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☆地域移行を検証するblog☆

……長野県・西駒郷は知的障害者の入所施設として昭和43年に開設。500名を超えた入所者は今、地域へと戻リ始めた。そのひとり1人に焦点をあて、ノーマライゼーションを検証するチームの調査レポート。


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報告書の公開 [2008年08月18日(Mon)]
蜂谷です。

長野県社会福祉事業団のサイトに、2007年度の報告書がアップされました。pdf形式で、ダウンロードできます。6月の成果報告会で配布した内容です。

↓以下のURLをご参照ください。
http://park19.wakwak.com/~nagano-shafuku-j/
聞いてくれてありがとう [2008年07月03日(Thu)]


三田です。

6月29日(日)に「〜障害者の声から地域移行を考える〜長野県知的障害者入所施設「西駒郷」の地域移行を検証する研究報告会(最終年度)」を開催しました。
雨の中、多数の方にご参加いただき感謝しています。
しかも、北海道から山口まで、ざっと思い出しても17都道府県(もっとかな?)から約100名の参加者をお迎えできて嬉しい限りです。

内容はすでに日本財団の山田さんがブログで詳しくご報告されています(さすが、仕事が早いですね 汗)→ こちら

まず、報告書の中身を1時間程度でご報告する焦りで早口になってしまい、アンケートでも「スピードが速かったです」とのご意見をいただきました。
失礼しました。

でも、内容に関してはたくさんの前向きなご意見と参考になる声をいただきました。

「長野でできたのだからうちでもがんばります」
「地域支援をもっと豊かにしないといけないですね」
「地域移行できない理由ではなくどう取り組むか、考えることを始めないと」
「これは長野だけで進めることでなく、国レベルで真剣に推進すべきことですね」
「今まで入所者の声を聴いていないことを反省しました」

などなど、たくさん書いてくださっていたことに感動しています。

さらに

「まだまだ検証を続けてください」
「ここで出て来た課題を今後さらに追い続けてほしいです」
「うちの県でも同じように検証をすべきだと痛感しました」

など期待のメッセージもありがとうございました。

「地域生活移行」にとどまらず、たくさんの知的障害者の人生や命に関わることに、私たちは関わっているのだと改めて思った次第です。

話はちょっと変わりますが、実はこの日の前日、西駒郷を出て地域で暮らし始めていた40代の女性が病いで亡くなりました。
シンポジストとして東京入りしてくださっていた当事者3人は夕飯を食べながらそのことを報告してくれました。「Sさん、死んじゃったんだよ〜」と。

交流会でも素敵な笑顔が印象的だった彼女にもう会えないのは悲しいです。
「三田さん、またホームに話を聞きにきてね。いっぱい報告したいことあるからね!」とついこの間言っていたのに。
あっという間に亡くなってしまいました。でも、グループホームの仲間や地域の人でお葬式をし、たくさんの人に見送られていったことはよかったなあと思うのです。
ただ、もっと早く…という気持ちが私の中にはあります。
そして、まだたくさんの人が地域生活を待っていることを忘れてはならないと強く思っています。Sさんがそうだったように…。

さて、後半で、名司会をしてくださった玉木さん(西宮市メインストリーム協会)と3人の当事者とのやり取りは本当に面白かったです
10年、20年も西駒郷に居たとは思えない、個性溢れる3人の方たちはどんどんエンジン全開になりました。始まる前から「緊張しない」って言ってましたし(笑)

西駒郷にいるときから「ひとり暮らししたい」と言い続けて来た三沢さん。約20年の施設暮らしから、公営住宅で一人暮らしを始めた彼女はその理由を「西駒郷はね、うるさくてけんかが多かったから静かなのがいいと思ってね」と話しました。
納得ですよね。

次に三沢さんと玉木さんとのやりとりでこんなのがありました。

玉木「三沢さんは今、何してる時が楽しいですか?」
三沢「近所の人とね、踊りに行くのが楽しい。近所の人が車で乗せて行ってくれる」
玉木「じゃあ、困った時は誰に相談するんですか?」
三沢「近所の人かな。助けてくれるから・・・」
玉木「支援者が聞いたらへこみそうだね(笑)でも三沢さんも近所の人を助けていると思ういますよ。」

いいでしょ?

