小山市民能「小山安犬」 [2014年02月02日(Sun)]
2月1日(土)は、栃木県小山市で、復曲能「小山安犬(おやまやすいぬ)」の上演をいたしました。
この能は、中森晶三師(貫太先生父 故人)が小山にお稽古場があったご縁で、2004年小山市市政50周年の際に、小山市に伝わる「安犬丸」の能を復曲し、能楽師と地元の能楽愛好家の皆さま、そして市民の皆さまから応募された子方くんとで第1回目の公演を開催しました。 それ以来、5年おきに公演をさせていただき、今回3回目の開催となりました。 能楽師の地謡と一緒に舞台で謡を謡ってくださる市民の皆さまと、安犬丸を演じる子方くんは、この公演の1年前より貫太先生指導で小山でお稽古を続けていらっしゃいました。 「小山安犬」について、貫太先生の解説。 1年間お稽古された、市民教室の方々の連吟 その後、観世九皐会の弘田師、駒瀬師の仕舞、野村萬斎師の狂言、観世九皐会の観世喜正師の仕舞と続き、「安犬」の上演がありました。 仕舞 弘田裕一師 仕舞 駒瀬直也師 狂言「末広がり」シテ 野村萬斎師 仕舞 観世喜正師 能「小天安犬」 シテ 中森貫太(安犬丸の母) 子方くん 間々田小学校5年生 子方くん 城東小学校6年生 討手 観世九皐会メンバー 五木田三郎師(笠間十郎)、遠藤和久師、桑田貴志師、遠藤喜久師、佐久間二郎師(武士) 市民地謡の方々と、観世九皐会メンバーの地謡は舞台正面の雛壇に座りました。 子方くんたちも立派に演じてくれていました。頼もしい限りです。地元が盛り上がってくださる催し、地元の方と一緒に創り上げる公演は、出演させていただく側としても本当に嬉しいです。 また5年後、たくさんの市民地謡の方と地元子方くんが参加してくれることを心より祈っております。 公演の様子は1日のNHKのニュースでも放映があったとか・・・ありがたいことです。 下野新聞にも記事を掲載いただいていました。 http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20140202/1493254 ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました! (写真撮影:駒井荘介氏) |