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カンルンガン便り [2010年03月11日(木)]
カンルンガン便り
ー小山啓子さんのレポートー



カンルンガン便り 2010年2月

1)眠れない子


 9時過ぎ男の子の部屋へいつも眠りを確認に行く。他の子は眠っているが一番小さい子が大きい目をぱちぱちしている。明日は学校があるので早く眠るように話し部屋に戻る。

間もなくドアを小さく叩く。ドアを開くとしゃがんでいる。「ここに泊まる?」と聞くと嬉しそうに大きくうなずく。その子がマットレスを取りに行っている間に、荷物を動かし敷く場所を用意する。マットレスを敷きおやすみと言うと直ぐに寝付く。かわいい寝顔だ。

翌朝、他の男の子が「抜け駆け」と怒っている。これ以後、その子は夜になると、知らぬ間に鍵を開けマトレスを持ち込んでくる。わたしは用意万端お泊り体制で待ってあげる。



2)散歩

日が蔭る頃、散歩に出かけるようにしている。許可をもらい出かける姿を見ると、子供達が寄って来て連れて行くようにせがむ。

断っていたが最近2、3人の子と行くようにした。最初はカトリックの教会へ行く。子供達が通う教会はちがう。首を左右に振り見入っている。納得するまで待っている。出ると教会の庭園を一周する。それから家並みがきれいな道幅場が広く自家用車、番犬いる場所を歩く。立ち止まり大きい「家!!!」と指差し叫んでいる。{美しい家・・・」と言いながらじっと見つめている。施設と学校の往復しかない子に、外の世界を知り感じる機会を与えたかった。帰り道は、ビンのジュースをビニール袋に入れストローを渡し飲ませる。希望者には、これからも一緒に散歩を楽しもう。

3)ネグレクトされた子の魂胆

どうして急に話かけたり、体に触れたりするのか不思議に感じる。ネグレクトされた(親に放置された)12歳ぐらいのB子で、行動が自分本位であきれることがあり気になっていた。

同室の子が発熱したので、食べ物を届けながら様子を見に行ったら一人の子が「お母さん、お誕生日にチョコレーイトケーキ欲しいとBちやんが言っている」と叫ぶ。本人は慌てて其の子の口を塞ぐのでその子の魂胆がわかる。私はそ知らぬ顔をして部屋を出る。

誕生日にはプレゼントを要求する子、他の子に伝えその子が代弁して間接的に要求する子など子供たちは色々な方法で要求する。

B子の求めに応じて大きいケーキを予約し本人希望のチョコレーイトケーキを当日届けた。人との接し方がわからないのかな?と感じるところもあるが、ケーキを届けた次の日からはB子はふつうの女の子に少し戻った感じがする。私にとって少しの喜びだ
Posted by 小柳津 浩之 at 08:50
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