日本音楽財団創立35周年記念 「ストラディヴァリウス・コンサート」[2008年09月12日(金)]

日本音楽財団では、毎年楽器貸与者によるチャリティコンサートを世界各地で行っています。今年は財団設立35周年の記念事業として、大阪・いずみホール(9/6)、名古屋・しらかわホール(9/7)、東京・サントリーホール(9/9)の三都市で開催しました。今回は5年ぶりの日本開催ということで、2年以上前から準備を進めたことにより、出演者は楽器貸与者14名とチェンバロの小林道夫先生、ピアノの江口玲さんの合計16名、集結したストラディヴァリウスは日本音楽財団所有の14挺(ヴァイオリン10挺、ヴィオラ1挺、チェロ3挺)と、このコンサートのため英国王立音楽院のご厚意によりお借りしたヴィオラ1挺の合計15挺というこれまでにない規模の夢のコンサートとなりました。

今回の演奏会は三都市とも4月初旬のチケット販売と同時にほぼ完売となりました。プログラムは、現在当財団のストラディヴァリウス1730年製チェロ「フォイアマン」を使用しているSteven Isserlis氏の企画により完成しました。
「各演奏家がそれぞれ短いソロ曲をピアノ伴奏で演奏し、8人の演奏家によるメンデルスゾーンの八重奏曲で締めるといういつもの日本音楽財団スタイルでは、ファッションショーのようなものになってしまう危険性があります。(中略)そこで閃いたのが、何名かの演奏家にオーケストラのミニチュア版を編成してもらい、他の演奏家にはソロを演奏してもらうという案でした。これで完全に独創的で、二度と再現できない一度限りのコンサートになると確信しました。」(Isserlis氏談)
演奏家たちは短いリハーサルの中でこの「二度と再現できない」プログラムを作り上げなくてはなりませんでしたが、ヴィヴァルディをはじめとする全9曲は拍手喝采を浴び、全公演合わせて約3500人を動員しました。9月9日の東京公演には皇太子殿下の行啓を賜り、超一流の演奏家達が奏でるストラディヴァリウスの音色を堪能していただきました。最後のハイライトで演奏されたメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲はお好きな曲の一つとおっしゃっておられたそうです。
この場を借りて、ご来場の皆様に深く御礼申し上げます。
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