三沢さんはすでに自分の家を手に入れ、人間関係も創っているのですね。
庭に作った家庭菜園でトマトや茄子を植えてそれをヘルパーさんや自分で料理して食べてるとも報告していました。
私なんかよりずっと生活を楽しんでいるのでは?とうらやましく思えてしまいます。

そんな彼女がシンポジウムからの帰り際、こんなことを言っていました。

「あー、面白かった。三田さん、西駒郷出てさ、私よかったよ。面白いもん!!」

私もあったかい気持ちになりました。彼女の、人を温かくしてくれる力はすごいです。

一方、シンポジストの五味さんが最後に言った言葉について、ある参加者がアンケートに書いてくださいました。

「五味さんが最後に『聞いてくれてありがとう』と私たちにおっしゃいました。今まで私たちは当事者の声を聞けてこれていないのに気づいた時間でした。もっと当事者の声に耳を傾け、向き合うことが重要だと気づく機会を与えてくださってありがとうございました」

聞いてくれてありがとう…

壇上から五味さんが言った言葉は本当に満足した言葉でした。

五味さんも青山さんも生き生きした表情で別れ際に言っていました。

「面白いからさ〜、またやろうよ、こういうの!!」と。

出席された皆さんの真剣で温かい気持ちが3人にはちゃんと伝わっていたのです。
企画者としても本当にお礼を言いたいです。

また、3人にはまだ西駒郷に残っている仲間の顔も浮かんでいたようです。
「まだまだ出さにゃいかんよ〜」と、彼らも感じていました。

その通り。まさに私たちも決意を新たにし、地域生活移行の流れを止めてはいけないと思わされたのでした。

来てくださった皆さま、協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
残念ながら来れなかった皆さまも、ますます西駒郷を、長野を見つめてください。

全国にこのうねりがさらに伝わることを願いつつ、まだまだ長野に通うつもりです。

なんだか個人的な感想になってしまいました

雰囲気が伝わったら幸いです。

by 三田

PS 指定発言の内容はまた別にアップしますね。
地域生活移行を考えよう! [2008年06月27日(Fri)]

三田です。いよいよ明後日になりました。

「長野県西駒郷の地域生活移行を検証する研究報告会」

お配りする報告書が完成し、日本財団ビルに送付しました!

お申し込みが間に合わない!という方もとりあえずお越し下さい。


長野から東京に来てくれる当事者3人は、もうずっと興奮状態!?
東京にお仕事で行く!ってすごいことなんですよね。

でも、自分で出席を決めて、「言いたいこと言うね〜!」と前向きな発言も。
すごいなあ〜。

ぜひいい会にしたいと願っています。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしています

11:30 開場
12:00 開会の挨拶(堀米常務理事)
12:10 研究事業報告
    三田優子、竹端 寛、蜂谷俊隆
13:30 コメント指定発言
    橋詰 正(上小圏域障害者総合支援センター)
    鈴木義弘(大分大学工学部福祉環境工学科)
    大池ひろ子(長野県西駒郷地域生活支援センター)
    山田 優(長野県西駒郷地域生活支援センター)
14:30 質疑応答
14:50 −休憩−
15:10 当事者シンポジウム
    西駒郷から地域生活へ移行した3人の当事者
    進行役 玉木幸則(メインストリーム協会)

16:30 質疑応答
17:00 閉会
報告書の予告 [2008年06月21日(Sat)]
成果報告会で報告書を配布する予定です。少しだけその内容をお知らせします。なお、成果報告会は、報告書の章立てとは少し違う構成になります。

