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一昔前に比べ、子育てはとても難しくなっています。
私が専業主婦で30年以上前に子育てをやった時も煮詰まりましたが、今はさらに母親は孤立化しています。周りの大人のちょっとした優しさ・心遣いで母親たちをサポートしていきましょう。ちょっとした手助けが必要なお母さんと先輩ママが手をつなぐための「場」です。
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手はおひざ [2021年11月13日(Sat)]
 子育てに奮闘していたころ、私は「〇〇しちゃダメ」を連発していました。病院の診察室などで、「動いちゃダメ」、「よそ見をしないで」といわれると、子どもは動かない代わりに何をすればいいのか分からないので、「こっちを見て」と具体的に説明をすると伝わりますと小児科医の松本歩美先生。お子さんは「手はおひざ」といわれると、膝に手をのせます。たとえ短い時間でも出来たら「お膝にのせられたね」と言って、忘れたらもう一度「手はおひざ」。それを何回か繰り返すと、診察時間中はちゃんとお座りできるようになるそうです。

 2021年10月の子育て応援メッセinふなばしの期間中にオンラインで開催された「子育て応援講演会」の内容をYouTubeで見ることが出来ます。「手はおひざ」のエピソードが出てくる「心も体も元気に育て!」は24分、「命を守ろう!(事故予防と家庭看護のコツ)」は28分です。

 「子育てのやり直しはいつからでも何度でも可能です」という子育てのヒント満載の小児科医のやさしい眼差しを感じてみてください。
YouTube 
「心も体も元気に育て」https://www.youtube.com/watch?v=7GyyDPvmLck&t=300s
「命を守ろう!」https://www.youtube.com/watch?v=mZTtW1_GGfY&t=51s

Posted by 二宮 at 23:38
動画を公開中です(^^♪ [2021年10月26日(Tue)]
 今年の「子育て応援メッセinふなばし」はコロナの心配からオンラインが中心となりました。Zoomでの交流もありますが、各団体の活動紹介はYouTubeにそれぞれアップされました。オンライン2年目となった今年は少しずつ進化して、私たちもパワーポイントにズームでナレーションを付ける技術を習得し、動画にすることが出来るようになりました。達成感を味わっています。(笑)

 こちらは私たち先輩ママが子育て中のご家庭を無料で訪問して、お子さんと遊んだりママのお話を伺う、「ホームスタート・しゅっぽっぽ」の動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=tOgZk7i-Boo&t=4s
画面.jpg

 他の団体もお時間のある時に覗いてみてください。興味のある活動を見つけて、お仲間になっていただけたら嬉しいです。

https://www.youtube.com/channel/UC0qcsUj3qbeG1ovKEGznevw
Posted by 二宮 at 23:35
どうぞ、お気軽に (^^♪ [2021年09月28日(Tue)]
 先日訪問したお宅で、お母さんが「3歳の長女が朝からプンプンして機嫌が悪かったのですが、ビジターさんが来てくれたら機嫌よく遊び始めたので、どなたか他人が来ると言うのは違うのですね」と言われました。家の中に風が吹くというか、家族以外の目が加わると、気分が変わることもあるのですね。

 大人でも、お客様が来ると他人目線が入りますが、それは1歳や3歳のお子さんでも起こるようです。お母さんもふっと力が抜ける。そんな些細なことでも、日々のたいへんな生活が少し楽しいものになる一助になればと思います。玄関でピンポンと押すと、トントントン(時にはドンドン)と玄関まで走ってお迎えに来てくださるお子さんとの時間は私にとっても楽しみなひと時です。

 「この程度でお願いしてもいいのですか?」とおっしゃるお母さんもいます。でも、「しんどいな」と思った時は、「利用申込みをしたいのですが」と気軽に声をかけてください。申込みが重なり、多少お待ちいただく場合もありますが、まずは「手伝ってほしい」と声をあげてください。ホームスタート・しゅっぽっぽだけでなく、市内には他にも利用できるサポートもあります。私たちボランティアも自分が子育てしていた時は、泣いたり、笑ったり、悩んだりしながら子育てをしてきました。そうした先輩ママがボランティアでお宅に伺います。


家庭訪問型支援.jpg
写真提供:ホームスタート・ジャパン
Posted by 二宮 at 22:49
訪問の活用法 [2021年08月18日(Wed)]
 9ヵ月のAくんはビジターを見た途端、「うぇ〜ん」と泣き出しました。コロナでママ・パパ以外の人に会う機会もほとんどなかったので、ママは人見知りが始まっているのに気づきませんでした。ビジターが「Aくん、ママと違うって気がついたんだね、すごいなぁ〜」と言うと、ママもにっこり。

