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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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協働推進セミナー「地域課題解決のカギは協働にあり!」

[2009年12月25日(Fri)]
昨日(12月24日)、やまぐち県民活動促進実行委員会(山口県、財団法人やまぐち県民活動きらめき財団、やまぐち県民活動支援センター)主催のセミナーが行われました。

基調講演は、NPO法人 ふくおかNPOセンターの理事 黒岩淳さん。
1時間の短い時間で知っていることも多かったものの、企業の社会的責任(CSR)についておさらいするにはとてもいいお話でした。

出だしに「知恵というのは文化であって、知識偏重の効率化の中にあって、知恵が失われつつある」という意味の話は印象に残りました。

最後のほうの、企業の社会的責任(CSR)から、組織の社会における責任(SR)へ。つまり、組織であれば、基本的に社会的に責任を持っていかないと、というのも納得です。

というのも、お話の中で出てきた実例で、
地域の中に、二つの酒蔵があって、ひとつは効率化してコストを下げて大量に作っていて、もうひとつは、地域との関係を保ちながら昔ながらの方法で作っていて高いお酒を売っている。で、経済が傾いてつぶれそうになったときどちらを市民が選ぶかというときに、企業が社会貢献しているかというのが、これからは重要になってくるということでしたが、関係してくるのは、企業の努力だけでなく、そういうのを大切にしたいという(地域を構成する)個人や組織の雰囲気というものもあるのですから。

ただ、もう一歩言うと、バランスをみんなでどう保っていけるかという問題でもあると思うのですけどね。効率化して安いお酒も、こだわりのお酒も両方必要なんだと私は思います。そのバランスを保つのは、実は、どういう暮らしをしていきたいかという、みんなの問題なのですよね。

それは、例えば、グーグルが、書籍の電子化を進めていて、それをフランスなどは自国の文化をつぶすものとして反対しています。すべての書籍が電子化したとして(それは、とりあえずはまだまだ難しいし、どの順番で電子化していくかということも別問題としてある)、それは一見平等のようだけど、実は、悪しき多数決の原理が(ランキングというやつです)働いて、英語圏の書籍が圧倒的優位に立ってしまう。それは、結果として、英語圏の考え方が優位に立ってしまう(言葉も、文化ですからね。こういうふうに、実質的に優位に立っているものに、それが正しいかどうかということと関係なく支配されてしまうとき、その支配しているものをデファクトスタンダードと言います。インターネットの世界では英語がデファクトスタンダード)ということ。そして、その勢いがあまりに強くて、そういうことに危機感を持っている人も少なからずいるのだけど、例えば自国の文化を尊重するフランスなどは国として書籍を電子化させないという方法で反対しているわけです。本来は、みんなが文化を大切に考えていれば、書籍を電子化しても、うまくバランスが保てるはずです。他に対処する方法はないのか、それは、本当にみんなの問題なのです。

おっと、どんどん脱線してしまうので、このあたりで。

それにしても、地元の企業の人も(動員で?)参加してくれて、後半のワークショップで同じグループになった人と少しお話をしたのですけど、私はなぜこんなところにいるのだろうか、うちの企業はそこそこ社会貢献しているし、という雰囲気で、まだまだCSRについての理解がないのではと感じました。まあ、それを責める気はないのですけど。というのも、企業は、まず社員の福利厚生をしっかりすること自体が社会貢献だとも思うから(そうは言ってられないというのがCSR?)。というか、こういう機会は、これから増えてくるのでしょうから、コミュニケーションをとっていく中で変わっていくのでしょう。

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