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【2月26日出発】北タイ焼畑の村スタディツアー [2018年12月31日(Mon)]

北タイの山の村へ行きませんか

北タイ焼畑の村スタディツアー

いまなお照葉樹林の焼畑を営んでいる北タイの山岳民族ラフ族、その中で子どもたちの寮をつくり、研修農場をつくり、自分たちの民族の未来をさがし求めてきたダイエーさん(NGOルデラ/Rural Development of LAHU代表)。そのダイエーさんたちが取り組んでいるRTFプロジェクト(森を復活し、豚を飼い、コーヒーをつくる環境型農業への転換)を訪ねるとともに、村の暮らし、文化にふれるツアーを行います。
BanLawChaw.jpg

(かつてのリーダーの言葉を村人たちは守り、この村の周りだけは森がうっそうとしている。その森の中にコーヒーの木が植えられている。)

RTFプロジェクトも6年をこえ、村にしっかりと定着してきました。コーヒー、梅、アボカドなどの果物と豚とのアグロフォレストリーによる複合経営です。村の暮らしも変化してきています。さらにダイエーさんは、ラオスやミャンマーの農民の研修受け入れを企画しているようです。

期 日:2019年2月26日(火)〜3月5日(火) 7泊8日
参加費:120,000円(ニンジン会員価格)
    (正会員会費は10,000円、賛助会費は3,000円です)
    (航空券、宿泊費、村への移動費、村での食事代を含む)
申込締切:2019年1月18日(但し、募集定員15人になり次第締め切ります)
※締め切り後のお申込みの場合、航空券代の差額が必要となる場合もあります。

募集要項・申込用紙はこちらからダウンロードできます。
1902 北タイツアー要項.pdf

日程〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2/26(火)
7:45成田空港集合 もしくは 08:30羽田空港/集合   
バンコク乗り継ぎで、18:30チェンマイ着
チェンマイ市内ホテル泊

2/27(水)
11:00 宿を出発 昼食後、移動
午後 チェンマイ→ウィアンパパオ 研修農場→
   メタム子ども寮→山の村(ローチョ村)へ
夜 ダイエーさんの話を聞く
村でホームステイ

2/28(木)
村の生活にふれる、
養豚講座、焼き畑の森を歩く
夜 村の人の話を聞いてみよう
村泊

3/1(金)
古着バザーを開催(売上は子ども寮に寄付)
近くの村を訪ねる
夜 参加者がスピーカーとなる勉強会
村泊

3/2(土)
朝食後 山の村から車で移動→子ども寮
    研修農場。研修農場の見学
午後 チェンマイへ移動
チェンマイ市内ホテル泊

3/3(日)
午前 チェンマイでフリータイム
  (象に乗ったり、お寺見学、ショッピングなど、
   古都チェンマイを楽しむ)
14:10 チェンマイ発(DD8313)→15:30バンコク着
ドンムアン空港
バンコク市内ホテル泊

3/4(月)
バンコクでフリータイム
23:15 バンコク発(TG682)羽田空港行き
23:55 バンコク発(TG642)成田空港行き   
機内泊

3/5(火)
6:55 羽田着。 7:40 成田着
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*現地の状況により、プログラムは変更となる場合もありますのでご了承下さい。
*参考資料:『北タイ焼畑の村―天地有情』小松光一著 三一書房 1,890円、他
*事前学習会を2月1日(金)16:00〜(同行講師:小松光一)予定しています。

yamanokodomoryou.jpg

(ローチョ村よりさらに上の中国人村の子ども寮で 2018年3月)
 
申込方法:申込用紙をFAXまたは郵送で下記へお送りください。
お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 〒104-0043東京都中央区湊2-16-25-202 
     Tel/Fax:03-3553-7056  
     Email: info◆ninjin-npo.org (◆を@に変えて送信ください)
         

ウランバートルにダウン症協会がカフェをオープン [2018年12月21日(Fri)]