 2回目の訪問では、最初は泣かれて、15分ほどママのお膝から離れませんでしたが、少しずつ慣れて、帰る頃には声を出して笑うほど、一緒に遊んでくれました。

 ベビーシッターでもなく、家事手伝いでもない、子どもと一緒に遊ぶだけのボランティアですが、コロナの影響で家族以外の大人に接する機会が減っている今、ビジターが訪問すると親子2人だけの緊張がほぐれることもあります。お母さんの「誰か大人と話したい」というご要望にもぴったり。安心してポロっと出る本音を聴いても、「そうなんですね」と受け止めて、アドバイスはしません。子育ての経験者として「お母さん、がんばっているね」というメッセージを伝えることが出来たらいいなと思いながら訪問しています。(N)


 ホームスタート・しゅっぽっぽのHP
 https://ninoko5656.wixsite.com/sekaino-tomodachi/home

家庭訪問型支援.jpg
(この写真は本文とは関係ありません)
Posted by 二宮 at 23:20
いっしょにいるよ [2021年07月19日(Mon)]
 私たちホームスタート・しゅっぽっぽはホームスタート・ジャパンという全国組織に所属しています。それぞれ独立した団体が日本各地100ヵ所余りで家庭訪問型の子育て支援をしています。年に何回か研修会や交流会があり、そこで各地の仲間に会えるのが楽しみの1つです。先週、関東地方のうちの30の団体から60名を超える仲間がコロナ禍なのでzoomで集い、2日間の研修を開催しました。

 その中の1つが小児科医であり児童精神科医の藤山恵先生のご講演。私たち先輩ママは子育て中のお母さんが孤立感を感じている場合には、寄り添ってお話を聴くことから始めます。時にはキッチンでお皿をいっしょに洗ったり、公園までベビーカーを押したりしながら、なにげない会話を交わしているとお母さんの心の中のモヤモヤが出てくることもあります。

 ホームスタートのモットーである傾聴と協働の協働にどのような意義があるのか、先生のお話を聴いて腑に落ちたという感想が参加者の多くから聞かれました。講演の後、グループでそれぞれの活動をもとに話し合い、それを踏まえての質疑応答や先生のコメントを伺うことで自分たちの活動を俯瞰することが出来ました。「だから、たった4回の訪問でもお母さんたちの表情が明るくなることが多いのだ」と私自身納得できました。

 ホームスタートの10年を振り返った小冊子のタイトルの『いっしょにいるよ。』もその私たちの活動を象徴しています。

いっしょ2.JPG
Posted by 二宮 at 17:27
活動をして気がついたこと [2021年06月29日(Tue)]
 ご依頼のあったご家庭を訪問するビジターのHさんは男の子と女の子を育ててきました。年子です。2人とも社会人になりました。Hさんは「私の子育て、後悔ばかり!」、「子育て中は楽しいなんて思わなかったなぁ〜。」と言っています。そんなHさんが訪問に行く度に「〇〇さん(利用者さん)よく頑張ってるのよ、一生懸命子どもの話聞いて、遊んであげて、頑張っているなぁって、感心しちゃう!」と言います。「“子どもを怒ってばかりで、自分が嫌になると悩むママの話を聞くと、私もよく怒ったわ、」と当時に思いを馳せたり。

 でも、どのママ達も一生懸命子育てしている事が伝わり、その姿から、Hさんは「私もあの頃わけもわからず、一生懸命子どもと過ごしていたんだ。私も頑張っていたんだ、としみじみ思えるようになりました。」と柔らかな笑顔で話してくれました。

 子育て中の親子を通して、私達も思わぬ大きな気づきを貰えるんですね。だから、この活動をやめられないのでしょうか?



親子イラスト.png
Posted by 二宮 at 23:42
赤ちゃんを眠らせる達人⁈ [2021年05月20日(Thu)]
 コロナ禍で活動している私たちのビジターの一人を紹介します。

 Kさん・・男の子3人のお母さんです。子どもたちはみんな成人し家庭を持っています。Kさんは最近、1歳前の赤ちゃんのいるご家庭に訪問することが多くなってきました。そこで、分かった事なのですが、なんとKさんは「赤ちゃんを眠らせる達人」でした!

 ママと赤ちゃんと一緒にいて遊んでいて、赤ちゃんが眠そうにぐずり始めた時、ママが抱っこして寝かせようとしてもなかなか寝なかったのに、Kさんが抱いてトントンすると約10分位ですぐ静かになり、しばらくして布団に寝かせても大丈夫な状態になるんです。ママたちは「いつももっと時間が掛かって大変なのに・・・」と驚くほどです。不思議です。Kさんにコツを聞きました。「誰でもやっている事、タテ抱きにして、ふっと重くなったら横抱きにするだけです!」だそうです。??魔法の言葉は?子守唄は?ない!ない!

