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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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橋下大阪府知事の脅しに思う

[2008年09月14日(Sun)]
橋下大阪府知事が全国学力・学習状況調査の市町村の結果を公表するように予算で教育委員会を脅しているようです(お金で人を脅すのは、教育上よくないと思います)。

ある意味、文部科学省が

調査結果については、本調査により測定できるのは学力の特定の一部であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないことなどを踏まえるとともに、序列化や過度な競争につながらないよう十分配慮して、適切に取り扱うものとする。

と、この調査の実施要領に書いてあった心配どおりというか、予想通りの展開になっているとも言えるようです。

結局、そのテストによって本当の意味での学力が図れるかどうかなどは関係なく、全国一斉にみんながやっているので、序列化することができるのだから序列化して、弱いところを頑張りましょう(強いところももっと頑張りましょう)と、競争が強まるだけで、子どもたちがこれまで以上に、ただ勉強をさせられるだけになるのですよね。

通知表も簡素化していく傾向にあり、保護者の側からも何らかのよりどころが欲しいという面もあるので、多くの人がそういうのを求めているとも言えますが。

学力低下については、ここ最近ずっと言われていることですけども、報道の仕方や情報提供の仕方に問題があって、実際には、国際的に見て日本はそれほど低い位置にいるわけではなく、むしろ、日本は、学力が比較的高いにもかかわらず(高いから?)、学習意欲が非常に低い。つまり、いやいや勉強をやらされていてそこそこ成績がいい、という点に問題があるという趣旨のことを私の知り合いは資料にまとめていて、私も同感です。

実際には、学校を卒業して社会に出てからのほうが、ずっと学習することはあるのだから、基礎教育では、勉強するのをいやにするのではなく、数値に表せる学力より、学ぶことの楽しさとか、学び方とかを教えてあげるほうがずっと意味があると思います。

私が所属している仮説実験授業研究会では、大多数の子どもが、学んで楽しい、学びがいのあると感じられるような授業の開発を一貫して研究していて、成果も着実にあげています。

私は教師ではないので、学校でその成果である授業書で授業をすることはないのですが、知り合いが中心になって行っている「わくわく科学クラブ」(学期ごとの毎月第3土曜日に公民館で開催)で、久々に講師をすることになりました。私の担当は小学校高学年対象で、授業は《虹と光》。虹と言えば当たり前すぎて、今では教科書で取り上げられることもあまりないように聞いていますが、その謎が解明された当時のことを、追試も交えて体験すると、感動的にその仕組みを学ぶことができます。楽しみです。

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