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高校生の「日本語多読」ボランティア活動 [2013年06月20日(Thu)]
2013年6月13日(木)
都立大田桜台高校にお邪魔しました。
今年で4年目になる「日本語多読・奉仕」の指導です。
大田桜台高校は英語多読に力を入れている学校です。日頃読んでいる英語の本と同じコンセプトの日本語多読本を、日本語学習者のために作り、日本語多読活動に奉仕するというのが「奉仕」授業の目的です。今回の訪問では「リライト指導」に加え、私たちの手作り本の制作のお手伝いもお願いしました。

語彙リストと文型表の説明をしてから、「浦島太郎」をやさしく書き換える課題を出すと、さっさと班にまとまってスタートしたはいいのですが、どうしてもひとつひとつを「翻訳」する班が出てきます。

R0023702.JPG

「かめをいじめるの『いじめる』は語彙リストにないでしょう?」
「あ、じゃあ、ぶつ?!」
「ぶつだって〜きゃー(笑い止まらず)」
お箸が転がってもおかしいお年頃です。
さすがに原文の「おらの勝手だろ」は難しい語彙だと判断して省いていますが、
「涙をこぼしながら」はノーチェック。何人かが「泣きながら」に直していましたが。
そんなこんなで、できあがったリライト文がちっともやさしくなっていないグループも。
英語の時間、しゃべる内容を言わせると、まさに「やさしい英語」。そう、それを日本語に応用して・・・。
高校生には「やさしい日本語」の感覚をつかむのがなかなか難しいようです。ま、徐々にね・・・。

2時間目は、JGR多読文庫の印刷した紙を折って、ホチキスで留めてもらいました。
さすがに30人ともなるとあっというまに各班20部ずつ仕上げてくれました。

R0023700.JPG

R0023701.JPG

7月には、留学生との交流も予定しています。
高校生諸君が徐々に、日本語を客観的に見られるようになり、高校生の自由な発想で、学習者のために楽しい本を制作してくれることを祈っています。
(粟野)


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