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【7月27日発】モンゴル交流ツアー [2018年05月11日(Fri)]

第12回モンゴル交流ツアー
……障がい児に車いすを届ける旅……

2018年7月27日(金)〜8月1日(水) 
(7/26前泊付き)

P1030829.jpg


 ニンジンでは、モンゴルの障がい児への支援を行っています。この夏も、ニンジンの活動の一端を担い、あわせてモンゴルの自然と文化にふれる旅を企画しました。モンゴル航空のご協力をいただいて車いすを運び、モンゴル障がい児保護者の会に届けます。ウランバートルからバスで大草原を西北へ向かい、保護者の会のダルハンオール県支部にも車いすを届けます。ここは昨年、障がい児保育の研修で来日したアルタンチメグさんが代表をしています。ここで子どもたちと交流します。その後、大草原のツーリストキャンプでゲルに泊まり、遊牧民の暮らしにふれます。
 今回は、初めて富士山静岡空港からのチャーター便に乗って行きます。例年よりちょっとだけ短く参加費も抑えることができました。ぜひ一度モンゴルへ行ってみませんか。

募集要項はこちらから2018MongolTour.pdf
申込用紙はこちらから2018TourMoushikomisho.pdf

<日 程>
7/26(木)
静岡のホテルに前泊。
7/27(金)
08:15 モンゴル航空チャーター便でウランバートルへ、
13:00 到着後、ガイドの出迎えを受け、市内観光(ガンダン寺)へ
ホテルチェックイン 
7/28(土)
午前:ザイサン丘見学、障がい児保護者の会訪問
午後:市内観光(スフバートル広場・歴史博物館・ボグドハーン宮殿博物館など)
夕刻:モンゴル民族舞踊鑑賞
7/29(日)
午前:ダルハンへ移動 (200q、2.5時間)
保護者の会ダルハン支部を訪問して交流
午後:16:00アマルバヤスガラント寺院へ移動
バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ泊
7/30(月)
午前:遊牧民宅訪問、アマルバヤスガラント寺院散策等
午後:乗馬体験(オプション)
バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ泊
7/31(火)
午前:ウランバートルへ移動
午後:ゴビカシミア、ノミンデパートや食品市場などてショッピング
8/1(水)
10:45ウランバートル発(モンゴル航空チャーター便)
15:55富士山空港到着後、現地で解散

参加費用:2名1部屋使用、ゲルは4名で1ゲル使用。 航空機はエコノミークラス利用 
     会員価格 お1人様:¥188,000.-  シングル追加料金:¥15,000.- (ウランバートル市内3泊のみ)
(ニンジンの賛助会費 ¥3,000.-、 正会員会費 \10,000.-) 
募集定員:15名様
申込み期限:6月16日(定員に達し次第締め切り)
宿泊予定ホテル:フラワーホテル3泊。 バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ(ゲル)2泊。
参加費用に含まれるもの:航空運賃(諸費用含む)、宿泊、送迎、観光、食事(全て)、モンゴル民族舞踊鑑賞、日本語ガイド、富士山空港周辺での前泊代1泊
参加費用に含まれないもの:日本国内の移動手段、飲物、電話、土産物代等個人的性質の費用。
手配旅行社:株式会社エムジェイツアーズ
※添乗員はつきませんが、ニンジンのスタッフ(日本人)が同行し、現地では日本語ガイドがお世話します。
お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 
Tel/Fax: 03-3553-7056、090-1255-7396 
Email: info◆ninjin-npo.org  ◆を@に変えてお送りください。
【6月9日】「モンゴルの風」コンサート [2018年05月02日(Wed)]

モンゴルの障がい児を支援するための
チャリティコンサート


『モンゴルの風』


 15回目の開催となる今年は、6月9日(土)の夜に開催します。
 このコンサートは、モンゴルの伝統音楽演奏家のご協力をいただいて、まだ車いすの入手も難しいモンゴルの障がい児に身体に合った車いすを送り、医師、理学療法士などの専門家を派遣してモンゴルの障がい児を支援するために開催するものです。会場では、ニンジンのモンゴルでの活動のご報告をします。ご来場いただくことが支援になります。ぜひお誘いあわせの上、素晴らしい演奏をお楽しみいただくとともに、ニンジンの活動にもご理解をいただければ幸いです。

