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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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07遺伝子操作

[2008年06月27日(Fri)]
農薬を使わないはたけは、虫との折り合いが大切になってきます。私の場合、夏場は葉物(キャベツやホウレンソウなど)はあまり作りません。虫たちとうまくやっていくことができないからです。

ところで、野菜たちは、天敵に対して無防備かというと、もともとはそうではなくて、例えば自分たちの体内で毒を作ることによって、食べられないようにしたりしています。

イモ類の多くはもともと毒をもっていました。だって、芋は私たちに食べられるためではなくて、自分たちの子孫を残すために、その栄養源として芋をつくっているのですから。例えばジャガイモだって、私たちは長年かけて、毒の少ないジャガイモだけを選んで残し、徐々に今のようにほとんど毒のないものにしました。実はこれも遺伝子操作なのです(通常、品種改良といいます)(下の写真は、ジャガイモの葉を食べるニジュウホシテントウ)。

時々、中南米の人たちが、原種のジャガイモを特別な粘土のような土と一緒に食べる映像がテレビに流されたりします。それは、その土に毒消し効果があるからです。じゃあ、なぜ品種改良しなかったのでしょうか?その方法を知らなかったから?私は、もしかしたら、そんなことはしないほうがいい、という選択をしたのかも、と思ったりします。

いずれにしても、私たちは長い年月をかけて、無毒な野菜を作ってきました。そうすると、私たちだけでなく、虫たちも大歓迎なので、それを防ぐために農薬が必要というわけです。そして今、遺伝子操作をして、再び野菜たちに自分たちの体内で毒を生産させ、無視を寄せ付けないようにしはじめました。なんだか変。しかも、これまでかけてきた時間からするとほんの一瞬で、試験管の中で無理やり。アメリカなどのように、私たちが想像できないほど大規模な農業(工業?)をしている人たちにとっては恩恵であることは確かです。しかし。(写真はジャガイモの蕾にいたテントウムシの幼虫)

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