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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦』

[2018年03月14日(Wed)]
『脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦』(渡辺正峰著、2017年、中公新書)

1802脳の意識、機械の意識.JPG

「人間の意識を機械に移植することはできるのか?」という面から現在の脳神経科学である著者が取り組んでいることを、できるだけわかりやすく解説してくれようとしている本です。

意識とは何なのかというのは、昔からの大問題で、それは哲学の問題で科学の問題ではないと、はなから対象としていない人から、情報があるところに意識はあるのだから、月の裏側にある石ころにまで意識はあるという人までさまざますぎるようです。

意識というと、普通は感覚意識体験(クオリア)のことを言うようで、それは、外界のことを感覚器官によって感じることが、意識の大きな位置を占めているからで、そして、感覚器官から脳に情報が入ってくる仕組みについては、かなり解明されている。

しかし、感覚器官に入ってくる情報が、そのまま意識に上ってくるかと言うとそうではないことは、例えば、右目と左目それぞれに違う絵を近づけてみると、不規則に一方の絵だけ見える(つまり、情報としては違うものがそれぞれの目から入ってくるのに、どちらか一方しか意識できない)両眼視野闘争と言われる現象などによって確かめられ、その現象を使った実験で、脳内でどういう変化が起こっているのかを調べたりして、意識がどこからどういうふうに生まれてくるかについての検証が続けられている。

機械にも意識が生じるのかについては、脳は、違う役割があるにしても左右対称の構造になっているので、片方の脳を機械に置き換えることができたとして、その左右の脳が何らかの連携を行うことができて統一的な意識を持つことができれば、その可能性が広がってくるのではないかと考えて、研究を進めているようです。

科学の世界では、物質が互いに引き合う「万有引力の法則」などのようにこうなっているとしか言いようのない自然則を発見することが大きな意義を持っているが、意識についてはそういった自然則は発見されていないし、著者もまだわかっていないようです。

しかし、「何かが何かの因果的関係性を取り込む」ことに意識を生み出す自然則が潜んでおり、それは宇宙誕生の瞬間から存在していたのではないかと推測しているようです。なかなか、話が大きい。

書かれていることの多くは、具体的な解明されている神経の仕組みや、意識が生まれる仕組みを追いかけるための実験の工夫など面白いことが多く、一気に読み進んでしまいました。著者があとがきに、「案外、そう遠くない将来に、解決の糸口がつかめるかもしれない」と楽観的な感想を書いていましたが、多くの研究者たちの努力によって着実に進んでいるのを感じると同時に、読んだ私は、まだまだ分かっていないことが多く、謎は深いのだなあという実感を持ちました。


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タグ:意識の問題

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