2018concert.jpg


 演奏するのは、昨年大変好評を博したモンゴルの民族楽器を演奏する「イフタタラガ」です。馬頭琴とホーミーの男性3人に加え、女性のモンゴル琴とヨーチン(楊琴)の奏者の5人編成です。最高の馬頭琴に二人のホ−ミーの音色、そこに琴とヨーチンの繊細で豊かな音が広がります。

◆「イフタタラガ」…ホーミーと馬頭琴、モンゴル琴、ヨーチンの一流奏者が組んだユニット
 ・A. バトエルデネ…馬頭琴
 ・B. ボルドエルデネ…ホーミー&馬頭琴
 ・A. ドルギオン…馬頭琴&ホーミー
 ・Ch.ミャグマルスレン…モンゴル琴
 ・D. ネルグイ…ヨーチン

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ぜひモンゴルの草原を吹き渡る、さわやかな風を感じにご来場ください。

開催日:2018年6月9日(土)
時 間:19:00開演(18:30開場) 20:50終演
会 場:ルーテル市ヶ谷センター(市ヶ谷駅より徒歩) 新宿区市谷砂土原町1-1 
主 催:特定非営利活動法人ニンジン
後 援:駐日モンゴル国大使館
定 員:200席
料 金:前売券2,500円、当日券3,000円   前売予約可

チラシはこちらからダウンロードできます⇒20180609concert.pdf

◆チケット購入方法◆
FaxまたはEメールにて、お名前、ご連絡先、必要枚数、チケット受取方法をお知らせ下さい。

《チケット受取方法》
@郵便振替にて送金の後、郵送で受け取る。
A当日受付で支払い受け取る。

《振込先》 
郵便振替  口座番号 00130-9-778399 
      加入者名 特定非営利活動法人ニンジン

ゆうちょ銀行 
店番019 店名 ○一九店  
口座番号 当座 0778399
     加入者名 トクテイヒエイリカツドウホウジンニンジン

《申込み先》 FAX:03-3553-7056  
       Eメール:info◆ninjin-npo.org
(◆を@に変えて送信してください。)
昨年の事業報告、今年の事業計画 [2018年03月23日(Fri)]

 だいぶご無沙汰をしてしまいました。
 ニンジンの会計年度は、10月1日から翌年の9月30日です。
 第13期(2016年10月〜2017年9月)の報告と、第14期(2017年10月〜2018年9月)までの計画をPDFにしました。こちらからダウンロードすることができます。20180226第13期報告、第14期計画.pdf
なお、ニンジンの情報公開は、こちらでしていますので、ご覧ください。

 すでに今年度も半ば近くなっています。事業実施スケジュールもこちらでご覧いただけます。
2017-2018_schedule.pdf
今年も、『モンゴルの風』のコンサートを6月9日(土)に、『モンゴル交流ツアー』は、7月25日から8月1日に予定しています。どうぞご予定ください。

【12月2日】公開フォーラムと交流会 [2017年11月20日(Mon)]

今日から始まります。

モンゴル障がい児保護者の会招へい研修プログラム

今回は、障がい児の保育が中心です

モンゴルでは、障がい児を受け入れる保育園・幼稚園はまだあまりありません。かつて日本でもあったように親たちが立ち上がって自主保育グループを作り、取りくみ始めているところです。
3回目となる今回の招へいプログラムでは、障がい児保育を中心に研修を行います。
併せて、障がいの早期発見、早期療育の仕組み、実際に療育が行われている様子を見学します。

