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ラテン日系留学生

私たちは中南米で生まれ育った日系人です。
現在、日本財団から奨学金をいただき、それぞれの夢の実現のために日本で猛勉強中です。
「中南米日系人から見た日本」をテーマに、28人のラテン日系留学生が毎週記事を掲載します。乞うご期待!


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日本の四季 [2006年11月29日(水)]
昨年の1年間は留学1年目だったことと、特にどこかへ出かけることもなく過ごしていたせいか、日本の季節をウインドウのマネキンの服が変わることで感じていた。

「日本の写真が見たい」
と両親に言われたこともあって、今年は少しずつ出るようにしたら、沢山の美しさに出会った。

春は桜。桜が散ったら新緑。夏のアジサイ、花火。秋の金木犀、どんぐり、紅葉。

パラグアイには紅葉がないので、特に私は大好きで、見るたびに感動させられる。これが嫌いな人なんていないんじゃないかと思う。

ただ、個人的には旅行が苦手なので、飽くまで近場。少しずつ遠出にも挑戦中だけれど、なかなか劇的に克服することは難しいので、自分の目線で楽しみたいなぁと思ったり。

季節感といえば、そろそろクリスマスシーズン。パラグアイのクリスマスは夏なので、冬のクリスマスは本当にサンタさんが来てくれそうでなんだか楽しい。


コンサートでの異文化体験 [2006年11月27日(月)]
11月6日にコロンビアの歌手の「JUANES」(フアネス)が名古屋市にやってきました。私はその夜、夫と一緒にJUANESのコンサートに行きました。JUANESは中南米でとても人気があり、その名古屋でのコンサートにはたくさんのコロンビア人、ブラジル人、ペルー人などがいました。私は日本でほかのコンサートに行ったことがありますが、このコンサートはほかの日本で見たコンサートと全然違いました。
全席自由席の立ち見でしたが、4つの区分に分かれていて、夫と私はステージに近い区分をとることができました。しかし、私たちがいた区分に人がどんどん入ってきて、私の後ろにいたブラジル人の女の子たちから前に押されて、人の間に挟まれ、とても嫌な感じがしました。しかし、彼女たちはほかの友達をポルトガル語で呼んで「みんな入って、入って、まだ人が入れるから」とさらに多くの人が入るようにしました。そのため、私は少し後ろに移りました。「日本のコンサートで、こんなに押されたことは初めてだ」 と夫に言ったら、彼は「でもペルーのコンサートはこういう感じだね」と彼が答えました。たしかにペルーのことを考えたら、そういう感じだと思い出しました。ペルーではコンサートだけじゃなく、市場や混んでいるところでは人に押されることは普通です
そして、そのコンサートでは女の子たちが男の友達の肩にかつがれたり、騒いだり、ステージに下着を投げたりしていました
コンサートが終わったとき、私は「このコンサートにいた日本人は中南米の人に対してどういう印象を受けたのかな」と思いました。私はペルー人なのに、同じ中南米の人たちがすることにちょっとショックを受けました。こういうコンサートを初めて体験した日本人はどう思ったのでしょうか。ちょっと異文化ショックを受けたり、面白い体験として楽しんだりしたのかと思います。

Patricia Nakamura
ペルー
三期生
おさかな天国 [2006年11月24日(金)]


サンマ・ホタテ・ニシン・キス・エビ・タコ
マグロ・イクラ・アナゴ シマアジ
さかなさかなさかな 魚を食べると
あたまあたまあたま 頭が良くなる
さかなさかなさかな 魚を食べると
からだからだからだ 体にいいのさ
さあさあ みんなで 魚を食べよう
ホッケ・アサリ・カツオ・カニ・カキ・タラ
タラコ・ウナギ・ハマチ・シメサバ
さかなさかなさかな 魚を食べると
あたまあたまあたま 頭が良くなる
さかなさかなさかな 魚を食べると
からだからだからだ 体にいいのさ
さあさあ みんなで 魚を食べよう
魚は僕らを 待っている(オゥ!)