ウランバートル市にダウン症協会がカフェをオープン

                           梅村浄
ゾリク財団
スフバートル広場の隣に広がっている公園に面してウランバートルホテルが建っている。2018年9月の渡航時、モンゴル大学に留学している若い友人とランチを食べようと、待ち合わせ場所にこのホテル前の公園を選んだのだった。9月中旬というのに雪が降り、公園の道脇に生えている青草の上に薄く積もっている。あんまり寒いので、ウランバートルホテルの玄関のドアを開けて中に入った。正面フロアーの奥に絨毯が敷かれた何段かの階段があり、シャンデリアが暗いロビーを照らしていた。ドアボーイが寄って来て、用事を尋ねられた。人を待っているだけと答えると、出て行けというのでもなく、窓際のテーブルと椅子をすすめてくれた。ウランバートルで一番古いというこのホテルに、いつか泊まって見たい気持ちが湧いて来た。44686797_2325144944179685_5272215524279844864_o.jpg
エンフタイワン通りを挟んで、ホテルの向こう側に外務省の建物が建っている。その並びにゾリクサン(財団)がある。『ホテル・ウランバートル』という題名の1990年に工藤美代子さんが書かれた本を読んだことがある。1990年にモンゴルで社会主義から市場経済に無血移行した一時期を切り取ったこの本は、ゾリクとのインタビューに大部分を費やしている。1990年、体制移行の立役者であったゾリクは、1998年にモンゴル国大統領候補として内定した数日後、自宅で暗殺され、今でも犯人は闇の中にある。ゾリクの妹オユンが跡を継いで政治家となり、政治活動拠点として築いたのがこのゾリクサンである。NPOとして1998年に設立、民主主義の推進、社会活動、青年活動、自治プログラムなどの活動を行っている。
ダウン症の娘を持つ「オユンさん」が娘に医療、療育を受けさせるために日本に来たことがあり、2007年に設立されたモンゴル・ダウン症協会の設立メンバーの一人であることから、ゾリクサンを訪問したのは2010年のことだった。もらったパンフレットに政治の浄化、賄賂の撲滅が、大きい項目としてあげられていたのに驚いた記憶がある。

モンゴルにおけるダウン症児の教育
2010年にモンゴル大学に入学後、モンゴルダウン症協会に連絡をとったところ、日本から派遣されたシニアボランティアのSさんを紹介された。2008年に開講されたばかりの第25番学校にあるダウン症児クラスを訪問した。ウランバートル市内に4校ある知的障害特別支援学校の1つで、1階には肢体不自由児クラス、古い建物の階段を登って廊下を歩いて行くとダウン症児のクラスがあった。教室の後ろの壁には子どもたちのスナップ写真が掲示されており、カラフルな室内装飾は楽しげな雰囲気。10月に赴任したばかりのSさんの授業を見学させてもらった。モンゴルの知的障害児学校では様々な理解度の子どもたちを集めたクラスで普通教育課程と同じように、キリル文字の書写や算数を教えており、それができない子どもには塗り絵を与える教育方法に対して、Sさんは生活習慣を身につける必要性を説き、学習ではゆっくり理解が進んでいく子どもに合わせた内容を教えていた。
モンゴルダウン症協会は公立学校教育とは別個に、自分たちで就学前と学齢期のダウン症児を対象に発達学習センターを始め、有料で子どもたちの教育を行っている。JICAと提携して、2016年6月から2017年5月まで知的障害のある子どもたちのインクルーシブ教育プロジェクトをウランバートル市内の第130番普通学校で行った。発達学習センターに通っている子どもたちが体育、音楽、美術などの時間にパイロット学級で一緒に授業を受けるプログラムだった。
NPOニンジン草の根事業で支援しているサインナイズセンターには、第55番特別支援学校に通学しているダウン症のT君がいる。4校ある知的障害特別支援学校のうち、3校は9年間の教育課程で、卒業後は就職する場がなく在宅になる子がほとんどだが、第55番学校は12年間の教育課程を持ち、卒後職業教育を行っている。2018年10月に見学に行った時には、ホテルを模した部屋で掃除機をかける練習をしているT君に会うことができた。部屋の隅にある大きなダブルベッドはリネン交換練習のためのもの。