いまJICA草の根事業でニンジンから専門家が通っている保育のグループ「ゲゲーレン」と「サイン・ナイズ」を含め、保育に携わっている5人の女性が来日します。

プログラム概要については、こちらからダウンロードできます。
2017Invitation_Program.pdf


12月2日 公開フォーラムと交流会
ぜひご参加ください


研修が終わったところで、公開フォーラム&交流パーティーを開きます。
この2週間の研修でどのようなことを学ばれたか、一人ひとりから感想を聞いて、会場の皆様と意見の交換をしたいと思います。このフォーラムの前半では、草の根事業の活動報告もあります。

日時: 2017年12月2日(土)    
公開フォーラム 14:00〜17:00
交流パーティー 17:30〜20:00
会場: 練馬区役所19階会議室、
   パーティーは20階交流会場 
(練馬区豊玉北六丁目12番1号)
交流会は、参加費2,000円(軽食&飲み物)
詳しくは、こちらからチラシをダウンロードできます。
20171202Forum&Party.pdf

ご参加おまちしています。
お申込みは、お名前、所属、連絡先、交流会に参加されるかどうかを、
Eメール info◆ninjin-npo.org (◆を@に変えてお送りください)
または、FAXで、03-3553-7056 へお願いします。
沖縄の高校生がゲゲーレンセンターで交流 [2017年08月14日(Mon)]

沖縄県とJICA沖縄が行っている「おきなわ国際協力人材育成事業」(今年度5年目)で、受託したJOCA沖縄が13名の沖縄の高校生をモンゴルへ派遣し、8月4日にウランバートルでニンジンの活動現場を訪問しました。草の根チームのリーダー梅村先生からの報告です。

沖縄の高校生とゲゲーレンセンターの子どもたちが交流

昨年の9月からNPOニンジンは、JICA草の根事業を引き受けて、ウランバートル市内にある2つの障害児センターの子ども達に、リハビリと教育の指導を行なっています。
 その1つであるゲゲーレンセンターに、沖縄の高校生が訪問するというので、夏休みをモンゴルで過ごしていた私は、8月4日にゲゲーレンセンターを訪れました。13人のうち、男子は3人のみ、女子高校生が多いグループでした。
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 センター長の挨拶に続いて、草の根事業の説明を行った後、高校生から沖縄文化の説明がありました。全員が分担して模造紙に描いた絵を見せて、歴史では沖縄戦の現実を語り、観光案内、食べ物と続き、黒糖を子ども達にふるまってくれました。
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 ゲゲーレンの子ども達が、ちょっと恥ずかしそうに起立して歌を歌った後、全員で表に出て、カチャーシーを踊りました。
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三々五々、そう広くはない前庭で高校生と子ども達の交流が繰り広げられ、最後に子ども達から、紙工作のプレゼントが贈られました。
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 草の根事業ではなかなか、日本文化を紹介する時間がとれなかったので、高校生の活動に感謝、感謝の午後となりました。(2017.8.14)梅村浄

草の根チーム第3回渡航報告(2) [2017年08月14日(Mon)]

第3回渡航報告(2)教育活動報告

この草の根事業の教育活動は、3年間で以下のような教育指導を目的としています。
(1)学校へ行っていない子どもに対して
・学習をとおして知らなかったことを知る楽しさ、喜びを味わい、学習したいという気持ちになるよう教材・教具を工夫すると共に、学校へ通学するように助言する。
(2)学校へ行っている子どもに対して
・学校で学習したことを定着させ、子どもたちが学びたいことを増やし、伸長できるように自学自習の方法教える。

*今回教育担当(野口/6月19日〜25日)は、
ゲゲーレン(チンゲルティ区)とサインナイズ(バヤンズルフ区)の2箇所のセンターで、それぞれ3日間の教育活動を行いました。
モンゴルはこの時期すでに学校は休みに入っていて、集まる子どもの数が少なかったのが残念でした。

教育セミナー
6月20日 ゲゲーレン教育活動の中で90分開催
「大学卒業から現在まで、障害児・者と共に」というテーマで話す。

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写真は重度重複の視覚障害児の授業で使った教材を提示しているところ。

教育指導
各センターに来た児童・生徒・特別支援学校卒業生に指導。
どの子どももとても熱心に学習しました。


(2017,8,15 教育担当 野口陽子)
草の根チーム第3回渡航報告(1) [2017年08月14日(Mon)]

