• もっと見る

« 2009年09月 | Main | 2009年11月»
月別アーカイブ
<< 2009年10月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
目次
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
【12/14〜24】ミニ絵画展 [2009年10月30日(Fri)]

毎年、ニンジンへのチャリティーとしてご協力いただいている
「世界一小ちゃい?!ミニ絵画展」が今年も開かれます。

小さいことはイイことだ
有名漫画家・イラストレーター・画家による、ほんとに小さい出品作品がたくさんあります。
クリスマスのプレゼントにも最適です。

期日は、12月14日(月)〜24日(木)[日曜・祭日営業]
時間は、AM10:00〜PM8:00(最終日PM4:30) 
会場は、ギャラリー八重洲・東京(東京駅八重洲地下街中1号)
     TEL(ギャラリー)03-3278-0623



ニンジンのパネルも展示して、募金箱も置かせていただきます。
東京駅八重洲地下街の中ですので、ぜひお立ち寄りください。
台風17号の北ルソン山岳地帯における被害に対する義援金のお願い [2009年10月20日(Tue)]

映画「アボン 小さな家」上映のお知らせをしましたが、フィリピン北部山岳地帯で映画巡回上映のボランティア活動をしている今泉光司監督からのお願いです。大きな災害が出ても救援の手が届かないところからの緊急SOSです。ご協力をお願いします。
映画「アボン 小さな家」についてはhttp://www.ne.jp/asahi/small/home/をご覧ください。

<以下、今泉監督より>
この山岳地帯は終戦時多くの日本兵が飢えと病気で亡くなった最後の山です。日本の皆様も台風による被害があり、救援活動がされているかも知れません。そんな時に申し訳ないのですが、フィリピン国内でも報道されていない深刻な台風被害がぞくぞくと山岳地帯の町バギオに報告され、犠牲者が運ばれて来ています。

映画をご覧になった方々は私の説明でお知りになった方も多いと思いますが、このイゴロット山岳民は、首都マニラ及び低地の人々から見下げられてきた人々です。そのせいもあり、今回世界中から集められた義援金のほとんどはマニラ周辺やタルラック、ヌエバイシハ、パンガシナン他の地域に配布されてしまい、続けてやってきた大きな台風17号がほぼ一週間居座って大量の雨を降らせた被害には回ってきませんでした。これまで私は緊急支援活動はしませんでしたが、今回は私がお世話になり関係してきた地域での被害がぞくぞく報告され、黙って見ている訳には行かなくなりました。

ひどい被害が報告されてきた地域は、ベンゲット州アコップのパスドン村、アバタン、トゥブライ、マウンテンプロビンス州タジャンなどです。戦前に旧日本軍が整備した山岳地帯の幹線道路ハルセマ・ハイウェイは何ヶ所にも渡って地滑りが起きており壊滅的な被害になっています。今月中の復旧が難しいとも言われています。したがって多くの村々が現在孤立しています。その中でもパスドン村はバギオから30km地点のアコップ・サヤンガンを西に入ってさらに25kmくらい行った最後の村です。ベンゲット州を流れる大きなアンブラヤン川の下流が村の中央を流れる美しい田舎の村でした。

そこで10月9日(金)の深夜2時ごろに大きな山崩れが起き、5件の家が埋もれてしまいました。すぐさま村人たちが助けに行き、埋もれた人々を掘り起こし、町の教会に運んで待避しました。しかしあろうことか今度はその教会の裏山が崩れてしまい、救助された人々、救出した人々が生き埋めになってしまいました。町の人々の必死の救助で3人以外は救い出されましたが、初めに救助されたうちの2人が死亡、1人が行方不明になりました。2度目の地すべりで村の教会と町会ホール、クリニックと学校の一部が壊滅し、その奥に広がる村の田んぼがすべて土砂で埋まりました。

