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ラテン日系留学生

私たちは中南米で生まれ育った日系人です。
現在、日本財団から奨学金をいただき、それぞれの夢の実現のために日本で猛勉強中です。
「中南米日系人から見た日本」をテーマに、28人のラテン日系留学生が毎週記事を掲載します。乞うご期待!


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若い日系人とアイデンティティ [2007年07月30日(月)]
この前、ブラジルのサンパウロで開催された日系人大会に参加させていただきました。
http://www.jadesas.or.jp/taikai/01taikai48.html

特に印象的だったのは、若いリーダーたちが積極的に参加したことです。
彼らは、現在日経社会が抱える問題について意見を述べて、これから日経社会を担う若い世代の認識を語りました。それをまとめると、

1.日系人としてのアイデンティティが薄くなっていること。(世界的な日本文化ブームの中にもかかわらず)

2.日本語能力が低下していること。(日本に留学するチャンスを増やしてほしい)

3.日経団体に参加しなくなったこと。(若い人の興味を引くためのイベントなどが必要)

4.世代交代がうまくいかないこと。(団体行事にもっと参加させて欲しい)

など。
これらの問題をよく見ると、お互いに関連しているが、ここで述べたこと自体が問題ではなく、日系人(日本人)が培ってきた「価値観」が失われることこそが問題でしょう。具体的に言うと、「正直」、「勤勉」、「頑張る」、「自然を愛する」、「教育熱心」、「年上を大事にする」などのことです。そういった価値観は、世界のどこに行っても通じるはずだし、日経社会繁栄の大きな要因でもあります。その他は全てが「手段」です。大事な手段です。

そう考えれば、日系社会はそれほど危機的な状態にあるわけでなく、形こそが変化してきましたが、日本人の価値観を継承しながら健全に現地社会に同化してきたのではないかと思います。ある人が言ったように、アイデンティティというのは、「目に見えるもの」ではなく、感じるものです。

これからは、形としての日本文化(日本語・日系団体など)を通じて日系人としてのアイデンティティを継承させるのに、若い人にとっていかにして日本文化を魅力的(文化的、経済的)にするのかが課題でしょう。

福島マルセロ
三期生
ブラジル出身
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