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2017年03月01日(Wed)
日本初の障害者就労支援スポーツバー
「E’s CAFE」東京・多摩市に開店
日本財団「はたらくNIPPON!計画」協働企画


一般社団法人 パラSCエスペランサ(川崎市幸区、神一世子代表理事)は2017年3月1日、日本初の障害者就労支援のカフェ&スポーツダイニングバー「E’s CAFE (イ一ズカフェ)」を、東京都多摩市落合のニューシティ多摩センタービル8階に開店させました。日本財団が推進するプロジェクト「はたらくNIPPON!計画」と目標を共有し、力を合わせて企画したスポーツバーです。スポーツ業界に参入し、民間店舗に見劣りしない質に加え、国からの給付金に頼らない経営を目指すことで、既存の障害者就労支援のイメージを変えていくことを目標としています。

E’s CAFEのカウンター。大型ビジョンでは世界のスポーツ中継が放映される

E’s CAFEのカウンター。大型ビジョンでは世界のスポーツ中継が放映される


厚生労働省によると、障害者就労支援のうち就労継続支援A型の平均工賃は2014(平成26)年度、月額6万6,412円です。E’s CAFEではこれを10万円以上提供し、全国の福祉事業所の模範となることを目指しています。就労継続支援A型は、通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である人に対して、雇用契約の締結などによって、就労の機会や生産活動の機会を提供し、就労に必要な知識や能力向上のために必要な訓練などの支援を行う事業です。

E’s CAFEの店内の風景

E’s CAFEの店内の風景

E’s CAFEはまた、障害者に就労の機会を提供するだけでなく、フットサル練習場に隣接した立地を最大限に生かし、CP(脳性まひ)サッカーチームの拠点の役割や障害者スポーツの発信基地としても期待されています。飲食とスポーツの連携を通じ、健常者、障害者、老若男女誰でもが分け隔てなく楽しめ、より多くの社会の人々とのつながりを深めることができる施設として今後の展開が注目されます。

開店に先駆け、パラSCエスペランサと日本財団は2月27日、店内で記者会見とレセプションを開きました。神一世子代表理事は「障害者が働くカフェや障害者スポーツを通じて笑顔の輪が広がればうれしい」とあいさつ。日本財団の尾形武寿理事長は「社会というのは老若男女、健常者も障害者も、誰もが普通に生活して普通の社会である。そういう社会であらねばならない」として「このような施設を一つずつでもつくっていき、それが国を動かし、社会を動かす、という枠組みをつくっていきたい」と話しました。

記者会見での集合写真

記者会見での集合写真。左から、日本財団の尾形武寿理事長、奥山佳恵さん、オーナーの神一世子代表理事、株式会社クリエイティブヘッズの山田崚資取締役

あいさつする株式会社クリエイティブヘッズの山田崚資氏

あいさつする株式会社クリエイティブヘッズの山田崚資氏

店員のユニフォームをデザインした奥山佳恵さん

店員のユニフォームをデザインした奥山佳恵さん


施設面でサポートをしている株式会社クリエイティブヘッズ(東京都新宿区市谷)の山田崚資氏は「オープンまでさまざまな困難がありましたが、日本財団職員に幾度となく言われた『障害者を納税者にすることが大事だ』という言葉を思い返すと、決して諦められなかった。今日がゴールではなく、まさに今日がスタートです」と力強い言葉でエールを送りました。

記者会見にはE’s CAFEのスタッフユニフォームをデザインした奥山佳恵さんも加わりました。女優で2児の母である奥山さんは、次男がダウン症であることをメディアで発信し、ダウン症への理解を深めてほしい、と精力的に活動をしています。「ユニフォームの色にはサッカーの人工芝をイメージするグリーンを使い、デザインには働いている人の笑顔と喜びの気持ちを込めました」と裏話を披露しました。その上で奥山佳恵さんは、E’s CAFEについて「仕事がしたい・好きだという全ての人の大きな希望だと思います。みなさんの可能性が少しでも広がっていくように、このような店が日本国内、世界中で展開されることを心から願っています」と呼び掛けました。

パラSCエスペランサは、CPサッカーを中心としたパラスポーツの普及振興と障害児者の社会生活の支援を目的に、各種の運営を行っている団体です。日本財団の「はたらくNIPPON!計画」は、障害者の就労支援のモデルを全国で構築し、障害者就労の実態を変えていく取り組みです。現在全国で約30カ所の事業が展開されています。


はたらくNIPPON!計画 ウェブサイト
E’s CAFEウェブサイト ウェブサイト











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