蜘蛛の巣 [2007年11月03日(土)]
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今月は学生鑑賞会で「土蜘蛛」を2回出すので、小道具の”蜘蛛の巣”(糸)を注文したのですが・・・在庫無しと言われあたふたしてしまいました。 (手持ちが少しあるのと、無い在庫から探し出してくださったので、今月の学生能用は調達できました。ご無理を聞いていただき、ありがとうございました。 ←私信)
土蜘蛛の巣。 能の「土蜘蛛」をご覧になった事のある方はご存じの通り、手品のようにいつの間にか手からパァ〜っと白い蜘蛛の糸が放たれると、「わ〜」と歓声が沸き起こる、アレです。 ↓ 例:「土蜘蛛」 前シテ/後シテ ![]() ![]() この巣、なんと手作りで、しかも最近では作る人がいなくなってしまったのだそうです。完全手作りなので、頑張っても一日数個しか作れないという、貴重なもの。 なので、「来週までに20個ください」なんて急に言う方がムリなのですね。。 ウチではいつも三間三双(さんげんさんそう)の巣をお願いするのですが、今回送っていただいたのは五間五双(ごけんごそう)のもの。 三間の長さの白い紙(送っていただいたのを計ってみたら幅は4CM程でした)を、鉛を芯にして堅くきつく巻いて、それを鋭い刃で細か〜く切れ目を入れたものを、三個ひとまとめにした巣が三間三双。 五間の長さのものを五個ひとまとめにした巣が五間五双、なのだそうです。 これが、今回送っていただいた五間五双の巣です。 ![]() これを袂に入れておき、指で紙の帯を破って投げるのだそうです。 ![]() ↑このように持つのだそうです。 舞台の長さが三間しか無いのと、よほど上手に投げないと五間の糸を綺麗に出すことはできないそうで、それでウチはいつもは三間三双の巣を注文しているとのことです。 (カンタ先生の次男は高校でハンドボールをしているので、彼が土蜘蛛の巣を投げたら、綺麗〜に五間の巣を出せるかしら。。。)(←と、本人に聞いたら、「こんな軽いモノ、上手く投げられないよ」だそうです) この土蜘蛛、乱能(らんのう)でも大人気で、いつもは投げられた巣にまみれて座っていらっしゃるお囃子やおワキの先生方がおシテをなさると、袂に山ほどの巣を仕込んでいらして(独武者まで巣を隠し持っていらしたり)、舞台の上が真っ白になるまで”巣投げ合戦”になったりして、大変なことになります (笑) ウチでも平成21年の2月に国立で「鎌倉能舞台40周年記念乱能」をする予定にしています。土蜘蛛は前回の乱能で出たので今回はあるかどうかわかりませんが・・・ どんな能楽師の先生のどんな演目が登場するか。 ぜひお楽しみになさってくださいませ!! そうそう、土蜘蛛の後シテが出てくる”蜘蛛の巣”。 これは、竹で作った作物に、柱には棒地(ぼうじ)と呼ばれる白い布(さらしを細かく裂いた布)を巻き、巣は紙テープを貼り付けて作ります。 これはシテ方の細工で、あまりに細かい巣に作ってしまうと、紙テープが破れなくてなかなかシテが外に出られなかったり・・・することもあるそうです。 ![]() |











