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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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09『ジャガイモのきた道』

[2008年06月28日(Sat)]
泥縄(泥棒を捕まえて縄をなう)なのですが、ジャガイモの話をさんざん書いた後で、『ジャガイモのきた道』(山本紀夫著、岩波新書、2008年)を読んでみました。これが、なかなか面白い。

穀物農耕以外では文明が生まれないというのが定説となっているが、どうもインカ帝国はジャガイモが基礎になっているらしい、とか聖書にでていないという理由で西洋では最初受け入れられなかった、だとか、ヒマラヤや日本での受け入れられ方だとか(写真はジャガイモの花にとまる痩身のカメムシ)。

中でも一番興味深かったのは、原産地あたりだと考えられるペルーでのジャガイモの作り方です。高度3000メートルあたりから上の高度差1000メートルにわたって収穫の時期、栽培方法、品種などが異なる4つの耕地にわけられ、さらにそれぞれが五分の一にわけられて、5年に一度しか栽培されていないのです。植えられる品種も2、30種類にも上るそうです。そうすることによって、ほとんどの時期で食べられ、地力低下による病虫害も防げ、病気が流行っても多品種があることによって全滅することもないというリスク管理が行われているわけです。そういう智恵が少しでも生かされていれば、1800年代中ごろのアイルランドの大飢饉(単一品種のジャガイモに頼っていたので、病気が一気に広がった)も違っていたはずなのです。

それはそうと、植えた時期からすれば少し早いのですが、ちょっとためし掘りをしてみました。化学肥料を使ったはたけのように馬鹿でかくはなっていませんが、充分な大きさになっています。

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