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沖縄の高校生がゲゲーレンセンターで交流 [2017年08月14日(Mon)]

沖縄県とJICA沖縄が行っている「おきなわ国際協力人材育成事業」(今年度5年目)で、受託したJOCA沖縄が13名の沖縄の高校生をモンゴルへ派遣し、8月4日にウランバートルでニンジンの活動現場を訪問しました。草の根チームのリーダー梅村先生からの報告です。

沖縄の高校生とゲゲーレンセンターの子どもたちが交流

昨年の9月からNPOニンジンは、JICA草の根事業を引き受けて、ウランバートル市内にある2つの障害児センターの子ども達に、リハビリと教育の指導を行なっています。
 その1つであるゲゲーレンセンターに、沖縄の高校生が訪問するというので、夏休みをモンゴルで過ごしていた私は、8月4日にゲゲーレンセンターを訪れました。13人のうち、男子は3人のみ、女子高校生が多いグループでした。
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 センター長の挨拶に続いて、草の根事業の説明を行った後、高校生から沖縄文化の説明がありました。全員が分担して模造紙に描いた絵を見せて、歴史では沖縄戦の現実を語り、観光案内、食べ物と続き、黒糖を子ども達にふるまってくれました。
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 ゲゲーレンの子ども達が、ちょっと恥ずかしそうに起立して歌を歌った後、全員で表に出て、カチャーシーを踊りました。
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三々五々、そう広くはない前庭で高校生と子ども達の交流が繰り広げられ、最後に子ども達から、紙工作のプレゼントが贈られました。
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 草の根事業ではなかなか、日本文化を紹介する時間がとれなかったので、高校生の活動に感謝、感謝の午後となりました。(2017.8.14)梅村浄

草の根チーム第3回渡航報告(2) [2017年08月14日(Mon)]

第3回渡航報告(2)教育活動報告

この草の根事業の教育活動は、3年間で以下のような教育指導を目的としています。
(1)学校へ行っていない子どもに対して
・学習をとおして知らなかったことを知る楽しさ、喜びを味わい、学習したいという気持ちになるよう教材・教具を工夫すると共に、学校へ通学するように助言する。
(2)学校へ行っている子どもに対して
・学校で学習したことを定着させ、子どもたちが学びたいことを増やし、伸長できるように自学自習の方法教える。

*今回教育担当(野口/6月19日〜25日)は、
ゲゲーレン(チンゲルティ区)とサインナイズ(バヤンズルフ区)の2箇所のセンターで、それぞれ3日間の教育活動を行いました。
モンゴルはこの時期すでに学校は休みに入っていて、集まる子どもの数が少なかったのが残念でした。

教育セミナー
6月20日 ゲゲーレン教育活動の中で90分開催
「大学卒業から現在まで、障害児・者と共に」というテーマで話す。

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写真は重度重複の視覚障害児の授業で使った教材を提示しているところ。

教育指導
各センターに来た児童・生徒・特別支援学校卒業生に指導。
どの子どももとても熱心に学習しました。


(2017,8,15 教育担当 野口陽子)
草の根チーム第3回渡航報告(1) [2017年08月14日(Mon)]

第3回渡航報告(1)療育活動
 
*療育担当(諸石/6月19日〜30日)教育担当(野口/6月19日〜25日))の2名で実施してきたことを、2回に渡り報告します。
 
障がい児の保育に取り組むゲゲーレン(チンゲルティ区)とサインナイズ(バヤンズルフ区)の2箇所のセンターで、それぞれ3日間の療育活動(実習生の実習4日間)を行いました。

⑴体操(ゲゲーレン);Aグループ(首の座りやお座りがまだの子ども達)
6種類の体操を親子4組で取り組んでいる様子です。

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・体操が、「首の座りや呼吸を促し、関節が硬くならない予防になる」ことを伝えたり、
・間違ったやり方を修正する機会になりました。

⑵おもちゃを「見る」ことを練習する個別指導(ゲゲーレン)
5月の「スカイプ」で初回相談から、6月の初回評価指導を始めた5歳の脳性麻痺児です。
すでにグループ体操活動に参加し、熱心に家庭でも取り組んで、「頭を起こすようになった」と、嬉しそうな母親の報告を受けました。

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・異常反射の影響が強く、今までおもちゃを見る遊びが困難だったことから、「姿勢の工夫」を伝える機会になり、スカイプでは限界があることを、現場指導で可能にする効果を感じました。

⑶腰掛け座りで足で体重を支える個別指導(サインナイズ)
母親は、センターのリーダー役で忙しく、今まで指導時間が不足していて、3回目にようやく十分な機会を持てました。

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・大腿が開くようにストレッチしたり、足底に体重を載せる時間をピーナツバルーンで楽しく親子で取り組めています。

⑷療育者養成セミナー(デモンストレーション)
6月28日 モンゴル・日本センターで2回目のセミナーを6時間/21名の受講者で開催
「姿勢編ガイドブック」の使い方を、デモンストレーションで示しました。

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No1;首がまだ完全に座っていない4歳の脳性麻痺児の適切な抱き起こし方を母に伝え、

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No2;適切な抱きかたをしたら、首の座りが促されることを母親に伝えているところです。

(2017,8,8  療育担当 PT諸石真理子)