目次は、こんな感じになる予定です。
序章 地域生活移行評価・検証の総括
第1 章 聴き取り調査の総括報告
第2 章 地域生活移行の意味−施設入所から地域生活移行に至るまでの語りをもとに−
第3 章 「交流会」における、当事者の「声」から見えてくるもの
第4 章 地域生活移行における「支援困難」とは何か
第5 章 地域生活移行評価・検証のあり方の検討
おわりに
資料1 [翻訳]Worksheets on Consumer Controlled Housing
資料2 [表]西駒郷の現況

各章に予定されている内容を、少しだけ紹介してみます。
第1章では、これまでの聴き取りの作業を総括しました。昨年度の評価・検証作業により、支援のあり方以外にも、住まいの建物構造や立地条件が当事者の生活の満足感に影響を与えている可能性が示されました。今回は、新たにその視点を盛り込んで分析を行っています。その結果、ソフト面の支援の課題だけでなく、住環境などハード面の課題も大きいことが分かり、同時にハード面の課題がソフト面の支援にも影響を与えている可能性があることを提起しています。

第2章では、地域生活移行の意味(意義)について、施設入所から地域生活移行に至るまでの当事者の語りをもとに分析しました。当初、地域生活への移行後の生活状況を聴き取ることに重点をおいていました。しかし、地域生活移行の全体像を把握するには、入所施設への入所の経緯から現在に至るまでの当事者の生涯を通じた分析が必要だということになりました。そのため、数名の当事者をピックアップして、現状に関する聴き取りだけでなく、現在の生活に至る生涯を通した聴き取りを実施し、地域移行の意味(意義)について検討しました。

第3章では、地域生活に移行した当事者の集まりである「交流会」に着目しました。この「交流会」は、ブログでも紹介していると思いますが、西駒郷地域生活支援センターが主催しています。「交流会」とは、西駒郷で一緒だった仲間との再会の場であったが、回を重ねるとともに、情報交換や悩み相談の場となり、日常の生活の楽しさや困難さが共感され、仲間同士で支えながら解決の糸口を探していく活動が始まっています。研究班は、「交流会」に参与しながら、かつて同じ入所施設に入所していた人たちの交流の意味や、地域での生活の様子、そこで生まれる思いなどを知る手がかりをつかもうと試みました。

第4章では、地域生活移行における「支援困難」とは何か、当事者からの聴き取りと合わせて、もう一方の地域生活移行を進める当事者である西駒郷地域生活支援センターのスタッフへの聴き取りを通じて検討しました。地域生活移行における「支援困難」な人、つまり「地域生活の継続が難しい」と考えられていた人が、地域生活に移行していることに着目しました。そして、何が地域生活移行を可能にしたのか整理することを通して、なぜ「支援困難」と考えられていたのか検討しました。

第5章では、地域生活移行検証のあり方と、その一般化の可能性について検討しました。

また、資料として2点添付しました。
一つは、西駒郷の現況です。これは、西駒郷地域生活支援センターから提供を受けました。
もう一つは、「Worksheets on Consumer Controlled Housing」の翻訳です。これは、『A guidebook on Consumer Controlled Housing for Minnesotans with Developmental Disabilities』(Arc Minnesota/The College of Education and Human Development,University of MINNESOTA、初版1995、第2刷2000)からの抜粋です。検証のあり方を検討するための資料として用いました。

成果報告会で配布できるように準備を進めています。是非、成果報告会にご参加下さい。
最終報告会のご案内 [2008年06月07日(Sat)]
皆様こんにちは音符

これまでの成果をご報告する機会を企画いたしました。
ぜひ多数のご参加をお待ちしております。
なお、今回は資料として報告書を当日お渡ししたいと考えています。
昨年の発表に比べ、お1人お1人の当事者の「言葉」にこだわって
地域生活移行とは何かを考える場としたいと願っています。
当事者3人の参加も楽しみですドキドキ小
ご期待ください。
 