ダウン症協会のカフェができたよ
渡航活動の休日に、長年付き合ってきた保育士のKさんと、午後からお茶をしに外に出た。2010年には彼女が働いていた保育園の1室を借りて障害児を指導していたので、毎週土曜日の午後に通っていた。子ども達に話しかけるモンゴル語のフレーズを習ったり、クリスマス会、独立記念日の集いを撮影させてもらったりで、役に立ったとは言い難い。彼女はその後、2011年9月からNGOスジャータシャンドを立ち上げて、ゲル地区に住む在宅障害児の訪問保育を続けている。image1 (2).jpeg
10月初めというのに寒い日続きだったが、この日は暖かく、着込んできたダウンコートの下で汗をかいてしまった。ゾリクサンの敷地内にある路地を入って行くと、奥まった場所に平屋づくりのカフェの建物がある。赤い屋根に黄土色の壁は、中庭に置かれた緑と赤に塗り分けられた大きな滑り台と釣り合ってメルヘンチックな雰囲気を醸し出している。日本企業の資金援助でこの建物を立て、ダウン症の青年たちが働き始めたところだ。カウンター席に座ったら、T君も赤いエプロンをしめて、慣れない手つきでコーヒーと焼きサンドを運んで来てくれた。キッチンとレジはお母さんたちが取り仕切っている。壁に貼ってあるメニューを見て注文するのだが、Kさんは「メニューに番号をつけて、番号をキッチンに伝えたら、誰でもできるよ」とアドバイスをしていた。彼女はここ数年、ダウン症発達学習センターで幼児保育をしており、メンバーの信頼が厚い。
カウンターの奥は大木を輪切りにしたテーブルを囲むベンチ席で、壁にはフクロウの額や観葉植物がかかっており、濃い緑から淡い緑まで様々な色合いのハート形の葉が群がっている樹が描かれたダウン症協会のパネルが置いてある。image2.jpeg
知的障害を持つ若者達が働き始めた場所として、モンゴルのテレビにも報道され、ダウン症協会メンバーの集いの場所としても活用されている。ダウン症カフェは「オユンさん」とゾリクサンの後押しもあり、青年達を社会にデビューさせる役割を果たし始めている。NPOニンジンが支援しているもう一つの障害児センター、ゲゲーレンセンターでお母さん達が手作りしている石鹸をカフェで販売してもらえないかと、ただ今交渉中である。
(2018.12.17)





通常総会が終わりました [2018年12月10日(Mon)]

活動報告会と通常総会を開催しました。

ニンジンの会計年度は、10月1日から翌年の9月30日です。
11月24日に第15期の通常総会を開催しました。
当日は、20人が集まり、モンゴルでの草の根事業と9月に現地で活動された小川勝彦医師の活動報告会をまず行い、そのあと総会になりました。

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草の根事業について報告する梅村リーダー、このあと諸石PTからも報告されました。

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今回、18人のお子さんを診た報告をされる小川勝彦先生。モンゴルの厳しい医療事情が伝わってきます。小川先生ご夫妻は滋賀県からおいでくださいました。報告資料をご希望の方は事務局までお知らせください。

総会で承認された第14期の事業報告、決算書類はこちらからダウンロードしてご覧ください。
第14期(17‐18)事業報告&活動計算書.pdf

第15期の事業計画および予算はこちらからダウンロードしてご覧ください。
第15期事業計画&予算書.pdf

この他、定款の一部変更を決議して終了しました。
今年度もよろしくお願い致します。








【12月21日】モンゴル、ホーミーのコンサート [2018年12月05日(Wed)]

いつもニンジンの「モンゴルの風」コンサートでおなじみの
あのホーミーの名手、ボルドエルデネさんのリサイタルを聴きにいきませんか。
ニンジン事務局にご連絡いただければ、一緒にチケットを取っておきます。

以下、ボルドエルデネさんから、

「こんにちは
皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
12月21日に「モンゴルホーミー」私のリサイタルコンサートをする事になりました。
ホーミーのあらゆる種類、技で皆さんを楽しませます。
コンサートに一緒に参加する方々:私のお母さん「モンゴル国功労芸術家SH.ダワーフー」そしてイフタタラガ音楽グループ、民謡歌手サランチメグ Saranchimeg Chultemjamts、馬頭琴奏者ウルグン Urgun Zugachin、ダンサー:ナランゲレル Brain Naagii、ブルマ Buram Flower、ブジン Bujin Zorigtbaatar、ジャブハー Javkhaa Lastinka、と言った方々が参加されます。

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活動報告会開きます [2018年11月20日(Tue)]

