にっぱら自然学校の拠点施設である自然体験宿泊施設「ねねんぼう」の「ねねんぼう」とは、キク科のオヤマボクチという植物のことで、奥多摩地域では「ねねんぼう」とか「ねんねんぼう」あるいは、「やまごぼう」などと呼ばれ、昔からヨモギのように餅に混ぜて食されていた。日原地域では鹿の食害により、ほとんど見られなくなってしまったが、畑の網の中で生き残っていたものを分けていただき、栽培を始めています。左がオヤマボクチ、この葉の繊維で火口(ほくち…着火材)を作ったことに由来します。
ところが、信州の富倉という地域では、このオヤマボクチの繊維を揉んで乾かしを繰り返し、綿状になったものをそばのつなぎとして使っていました。うわさは聞いていたもののなかなかお目にかかれるものではないのですが、たまたま、今年の7月から奥多摩の海沢という地域でグリーンツーリズムの体験農場の管理責任者になった方が、このそばを打てる方を呼んでくれて、デモンストレーションをしていただけました。
これが、貴重なねねんぼうの繊維、葉の量に対してほんのわずかしか取れないそうです。まるで綿のような手触りです。
ほんの少し取、お湯でもどします。
よく絞ってからそば粉に混ぜます。後は、よくこねる。延ばす。極限まで薄くのばせるらしい?
あとは切って召し上がれ。お味は、繊維が入っているためか、歯ごたえがしっかりしていて食感がよく大変美味しかったです。いつかは、「ねねんぼう」で「ねねんぼうそば」を出せる日を夢見ております。