  日 時 2008年6月29日(日)12:00〜17:00まで
  場 所 日本財団ビル2階「大会議室」
(〒107−8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号) 
  定 員 会場の都合上、150人までとさせていただきます。
  参加費 1000円(資料代含む)
  申込み 人数把握のため、事前に申し込まれることを希望します。
   @代表者のお名前、A人数、B所属、C会場で必要な支援 を明記の上、
   以下までメールまたはファックスでお申し込みください。    
    大阪府立大学人間社会学部 三田研究室
    メール mita@sw.osakafu-u.ac.jp / Fax 072-254-9779
  主 催 長野県西駒郷の地域移行評価・検証に関する研究班
  (なお、助成事業実施団体は、社会福祉法人長野県社会福祉事業団です)

【プログラム】 
  11時30分 開場

  12時00分 開会の挨拶  堀米 信一(長野県社会福祉事業団 常務理事)

  12時10分 研究事業報告「長野県西駒郷における地域移行の報告」 
         研究班メンバー

  13時20分 コメント指定発言「結果をどう考えるか、今後の課題と展望」
         橋詰  正(上小圏域障害者総合支援センター コーディネーター)
         鈴木 義弘(大分大学工学部福祉環境工学科 准教授)
         大池ひろ子(長野県西駒郷地域生活支援センター 所長)
         山田  優(長野県西駒郷地域生活支援センター 前所長)

  14時20分 質疑応答 

  14時50分  — 休 憩 —
  
  15時10分 当事者シンポジウム
        「西駒郷から街にでました! 〜元入所者からの声〜」
         <シンポジスト>
          青山 辰夫
          五味 光彦
          三沢 富子
         <進行役>
          玉木 幸則(兵庫/メインストリーム協会 副代表)

  16時30分 質疑応答

  17時00分 閉  会

理念があってこそ [2008年05月14日(Wed)]
三田です。

昨日の続きです。


資料室はいくつかの部屋へと続いています。



布団を敷いたら、畳が見えなくなるような状況。
キャンプや1、2泊の旅行なら楽しい集団生活でも、10年、20年と続くと話は違うのではないでしょうか




そして行事や日課も決められたとおりに毎年繰り返されていくのですね。

地域移行を最優先にし、財政的な裏づけもない中で、着実に50人の施設を廃止したこの一連の取り組みに頭が下がります。

なかなか公立の入所施設が地域移行をすすめていないなか(立派なお題目は唱えているけど)

地域での応援団も作りながらひとりひとりの地域生活を実現してこられたこの実践を通して

「理念があってこそ」と感じています。


人が足りない、行政が動かない、お金がない、住居が確保できない・・・

理由を積み重ねて、地域移行が進まないことを誰かのせいにしてしまうのではなく


こうして50人規模の入所施設を廃止したノウハウをぜひ全国に発信してほしいと思います。


民間がここまでやっているのだ、ということを大型公立入所施設も

そして西駒郷も

謙虚に受け止めることがまず必要ではないかと考えさせられました。


障害の重い人や、援助のたくさん必要と言われるひとたちも
いまやこの実寮を出て


町の中で生活していますまる


関連記事は以下にありますので参考までに♪


入所施設廃止 [2008年05月13日(Tue)]
以前からお付き合いさせていただいている社会福祉法人・札幌この実会

35年前に開設された手稲この実寮は、当初30名定員、ピーク時には50名の入所者が暮らした入所施設。







この3月末で廃止となった。

というより、地域で誰もが生活できるよう支援を創り、地域ネットワークを築いてきた運動の中での決断。

その表れが、入所施設だった建物の一部を資料室として残してあるところ。





二人部屋はこじんまりとしてはいるものの、プライバシーはない。
10畳の和室には4人が寝泊りをしていた時代もあったそうだ。











布団二組で部屋はいっぱい・・・。














壁に貼られた入所施設の歴史を示す年表や写真の数々。

集団が施設という中に隔離されていた時代を繰り返さないために・・・・・

そんな意思がはっきり現れています。



衝撃を受けた見学となりました。

明日に続きます・・・・・

by 三田




報告会開催します [2008年05月09日(Fri)]
日本財団から貴重な助成をいただき、この2年間西駒郷から地域へと移行された方たちへの聞き取りを行なってきました。