 云十年前、3人のお子さんを寝かしつけてきた経験の中の「何か」、強いて言うと、「ゆとり・安心感」が抱かれた赤ちゃんたちに伝わるのでしょうか?
Kさんはいつも「みんな本当にかわいいのよね〜」と、優しい笑顔で話してくれます。

赤ちゃん抱っこA.png

Posted by 二宮 at 22:45
2021年度始動 [2021年04月25日(Sun)]
 毎年4月にNPO法人の総会があります。活動の2本柱の1つのタイの生活に困難を抱える年少者の教育支援は長くやってきたおかげで、支援されて巣立った卒業生らがCYDAというタイの社会福祉団体の理事になって、後輩たちの支援にまわってくれることになりました。寮生の数はすぐには増やせなくても、奨学金を出したり、困っている家庭の小学生に給食費を補助したりすることも考えています。CYDAへの寄付金集めは担当理事にお任せしていますが、続けてきたことで次の世代が育っているのがうれしいと創立時からの社員と話しています。

 もう1つの私たちの活動の中心である、船橋市内とその周辺市での家庭訪問型子育て支援もコロナ禍の2020年度は訪問を休止した時期もありましたが、訪問出来るというビジターを中心に年間でのべ140回、215時間訪問することが出来ました。訪問を依頼するご家庭も、訪問を担当するビジターも細心の注意を払いながら、訪問を続けていきます。


法務局2.jpg

総会後の登記書類を届ける法務局付近の新緑。
Posted by 二宮 at 22:19
ツイッターを始めました [2021年03月15日(Mon)]
 千葉のNPOクラブさんのご紹介でプロボノの方々にお手伝いを頂いてツイッターを始めました!

 子育てが「孤育て」にならないように、先輩ママが未就学児のいる船橋市のご家庭を訪問します(無償です)。気軽にお声をかけてください。

 プロボノの方々が3ヵ月伴走をしてくださったおかげで、ツイッターの担当チームが出来て、ほかにもボランティア募集のリーフレットが完成し、ホームページに新しい頁も追加できました。外部からプロの視点でアドバイスやご提案を頂くことで、様々な気づきが得られ、苦手意識のあったSNSにも挑戦出来ました。

 お母さんたちに気軽に声をかけてもらえるよう、これからもしゅっぽっぽは工夫をしていきます。皆さまのお知恵も大歓迎です。


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ボランティアさん募集のリーフレット

リーフレット裏QRトリミング.jpg
ツイッターやホームページはこちらからどうぞ
Posted by 二宮 at 23:37
TOOって、何? [2021年02月24日(Wed)]
 先日新聞の夕刊で「TOO」という言葉に出会った。ある企業が包容力のある人材を職場のメンターに任命し、その人がつくポストを「TOO」と命名。「隣のおせっかいおじさん・おばさん」の略だという。何か英語の略かと思っていたので、思わず笑ってしまったが、2014年生まれの言葉だそうだ。支店統合などで揺れていたある職場で一人のシニアが職場の相談役を買って出て、雰囲気の改善に貢献して、それが全社的に仕組みになったと記事にあった。

 おせっかいを辞書で引くと「出しゃばって、いらぬ世話をやくこと」とある。人が好きで、ある意味余力があるから、困っていたりする人を見ると放っておけないのだろうか。お節介に代わる言葉はないかとネットを見ていたら、「喜ばれたら親切、喜ばれなかったらお節介」とあった。なるほど。

 子ども食堂をやっている友人は、ボランティアは無理をしないで自分のペースでやることが大切で、「必要とされるかどうか」がポイント、活動している側が選ぶのではない、と言う。食の提供を通して、孤立させないことをめざして、「自分のことを心配してくれる人がいる」、「相談できる人がいる」と思ってもらえる大人が増える事が、魅力的な地域にしていくカギだという。

 ボランティアをしてみて、わずかなお手伝いでも、その中にかけがえのない時が生まれるのがだいご味の一つだと思う。ゆっくり子どもの相手をしたいという双子のお母さんのご要望で家庭訪問し、初回は人見知りで泣かれたが、じょじょに慣れて、4回目の時は公園で砂場から移動する時に1歳8か月のA君もBちゃんも向こうから手を繋いでくれた。小さな手でぎゅっと握られる経験はふだんの生活ではなかなかないので、こちらの胸もときめいた。お母さんは「わざわざ来てくれて、ありがとうございます」と言ってくださるけど、「どんどん成長していくお子さんの傍にいて短い時間でもかかわれる幸せをくださって、ありがとう」というのが、ボランティアの正直な気持ちです。


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Posted by 二宮 at 10:18
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