JICA草の根技術協力事業報告
モンゴル「障害児療育•教育支援および療育関係者育成事業」
 プロジェクト実施期間:2016年9月〜2019年8月 
小川勝彦医師モンゴル活動報告
訪問期間:2018年9月15日〜22日

ニンジンでは、モンゴル障がい児保護者の会をカウンターパートに、モンゴルの子どもたちにも療育の機会ができることをめざしてモンゴル療育支援事業を行っています。現在、【JICA草の根技術協力事業】の3年目に入ったところです。
そこで、これまで2年余りの取り組みの中で、何ができてきたのか、実際はどうなのか見えてきたことを皆様にお伝えし、残りの1年をより有意義なものにしたく、活動報告をさせていただきます。
また、9月にご夫妻でモンゴルを訪問し、障害児保護者の会を通じ重度のお子さんの診察相談を行われた小川勝彦医師(びわこ学園医療福祉センター野洲 顧問)からもその活動についてご報告をいただきます。大津市よりおいでくださいます。
直接報告を聞く機会はめったにありませんので、ぜひご参加ください。
報告会終了後は、ニンジンの総会、懇親会が続いてあります。こちらへもご参加いただければ幸いです。
PT.png

日時: 2018年11月24日(土)  13:30〜15:00 

13:30 草の根事業活動報告
    (梅村リーダーおよび草の根チーム専門家より)   
14:30 小川先生の活動報告

会場: 中央区女性センター「ブーケ21」研修室2 
    メトロ八丁堀A2出口徒歩3分
   参加費: 無料

15:10 総会 〜16:45  
活動報告会の後、二ンジンの通常総会があります。よろしければご参加ください。オブザーバー歓迎です。

お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 
     Tel/Fax:03-3553-7056
      Email:info◆ninjin-npo.org (◆を@に変えてお送りください)
第7次渡航無事終了 [2018年10月13日(Sat)]

第7次渡航 お疲れさまでした

第7次渡航は、10月1日から15日、
明日15日に帰国です。
今回渡航したのは、梅村リーダー、諸石PT、野口先生、そして新メンバーの松本直子さんの4人。
詳細の報告は、帰国後にメンバーの皆さんからされることになります。
今回は、開催したセミナーなども大勢集まり、反響があるようです。渡航中、モンゴルで作っているNINJIN KUSANONEのFacebookから、皆さんの様子が伝わってきます。
でも、非公開の障害のあるお子さんの画像がたくさん載っているページなので、限られたメンバーしか見られません。残念なので、その中で問題のない数点の画像を紹介します。(事務局より)

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親の会セミナー


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日本人の専門家の話に聞き入っています。お子さん連れの方も。


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保育、障害児保育を専門とする松本直子さんは、この春まで親の会本部でJJICAボランティアとして活動していましたので、モンゴル語もOKです。

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昨年の招聘プログラムで来日したゲゲーレンセンターのアズザヤさん、保育活動のあいまには、子どもの先生をしています。この日は、松本さんと一緒に教材づくりをしました。

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皆さん、お疲れさまでした。この笑顔を見たら、今回のミッション成功がわかりますね。
左から、野口さん、諸石さん、チメゲーさん(現地コーディネーター&通訳)、梅村リーダー、アルタントゥルフールさん(サインナイズセンター責任者)、ウヤンガーさん(ゲゲーレンセンター責任者)、松本さん。
取り組みの紹介 [2018年09月17日(Mon)]

 JICA東京からのお知らせで、9月29日、30日にお台場センタープロムナードで開催される
グローバルフェスタで配れるように、草の根事業紹介リーフレットをつくりましたので、PDFのファイルをご覧下さい。
 グローバルフェスタについては、
    URL:http://gfjapan2018.jp/outline.html
 JICAのテントに行ったら、ニンジンのリーフレットを手に取ってみてください。

ニンジン草の根技術協力事業紹介リーフレットはこちらから、ダウンロードできます。
20180918ニンジン草の根事業紹介リーフレット.pdf
国立第10幼稚園とゲゲーレンセンター               [2018年06月21日(Thu)]

