
岩国にゆかりのある作品などで、私が関心を持てるものについては機会があればできるだけ接したいと思っています。この作品は、小学生から高校までを岩国で過ごした周防柳さんによるもので、第26回小説すばる新人賞を受賞しています。
爆心地近くで被ばくし、同級生の多くを亡くしながらも幸運にも命をとりとめ、戦後を生き抜いた主人公は、急性骨髄性白血病によって余命いくばくもない状況で、最後を自宅で過ごすことになる。
妻と、仕事を休んで帰ってきた娘が忙しく受け入れの準備を行っているなかで、仏壇の中に、前翅の先端が欠け、不自然な損傷のしかたをしている青い蝶の標本を見つける。
戦争中のことについて多くを語ることのなかった主人公の秘められた物語とは?
73年前の8月、原爆の投下、そして敗戦を迎えた同じ8月にこの作品を読めたので、より印象に残るものになりました。
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岩国にゆかりのある作品などで、私が関心を持てるものについては機会があればできるだけ接したいと思っています。この作品は、小学生から高校までを岩国で過ごした周防柳さんによるもので、第26回小説すばる新人賞を受賞しています。
爆心地近くで被ばくし、同級生の多くを亡くしながらも幸運にも命をとりとめ、戦後を生き抜いた主人公は、急性骨髄性白血病によって余命いくばくもない状況で、最後を自宅で過ごすことになる。
妻と、仕事を休んで帰ってきた娘が忙しく受け入れの準備を行っているなかで、仏壇の中に、前翅の先端が欠け、不自然な損傷のしかたをしている青い蝶の標本を見つける。
戦争中のことについて多くを語ることのなかった主人公の秘められた物語とは?
73年前の8月、原爆の投下、そして敗戦を迎えた同じ8月にこの作品を読めたので、より印象に残るものになりました。
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タグ:周防