CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2016年09月01日(Thu)
全国23チームが参加して水中ロボコン
手作りロボットの性能競い合う
海洋への関心、人材育成目指して


海中技術のひとつ水中ロボットへの関心を高め、若手の人材育成を目的にした水中ロボットコンベンション(水中ロボコン)が8月26〜28の3日間、神奈川県横須賀市の国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)で行われ、全国から計23チームが参加、「ジュニア」と「一般」に分かれ手作りロボットの性能を競い合ったほか、セミナーやロボット工作教室を通じ相互の交流も深めました。

戦い終わり記念撮影

戦い終わり記念撮影


水中ロボコンは2006年に初めて開催され、以後、関東や関西、九州地区を中心に毎年2回、競技会や工作教室を重ねてきました。2013年には実施主体である水中ロボコン推進会議も特定非営利活動法人日本水中ロボネット(浦環理事長)に衣替えし、「海と日本プロジェクト」を進める日本財団も昨年から、中高校生の初心者を対象としたジュニア部門を中心に支援に乗り出していました。

プールに浮かぶ水中ロボット

プールに浮かぶ水中ロボット



無線で懸命にロボットを誘導

無線で懸命にロボットを誘導

今年はジュニア部門に全国6校8チーム、一般部門のうち自立型ロボット(AUV)コースに7チーム、遠隔操作で動くフリーコースに8チームの計23チームが参加。ジュニア部門では、それぞれのチームが事前に提供されたキットを独自の工夫で組み立て、最終日の28日、プールの底に並べられた缶をロボットに取り付けた磁石で何本、回収できるかを競い合いました。

プールにはワカメを敷き詰めたゾーンも設けられ、磁石は底にもくっつく設定。操作を誤まれば機体がワカメに絡まり、一度に多くの缶を回収するため磁石を増やせば底にくっついてバランスを失う、といった具合で、8チームが大声を上げながら“缶取り合戦”。最終的に東京工業大附属科学技術高校の「ジハイドロジェン・モノオキサイド」(本多龍之介さんら4人)が優勝しました。

ワカメを避け缶取りに向かうロボット

ワカメを避け缶取りに向かうロボット



決勝戦を争った岡山商科大附属高校・工業技術同好会のメンバーは本来3人。しかし、この日は2人がインターンシップと重なったため欠席し、ひとりで出場した本種鉄馬さんの奮闘に会場から拍手が贈られました。このほかワカメを避けるため機体に水中カメラを取り付けた東京工業大附属科学技術高校のもうひとつのチーム「Team sea dragon」には特別賞が贈られました。

優勝を喜ぶジハイドロジェン・モノオキサイドのメンバー

優勝を喜ぶジハイドロジェン・モノオキサイドのメンバー

競技後、浦理事長は「陸上のロボットに比べ水中ロボットは難しく、実験ステージとして、このような競技会があります。今回の経験を基に海水でも泳げるような世界一の水中ロボットを目指してほしい」と参加者を激励しました。

なお一般部門のフリーコースでは小山工業高等専門学校(栃木県)のタコ型ロボット「さカサたこ」、AUVコースでは沖縄職業能力開発大学校の「ニライカナイ号」がそれぞれ優勝しました。

大会実行委員会では「今回、新たにワカメゾーンを設けたことで、どの水中ロボットも戦略性が増した」とするとともに、この種の競技会には大型のプールの確保が欠かせず、こうした点の強化も含め、競技会の輪を広げて行きたい、としています。


● 海と日本PROJECT ウェブサイト






 インドネシアシーラカンスの希少標本輸入  « トップページ  »  ミャンマー将官団の10人帰国