国立第10幼稚園とゲゲーレンセンター
                梅村浄

<国立第10幼稚園>
この3月にウランバートルに行った時、国立第10幼稚園に行きました。正式の名前は国立第10幼稚園・治療保育園と言いますが、長いので、私たちは第10幼稚園と呼んでいます。モンゴル国で唯一の国立障害児療育センターです。古い建物に、毎日、通園バスで1歳から7歳までの未就学児123人が通って来ます。ほとんどはウランバートル市内からで、遠方から来る子は10人もおりません。このうち100人以上が脳性麻痺にてんかん等の合併症を伴った子どもたちです。身の回りの世話をして、保育指導する先生、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、調理師、バスの運転士、守衛を加えると60人あまりのスタッフが、朝から夕方まで、子どもの保育をしています。
外気は-10℃だというのに、顔見知りのマネジャーMuさんは大柄な体に黄緑色の半袖カッターシャツ姿で迎えてくれました。園長室で園長も一緒に話しました。建物は古いけれど、暖房もあり、便座が壊れた水洗トイレでも、ちゃんと水が流せます。若者からベテランまで、多くのスタッフに恵まれて、育っている子ども達を、ちょっと、羨ましく感じました。
運動障害がある子どもたちの7割は普通食を食べています。麻痺が重い3割の子ども達は、うまく噛んで飲み込めません。メニューを工夫し、食べやすいように流動食、きざみ食を用意して、一口づつ、スプーンで食べさせます。毎月の体重測定結果を見せてもらいました。子ども達は通園を始めて3ヶ月後に皆、1kgから2kg太っていました。
私達も朝のお茶と昼食を園長室でご馳走になりました。朝はカーシ(セモリナ粉を煮て、牛乳、油と砂糖を加えた流動食)と果物と紅茶、昼は肉入り野菜スープに、ボーズ(小麦粉の皮に羊肉ミンチを包んだ蒸し饅頭)とパンを食べました。うーむ、これでは体重は増える一方でしょう。私達も危ない、危ない。
 ニンジンチームの理学療法士Moさんと第10幼稚園で2日間の診察、運動指導と、食事指導をしました。首が座っていない子に上を向いたまま、食べ物を流し込むと、むせて、気道に食べ物が入りこみ、肺炎になりやすいのです。座った姿勢を保って、唇を閉じて、ごっくんと飲み込ませる練習が必要です。お茶でも、食べ物でも、とろみをつけてあげると飲み込み易くなります。

<赤ちゃんのうちからリハビリ開始> 
 脳性麻痺の赤ちゃんの診察を頼まれました。生後7ヶ月の男の子は、まだ小さいので通園はしていません。お母さんとおばあちゃんが付き添って来ました。帽子を被り、大きなおくるみにしっかり包まれて、おばあちゃんの腕に抱きかかえられています。
広いリハビリ室は、理学療法士のMoさんが指導している親子と見学者があふれて、ゆっくり話ができません。個室に移動、通訳を介して診察を始めると、泣き出しました。第10幼稚園で担当している理学療法士が立ち会いました。
このお子さん以外にも、2人の子を診察して分かったことがありました。
1歳の子は毎週、ウランバートルにある健康医科大学のリハビリ外来に通って指導を受け、毎日、お母さんとお祖母さんが家で、指導されたメニューを実践しているとのことでした。モンゴルに行く前に、こども診療所で診察したウランバートル在住のお子さんは、日本で1歳過ぎに大学病院を受診して、脳性麻痺の診断を受け、定期的なリハビリを家庭で実践していました。
2015年秋までは、モンゴルの理学療法士は数が少なく、ほとんど大人を指導している状態でしたが、その後、対象を乳幼児期の子どもに広げ始めていることが、今回の診察から実感できました。
モンゴル政府は障害児の早期発見、早期療育を政策に取り上げて、積極的に進めています。JICAの特別支援教育事業(START)は試験的にウランバートル市内の一つの区で、定期的に乳幼児健康診断を行なって来ました。健康診断で見つけた障害の疑いがある子どもを集めて、月1回の親子教室を開いているのも、その政策を実現するための援助の一環でしょう。

