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2017年03月17日(Fri)
三重県初のホームホスピス完成
「いせ あこや」全国では37番目
自宅と同じ雰囲気で人生の最期


三重県初となるホームホスピスが伊勢市に完成、3月11日、開所式が開かれました。全国ホームホスピス協会によると、2004年、宮崎市に第一号が開設されて以来、これで37カ所目。がんや認知症などのお年寄りが「もう一つの自宅」として、住み慣れた自宅と同じような雰囲気の中で人生の最期を迎えることになります。

「ホームホスピスいせ あこや」の正面=左=と風情がある奥木造部分

「ホームホスピスいせ あこや」の正面=左=と風情がある奥木造部分


挨拶する藤田慶子・藍ちゃんの家理事長

藍ちゃんの家の藤田慶子理事長

完成したのは「ホームホスピスいせ あこや」。伊勢神宮に近い同市岡本にあった築53年の古民家を、伊勢市を中心に活動する認定特定非営利活動法人ときわ会「藍ちゃんの家」の藤田慶子理事長が友人から借り受け、日本財団が約5,000万円を支援して改修しました。

建物は木造一部鉄筋2階建て320平方メートル。1階に入居者が生活する6室(1室は緊急用)や調理室、2階には地域の人が交流できるコミュニティサロンも用意され、1、2階をつなぐエレベーターも設けられています。木造部分はかつて老舗旅館に使われており、内庭もある静かな雰囲気に包まれています。

尾形日本財団理事長

尾形日本財団理事長

入居費は居室費や生活支援費などを月約18万5,000円。日本財団の支援で半年間にわたり宮崎市の「かあさんの家」で研修した山口絹さんを責任者に10人のスタッフが24時間、手厚い支援をします。

鈴木市長

鈴木市長

開所式で藤田理事長は「(ホームホスピスを通じ)伊勢市が少しでも住みやすい街になるよう頑張りたい」と決意を述べ、日本財団の尾形武寿理事長は「施設がどのように活用されるかが一番の課題。安心して終末期を過ごせる施設となるよう皆さんで下支えしてほしい」と約50人の出席者に要請。来賓として出席した鈴木健一・伊勢市長は「伊勢市では毎年1%の割合で高齢化率が進んでいます。ホスピスを高齢者が安心して暮らせる環境づくりのモデルにしたい」と述べました。

厚生労働省の調査によると、高齢者の約8割が病院で亡くなる一方、最期まで住み慣れた場所で暮らしたいと希望する人は6割に上っています。2025年に在宅医療を必要とする人は29万人に上ると予想され、ホームホスピス整備の必要性が高まっています。

日本財団は1996年に専門家による「ホスピス研究会」、2012年には「在宅ホスピスプログラム・アドバイザー会議」を立ち上げ、3,000人のホスピスナースの養成のほか、全国37カ所のホームホスピスのうち31カ所の改修工事などを支援しています。



● 日本財団 ホスピス・プログラム(日本財団公式ウェブサイト)









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