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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『内田樹+森田真生 真夏の対話会』に参加してきた

[2017年07月28日(Fri)]
フランス現代思想、武道論、教育論、映画論などで多彩な活動をする内田樹さん。独立研究者として、数学をテーマとしたライブ活動を行っている森田さん。

2017年7月25日に周防大島の白鳥山荘厳寺で開催された対話会。とても面白かった。

開始ちょっと前の会場の様子を。最終的にはお寺の本堂の中は、ほぼ満席になりました。

170725内田+森田.JPG

庭では、バザールが開かれ、軽食や島の特産品を使った飲み物や野菜たちが出迎えてくれました。

1時間森田さんのお話(森田さんの話を聴くのははじめて)。そして、1時間内田さんのお話。さらに、1時間、お寺の本堂の縁側に舞台を移して、本堂内と前庭でお客さんが囲む形での対談が1時間。贅沢な時間が過ぎてゆきました。

いろいろな取り組みをしている2人の話は刺激的で、会場でないとわからないライブ感は、伝えようもありませんし、部分的に切り取ることは誤解を受ける可能性があります。でも、私なりに印象に残ったことを、少しだけ脈絡もなく書いてみます(私の思い込みの部分もあるかもしれないことをお断りしておきます)。

1 森田真生さんのお話の中から
・数学には、人が人としてある限り手を取り合える不思議な普遍性がある(例えば、5+7=12というのは、ほとんどの人が分かってくれる)。
・いろんなところに偏在する心が降り立つ場所をつくっていきたい。そのためには、(他のどの場所でもない)そこでしかできない学びの場をそこここに作る必要がある。
・その学びの場を、トップダウンでなく、ボトムアップによって実現し、そこからまちづくりを考えていきたい。

2 内田樹さんのお話の中から
・人間の知性はどう機能しているんだろうということが気になっている。
・遠く離れているものの関係性を見つけることができるのが知性ではないか。
・教育の目的は、市民的な成熟度をどう高めるかなのに、現在の教育は、点数をつけて序列を付け、それにもとづいて富を再配分することだけになってしまっている。
・機嫌が悪かったり、怒っていたり、ねたんでいたり、嫉妬しているときの判断は間違う。ちょっとしょんぼりした感じで機嫌がよいときに正しい判断ができる。
・新聞の全国紙はなくなるかもしれないが、地方紙は生き残る可能性があり、ローカルな問題にきちんと取り組むと、グローバルな問題につながっていく。

3 対話部分
・母校の新聞部の取材を受けたとき、新聞を読んでいるのか聞いてみたらほとんどの生徒は読んでいなかった。それでも、私の話に影響された何人かが京都に来てくれたので、知りえる限りでいろんなところで職場見学などの体験をしてもらい、次には、東京に行って、東京での同じような体験をしてもらったりして交流が続いている。若者に接してみて感じるのは、昔だったら既存のシステムに抵抗するとか、反対するとかいうことがあったのだろうけど、今は既存のシステムが勝手に壊れつつあるので、「すなおに生きる」ということがラディカルになっている。大学に行かないというのが、選択肢ですらなくなっている。(森田さん)
・私のような年代になると、既存のシステムを作るあげることにコミットしてきたからこそ、それを総括する責任があるので、語り続けないわけにはいけない。(内田さん)
・そして、今回の対話会が、周防大島での学びの場(サマースクール)の序章であったことが語られる・・・。

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