日系人の多様なアイデンティティ
[2008年02月08日(金)]

私は日系2世です。小さい頃から日系人社会とブラジル人社会の両方を経験しています。日本人の祖父母からいろいろ学んで、日系人であることを誇りに思っています。
今年、ブラジルでは、日本人移民の百周年記念に、日系人の集中地域では様々な活動を行っています。私は最近、ブラジルで最も有名なテレビニュースを毎日ご覧になっており、ニュースで、日系人の活動に関して、多く取材しています。それらのニュースを見て、ブラジルは日系人を非常に尊重しているなと思い、感動します。ブラジルでは日系人コミュニティは2%を超えませんが、日系人コミュニティをポジティブな少数派として認められている。しかし、日本にいるブラジル人は、ネガティブな少数派の特集を抱えている。この両面的な特徴を抱えている日系ブラジル人のアイデンティティはどうなるであろう。
自分自身は、日本とブラジルの文化を自分のアイデンティティに統合しました。しかし、両アイデンティティを統合するプロセスは簡単なものではありません。ブラジルにいると「日本人」と呼ばれます。日本に来ると「ガイジン」と呼ばれます。つまり、ポジティブな少数派からネガティブな少数派に変わります。
留学生として来日する日系ブラジル人は、もしかしたら、このアイデンティティの変化を特に感じないかも知れません。しかし、デカセギとして来日する日系ブラジル人はもっと感じる傾向があります。私は、ブラジル人が集中している地域に住んでいます。他方、この地域に住んでいるブラジル人を対象に聞き取り調査を行っています。4年間、この地域に住んでおり、ブラジル人留学生としてではなく、デカセギブラジル人としてのアイデンティティの辛さを感じています。1ヶ月前、あるお店に私ともう一人の外国人が入りました。そして、店員さんはスピーカーで「不思議な人物」、つまり私たちに警戒を呼びました。
ブラジルに移住した日本人は、ブラジルで努力をして、ブラジルの社会でポジティブなイメージを形成しました。それで、日本に住んでいる日系ブラジル人は、どのように日本でポジティブなイメージを形成できるであろう。
それで私は感じました。日系人は様々なアイデンティティを持っており、多様性のあるグループだと思います。デカセギ日系アイデンティティ、ブラジルにいる日系人アイデンティティ、日系留学生アイデンティティなどの日系人アイデンティティがあります。
この多様なアイデンティティに応じることは簡単ではありません。自分自身は、日本とブラジルの良い面を受け取って、自分のアイデンティティを形成続けようと決めました。ブラジル人、日本人、日系人としてではなく、もっと良い人間になれるようなアイデンティティを形成することを決めました。
日本人移民の百周年記念の今年に、教育を通じて、様々なことを学ぶべきだと思います。例えば、日本人の子どもに移住の歴史を教えることは重要です。現在、日本では30万人以上の日系ブラジルや非日系ブラジル人が住んでいます。かれらは、何故日本に移民するようになったかについて学ぶべきだと思います。そして、ブラジルに行っているように、日本にも、日本人とブラジル人の交流が良い方向に導くために、いろんな政策が必要となります。
私たちのアイデンティティ・ステイタスは関係なく、日系人である我々の生活史は、同じルーツを持っています。日系人の生活史は、数年前、我々の祖先が、ある遠い国に移住することを決めて始めた生活史です。このルーツが、我々を近づきます。
矢野パトリシア
ブラジル出身
四期生





私は日本生まれの日本人ですが、
現在アメリカの大学で勉強しています。
いつもこのサイトを見る度に、
みなさんの日本での苦労と頑張りにすごく励まされてます。
皆さんの日記を見る度に、本当に日本人は、
移民の事や日本に住む日系ブラジル人の事について
何も知らないなぁと思います。
ほとんどの日本人が知っている事と言えばカーニバルと
サッカーとブラジリアン柔術くらいです。
みなさんの心の中の葛藤や苦労、
日本生まれの日本人には想像できません。
でももっと多くの日本人が協力して、
日本に住む全ての人達が快適に暮らせればと思います。
陸続きの国とは違って日本は孤島なので、
日本国外の文化を受け入れるという力が弱いと思います。
しかし最近は東京など大都市に行けば、
沢山の外国人の方が居ると聞きました。
日本も変わってきているんだと感じました。
この波に乗って、日本がもっと在日の方達と交流を持ち、
理解を深めていければと切に思います。
私が日本に帰国したら、一度ブラジル人の方々が多く住む町に行って、この目で現場を見て、色々とお話してみたいです。