複雑骨折や頭部外傷など深刻な負傷者が9人いました。明け方の4時から村人約20人が動けなくなった人を担ぎ、にわかに作った担架に乗せて、豪雨の山道を約25キロ離れたハスセマ30km地点のアコップ・サヤンガンの病院に運びました。途中の村々からボランテイアの救助人が参加して、負傷者を担いで山中を歩き、夕方やっとサヤンガンにたどり着きました。しかしその病院では手におえない6人の深刻な被害者を担いで、翌朝こんどは30km彼方のバギオ市まで運んで行きました。その途中自分も力を貸そうと言うボランテイアが加わって、最終的におよそ70人の人々が6人の犠牲者を担いで、いくつも山を越えて夕方5時過ぎにバギオのジェネラル・ホスピタルにたどり着きました。70人の担ぎ手たちも疲労困憊していましたが、すぐにそれぞれに村に帰ったそうです。

昨日私は収容された病院に行ってきました。6人のうち3−4人は手術が必要で、1人はベッドで輸血をされていました。輸血費用と手術費と薬費用がかかり、今各方面に支援をお願いしています。国内機関に集まった義援金は、前の台風の洪水被害に配布してしまい、残っていません。山岳地帯の山奥の村にはマスコミも政治家も興味を示してくれません。村全体にも深刻な被害があり、今後の生活の目処が立ちません。せめて病人だけでも何とか支援したいと思っております。

パスドン村の川の横にあった田んぼはすべて土砂で埋まってしまい、収穫直前だった田んぼ及び野菜畑も全滅になってしまいました。したがって現在120家ある村に食糧の補給はありません。隣村からの道が寸断されてしまい、村はまさに孤立しています。私も何度も行ったことのあるこの村人は、イバロイ族の大変にシャイですが勇敢な働き者の男たちの村です。120家あると言われる村の50家は深刻な被害にあっていて、少なくてもこの先3ヶ月どうやって食いつないでいけばいいのか目処が立っていません。

今回の台風17号は過去最悪で、通常の台風の14倍の雨量があったといわれています。数字はフィリピンではいつも疑わしいのですが、6・7日間、昼夜に及ぶものすごい豪雨を経験した私自身としては、大げさな数字ではないように思えます。私の住むバギオの隣町ラトリニダッドでも、道と言う道はすべて激流の川でした。夜は暴風雨と揺れる木々の音でうるさくて眠れません。それほど激しい風雨が止むことなく約1週間降り続き、よくもこんなに多くの雨が尽きることなく降り続くものだと思っていました。

おかげで低地の町村はすべて深く水に浸り、すぐ下のパンガシナンでは、1mの水が3日も引かなかったほどです。世界中からの緊急支援がすぐさまそこに集められました。「低地は大変だ。高地は洪水がなくて幸せだ」などと話していたのですが、とうとうバギオ・ラトリニダッドでも多くの地すべりがおきてたくさんの犠牲者がでました。私の居候している家の向かい側の山の斜面が地すべりし、現在までに70人近くの遺体が発見されています。しかし町で起こった地滑りにはすぐにレスキュウ隊の救助がありましたが、山奥の被害は何も報告されていません。ハルセマ道奥地のすべての村々が現在孤立していますが、国内でそういう報道はありません。バギオから約80kmのアバタンの市街地でも大きな地すべりがあり現在27人の死亡者が確認されています。他にもマンカヤン、タジャンで多くの家が飲み込まれました。バギオ周辺の大きな被害では早く救援が行なわれ、多くの救援物資も運ばれているのですが、山岳地帯奥地では報道すらありません。

今後しばらくの間、映画の巡回上映に伴いこれらの村々の救援活動をして行きたいと思います。どうか日本の皆様、ぜひこの山の村々の救済にご支援いただけますよう、義援金をお頼みいたします。

