4月28日、混雑した成田空港から、車いす10台とともに、障がい児療育の専門家訪問団がウランバートルに飛びました。今回の一行は、都立北療育医療センターの中島雅之輔医師、理学療法士の諸石真理子さん・吉濱信恒ニンジン副理事長、義肢装具士の大塚栄次ニンジン副理事長、車椅子の専門家の今清水勝人さん、中島夫人、事務局の槇の7人です。
翌29日は日曜日でしたが、午前中障がい児親の協会主催で、障がい児の親のためのセミナーが開かれ、50人ほとの親が詰めかけました。講師は中島先生でDVDを見せながら「脳損傷と脳性麻痺、そして脳性麻痺のお子さんの育て方」について、参加した方々の声を拾いながらお話されました。
右は通訳のヒシゲーさんと、サポートしてくれた高橋生仁子(きみこ)さん
質疑の時間には、お母さんたちからはモンゴルの障がい児医療についての疑問点が次々と出されました。中島先生が「だから、明日から病院にいって診察をし、モンゴルの医師たちと話し合います」と答えると大きな拍手が起こりました。
午後からは、協会の事務所で中島先生と諸石PTは、診察を行い、外では車いすの適合をみて、今清水さんが手伝いにきたモンゴルの若者2人にどんどん指示を出して車いすを調節しました。ここでは5台を直接お渡しすることができました。
調整が終わり、記念撮影した2組の親子
吉濱さんの訓練指導を受けて帰り際「ありがとう、バイバイ」とこのうれしそうな顔