第3回渡航報告(1)療育活動
 
*療育担当(諸石/6月19日〜30日)教育担当(野口/6月19日〜25日))の2名で実施してきたことを、2回に渡り報告します。
 
障がい児の保育に取り組むゲゲーレン(チンゲルティ区)とサインナイズ(バヤンズルフ区)の2箇所のセンターで、それぞれ3日間の療育活動(実習生の実習4日間)を行いました。

⑴体操(ゲゲーレン);Aグループ(首の座りやお座りがまだの子ども達)
6種類の体操を親子4組で取り組んでいる様子です。

1_taiso_gegeeren.jpg

・体操が、「首の座りや呼吸を促し、関節が硬くならない予防になる」ことを伝えたり、
・間違ったやり方を修正する機会になりました。

⑵おもちゃを「見る」ことを練習する個別指導(ゲゲーレン)
5月の「スカイプ」で初回相談から、6月の初回評価指導を始めた5歳の脳性麻痺児です。
すでにグループ体操活動に参加し、熱心に家庭でも取り組んで、「頭を起こすようになった」と、嬉しそうな母親の報告を受けました。

2_toy_gegeeren.jpg

・異常反射の影響が強く、今までおもちゃを見る遊びが困難だったことから、「姿勢の工夫」を伝える機会になり、スカイプでは限界があることを、現場指導で可能にする効果を感じました。

⑶腰掛け座りで足で体重を支える個別指導(サインナイズ)
母親は、センターのリーダー役で忙しく、今まで指導時間が不足していて、3回目にようやく十分な機会を持てました。

3_individual_sainnaiz.jpg

・大腿が開くようにストレッチしたり、足底に体重を載せる時間をピーナツバルーンで楽しく親子で取り組めています。

⑷療育者養成セミナー(デモンストレーション)
6月28日 モンゴル・日本センターで2回目のセミナーを6時間/21名の受講者で開催
「姿勢編ガイドブック」の使い方を、デモンストレーションで示しました。

4_seminar_demo1.jpg

No1;首がまだ完全に座っていない4歳の脳性麻痺児の適切な抱き起こし方を母に伝え、

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No2;適切な抱きかたをしたら、首の座りが促されることを母親に伝えているところです。

(2017,8,8  療育担当 PT諸石真理子)

もみの木園からモンゴルの子どもたちへ [2017年07月03日(Mon)]

草の根チームの梅村リーダーが、西東京市内で活動をしている「子どもの広場」というグループの通信に書いた原稿です。もみの木園の尾上園長さんを通じて、子どもたち全員から、原稿とインターネット上の写真掲載許可をいただいて掲載します。「子どもの広場」は元保育士さんが自宅を開放してつくってこられてきた、乳幼児から学童、家族が交流する場です。
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もみの木園からモンゴルの子どもたちへ
                    梅村浄

 モンゴルで障害をもっている子どもたちの家族に、セミナーを開く機会を与えられました。セミナーは3月末にあります。テーマは障害をもっている子どもの保育と決めました。日本での実践を伝えるには、話よりも映像がいい、と既製のDVDを探しましたが、見つかりません。
 「自分で作るしかない」と作成を思い立ったのは、2月始めでした。J君とご家族、もみの木園が頭に浮かびました。もみの木園は横浜市で20年前から青空保育を行っている無認可の幼稚園です。J君はこども診療所にことばの相談に来ていました。いつもご両親と園長先生、時にはお姉さんがついて来ました。
 もみの木園には特別な保育はありません。いろいろな子どもを(障害をもっている子どもも、そうでない子どもも)一緒に育てていこうという気持ちと工夫さえあれば、誰にでもできる保育の形だから、モンゴルでもお手本になれるのではないかと、考えました。長い冬には-30℃になるので、無理ですが。
 古くからの知人が撮影と編集を引受けてくれました。撮影日は2月15日の一日だけです。カメラと三脚を持ち、二人で電車に乗ってゴトゴトと横浜まで行きました。
 J君は、今年、近くの小学校の3年生です。もみの木園に通っていた幼児期は撮ることができません。園長さんと両親のインタビューで当時を振り返り、もみの木園を卒園した小学生が、週1回放課後集まる、もみの木クラブの活動を撮影しました。