皆さん、脳を鍛えるように旬の魚でも食べて、
勉強の方を頑張りましょうね。



東京海洋大学
ハマグチ・パトリシア・ユカ
一期生・ブラジル
郵便局 [2006年11月22日(水)]
初めて日本に来たとき、日本のある習慣を面白く思いました。それはお正月に、その年にお世話になった人や大切な人たちに年賀状を送ることでした。この習慣を知ったとき頭にある計算が思い浮かべました。日本の人口は約1億2千万人で、仮に一人20枚年賀状を送るとすると、何と24億枚にもなります。この大量の年賀状をたった1日で北海道から沖縄まで送り届けるのは本当に凄いことだと思いました。

それから、多くの日本人は郵便局に信用をおき、大切なお金を郵便貯金していると聞いたときには驚きました。現在のペルーの郵便局は効率悪く、信頼性も低いため、ありえないことです。

ペルーのインカ帝国時代では状況が全く違っていました。当時、地方政府は中央政府と「Quipu(キプ)」と呼ばれていたものを用いて、情報交換をしていました。キプは幾つかの紐が垂れ下がって出来ており、色と結び目を入れて、情報伝達をしていました。



キプの扱い方をしていたの人たちは「quipucamayoc(キプカマジョック)」と呼ばれ、キプを使って地方全体の経済状況などを中央政府に伝えることが出来ました。当時、インカ帝国に馬がなかったため、「Chasqui(チャスキ)」と呼ばれていた使者たちがリレー形式で何百キロの距離を走って届けていました。今ではチャスキたちが使っていた道を「インカロード」と呼ばれています。



現在では「信頼性と速さ」を要求される郵便物の届けに関しては、日本の右に出る郵便局はないと思っています。

後ちょっとで12月に入りますので、僕も日本の習慣を見習って、年賀状を書く準備をしようと思っています。


Kishimoto Gustavo
ペルー
3期生
生きてる! [2006年11月20日(月)]
今日の話は大分前に起こった事です。

私の住んでいる所から大学までは長い道があります。毎日同じ道を通っていたのにいつも急いで歩いているので回りの景色にあまり注目していませんでした。

ある日曜日、空が晴れて気持ち良さそうだったので、せっかくのチャンスを逃さないように散歩に出かけました。



道に足を踏み入れたとたん、空を見上げると高い木の上をカラフルな蝶が数多く飛んでいた。そして、じっと周りの植物をのぞいてみると色んな小さな生き物を見つけました。実は私は、子供時代も良くこうしていました。だからなのか自然の素晴らしさや、自然には人間を精神的にリフレッシュする影響があることも認めています。

残念ながら、現在、我々人間のライフスタイルは環境汚染を起こしてばかりです。そんな中、ある研究では、すべての害を受けながらも自然は又道を開いて打ち勝つと言われています。

ある日こんな仮説を確かめる機会がきました。朝早く、突然の音に起こされてしまったのです。なんと、あの道の大掃除がされていたのです。大掃除の後、道の周りの植木は不自然な形になっており、野生の植物もほとんど引き抜かれてしまっていました。確かにさっぱりしたけれど、心が痛みました。散歩のときに見た生き物は姿を消していました。



ところが嬉しい事に、その日から二週間後のいつもの散歩の時、少しばかり残っていた野生植物の花が咲いていました。そして、大好きな蝶が飛んでいました。

とても感動し、自然の気高さ、たくましさをますます尊敬するようになりました。そこで疑問が一つ浮かびました。人類が地球に与えている色々な害を、私達の無礼な態度を、いつまで自然は許してくれるのでしょうか?。。。
日本の満員電車 [2006年11月17日(金)]

