七夕の夕べ、気分はモンゴルの草原へあいにくの梅雨空でしたが、七夕の夕べに開かれた、七夕チャリティコンサート「モンゴルの風」は、147人のお客様をお迎えして、馬頭琴、二胡、そしてオルティンドーの3人が奏でるモンゴル音楽の世界に浸りました。
今回は、馬頭琴のバトエルデネさんが年々上手になる日本語で、笑いもとりながら曲目の説明をしてくださいました。
バトエルデネさんの馬頭琴ソロで始まり、しっかりその音色を響かせたのち、3曲目にはサルナイさんが登場し、オルティンドー(長唄)を圧倒的な声量で歌いました。会場のルーテル市ヶ谷センター・ホールでは、PA(音響設備)を使わずに生の音だけなのですが、ホールいっぱいに響き渡りました。これをモンゴルの草原で聞いたらさぞかし気分がいいだろうなと思わず聴き入ってしまいます。
そして、この「モンゴル風」のコンサートでは初めて登場したのが二胡です。モンゴルではホーチルというそうですが、小さな楽器から哀愁を帯びた音色がろうろうと出てくるのが不思議でした。ムンフツェツェグさんの二胡にはスチール弦が2本張られていました。
第2部もたっぷりと聴かせて、感動の拍手のなか無事終了しました。
アンケートから一部ご紹介します。
「馬頭琴のひびきのよいのにおどろきました。二胡の音がこもって聞こえるのですね。オルティンドーも初めて聴きました。よい音で広さが感じられありがとうございました。」
「本日の馬頭琴と二胡のアンサンブルはとても美しいハーモニーで感動しました。また企画してください」
「とてもすばらしい音と空気を感じました。モンゴルの自然が広がり、とても気持ちが良かったです。歌の詞がぜひ知りたいなと思いました。」
「馬頭琴、二胡の音色に日頃のいらいら気持ちがいやされました。」