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(もみの木園尾上陽子撮影 2017年6月)


<もみの木園の始まり>
 20年前に団地内にあった幼稚園が閉園することになりました。ほとんどの子どもたちは転園しましたが、障害をもっている3人の子どもは行く先が見つかりません。
 7人の子どもとお母さんが集まって、青空保育を始めました。園長は当時その幼稚園に務めていたO先生。今も皆に「ようちゃん」と呼ばれて頼りにされています。場所は横浜市の舞岡公園。
 ここは里山で、アップダウンのある山道を、晴れた日は帽子を被って、雨の日はカッパを着て、お弁当と水筒、着替えを入れたリュックを背負って、子どもたちは歩きました。カリキュラムはありません。道で出会うカラスや、ミミズ、蝉、象の形をした「ぞうのき」、丘に咲いているタンポポと触れ合いながら子どもたちは育ちます。
 目がよく見えない男の子もいました。二年間共に幼稚園で過ごした他の子どもたちは彼の動きをよくわかっていて、手をつないで山を登り下りしました。20年前の記念碑的写真に加えて、もみの木園の子どもたちが、舞岡公園にある田んぼを借りて、田植えをしている様子、木登りをしている沢山の写真を送ってもらいました。

DSCN2249.jpeg

(もみの木園尾上陽子撮影 2014年3月)


<運動会のバンブーダンス>
 1本だけ、4歳の運動会の映像がありました。J君のおじいちゃんが作ったものです。緑の草原を群れなして走る子どもたちの映像にリズム感のある音楽がそえられています。お母さん達と手を取り合ってダンスする姿の後、子どもたちは次々に、数人の小学生が手と脚で身体を支えて作ったトンネルを這いながら抜けて、今度はうつ伏せに寝ている数人の大人の背中を踏み越えて、地面に着地します。「ハイ、ポーズ!」J君は園長さんに手を握って、支えてもらいました。
 そしてこの運動会のハイライトであるバンブーダンス。園長の回想がダンスの映像にかぶります。
「バンブーダンスってありますね。子どもたちは二本の竹の棒を、右、左とまたいで踊ります。4歳の最初の運動会の時、J君は竹をまたぐことができず、ぴょんぴょん棒の間で飛び跳ねるだけでした。次の年は遅いスピードで動かせば、棒をまたげるようになりました。」
「運動会当日、J君の所だけゆっくりした調子でバンブーダンスが始まりました。そのうち、全部のグループがそのペースにあわせて、竹の棒を動かし始めたのです。ほんとうに私たちはビックリしました」
 スクリーンに写っているのは、4歳時の映像ですが、話を聞きながら、観ている者はその場面を、ありありと感じることができました。
 この他にもたくさんの写真がありました。リュックのチャックを開け閉めするのが苦手だったJ君のために、お母さんがチャックにつけた太い紐。手づかみで食べていた当時、食具を使うきっかけとなった皆で作った竹箸など。

