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「復興キャベツ」植えました! [2011年09月13日(Tue)]
9月11日、復興キャベツ植え付けツアーが実施されました。

復興キャベツプロジェクトは、東日本大震災の津波によって海水に浸って
しまった畑で、株式会社マイファームが開発した特殊なバクテリアを使う
方法で塩分濃度を大幅に下げ、都会のボランティアと交流しながら農作物を
植え、育て、販売することによって農家と農地の自立を支援するプロジェクト
です。「復興トマト」プロジェクトに続く第2弾です。

朝方ぱらついた小雨も上がり、キャベツの苗の植え付けにはちょうど良い
天候となりました。23人の老若男女が宮城県仙台市太白区四郎丸の
野菜農家井深勝行さんの畑に集合。3000本の苗を植えました!
私も含め、参加者のほとんどはキャベツの苗を初めてみました。
普通の苗の形をしているのですね!あれがどうやって丸くなっていくのか
興味津々です。

オリエンテーションでの井深さんのお話に全員じっと聞き入りました。
「津波が来る前、あたり一帯、70町歩(約70ha)は美しい畑だった。
津波の後はがれきと雑草の地となってしまった。私のように少しでも
畑に手を入れている人は10人もいない。ほとんどの人は全く手をかけず
放置された畑は荒れ果てている。畑に行っても以前は誰彼に会ったが
今は誰にも会わない。ひとりで畑のがれきを拾っているととても寂しかった。
誰も作付けしない。みんなあきらめているのかもしれない。でもあきら
めるのはまだ早いと思う。
ひとりで何ができるか悩んでいたところに復興キャベツの話が来た。
塩に使った畑でキャベツが育つか、リスクは高い。他に誰もやっていない。
でも自分がはじめにやって、それを地元の人が見れば他にやる人もでてくる
かもしれない。おかぁちゃんからはもう年だからやめろと言われているが
心の中は燃えている。」

はじめはおぼつかない手つきのひとがほとんどでしたがなれるに従って
作業ペースは上がり、井深さんの叱咤激励でなんとか終了。中腰で
2時間ほどの作業にみなへとへと、腰はよろよろになりましたが、
終了後の反省会では3000株の苗を植えつけた達成感に浸り、
キャベツ3000個をどうやって売るか、食べるか、はたまた加工するか
話が盛り上がりました。

キャベツはとてもやわらかくて収穫後の傷みが早いために市場では
流通していない品種とのこと。楽しみですね。
収穫は12月の上旬(12月10日頃を想定)。
11月には収穫の日程を決めて募集しますので、皆さん是非、
ご参加下さい!

河北新報の報道です↓
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110913t13029.htm

復興キャベツ募金もよろしくお願いします。18万円集まりました。
目標は30万円です!復興キャベツ募金についてはこちら↓
https://blog.canpan.info/noshokorenkei/archive/64

井深さんの話に聞き入る参加者(右端が井深さん)

周りは人の背より伸びた雑草

一心不乱に植え付け作業

ほぼ植え終えた畑

やったぜ!!