<牛乳パック集めの旅>
子ども達の診察と指導が終わって帰る前に、マネジャーからぜひみせたいものがあるからと引き止められました。昨年11月、NPOニンジンは草の根事業がリハビリ、教育指導を行なっている2つのセンター(ゲゲーレンとサインナイズ)からサブリーダー候補を1人づつ、第10幼稚園のマネジャーであるMuさん、障害児親の会本部のマネジャー、地方の親の会のリーダーと計5人のモンゴル人を招いて、日本の障害児療育センターの見学、実習を行いました。
Muさんは東京にあるいくつかの障害児センターで、牛乳パックを使ったたくさんの障害児用の椅子を見かけました。帰国後、彼女が音頭を取って、第10幼稚園では大々的な牛乳パック集めが始まりました。通園児の両親、守衛さん、大きなレストラン、他の幼稚園、外国(ニンジンの私達が集めて持ち帰ってもらったもの)から運んだ牛乳パックを、第10幼稚園に集めました。まず、作る作品毎にチームを作り、必要な牛乳パックを集めて、1ヶ月間で作成しました。お互いに競争するあまり、完成を目指して夜遅くまで残業していたため、家族からのブーイングがあったと聞きました。色とりどりの椅子やベンチ、おまる、机、昇り降りの訓練をする階段を順番に見せてくれました。
素晴らしい!

IMG_2267.JPG

(2018.3.1Muさんとスタッフと牛乳パック椅子とテーブル 第10幼稚園で撮影)


昨年、12月に5人のモンゴル人招聘団が帰る時に、日本で集めた牛乳パック入りバッグをお土産にしようとした時は、荷物が増えるからと嫌がられました。自分たちで集めて、作製し活用できているんですね。Muさんが私達に見せようとウズウズしていたことが分かりました。日本で集めて、まだ手元にある250組の牛乳パックは、コンテナーに積んで船に載せ、中国からウランバートルまで列車で送ることが決まっています。モンゴル人の運送会社を紹介され、無料で送ってもらいます。ゲゲーレン、サインナイズ、2つのセンターでも新しい姿勢保持椅子ができ上がるのを待ちましょう。

<ゲゲーレンとサインナイズに理学療法士の派遣を>
私たちが支援している障害児センターの一つ、ゲゲーレンセンターの入り口に3枚の看板がかかっています。2016年9月にウランバートル市チンゲルティ区にある家庭病院の建物を借りて、壁にペンキを塗り、玄関にスロープをつけ、自分たちで内装工事をしました。費用を支弁したアメリカとヨーロッパのNGO団体、それに日本の食品会社の名前が記されています。訪問する度に、壁の青色と屋根の緑色に映えている3枚の看板をチラと見て、子ども達を支える人々のことを考えます。

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(2018.2.28 ゲゲーレンの看板 )


ちょうどこの移転に前後して、草の根事業が始まりました。それ以来、1年半、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんが力を合わせて、子どもたちを育てて来ました。当初、来ていた子どもの内、3人がグループから抜け、新しい子どもがそこに加わりました。抜けた一番多い理由は「お母さんが仕事に出て、連れて来れなくなった」というものです。私たちの通訳である看護師は、ゲルを訪問して保育をしていた経験があり、重度障害の子どもであっても、鍵をかけたゲルに置いて、仕事に出かけなければならない現実を聞かせてくれました。家庭でお母さんが、リハビリや教育ができるのは、お父さんや、その他の家族の経済力に支えられているからですね。
ゲゲーレンセンターは、全くのボランティアで活動しているリーダーの力に支えられるところが大です。
「お給料がもらえたら、かかりっきりで運営ができるんだけど」
とのつぶやきを聞かされました。給食の費用は一時期、ワールドビジョンから食材が寄付されていましたが、今は途絶えています。
区の第16ホロー家庭病院の敷地内にあります。水道はなく自分の車を動かして、水の供給所から大きなボトルに汲んできます。夏は外に出て、近所の公的施設のトイレを借りたり、隣にある家庭病院のトイレを借りることもできますが、冬の間、センター内にある形ばかりの水洗トイレを流す水にも事欠く状態です。
また、私達が渡航して指導できるのは、年に3回ですから、その間、リハビリを指導する理学療法士がいません。第10幼稚園のように、朝から夕方まで預かって保育、療育してくれる場所には、ほど遠い場所です。
それでも。。。
訪問した時に迎えてくれたある女の子は、一回り背丈が伸びて、肉付きもよくなり、以前は動き回っていたのでおばあちゃんが後ろから抑えていたのですが、今度会ったら、すっかり落ち着いて、机の前に座り、鉛筆を持ってなにやら紙に描いている姿を見て、本当に驚きました。
「ゲゲーレンがあるから、この子はこんなに成長したんですよ。本当に感謝しています」というおばあちゃんのことばに、うなずく私達です。