<モンゴルでの上映会>
 3月30日にホテルのホールを借り切ってセミナーを行いました。50人余りの家族が集まりました。23分間の日本語の映像を、所々で止めながら、通訳がモンゴル語で内容を伝えました。
 終わってから、あるお祖母さんから発言がありました。
「こんなものを観ても何の役にも立たない」
「孫が少しでもよくなる方法が知りたかった。時間の無駄だ」
 この発言が、最初にあったので驚きましたが、家族の日本から来た専門家への期待を物語っているとも思いました。
 子どもが小さい時には、家族は治す方法を求めます。ウランバートルにある国立母子健康センターでは、脳性麻痺児に対して鍼灸を行う、脊髄腔に定期的に注射をするなどの方法で、治療しています。以前、南ゴビの障害児センターを訪問した時には、アメリカから寄贈された高圧酸素療法で麻痺の改善を目指している話を聞きました。「治らないと分かった時、どうするのですか?」と尋ねた時、親は子どもを「捨てるのです」という答えを聞いたことがあります。医師から「これ以上することはありません」と言われて、近隣の幼稚園も学校も、障害のある子どもたちを受け入れる体制がなければ、家族はなす術がありません。それが「捨てる」の意味だと解釈しました。
 回復が望めないと分かった時、2つの道があります。
 ヨーロッパで学んで来たある医師は個人クリニックを開業して、数年前からリハビリテーションを始めました。子ども自身の機能を伸ばし、車椅子や補装具を使って、日常生活に適応させる方法です。
 もう1つはもみの木園に答えがあります。もみの木園では、できないことがあったら、周りの子どもや大人が寄り添って歩く、リュックに紐をつけるなどの工夫をして、共に活動できる方法を編み出してきました。どの子も自然と関わりながら力を発揮して、半日を共に過ごします。

 J君の場合はどうだったでしょうか?
家庭の延長のようにのびのびと育って来たもみの木園を出て、J君は一年生から六年生まで多勢子どもたちが居る小学校に入学しました。
「これじゃあいけないぞ」
「しゃべらないとわかってもらえない」
と思ったらしいと、お父さん。
 J君は一年前から、横浜市にある療育センターで、土曜日の午後、言語聴覚士の先生とことばの勉強を始めました。これはリハビリテーションの道とも言えます。
 撮影日、学校から帰ってきたJ君は「こんにちは」と、私たちに挨拶し、給食の献立をポツポツとお母さんに答えました。この時期のタイミングよい指導が、J君がことばを話し始める助けになったようです。

もちろん、会場からは辛口のコメントだけでは、ありませんでした。参加者からのアンケートを翻訳したものを見ると、
●プロジェクトに関係ない人にも必要なセミナーでした。
●初めてセミナーに参加して、とても気に入りました。
●障がい児を持ってないお母さんに見せても、すごく反応が変わると思う。障がい児が怖いと思っている一般の人たちの意識も変わると思う。一般の子どもに見せても、障がい児と共に学び暮らすことを経験させることを理解させることができる。
●ビデオの下に訳してサブタイトルを付けて、母親たちに見せたい。
●子どもはそれぞれ特徴がある。私たちは、効果がでるようにすごく急いでいる。それが問題です。例えば、J君の幼稚園の先生がJ君に合わせて対応しているのが、とてもよい。
など、多くの家族は、前向きにとらえてみてくれたことがわかります。

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(ニンジン梅村浄撮影 2017年6月)

<ゲゲーレンとサインナイズへの手紙>
 6月に草の根チームが渡航する時に、もみの木園からの手紙を届けてもらうことにしました。小学生がモンゴル語で書いた挨拶のカードを作成し、他の子たちは絵や折り紙を作成して、園長の挨拶文と共にゲゲーレンとサインナイズに届けてもらいました。
 今、子どもたちはモンゴルからの手紙が返って来るのを心待ちにしています。(2017.6.23)
【7月31日出発】モンゴル交流ツアー [2017年06月05日(Mon)]

第11回ニンジン・モンゴル交流ツアー
――障がい児に車いすを届ける旅――


 ニンジンでは、モンゴルの障がい児療育支援活動をご理解いただきながら、モンゴルの人々と出会い、素晴らしい自然、文化にふれる旅を行っています。
今年は、車いすをモンゴルに運びつつ、モンゴルの大草原をバスで西へ向かい、世界文化遺産となっているハラホリンや、ツェンヘル温泉では露天風呂のあるツーリストキャンプに泊まり、またモンゴルの夏の祭りであるナーダムも見ることができるツアーになっています。
このツアーでは、3日目にバスで長距離を移動しますが、ここ数年の間に道路の整備が進んでいます。未舗装の区間が30kmほどあります。
見どころ満載です。モンゴルの大草原が待っています。ぜひご参加ください。

