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ラテン日系留学生

私たちは中南米で生まれ育った日系人です。
現在、日本財団から奨学金をいただき、それぞれの夢の実現のために日本で猛勉強中です。
「中南米日系人から見た日本」をテーマに、28人のラテン日系留学生が毎週記事を掲載します。乞うご期待!


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「カンピーナスジュニア会」:日系社会の明るい将来 [2008年07月16日(水)]


今年の79日から14日の期間、ブラジル国サンパウロ州カンピーナス市から来日した26人の青少年和太鼓グループと出会う機会がありました。秋葉原、浅草、渋谷、新宿、原宿、皇居、東京江戸博物館や銀座などの観光名所を約2日半かけて見学しました。日本財団と日本太鼓連盟のみなさまのオフィスに行き、挨拶すつこともできました。東京から静岡県御殿場市へ移動し、「富岳太鼓グループ」との交流・指導を受けました。翌日、富士山の頂上を目指して出発する前に分かれました。




しかし、今回は今まで経験した交流とはまったく別の感じがしました。それを説明する前に、現在のブラジルの日系社会の現状を簡単に説明します。


最初の日本人ブラジル移民から100年経った現在のブラジルの日系社会はかなり厳しい状況に攻められている。経済的な面で「会館」などを運営する厳しさ、若者たちは教育などの理由で都会へ出て行く、日本の文化に興味を持たなくなり(言葉の壁の影響もあって)、アイデンティティなどの問題を抱えている。この様な問題点は、「海外日系人大会」など様々な所で講義されている。



そんななか、「カンピーナスジュニア会」はブラジルの日系社会でも例外なので少しずつ注目されている。今まで、青年団体で行われなかった10歳以下・10代・20代などに分けて、それぞれ違う長期的な目的をもって活動を行っている。「ジュニア会」の場合は初期の約20人から4年経った現在は100名以上のメンバーに成長しています。毎日のように和太鼓・ヨサコイソーラン・踊り・サッカー・バレーボール・「子ども会」、そして勉強会なども行っている。この様な活動を通して「絆」を深めながら、さまzまな活動を計画する場でもあります。



 今年に入って、カンピーナスの姉妹都市である岐阜市から5日間の交流に招待されたが、経費(航空券)は自己負担という条件がありました。それから、資金活動に「文化祭」などで日本食を販売したり演奏などを始めたそうです。5ヵ月後には航空券と5日間の東京滞在に必要な費用(目標の約4万ドル)が集まっていた。東京滞在の目的はもっと日本の文化に触れ合うこと。


このグループが到着した初日に責任者の小宮山アキラさんとお話をして東京で観光するための調整をしていたら、あることを頼まれました。


アキラさん:「全部彼らに任せてください」


私: 「え??始めて日本に来て、ほとんど日本語の出来ない12歳から18歳のブラジル青年がどのように目的地までいけるの??」


と思っていたのですが、彼らを甘く見ていました。秋葉原や原宿などに着くと、その場で全体会議をして、行く場所、所有時間、待ち合わせ場所を
決めて、何の問題もなくこの「初めての」東京をまわっていたのです。




日本財団留学生会との交流も企画しました。目的はお互いの団体の紹介です。最終的には、僕自身が習った事の方がはるかに大きかったと思います。彼らの活躍や達成したことを見ていると将来の日系社会にはまだ明るい光があるのだなと感じました。交流に参加した他の留学生(チリ、コロンビア、パラグアイ、ペルー出身)も「カンピーナスジュニア会」の成果を見ることで新たなアイディアが見えてきたのではないかと思います。。



 


御殿場市の「富岳太鼓グループ」で指導を受けていた時の青少年達の目の輝きは一生忘れません。このグループ(和太鼓「ツバメ」)は指導する先生はいませんが、練習を始めて1年経った昨年始めて挑んだ全国和太鼓大会で準優勝したのです。そして今年の大会(日本へ出発する前日)には自ら2曲を作ったそうです。初めての本格的な山内先生の指導を一生懸命聞く姿はすごかったです。そして日本でも珍しい2メートルの大太鼓をたたくチャンスも頂きました。


初めて彼らの話を聞いて、東京での宿泊先を探したり日本財団や日本太鼓連盟に協力をお願いしたときから、富士山をバックにして太鼓を演奏するのは僕自身の夢となりました。あんなに若い青少年達が夢を実現する姿を見る事で、数多くの問題を抱える日系社会の明るい将来が見える気がしました。あの勇気と熱心さを見習わなきゃなと思います。


ブラジルで公演をしたときの和太鼓ツバメ