<労働社会保障省の事務次官との面談>
第10幼稚園には「せめて月に1回でもいいから、理学療法士を派遣して下さい」とお願いしているのですが、ウンとは言ってもらえませんでした。草の根事業のもう一つのカウンターパートである国立リハビリテーションセンターに申し入れをしましたが、「自分たちの理学療法士は産休に入って、子どものリハビリ担当者がいない。誰か居ませんか?」と返って来ることばは同じでした。
やむにやまれぬ気持ちで、知り合いのモンゴル人にメールを送りまくりました。ようやく学び続けたモンゴル語力を発揮する時が来たようです。あるルートをたぐって、4月の渡航時に労働社会保障省の事務次官との面談を実現することができました。大臣、副大臣の次に力を持っている方です。
草の根メンバーと通訳、2つのセンターのリーダーとモンゴル障害児親の会本部の代表と一緒に労働社会保障省に出かけて行きました。まだ30代の若い事務次官は、関係者の間では理論家で誠実な人柄という評判でした。

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(2018.4.24 事務次官との面談 労働社会保障省で撮影)

私たちの話を聞き
「モンゴルの子ども達のために力を尽くしていただいて、本当に感謝して居ます。モンゴル政府としてできるところから手をつけて行きましょう。来週中には関係する部署のスタッフを集めて、3人のモンゴル人リーダーと話をしたいと思います」
との返事をもらいました。
しかし「来週」とは随分長い時間のようです。1ヶ月経った今日まで、まだ、物事は進展して居りません。次はどんなアクションをすればいいのか、日本で策を練りつつ過ごしている今日この頃です。
もう一つのサインナイズセンター について、次の機会にお伝えすることにします。(2018.5.24)
【7月27日発】モンゴル交流ツアー [2018年05月11日(Fri)]

第12回モンゴル交流ツアー
……障がい児に車いすを届ける旅……

2018年7月27日(金)〜8月1日(水) 
(7/26前泊付き)

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 ニンジンでは、モンゴルの障がい児への支援を行っています。この夏も、ニンジンの活動の一端を担い、あわせてモンゴルの自然と文化にふれる旅を企画しました。モンゴル航空のご協力をいただいて車いすを運び、モンゴル障がい児保護者の会に届けます。ウランバートルからバスで大草原を西北へ向かい、保護者の会のダルハンオール県支部にも車いすを届けます。ここは昨年、障がい児保育の研修で来日したアルタンチメグさんが代表をしています。ここで子どもたちと交流します。その後、大草原のツーリストキャンプでゲルに泊まり、遊牧民の暮らしにふれます。
 今回は、初めて富士山静岡空港からのチャーター便に乗って行きます。例年よりちょっとだけ短く参加費も抑えることができました。ぜひ一度モンゴルへ行ってみませんか。

募集要項はこちらから2018MongolTour.pdf
申込用紙はこちらから2018TourMoushikomisho.pdf

<日 程>
7/26(木)
静岡のホテルに前泊。
7/27(金)
08:15 モンゴル航空チャーター便でウランバートルへ、
13:00 到着後、ガイドの出迎えを受け、市内観光(ガンダン寺)へ
ホテルチェックイン 
7/28(土)
午前:ザイサン丘見学、障がい児保護者の会訪問
午後:市内観光(スフバートル広場・歴史博物館・ボグドハーン宮殿博物館など)
夕刻:モンゴル民族舞踊鑑賞
7/29(日)
午前:ダルハンへ移動 (200q、2.5時間)
保護者の会ダルハン支部を訪問して交流
午後:16:00アマルバヤスガラント寺院へ移動
バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ泊
7/30(月)
午前:遊牧民宅訪問、アマルバヤスガラント寺院散策等
午後:乗馬体験(オプション)
バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ泊
7/31(火)
午前:ウランバートルへ移動
午後:ゴビカシミア、ノミンデパートや食品市場などてショッピング
8/1(水)
10:45ウランバートル発(モンゴル航空チャーター便)
15:55富士山空港到着後、現地で解散