東京に来て2年近く経ち、生活にも殆ど慣れましたが、唯一未だに慣れないのが「満員電車」です。地下鉄が止まると、必ずため息が漏れます。。。どこを見ても「人、人、人」、人の海となっていて、顔は入ったドアの方向を向いたまま、誰もが一言も喋らず、まったく同じタイミングで電車に揺られていきます。みんな、目を半開きにして、寝ているのか、起きているのか分かりません、人間抜け殻の様な感じです。



朝、地下鉄に乗ると、既に満員になっているから、ドアと人の海に挟まれます。これが凄くイヤで、カーブが来ると、人の波に押しつぶされます。「つり革を使えよ!少しでも自分で体を支えろよ!!」と心の中が悲鳴を上げます。カーブが過ぎても、体制を立て直そうとしない人が多いからイライラしてしまいます。息が苦しくなるから、ドアを思い切り押して、後ろの人が体制を整えるように頑張るが、次のカーブが来て、また押しつぶされます。。。目的地に着くまでこの繰り返しです。

駅に止まると、人の海がまたホームにいて「ギャー!!!これ以上入らないよ!」と思っても、駅員が後ろからぐいぐいと押して、限界をはるかに超えて客が入ってきます。「家畜がトラックに乗せられるときでも、こんなに詰めないよ。こんなに詰めたらストレスで死んじゃうんだろうな」と大学時代のことを思い出しながら「日本の満員電車はイヤだ〜」と思ってしまいます。



これから何年経っても、日本の満員電車だけには慣れることがないと思います。

Kitsutani Hernan
ペルー
1期生
お祖母ちゃんとの再会 [2006年11月15日(水)]
先週、コロンビアから来ていた両親の訪問を利用して、久しぶりにお祖母ちゃんに会いに行きました。彼女は現在、介護老人医療施設で、数年前から車椅子生活を送っています。歩くことが出来なくなっても、お祖母ちゃんは日常生活を何事もなかったように送っています。孫の私が言うのはなんですが、お祖母ちゃんは92歳になったにもかかわらず驚くほどの記憶力と冴えを保ち続けています

お祖母ちゃんは日本語しか話せないため、今まで会っても殆ど会話をすることが出来ず、ただただ微笑みを浮かべることが出来ませんでした。でも、今はある程度、自分の言いたいことが言える様になったので、今回、会話を通じて、二人の距離が近づいた様に感じました。

お祖母ちゃんが自分の手作りのものをたくさんくれました。見事にどこに何があるのかを覚えていて、セラミック、編み物、コイン入れなどが次から次へと出てきました。それから、施設が頻繁に行うお散歩や日帰り旅行の写真を見せてくれました。細かく整理されたアルバムを見ながら、行った場所や仲良くなった人の話で、久しぶりの家族再開に花が咲きました。

今回、自分の先祖の母国語、文化を習う大切さを身近に感じました。今まで離れていた家族の絆が「日本語」のお陰で戻った様に感じました。言葉のお陰で、冷たかった壁が打ち砕かれた感じです。私はお祖父ちゃんに、残念ながら会う機会がありませんでしたが、お祖母ちゃんからいろいろな話を聞いて、お祖父ちゃんも身近な存在になりました。

祖母との再会は忘れられない思い出となりました。感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

「人生はあっという間に過ぎていくから、ひと時ひと時を無駄にすることなく、常に自分の出来ることをやる」というお祖母ちゃんのメッセージが今でも心に残っています。




お祖母ちゃんの手作りの花瓶です。



朱山カレン
コロンビア
1期生
ラブレターがない! [2006年11月13日(月)]



先日、友達や親戚に「ありがとう」のグリーティングカードを買いに行きました。ついでに彼女にもグリーティングカードを買おうと思ったところ、いくら探しても「恋人用」のコーナーがない!

「ありがとう」、「結婚式」、「ごめんなさい」、「季節物」のコーナーがあるのに肝心の「恋人」や「Love」のコーナーがないのです。
ちょっと気になって、近くにあったもう一つの文房具屋にも行ったのですがやっぱりそれっぽいものがなかった。(−。−;)
かわいいワンちゃんが二匹じゃれあってるポストカードはあったものの、もっとれっきとしたものがなかった。

これには負けんぞと次の日、東急ハンズによりました。さすがにハンズにはありましたね。ホッとしました。笑 でもカードの種類が3種類しかなくちょっとがっかり。

こんなにも日本ではラブレターを送らないのでしょうか?日本では愛をもうすこし遠まわしに伝えるっていうのは分かっていますがちょっと需要が少なすぎると感じました。

南米では逆にラブレターのコーナーが一番でかくて、家族や親戚用のカードのほうが少ないです。

女の子のハートをし止めるためにラブレターはかなり有力なアイテムなのにこれが少ないのはもったいない!笑笑笑
現代は携帯メールでものを済ませているのだろうか?

ちかごろ気なることでした。

打村 明
1期生
チリ出身
http://blog.canpan.info/akira
目指せは鍼灸 [2006年11月10日(金)]


子供のころの私は、内向的で口数も少なかった。家では日本語を話していたので、スペイン語が出来ず、友達も少なかったが、一人だけ言葉のしゃべれない私を相手にしてくれた友人がいた。その友人は事故で亡くなったが、私の心には彼女の優しさが、年月を経た今でも大きく影響している。
現在の私は、相変わらず口数は少なく、必要以上のおしゃべりはできないのだが、かなりの世話好きなので、悩んでいる人をほうって置けない性格となっている。
 
鍼灸に興味を持ったきっかけは、パラグアイで麻酔科医として働いていたことだ。麻酔科の分野のひとつでもあるペインクリニックでは、薬物療法や神経ブロックなどが行われているが、近年各国で注目されている鍼療法は、パラグアイでは未だ行われていない。

東洋医学といえばたいていの人が中国を思い浮かべるだろう。私が中国ではなく日本に来た理由は、科学的根拠に基づいた鍼灸を学びたかったからだ。鍼灸学を習得するにあたり私が捜し求めているのは、私が今までに信念を持って行ってきた西洋医学に基づいた治療法である。大事な体を預かる医療人として、常に科学的論理を追求し、総合的知識を深めながら手練を磨かなければならないと考えている。

鍼灸に関する知識および技術を身につけたのちにパラグアイへ戻ってからは、体質などの理由により薬物や他の西洋医学的治療を受けることが望ましくない人(高齢者、アレルギー体質)を対象として鍼治療を疼痛管理に取り入れ、より多くの人が快適に暮らせるための手助けをすることが私の夢である。

またパラグアイにおける鍼治療は、一般的にあまり信頼されていない。科学的に効果が証明された鍼刺激による治療法を持ち帰ることにより、パラグアイ社会での鍼への理解も深まると考えている。

飯田博子
パラグアイ
3期生
日本の冬の始まり! [2006年11月08日(水)]


今から本当の冬が始まります!!



研究室ではみんなが長袖を使うようになりました。
ブラジルには四季がはっきり分かれていません。年中夏みたいです
日本の冬は大好きなのですが、今から勉強がすごく忙しくなりますので、冬の景色を思うように楽しむことが出来ないと思います。ま〜それでも、週末は出来るだけ、友達と日本の美しい景色や有名な観光地を満喫したいと思っています

私は日本財団留学生の3期生で、今週から、日本語研修が始まりました。
ポルトガル語にはない漢字を、毎週20個覚えなければならないので、自分にとっては大変ですが、何とか頑張っています。漢字以外にも文法や単語の暗記にも苦労をしています。

日本語を覚えるのは子供の頃からの夢でしたので、難しくてもやりがい、満足感があります。
冬の景色を楽しみながらも、日本語研修を頑張りたいと思っています。


磯谷セイジ
ブラジル
3期生
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