能を知る会東京公演 [2010年06月21日(Mon)]
昨日は「能を知る会東京公演別会」でした。ご来場くださいましたお客様、まことにありがとうございました。
今回は「老いの能」という渋いテーマに渋いお能で・・・初めてお能をご覧になるお客様にはちょっとお辛い2番立てだったかも知れません。 最初に林望先生(リンボー先生)の講演がありました。リンボー先生、着物&袴姿に着替えられて白足袋で舞台に立たれてのご講演でした。 そして初番の能「景清(かげきよ)」 シテは中森貫太。 狂言「腰祈(こしいのり)」 シテは山本泰太郎師、則重師、遠藤博義師。 観世喜之師の仕舞「白楽天」の後に、能「西行桜」 シテ 五木田三郎師。 この狩衣は喜之先生にお借りしたのですが、とても美しい狩衣でした。 最後に中森貫太が紋付きで舞台に戻り、恒例の質疑応答。 景清の面についての質問や・・・いろいろ活発に質問も出てました。 3月の「正尊」、4月の「道成寺」、5月の「玄象」、そして6月の「景清」「西行桜」となかなかな大曲が続きました。 次の「能を知る会」は3ヶ月程空きまして、9月14日の「能を知る会 鎌倉公演」、能は「鳥追舟」になります。 また、次回「能を知る会東京公演」は10月17日午後1時より、国立能楽堂での能「安宅」になります。こちらは、N○Kの伝統芸能系の司会を良く務めていらっしゃる葛○様がスペシャルゲストとして解説をしてくださる事になっております。 どちらもチケットは好評発売中でございます。 鎌倉、国立とも、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております |