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2月21日、東北農地復興シンポジウムを開催します [2013年01月23日(Wed)]
 私たちの活動を中心に、東日本大震災後の農地復興の取り組みを紹介するシンポジウムをご案内します。

 一昨年3月11日の直後は、凄惨な状況に私たちがいったい何ができるだろうと茫然とするばかりでした。2週間後、株式会社マイファーム西辻一真社長の「大塚さん、塩トマトを植えに行きましょう」の一言から始まった私たちの塩害農地復興活動、東京大学石川幹子教授のご紹介で宮城県岩沼市に導かれ、6月4日、49人のボランティアが植え、8月20日に収穫したトマトは塩害農地に実った最初の作物となりました。その後、味の素冷凍食品株式会社様はじめ4社の民間企業から貴重な寄付金をいただき、宮城、岩手両県で7箇所の農業復興をご支援しています。

 私たちが塩トマトを植えさせていただいた岩沼市の八巻文彦・静さんご一家は、がれきの山となった田畑、ただ1棟を除いて流されたトマトハウスを前に茫然とし、しかしそこから3人の従業員の方々の雇用を守りつつ、驚異的な復興を遂げました。更に進んで、近隣の地下水が塩水化した農地に白菜を植えて復興する取り組みを開始しました。

 基調講演には株式会社大地を守る会の藤田和芳代表取締役社長をお招きし、大地を守る会の被災地支援の取り組みをご紹介いただきます。またパネルディスカッションでは、株式会社アバンティの渡邊智恵子代表取締役社長から福島県のいわきオーガニックコットンプロジェクトについてもお話しいただきます。

 がれき撤去の後、農業復興は緒についたばかりです。NPO、企業連携による農地復興の具体的取り組みの現状を知る絶好の機会です。是非お越し下さい。

【日時】平成25年2月21日(木)15:00〜18:10
【場所】ホテルグランドパレス 2階「チェリー」
    東京都千代田区飯田橋1-1-1 TEL 03-3264-1111
【参加費】無料
【定員】70名
【主催】NPO法人農商工連携サポートセンター
【後援(予定)】味の素冷凍食品株式会社、経済産業省、岩沼市
【プログラム】
  15:00 開会挨拶
  15:10〜16:05 「東日本大震災−大地を守る会の取り組み−(仮題)」
        藤田和芳 株式会社大地を守る会 代表取締役社長
  16:05〜16:45 「農地復興−わたしたちの取り組み−」
        八巻文彦 有限会社やさい工房八巻
        大塚洋一郎 NPO法人農商工連携サポートセンター 代表理事
  16:45〜17:00 休憩
  17:00〜17:15 寄付金贈呈式(味の素冷凍食品株式会社様より)
  17:15〜18:05 パネルディスカッション「被災地の農業復興に何が求められているか?」
   パネリスト
       藤田和芳 株式会社大地を守る会 代表取締役社長
       八巻文彦 有限会社やさい工房八巻
       渡邊智恵子 株式会社アバンティ 代表取締役社長
       立野哲史 味の素冷凍食品株式会社 販売企画グループ長
       大塚洋一郎 NPO法人農商工連携サポートセンター 代表理事
       柳澤泉(コーディネーター)シニア野菜ソムリエ、企業組合あっぷるぴゅあ代表理事
  18:10 閉会挨拶
【懇親会】18:20〜20:00
     ホテルグランドパレス宴会場
     参加費:6000円(予定)
【お問い合わせ】
NPO法人農商工連携サポートセンター
  担当:筒井 TEL/FAX: 03-5259-8097
  E-mail: info@npo-noshokorenkei.jp

参加お申し込みはこちら↓
         お申し込み
1月12日、岩沼白菜収穫ツアー実施! [2013年01月21日(Mon)]
1月12日(土)、岩沼白菜/農地復興ツアー実施!ボランティア36名、スタッフ・取材を会わせると総勢44名で昨年9月8日に植えた岩沼白菜の収穫に行ってきました。このプロジェクトのスポンサーである味の素冷凍食品の全国の事業所から集結した企業ボランティア25名、一般募集のボランティア11名の混成チームでした。実はこのツアー、先月12月8日に予定されていたのですが直前の大地震で急遽延期となり、ようやく、実施できました。

昨日は無風、ポカポカの絶好の収穫日和。2時間半の作業で10アール強の畑から収穫した白菜は6.5トン、430箱、65万円!八巻文彦さん以下、8名の「やさい工房八巻」のメンバー総出でつたない私たちをご指導いただきました。慣れない私たちが切って皮をむいて箱詰めした白菜、やさい工房八巻の製品として市場に出荷されました。「返品の山になったらどうしよう」「クレームが続出するんじゃないか」と心配していましたが、返品もクレームもなく無事、高値で取引されました!ホッ!

この畑は「陸田」(りくでん)といって3.11の地震で地下水が塩水化してしまった田んぼを畑にして、白菜を植えて復興する取り組みです。岩沼は昔、白菜の産地としても有名でした。畑といっしょに岩沼白菜も復興します。エイ、エイ、オー!

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岩沼復興、エイ、エイ、オー!

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大きな白菜(1個2.5kg!)を切って皮をむいて箱詰め...大変な作業です。

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畑でそのまま食べる白菜は甘〜い、おいし〜い!

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八巻ファミリー:左から奥様、お母様、3人の従業員、たのもしい息子さん

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運ぶのもたいへん!

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やったぜ、6.5トン、430箱!

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奥様(静さん)の模範演技。丸い独特の包丁ですぱっと切るのは難しい!

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収穫前、寒さにじっと待つ白菜たち

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きれいさっぱり、収穫後