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ラテン日系留学生

私たちは中南米で生まれ育った日系人です。
現在、日本財団から奨学金をいただき、それぞれの夢の実現のために日本で猛勉強中です。
「中南米日系人から見た日本」をテーマに、28人のラテン日系留学生が毎週記事を掲載します。乞うご期待!


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古文書っか… [2008年04月24日(木)]
皆さん、こんにちは〓


今回は自分の大学生生活について書かせてもらいます。僕は学部2年生になり、今年からやっと専門科目を受けることができます。 というのは、神戸大学文学部の場合は、1年目の終わりぐらいに15専修(専攻)の中で1つを選んで、残りの3年間の間それを勉強していくということです。最初から自分の目指していた専攻は「日本史学」であり、かなり決めやすかったですけれど、同級生の大部分はそうじゃなかったようです...今年は日本史学専修の希望者が割と多くて10人になり、男女同人数でした。


今期は専門科目があるといっても、いわゆる「一般教養」と「言語学」のがまだまだ多いです。当然、専門科目は、全員が同じ授業を受けることはなく、それぞれの興味のあるテーマ、やりたい時代などによって自分のスケジュールを作るわけ。僕らの出身である中南米と違って、日本はかなり永い歴史があるため、どんな時代をやりたいかも決めなきゃいけないわけです。(ちなみに、この前ブラジル発見記念日でしたっけ?1500年4月22日じゃん?)


僕の場合は近代史、特に「日本人ブラジル移民史」をやろうと思っていますが、今期は授業の選択範囲がまだ狭くて、しかもせっかくですから中世とか古代なども勉強しようかなぁと思って、中世の1コマも受けることにしました。


「近代史」の授業というのは岩波新書の日本近代史シリーズを読んで、それをもとにしたディスカッションというかいくつかの論点に関する議論の形で話し合うという授業です。僕なんか日本語を読むのがめちゃくちゃ遅くて、どうしようどうしようと戸惑いながら、「中世史」の授業にでてみました。いきなり50ページぐらいのコピーをもらってきて、なんとなく周りの雰囲気は「何これ?全く読めへん〜」とか「やっべぇー」という感じになって、古文書(こもんじょ)の授業だとわかりました。 鎌倉時代の史料を読み解くことによって、史料の扱い方や古文書の解読を習うのが目的だそうです。興味はあるけれど、やっぱりきつそうだなっていう感じですね。学部生留学生は残念ながら僕しかいないけれど、院生留学生は中国人が2名であり、2人とも「留学生班」に入りましたが、僕はなぜかそこに先生に入らせてもらいませんでした。別にいいんですが、先輩とそれについて話していて、「僕も留学生なのに...」と言ったら、「なぁに言ってん?新谷君は留学生じゃなくて、日系人ゃから、できるで〜、絶対」。


それに似た話ですが、先日僕は教員の一人に別の人に紹介してもらって、「こちらは留学生...あっ、ちゃうなぁ...なんやっけ?...ブラジル生まれの日系ですけれども」という風におっしゃっていました 不思議ですよね?日系人ですから、留学生にはならないのか?あの2人の中国人より日本語がずっと苦手な僕は不思議に思うけれど、皆さんも似たような経験ありますでしょうか?


とにかく、それを考えるよりもいますぐ勉強に戻った方がいぃんだろね?では、週末にまた皆さんに会いますので、それまでお元気で!


新谷 光 アルベルト
ブラジル出身・5期生
神戸大学文学部日本史学専修2年生