今泉光司 email;imakoji2@aol.com
(フィリピン)#94,Lubas, La Trinidad, Benguet, 2601 Philippines,
携帯電話63-927-450-4729,
(日本) 東京都台東区元浅草4-8-5、特定非営利活動法人サルボン 電話03-3843-0877


義援金振込先
郵便振替口座名 「サルボン」
口座番号 00160−7−58096
*「台風支援金」とお書きください。

10月27日から11月9日の間は帰国します。.
ホームページを更新しました [2009年10月16日(Fri)]

久しぶりに、トップページの画像を入れ替えました。
URL: http://www.ninjin-npo.org
ホームページはこちらから


モンゴルでの活動を紹介する<フォトギャラリー>のページを増設しました。
URL: http://www.ninjin-npo.org/photo/index.html
<フォトギャラリー>はこちらから

ぜひご覧ください。
世界各地で車いすが活躍しています [2009年10月09日(Fri)]

  ニンジンでは、心身障害児総合医療療育センターのご協力をいただいて、使用済となった子ども用車いすをモンゴルへ持っていくために収集しています。夏にモンゴルへ運べる数には限りがあるため、一部はJICAの「世界の笑顔のために」プログラムを通じて、青年海外協力隊員のもとへも寄贈しています。昨年6月末、車いす8台、歩行器1台をJICA倉庫へ搬入しました。送り先はわからなかったのですが、時折、隊員からの礼状が届きます。アジアはもとより、アフリカや南米までこんな遠いところに行って、日本で使用済みとなった車いすが喜ばれ、活躍している様子がわかり、お送りできてよかったとうれしくなります。
 
 お礼状を送ってくださった隊員の方々は、

・ベナン共和国アラダ市  アラダ福祉センター 村落開発普及員 高原真理さん


  配属先のセンターと共に障害者の選抜、利用規約を作って、2008年11月10日に車いすの引渡し式をしたとのことです。センターまで家族に抱えられていたり、地面にひざと手をつき這って来た人もいたそうで、車いすを受け取って、本人も家族も本当に喜びその表情は希望に満ちていたとのことです。
  右は、手紙と一緒に届いた写真です。

 

・ネパール、カトマンズ   国立病院 理学療法士 平岩敏志さん

  ネパールで最大・最古の国立病院で420床のベッド数があるそうですが、整形外科病棟
に壊れかけた車いすが1台しかなく、本当に困っていたそうです。

・ブラジル 日系老人施設「あけぼのホーム」  
  JICA日系社会青年ボランティア 高井奈穂さん

  ブラジルの車いすは大きな型のものが多く、体の小さな日本人には合わないものばかりで、入居者の生活にも支障をきたすことが多々あるそうです。日本からはるばる来た車いすに入居者の方が大変感激されたそうです。

 隊員の皆さん、健康に気をつけてご活躍ください。

【11月1日】「アボン 小さい家」上映会 [2009年10月08日(Thu)]

 ニンジンでは、北タイやミャンマーの少数山岳民族の人たちと交流していますが、今日のお知らせはフィリピンが舞台の映画の上映です。
 これは、フィリピンの北部山岳地帯で、自然の中で生きる日系フィリピン人家族の物語です。さまざまな宗教が林立するフィリピン北部山岳地帯。この映画はそこで生きている、未だ知られざる日系フィリピン人の家族サバイバル映画です。豊かさボケした私たちの頭をシェイクしつつ、この地球でよりよく生きるにはどうすればいいのかを考えるきっかけになる、シリアス・コメディ映画です。
 今泉光司監督にも会えます。


日 時 : 2009年11月1日(日)14:00〜17:00(上映時間は約2時間)
       ※当日は、今泉監督の挨拶・座談も予定

会 場 : 東京都人権啓発センター 
       台東区橋場一丁目1−6

チケット : 1,000円(映画資料とワンドリンク付)

主 催 : 特定非営利活動法人 友愛会

問合せ : 「アボン 小さな家」上映会事務局   
      電話番号 090−9087−8710

詳細は、