Kharhorin.jpg


こちらからダウンロードできます。
  募集要項 17tour_boshuyoukou.pdf
  申し込み書 17mousikomisho.pdf
日 程  7月31日(月)〜 8月7日(月)7泊8日
-------------------------
1 日目  7/31
12:30 成田空港に集合 14:40成田空港⇒19:10 ウランバートルにモンゴル航空で移動
専用バスでホテルへ
2 日目 8/1
障がい児保護者の会を訪問。市内観光、モンゴル民族歌舞鑑賞。
3 日目 8/2 
専用バスに車いすを積んで、ハラホリン経由ツェンヘルへ。到着後、モンゴルの温泉で疲れを癒します
4 日目 8/3
ツェツェルレグへ行き、保護者の会アルハンガイ県支部に車いすを届ける。県立博物館、ブルガン山を眺めキャンプに帰る。希望者は乗馬体験ができます。温泉を楽しみます
5 日目 8/4
世界遺産オルホン渓谷に位置するハラホリンへ、エルデネゾー寺院、ハラホリン博物館、亀石、ホショーツァイダム博物館を見て、ブルドのツーリストキャンプへ移動。夕食は、モンゴルの伝統料理ホルホグをお楽しみください
6 日目 8/5
専用車でウランバートルに向かう。午後、ウランバートル郊外にてモンゴルの夏祭り、ナーダムを見学
7 日目 8/6
午前、ウランバートル市内観光、午後、ショッピングにご案内
8日目 8/7
17:55 モンゴル航空で東京に向け出発
13:40 成田空港へ到着。解散

* 現地の都合により、日程は一部変更になる場合もあります。
------------------------

参加費用: 2名1部屋使用、ゲルは4名で1ゲル使用、航空機はエコノミークラス利用
      会員価格 お1人様:¥237,000.− 
      (ニンジンの賛助会費 ¥3,000.-、正会員 \10,000.-)  
     シングル追加料金:¥18,600.- (ウランバートル市内4泊のみ)
募集定員: 10名
申込み期限:6月26日(定員に達し次第締め切りとなります)

希望者が10人を超える場合でも航空券が確保できれば参加は可能ですので、ご相談ください。
ご不明の点はどうぞお問い合わせください。

お問合せ⇒特定非営利活動法人ニンジン Tel/Fax: 03-3553-7056 
Email: info◆ninjin-npo.org  ◆を@に変えて送信してください。

草の根チーム第2回渡航報告A 療育だより [2017年05月22日(Mon)]

療育だより
PT諸石、OT堤

1)家族への療育指導とホームプログラム
去年の9月から半年ぶりに12人を再評価しました。ホームプログラムを熱心に取り組んできた親子は、お子さんの成長に良い変化(例;踵をつけて歩けるようになっている。)が見られています。家庭の事情から、3名退出がありましたが、新たに加わっているお子さんもあり、新しく8名評価しました。

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2)グループ体操と運動遊び
チンゲルティ区はゲゲーレンへ、バヤンズルフ区はサインナイズへ毎週集まって、2チームに分かれて体操や運動遊びのプログラムを楽しみます。
4月からは、第二次チーム編成をして、ゲゲーレンは14名、サインナイズは11名です。

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3)姿勢保持具ワークショップ
緊張で両足が重なって突っ張ったり、食事介助の時、頭が後ろに反りすぎないように、クッションで対応したり、牛乳パック椅子で腰掛けられるように工夫する姿勢保持具です。
保護者が作り方を覚えたら、家庭に取り入れて、子育てがやり易く、お子さんも腰掛けて遊ぶ時間ができる事を目指します。

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4)療育者養成セミナー&家庭医・看護師セミナー;第1回目実施しました。
 療育者養成セミナーは、PT/OT/ST/教師&聴講生と多くの障害児に関係する仕事の職種が対象です。障害児の子育て者(→子育てをする保護者)に専門的な指導ができることを目指しています。また、専門技術の実力をつけるため実習を始め、2箇所の療育センターに3日間で8人の実習生が来ました。
 
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