昨年に続き、今度は2年間の検証研究成果報告会を開催します。ぜひご参加ください。
タイトルがまだ確定していませんが、概要は以下の通りです。

今回は、実際に西駒郷から移行した障害者ご本人によるシンポジウムがあります。
お楽しみに!!!


長野県知的障害者入所施「西駒郷」の地域移行を検証する研究報告会
(テーマ未定、微変更可能性あり)

日時 2008年6月29日(日)12時から17時まで
場所 日本財団ビル大会議室(東京都港区赤坂1丁目2番2号)


<アクセス>
 ■ 地下鉄銀座線「虎ノ門駅」3番出口徒歩5分
 ■ 地下鉄銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口徒歩5分
 ■ 地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前駅」3番出口徒歩6分
[羽田空港から] 駅間所要時間 40〜50分
  京浜急行:(都営地下鉄 浅草線に直通)→新橋→(東京メトロ銀座線)→虎ノ門
  東京モノレール:(浜松町でJRに乗換え)→新橋→(東京メトロ銀座線)→虎ノ門
  [JR東京駅から] 駅間所要時間 7分 (東京メトロ丸の内線に乗換え)→国会議事堂前

内容 @西駒郷からの地域移行検証研究報告<研究班>
    A報告を受けて
     *地域相談支援の立場から
     *建築家の立場から
     *行政の立場から など   
    Bシンポジウム「西駒郷から街へ出ました!」
     *知的障害者ご本人3名
     *コーディネーター 玉木幸則(西宮市・メインストリーム協会)

詳細は近日中にアップしますね。

みた


流行語になったのなら [2008年04月21日(Mon)]
三田です。

新年度を迎え、西駒郷地域生活支援センター所長は定年を迎えた山田優さんから、大池ひろ子さんにバトンタッチ。
長野県本庁自立支援課長からの抜擢です。
ずっと長野の地域移行のリーダーシップをとってこられた方ですので、山田さんの後継者にハラハラドキドキしていた者の一人としては安堵した次第です。
山田さんも立場は変わりつつも、今後も西駒郷に関わってくださるので大池&山田のタッグに期待したいです。
そのうち、山田さんから報告もあるかと思います。

さて、久々の更新ですが、書きたいことは山のようにあります。
怒濤のごとく(?)更新できたらいいなあ、と隠れファンの皆様には一応宣言しつつ…。

今日はタイトルに掲げたように、近頃ますます「地域移行」という言葉が、障害者福祉の世界で流行っていることを実感しています。

地域移行勉強会
地域移行モデル
地域移行のためのステップアップ
地域移行支援
入所施設の役割と地域移行 …などなど

本当にあちらこちらで使われています。
なんだかマニュアル化していくことで、本質的な議論がかすんでしまうようにも思えるこのごろです。

一方、こんな発言もあったりします。

「地域移行が進んだら入所施設の運営に響く。職員の生活保障も一緒に考えて進めてほしい…」
「せいぜい5%の人数なら出してあげてもいいけど…」


地域移行は経営に響かない範囲で仕方なく「出してあげる」ものですか?

こんな言葉を耳にするにつけ、実は

地域移行と施設運営
地域移行と職員の職場保障

などが影のテーマなのかも知れない、と思わざるをえません。

もちろん、上記は重要な事項です。切実なのもわかります。

でも、入所者は職員と同じ「人間」です。
まず運営ありきの考え方がこれまで社会的入所を生み出してきたのではないでしょうか?
切実なのは、「いつ出れるの?」と長い長い時間、待っているおひとりおひとりではないですか?

