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カンルンガン便り(6月) [2009年07月06日(月)]
カンルンガン便り(6月)
ー小山啓子さんのレポートー


小山啓子さんは帰国して休養をとった後、二年目のカンルンガンでの活動を始めました。



カンルンガン便り 2009年6月
1)驚き
1年前制服のスカートがダブダブの子のためにウエストを何箇所かで細くした。しかし今年はその子たちが一回り大きく成長したので元にもどした。子供の成長には目を見張るものがある。

1年前に高校に入学した子はスカートの丈の短いのを好んだ。短めが流行っていたようだ。今年入学した子の中にスカート丈を長くして欲しいと持ってきた子がいる。今年は長いのが流行なのか?



夜遅く遠慮しながら渡された。急いで直してやり、出来上がりを渡して試着させた。鏡に写し満足したらしい。スカートを胸に抱え喜びに溢れ階段を駆けていった。

子供のうしろ姿に「母親役の役得、役得」とつぶやく私である。

2)自覚(5人の男の子)
男の子は家に帰った子、男子寮に越した子があって10人いた子が3人になった。そこに新しい子が2人入って今は5人である。男の子の部屋も小さい部屋に変わって今まで上の子に抑えられていた男の子がリーダーになった。

その子が日々それらしくなるのだ。その子は今までは自分だけ食べ物をねだりに来ていた。私がもっと持っているとわかると他の子に告げ、その話を聞いた他の子が、また、ねだりに来ていたのだ。



ところが今はその男の子が私に「5人の男の子がいるので5人分欲しい」といってきた。私の買い物の荷物を持たせ仕事をさせてから、パンとパイナップルを与える。本人がリーダーとして頑張っているようだ。

部屋を覗くとその子が皆に分けている。皆、とても真剣な顔である。分けているリーダーの手もとをしっかり見ている。こうして子供は子供の中で成長するのだろう

3)17歳の誕生日
何時も物悲しい雰囲気の女の子が6月からカンルンガンに入所した。今まで義父の虐待を受け学校に行くことが出来なかったそうだ。

カンルンガンに入ると学校に通える。彼女は小学校の2年生になった。学校でもおとなしいと言う。その子に年を聞くと今月17歳になると言う。将来の夢は「歌手になりたい」とハチキレル笑顔で言う。



その子の誕生日の日、私が家から持って来たかわいいバックをプレゼントする。大きい目を一層大きくして喜ぶ。バックにはNISVAから送ってもらった飴を30個入れて渡す。

こちらでは誕生日を迎えた子が何かのプレゼントを友人に配るのだ。友人1人1人に嬉しそうに飴を渡している。私は彼女がこれからは学校が嫌にならないように見守ろう。(小山記)
Posted by 小柳津 浩之 at 14:45
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