この仕事をしていると、キターッ(すでに死語?)と、いう瞬間が度々あります。
同業の方ならわかるはず。
数日前、皆さんに宇野千代さんの料理随筆を朗読させていただいたのですが、その中に「焙烙(ほうろく)で黒大豆を炒って醤油をぶっかけた料理(?)が美味い」といった件がありました。
「ほーろく?なんじゃそりゃ?」
見たことも聴いたこともなかった私。素直な疑問です。
すると「あんた、ほうろくも知らんのかね。」と、びっくりしているご利用者さん。
なかなかイメージできない私に、身振り手振りで頑張って説明してくださる。
あっちでは「ああ!あった。あった。焙烙。あったねぇ。」と、盛り上がっています。
「そうそう、こうやって食べるとなかなか、美味いんで。」と、こっちでも。
皆さんイキイキいい表情で、とても饒舌。
部屋の雰囲気と言うか空気が熱くなっている気がする。
こんな時に私は、狙っていた場合は「しめしめ」と。偶然そんな状況になったのなら「ラッキー」と思うのです。
こんな時間があればあるほど、ご利用者さんは元気になっていくと思います。