入所者である障害者ひとりひとりの「権利保障」を抜きに、地域移行ということばが流行語になってはいけないと思うのです。

自分も仕方なくたまに使ってしまう言葉ではありますが

地域移行モデルとかステップアップだなんて言葉、障害者ご本人にとったらどう聞こえるのでしょう?

以前、精神(科)病院に入院中(社会的入院)の方を「固定資産」と称した偉いお医者さまがいました。そんな昔の話ではありません。
公的な場で堂々と、入院患者さんをそう言い切ったのです。

私の当時の感想は

「患者ひとりひとりの顔も浮かばない医者に人生は預けたくないな」

というものでした。ぞっとしたのです。


まず病院、施設、専門職ありき、ではなく…。

流行語になったのなら話は早いかも。
この機に、地域移行(私や山田さんは地域生活移行と必ず表します)の意味を「当事者中心」にこだわって考えていくことをしつこく提案していこうと思います。

提案しなくてもすでに実践してる!!

そんな地域や、魅力的な人々をここでもご紹介していこうと思います。

…更新、がんばるぞ!!

(夜中に書くと過激になるかも)
今年こそ [2008年01月09日(Wed)]
あけましておめでとうございます。

皆さま、どんな新年をお迎えですか?

私は年末年始に体調をくずし、文字どおり寝正月になりました。

長野からは、地域移行した人たちから「今年もお世話になりました」と31日に電話。
で、新年早々には「今年もよろしくお願いしますね」とご挨拶の電話。

はい、丁寧です。


で、ついつい

・・・・・その、ふたつの挨拶、いっぺんにできないもの?

体調の悪かった私はちょっとそんな失礼なことを言ってみましたところ



「三田さん、人間、ものぐさになったらいかんよ」


反省。新年早々、謝りました。


「正月は正月らしくしないと」


ともいわれ、食欲もなくろくなものを食べていないことを指摘されました。


生活のある彼らはすごい!
ちょっと「こうあるべき」というにおいもまた新鮮です(苦笑)


何十年も施設に入っていた人も、すごいスピードで世の中の風景になじんでいく力を見せてくれます。
そして、支援者側の生活そのものに「なにしてるの?」とチェックを入れるようになったりします。

うかうか出来ません。
私なんて今頃年賀状書いてます・・・(恥)


さて、こんどの金曜・土曜は以前お知らせした長野フォーラムです。

詳しくはこちら

たぶん、今回が最後・・・のようです。

大切なのはフォーラムを継続することではなく、大事なメッセージを長野の実践の中から発信していくこと。

このブログのように、さまざまな形で今後も情報発信をしてゆきますが、



ぜひ、お時間のある方は当日参加でお越しください!!


オープニングは地域支援の現場のみなさんによるパフォーマンスです。
オリジナル脚本による、一夜限りの劇団結成。


ちなみに、ちょい役で私も晴れの舞台(パフォーマンスという名のお芝居)に立ちます!
そのあとの報告より緊張するかも。

手作りのこのフォーラムのテーマは

「地域に出よう」から「地域を創ろう」へ!

です。

地域移行はおしまい、という意味ではありません。
しかし、地域移行を出発点にし、誰もが住みやすい地域づくりこそいまや目指すときだ、という長野県のたくさんの思いが詰まっています。


このブログのタイトルにした「今年こそ」とは

地域移行というと長野が取りざたされ注目されたことはすごいことですが

病院や施設から出たい!!と願う障害のある人たちは全国にたくさんいるのです。


今年こそは、全国各地で「長野に負けない動きをしています!!」という声を聞きたいと願うのです。


このうねりを、フォーラムにお越しの皆さんと再び各地に発信していきたいと思っています。


では長野でお会いできるのを楽しみにしています!!

PS 当日参加の方、参加費は1000円です。
   長野駅徒歩5分のメルパルクNAGANOで、午後1時からです。


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