参加費用:2名1部屋使用、ゲルは4名で1ゲル使用。 航空機はエコノミークラス利用 
     会員価格 お1人様:¥188,000.-  シングル追加料金:¥15,000.- (ウランバートル市内3泊のみ)
(ニンジンの賛助会費 ¥3,000.-、 正会員会費 \10,000.-) 
募集定員:15名様
申込み期限:6月16日(定員に達し次第締め切り)
宿泊予定ホテル:フラワーホテル3泊。 バルーンブレン近郊のツーリストキャンプ(ゲル)2泊。
参加費用に含まれるもの:航空運賃(諸費用含む)、宿泊、送迎、観光、食事(全て)、モンゴル民族舞踊鑑賞、日本語ガイド、富士山空港周辺での前泊代1泊
参加費用に含まれないもの:日本国内の移動手段、飲物、電話、土産物代等個人的性質の費用。
手配旅行社:株式会社エムジェイツアーズ
※添乗員はつきませんが、ニンジンのスタッフ(日本人)が同行し、現地では日本語ガイドがお世話します。
お問合せ:特定非営利活動法人ニンジン 
Tel/Fax: 03-3553-7056、090-1255-7396 
Email: info◆ninjin-npo.org  ◆を@に変えてお送りください。
【6月9日】「モンゴルの風」コンサート [2018年05月02日(Wed)]

モンゴルの障がい児を支援するための
チャリティコンサート


『モンゴルの風』


 15回目の開催となる今年は、6月9日(土)の夜に開催します。
 このコンサートは、モンゴルの伝統音楽演奏家のご協力をいただいて、まだ車いすの入手も難しいモンゴルの障がい児に身体に合った車いすを送り、医師、理学療法士などの専門家を派遣してモンゴルの障がい児を支援するために開催するものです。会場では、ニンジンのモンゴルでの活動のご報告をします。ご来場いただくことが支援になります。ぜひお誘いあわせの上、素晴らしい演奏をお楽しみいただくとともに、ニンジンの活動にもご理解をいただければ幸いです。

2018concert.jpg


 演奏するのは、昨年大変好評を博したモンゴルの民族楽器を演奏する「イフタタラガ」です。馬頭琴とホーミーの男性3人に加え、女性のモンゴル琴とヨーチン(楊琴)の奏者の5人編成です。最高の馬頭琴に二人のホ−ミーの音色、そこに琴とヨーチンの繊細で豊かな音が広がります。

◆「イフタタラガ」…ホーミーと馬頭琴、モンゴル琴、ヨーチンの一流奏者が組んだユニット
 ・A. バトエルデネ…馬頭琴
 ・B. ボルドエルデネ…ホーミー&馬頭琴
 ・A. ドルギオン…馬頭琴&ホーミー
 ・Ch.ミャグマルスレン…モンゴル琴
 ・D. ネルグイ…ヨーチン

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ぜひモンゴルの草原を吹き渡る、さわやかな風を感じにご来場ください。

開催日:2018年6月9日(土)
時 間:19:00開演(18:30開場) 20:50終演
会 場:ルーテル市ヶ谷センター(市ヶ谷駅より徒歩) 新宿区市谷砂土原町1-1 
主 催:特定非営利活動法人ニンジン
後 援:駐日モンゴル国大使館
定 員:200席
料 金:前売券2,500円、当日券3,000円   前売予約可

チラシはこちらからダウンロードできます⇒20180609concert.pdf

◆チケット購入方法◆
FaxまたはEメールにて、お名前、ご連絡先、必要枚数、チケット受取方法をお知らせ下さい。

《チケット受取方法》
@郵便振替にて送金の後、郵送で受け取る。
A当日受付で支払い受け取る。

《振込先》 
郵便振替  口座番号 00130-9-778399 
      加入者名 特定非営利活動法人ニンジン

ゆうちょ銀行 
店番019 店名 ○一九店  
口座番号 当座 0778399
     加入者名 トクテイヒエイリカツドウホウジンニンジン

《申込み先》 FAX:03-3553-7056  
       Eメール:info◆ninjin-npo.org
(◆を@に変えて送信してください。)
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